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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい 』 第782号 (2008.11.21)

2008/11/21

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/11/21━

    シニアネット 『おいおい』        第782号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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力つくして山越えし夢露か霜か               石田波郷

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11月21日は波郷忌。忍冬忌、風鶴忌、惜命忌とも言う。結核で入退院を繰り返していた。昭和23年(1948)10月に第1次成形手術を受けた後の句である。仰臥で創痛の苦しみの句。あらん限りの力をつくした切ない夢から醒めたとき、その夢より現実に体力を使い果たした虚脱感が残る。
「力つくして山越えし夢」という世界と、「露か霜か」という現実の世界が、ドラマ性の強い次元を構成した。身体の冷えや病室の内外の冷たさは、「露か霜か」と窓の外への自問自答を引き出した。療養俳句という呼称を生んだが、3度に及ぶ手術は、「病雁」(1946年)と「惜命」(1950年)の句集に結実した。松山市生まれ。(1913-1969)。

┏━━「一休忌」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  文明13年(1481)11月21日(旧暦)、臨済宗の禅僧一休宗純が87歳で死去。後小松天皇の落胤といわれる。大徳寺の住持となるが、僧侶の腐敗を憤り,奇行を続けた。詩・狂歌が巧く、書画もよくした。髑髏をもつけた杖を持ち、<正月は冥土の旅の1里塚目出度くもあり目出度くもなし>と詠いながら、京都の街を歩いたという。

┏━━麻生首相の資質を問う━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎トップの言葉は、重い◎
 麻生首相のリーダーとしての資質を問うような事態が発生している。それにしても、「迷走」は困りもである。

21日;朝日社説(1)麻生首相―言葉が軽い、政権も軽い
http://www.asahi.com/paper/editorial20081121.html?ref=any
このところの麻生首相の発言の迷走ぶりは見過ごすわけにはいかない。 一昨日、「(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い。価値観なんかが違う」 。何を言いたくてこの発言になったのかよく分からない。首相の言葉の迷走で思い起こすのは、2兆円もの税金を投入する定額給付金をめぐる発言だ。「全所帯」が対象なのか、一定の所得以下の層が対象なのか。高額所得者に辞退を求めるのか。発言がふらつき、政府与党を巻き込んだ大混乱になった。 こうした重要な政策の方向性が、政府のトップである首相の発言で混迷するのは、「口がすべった」程度の話とは意味がまったく違う。 
 まず、道路特定財源の一般財源化に伴い、1兆円を自治体が自由に使える交付税として配分すると述べたこと。そして、10年度からの郵政会社の株式売却について「凍結した方がいい」と明言したことだ。 自民党の有力道路族議員は「あり得ない。だれも守らない」と公然と語り、党幹部や閣僚から「言葉は大切だ、と申し上げねばならない」などと首相をいさめる声が相次いだ。麻生発言をフォローし、実現させようと党幹部や閣僚が動く態勢にもなっていない。 だれが政策づくりを主導しているのか。首相は最高責任者ではないのか。司令塔はどこにあるのか。そんな深刻な疑問を抱かざるを得ない。 
 自分の人気の源は、華麗な家系らしからぬざっくばらんな語り口にある。首相はそう自信を持っているようだ。「サービス精神が旺盛だから」とも言われる。だが、無思慮に政策を語り散らしてしまっては、首相としての資質に大きな疑問符がつく。 自民党は、2代続けて首相が政権を放り出した後、なおも世論調査などでの「人気」にすがって麻生氏を後継に選んだ。そうした政権延命の手法の行き詰まりを思わせる事態でもある。国会は会期の終盤を迎えて与野党の対立が深まっているし、来月には予算編成や税制改正などで困難な利害調整が待ち受ける。首相はよほどの覚悟で態勢を立て直さないと、乗り切るのは難しいのではないだろうか。 

21日;毎日社説(1):「医師は常識欠落」 麻生さん「失言」では済まない
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081121k0000m070166000c.html
『全国都道府県知事会議で医師不足への対応を問われた麻生太郎首相が「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、医者の確保は大変だ。(医師には)社会的常識がかなり欠落している人が多い」と述べた。 麻生首相はさらに「(医師不足が)激しくなれば、責任はお宅ら(医師)の話ではないのか。お医者さんを『減らせ、減らせ』と言ったのは、どなたでしたかという話も申し上げた」と追い打ちをかけた。首相発言は医師不足の現状を打開する手がかりになるどころか、混乱をもたらすだけだ。こういう発言こそ「社会的常識」を欠いたものと指摘せざるをえない。
 麻生首相は同知事会議の後、記者団に「まともなお医者さんが不快な思いをしたというのであれば、申し訳ありません」と釈明、発言の翌日、首相官邸を訪れた日本医師会の唐沢祥人会長に対し「言葉遣いが不適切であり、撤回したい」と陳謝した。一日で撤回に追い込まれるような発言は二度とすべきではない。医師不足を招いた歴史的な経過を踏まえて原因を分析し、具体的な解消策を示すのが政府の仕事である。麻生首相には発言を改めて謝罪し、医師不足対策の先頭に立ってもらいたい。妊婦が受け入れを断られて死亡した問題が起きるなど、医師不足の解消は直ちに取り組むべき問題だからだ。
  医師不足対策は緊急の課題である。国、都道府県、そして病院や診療所の医師らが足並みをそろえて動き出さないと、問題は解決しない。医師の理解と協力が何よりも必要なときに、あえて神経を逆なでするような不用意な言葉を投げつけてしまった責任は重い。

