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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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シニアネット『おいおい』 第776号 (2008.11.05))

2008/11/05

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/11/05━

    シニアネット 『おいおい』        第776号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

 夜を咳けば昼はねむりつ菊日和             水原秋櫻子

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昭和23年作。「よく風邪をひいた。熱は出ないのだが咳はひどい。夜中に眼がさめて、明け方まで咳きつづけるようなことも多かった。毎日寝不足で、何もする元気もなく、ただねむいだけである。(略)1日中訪れる人もなく、家族と住むだけのわびしい生活であったが、その頃の空の美しさはいまだに忘れることが出来ない。」と自選自解している。私ごとだが、10月は風邪をこじらせて、咳が止まらず難儀した。
庭に、菊の花が咲いていて、「(私の)家でも(菊を)作った。その花が良く咲いて、どれだけ心を慰められたか知れない。空もよく晴れて、久しぶりに菊日和という感じを味わうことが出来た。」ともある。東京都出身。(1892−1981)。

┏━━ 田母神論文━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎「歴史認識」とか「歴史観」を抹殺するな◎
 個人の歴史認識をもとうが、思想・信条の自由はある。立場が悪かった。冷静に考える必要がある。原文を一読下さい。それから、議論しましょう。A4で9枚です。

原文の紹介サイト
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf

5紙の社説紹介
 論文は、民間企業の懸賞論文に応募したものだ。「我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「我が国は極めて穏当な植民地統治をした」「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛け罠にはまり、真珠湾攻撃を決行した」「我が国が侵略国家だったというのはまさに濡れ衣である」。(朝日) 
 戦前の日本による植民地支配や昭和戦争について、一貫して日本の立場を正当化しようと試みている。日中戦争については、「我が国は蒋介石により引きずり込まれた被害者」と主張している。だが、戦争全体を見れば、日本の侵略だったことは否定できない。日米戦争の開戦も「アメリカによって慎重に仕掛けられた罠」と決めつける。もとより、歴史認識というものは、思想・信条の自由と通底する面があり、昭和戦争に関して、個々人がそれぞれ歴史認識を持つことは自由である。(読売)

2日;産経社説(1)空自トップ更迭 歴史観封じてはならない
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081102/crm0811020318002-n1.htm
『そうした論文を公表すれば、インド洋での給油支援を継続するための新テロ対策特措法の国会審議などに影響が出るのは明らかである。政府の一員としてそうしたことに配慮が足りなかったことは反省すべきだろう。だが第一線で国の防衛の指揮に当たる空自トップを一編の論文やその歴史観を理由に、何の弁明の機会も与えぬまま更迭した政府の姿勢も極めて異常である。疑問だと言わざるを得ない。
 浜田靖一防衛相は、田母神氏の論文が平成7年、村山富市内閣の「村山談話」以来引き継がれている政府見解と異なることを更迭の理由に挙げた。確かに「村山談話」は先の大戦の要因を「植民地支配と侵略」と断じており、閣議決定されている。だが、談話はあくまで政府の歴史への「見解」であって「政策」ではない。しかも、侵略か否かなどをめぐってさまざまな対立意見がある中で、綿密な史実の検証や論議を経たものではなく、近隣諸国へ配慮を優先した極めて政治的なものだった。与党内には今も「村山談話」の中身の再検討や見直しを求める声が強い。田母神氏の論文がそうした政府見解による呪縛について、内部から疑問を呈したものであるなら、そのこと自体は非難されることではないはずだ。
 政府としては、参院での採決の時期が微妙な段階を迎えているテロ特措法や、来月に予定されている日中韓首脳会談への影響を最小限に抑えるため、処分を急いだとしか思えない。テロ特措法の早期成立も中国や韓国との関係も重要である。しかし、そのために個人の自由な歴史観まで抹殺するのであれば、「言論封じ」として、将来に禍根を残すことになる。むしろ今、政府がやるべきことは「村山談話」の中身を含め、歴史についての自由闊達な議論を行い、必要があれば見解を見直すということである

2日;読売社説(1)空幕長更迭 立場忘れた軽率な論文発表
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081101-OYT1T00763.htm
航空自衛隊のトップという立場を忘れた、極めて軽率な行為だ。麻生内閣も、「植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」として反省と謝罪を表明した1995年の村山首相談話を踏襲している。論文の内容が判明した直後、迅速に人事を断行したのは、国会審議や近隣諸国との関係に及ぼす悪影響を最小限に抑える狙いもあったとみられる。しかし、田母神氏は自衛隊の最高幹部という要職にあった。政府見解と相いれない論文を発表すれば重大な事態を招く、という認識がなかったのなら、その資質に大いに疑問がある。論文には、集団的自衛権が行使できないとする政府の憲法解釈や自衛隊の武器使用の制約など、重要な問題提起も含まれている。だが、この論文の文脈の中で主張しても、説得力を持たない。
 こうした問題の多い論文の発表を、なぜ、だれもチェックできなかったのか。これでは、自衛隊に対する国民や諸外国の信頼が揺らぎかねない。防衛省は、今回のような事態の再発を防ぐには、制服組の自衛官の教育と人事管理を強化する必要がある。政治の文民統制のあり方も問われかねない。

2日;毎日社説(1)空幕長更迭 トップがゆがんだ歴史観とは
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/archive/news/20081102ddm005070003000c.html
 航空自衛隊のトップがゆがんだ歴史認識を堂々と発表する風潮に、驚くばかりだ。歴代政府は、この村山談話を踏襲してきた。田母神氏の論文は、この政府見解を真っ向から否定するものだ。田母神氏は安倍政権の昨年3月に空幕長に就任し、福田政権の今年4月には、イラクでの空自の活動を違憲と判断した名古屋高裁の判決について、お笑いタレントの言葉を引用して「そんなの関係ねえ」と語り、物議をかもした。自衛隊内では、政治や安全保障に関してストレートな発言を繰り返していたことで知られていたという。このような人物がトップの組織では、同様の考えを持つ人が多数を占め、正論と受け止められているのではないかとの疑念がわく。
 歴史認識をめぐっては、過去、閣僚が植民地化や侵略を合理化する発言をし、辞任する事態が繰り返されてきた。麻生太郎首相も自民党政調会長だった03年、日韓併合時代の「創氏改名」について「朝鮮の人たちが名字をくれと言ったのが始まりだ」と語ったことがある。一方、安倍晋三元首相は、首相就任後に村山談話を踏襲する考えを表明したが、就任前は「適切な評価は歴史家に任せるべきだ」と、日本の戦争責任への明言を避けていた。首相就任前後の落差を本音と建前の使い分けと受け取る国民は多かった。こうした政治家の姿勢や言動が、問題の背景にあるのではないだろうか。
 
3日;日経社説(2)田母神空幕長の解任は当然
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081102AS1K0100101112008.html
 田母神俊雄航空幕僚長の解任は当然である。自衛官が心のなかでどのような思想・信条を持とうと自由だが、田母神氏の論文はウェブ上で公開されている。内容は政府見解に反する。放置すれば、政治家による軍の統制に抵触する結果にもなったろう。田母神氏を最優秀賞にした懸賞論文を企画した企業のウェブサイトには田母神氏を空幕長であると明記している。浜田靖一防衛相が「政府の見解と大きく異なり、不適切だ」と語り、麻生太郎首相が「もし個人的に出したとしても今は立場が立場だから適切じゃない」と述べ、解任したのは、適切な判断である。
 田母神氏は過去にも周囲を心配させる言動を重ねてきた。名古屋高裁がイラク派遣部隊の多国籍軍兵士輸送を違憲と判断をしたのに対し「そんなの関係ねえ」とタレントのギャグを使って反応した。東大五月祭での討論に招かれて参加し、やはり防衛省の首脳部を心配させた。田母神氏にすれば、今回の論文を含めてすべてが自身の信念に基づくものなのだろう。三自衛隊には四文字熟語を重ねてそれぞれの体質を冷やかす表現がある。陸は「用意周到・優柔不断」、海は「伝統墨守・唯我独尊」、空は「勇猛果敢・支離滅裂」がそれである。これが当たっているとすれば、田母神氏は典型的な航空自衛官だったのかもしれない。田母神氏は空自のエリートコースである戦闘機パイロット出身ではない。同期には「将来の空幕長・統合幕僚長」ともいわれたパイロット出身者がいたが、なぜか失速した。このために本来は適格とは思われていなかった田母神氏が選ばれた。

2日;朝日社説(1)空幕長更迭―ぞっとする自衛官の暴走
http://www.asahi.com/paper/editorial20081102.html
 こんなゆがんだ考えの持ち主が、こともあろうに自衛隊組織のトップにいたとは。驚き、あきれ、そして心胆が寒くなるような事件である。 一部の右派言論人らが好んで使う、実証的データの乏しい歴史解釈や身勝手な主張がこれでもかと並ぶ。空幕長は5万人の航空自衛隊のトップである。陸上、海上の幕僚長とともに制服の自衛官を統括し、防衛相を補佐する。軍事専門家としての能力はむろんのこと、高い人格や識見、バランスのとれた判断力が求められる。 その立場で懸賞論文に応募すること自体、職務に対する自覚の欠如を物語っているが、田母神氏の奇矯な言動は今回に限ったことではない。 4月には航空自衛隊のイラクでの輸送活動を違憲だとした名古屋高裁の判決について「そんなの関係ねえ」と記者会見でちゃかして問題になった。自衛隊の部隊や教育組織での発言で、田母神氏の歴史認識などが偏っていることは以前から知られていた。 
 防衛省内では要注意人物だと広く認識されていたのだ。なのに歴代の防衛首脳は田母神氏の言動を放置し、トップにまで上り詰めさせた。その人物が政府の基本方針を堂々と無視して振る舞い、それをだれも止められない。 
 国際関係への影響も深刻だ。自衛隊には、中国や韓国など近隣国が神経をとがらせてきた。長年の努力で少しずつ信頼を積み重ねてきたのに、その成果が大きく損なわれかねない。米国も開いた口がふさがるまい。 多くの自衛官もとんだ迷惑だろう。日本の国益は深く傷ついた。 麻生首相は今回の論文を「不適切」と語ったが、そんな認識ではまったく不十分だ。まず、この事態を生んだ組織や制度の欠陥を徹底的に調べ、その結果と改善策を国会に報告すべきだ。 

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  アメリカの次期大統領は、オバマ。初の黒人大統領の誕生だ。選挙の過程をみると、「ボランティア活動」に注目したい。成人の半分が、ボランテイア活動で生活する国である。ドラッガーが、1990年に「非営利組織の経営」で描いたことが現実になった。ミッション(1つの合衆国)のために、募金と投票をして、成果(国と人のCHANGE)をもたらす。多数のステークホルダー(利害関係者)の同意を得る。
  日本のボランテイア活動のリーダーは、今回の選挙を学ぶとよい。リーダーの役割が、自然に見えてくる。高齢者の組織であるから、益々フリーズする。また、大企業では、マネジメントは常識であるが、中小企業や非営利組織では、残念ながら未熟である。

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創刊日:2001-07-23  
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