21日;日経社説(1)反改革を勢いづかせた首相の郵政発言
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20081120AS1K2000520112008.html
『麻生太郎首相が昨年10月に民営化した日本郵政グループの政府保有株の売却を凍結すべきだと発言した。傘下の金融2社であるゆうちょ銀行やかんぽ生命保険は2010年度の株式上場が目標だが「株が下がっている時にしゃにむに売らなきゃいけないって、そんなあほな話はない」と語り、先延ばしを容認した。
 民主党と国民新党は郵政民営化の見直しとして日本郵政と金融2社の株式売却を凍結する法案を国会に提出し、衆院で継続審議となっている。民営化に反対する自民党内の勢力でも売却凍結を求める声が強まっている。首相発言でこうした「反改革派」が勢いづくのは間違いない。私たちは郵政民営化は景気動向にとらわれず着実に進めるべきだと考える。政府の信用を盾に巨額の資金を国民から吸い上げた郵政事業は、資金の出口となる財政投融資も肥大化させた。この仕組みを解消し、国民の金融資産を民間が有効に活用することは経済活性化に必要だ。行革徹底を主張する民主党が民営化見直しを支持するのも筋違いである。
 もちろん、政府保有株の売却は株式相場や民営化企業の経営状況を見極めて決めるべきだ。相場が低迷する時に無理して株式を売っても政府に入る売却収入は低水準にとどまり、民営化で生まれた果実を十分に国民に還元できない。新たな売り圧力として市況に悪影響も及ぶ。だが、1年以上も先の10年度の株式市況が予測できるはずもない。いま首相が売却目標の先送りに言及するのは、選挙目当ての軌道修正と受け取られても仕方がない。日本郵政が株式の早期上場を念頭にした中期経営計画の発表を遅らせるなど、現場も混乱している。これに限らず首相発言の軽さは最近とみに目に付く。郵政改革を進めるのか、止めるのか。態度を明確にしてほしい。 

21日;産経社説(1)道路特定財源 一般財源化の理念に戻れ
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081121/fnc0811210337001-n1.htm
『揮発油税など道路特定財源の一般財源化をめぐり混乱が拡大している。「生活対策」に盛られた「1兆円の地方移管」で道路族や地方が対立しているからで、ここは一般財源化の理念に戻って見直したらいい。
 道路特定財源はねじれ国会で混乱を極めた末、福田康夫前首相の決断で暫定税率を維持したまま来年度からの全額一般財源化が決まった。その具体策は年末に向けた税制改革に委ねられた。ところが、地方活性化を理由に麻生太郎首相の強い意向で1兆円を地方に回すことが生活対策に盛られたことから、税制改革そっちのけの混乱となったわけだ。全国知事会など地方は、すでに揮発油税から振り向けられている地方道路整備臨時交付金0・7兆円と1兆円を別枠とし、使途が自由な地方交付税として合計1・7兆円を要求している。景気後退による国の税収減に伴って減る地方交付税の穴埋めだという。道路族や国土交通省は地方道路整備臨時交付金に0・3兆円上積みした1兆円と解釈し、使途を道路整備としている。交付税にすると道路財源が確保できないとの思惑による。肝心の首相は見解を二転三転させるばかりだ。
  いまだにこれを特定財源とみている道路族はもちろん、地方の理屈も極めておかしい。道路財源の国税分は3・3兆円であり、地方に1兆円を回すだけでも一般財源化の理念実現は困難だろう。地方は国と違って基礎的財政収支が黒字であり、使途自由の財源が要るなら地方の道路特定財源を一般財源化すれば済むはずだ。仮に1兆円を地方に回すなら、せめてその分を本来の地方交付税から差し引くのが筋だろう。 このままでは民主党だけでなく、産業界や国民の間でも暫定税率廃止論が再燃しかねないのではないか。首相は改めて一般財源化の理念を想起することだ。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「未曾有(みぞう)」、「頻繁(ひんぱん)」、「踏襲(とうしゅう)」、「参画(さんかく)」、「措置(そち)」、「偽装請負(ぎそううけおい)」。高校入試試験の漢字問題ではない。麻生総理大臣の公式の場における誤読集。かつて、コメディアン出身の大阪府の知事は、演説原稿の漢字はすべてカナを振った。麻生総理の「日本語力」はどれくらいか不明だが、日本語能力が劣るのだろうか。
政策の内容や用語に対する理解度に支障が有るのではないか。出来るだけ短いフレーズにより説明していると言われる。短い文章で、難しい政策の内容が、説明できない場合がある。恥ずかしがらずに、元大阪府知事の様に、漢字にはカナを振ったらどうだろうか。

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創刊日:2001-07-23  
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