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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット『おいおい』 第768号 (2008.10.02)

2008/10/02

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/10/02━

    シニアネット 『おいおい』        第768号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 暁烏文庫内灘秋の風                    高浜虚子

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昭和31年10月4日作。金沢に五女高木晴子を訪ねる。晴子の夫高木餅花が日銀金沢支店長に赴任中。「暁烏文庫」は、石川県明達寺の住職(俳号は非無)が金沢大学へ蔵書を寄贈して出来た。浄土真宗大谷派の僧侶で、東本願寺の改革運動に参加した。明治33年頃から虚子宅の句会に出席し、時々虚子に宗教講話もしている。「内灘」は、金沢市に隣接する日本海の町。昭和27年に米軍に接収されて、昭和32年に基地返還された。
 81歳の虚子は、10月3日に金沢の卯辰山に登り、金沢大学の暁烏文庫を見る。盲目の暁烏敏は東本願寺の宗務庁長に推された。清々しい一生と交友の思い出に耽った。ここに伏線がある。暁烏は明治10年生まれ、昭和29年に死去。昭和20年頃盲目、昭和26年大谷派宗務総長。翌4日に河北湖を経て内灘へ来た。砂丘といえども不毛な荒地。米軍の試射場は、昭和32年に接収解除になった。「秋の風」に引きしまった緊張と移ろいゆくあわれが感じられる。
虚子は人間の営みを越える造花そのものを見ている。「心の生活は深く湛へたる潮であり、句は表面の波である。」(『句日記』の序文より)。松山市生まれ。(1874―1959)。

┏━━水始潤━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  10月3日。72候の1つ。「みずはじめてかる」。天地の水気がかれ始める頃。
10月は神無月。八百万の神々が出雲に集合して、留守になる月の意味。雷のない月とも新穀により新酒を醸成月(かみなしづき)の意味とも言われる。

┏━━代表質問━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎議論が噛み合わない、論議を深めよ◎
国会の代表質問が始まった。総選挙をにらんで、駆け引きが始まった。異例の所信表明演説には、異例の代表質問で応じるということか。社説の論調は、いつものポジションに位置した。議論が噛み合わないと主張する読売と産経と日経。対立軸が見えたと主張する朝日と毎日。どちらの論調が勝つか。

2日:読売社説(1)国会代表質問 すれ違いに終わった党首対決
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081001-OYT1T00852.htm
『民主党の小沢代表は、自らの代表質問を「所信表明」と位置づけ、「民主党政権」が日本をどう変えるか、をもっぱら力説した。政策の「工程表」を示した。財源の裏付けがあいまいな点はあまり変わらない。一般・特別会計の年間純支出計212兆円を抜本的に組み替え、その約1割の20・5兆円を財源にする、という。しかし、支出の8割以上は国債償還、社会保障給付などで、削減は困難だ。民主党が政権公約を正式に発表する際には、こうした疑問に明確に答える必要があろう。
 小沢代表の代表質問での「所信表明」は、初めてではない。新進党党首に就任した直後の1996年1月にも、当時の橋本首相に対し同様の手法をとっている。一方で、麻生首相が所信表明演説で発した五つの質問に対しては、正面から答えなかった。相手の土俵に乗るのは得策でない。そんな判断が小沢代表にあったのだろう。だが、双方が互いの主張を一方的に述べるだけでは、議論はすれ違うばかりだ。自らの立場を明確にしつつ、きちんと反論し合ってこそ、聞き応えのある論議になる。
 小沢代表は、「野党に政権を渡し、総選挙を行うのが議会制民主主義の筋道」と早期の衆院解散を求めた。麻生首相は「確固たる政権担当能力を持ち、日本の未来に責任を持てるのは自民党だ」と切り返した。昨秋に大連立構想が頓挫した際、小沢代表が、民主党の政権担当能力に疑問が示されていると認めたことにも触れ、反論した。この日の党首対決は、全般的に“消化不良”に終わったが、まだ機会はある。来週は、補正予算案審議のため、一問一答方式の衆院予算委員会が開かれる予定だ。小沢代表が再び質問に立ってはどうか。麻生首相と、より深みのある論戦を展開してほしい

2日;産経社説(1)代表質問 党首討論で再び政策競え
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081002/stt0810020404004-n1.htm
『民主党の小沢一郎代表は同党が掲げる「国民の生活が第一」を具体化するマニフェスト(政権公約)の骨格を述べた。政権交代に向けた決意を示すねらいだ。しかし、小沢氏は首相が所信表明で問いかけた補正予算案への賛否など、多くの点について見解を示さなかった。小沢氏の後で質問に立った鳩山由紀夫幹事長が、政府の姿勢をただしたが、首相の答弁も型通りのものが目立った。党首対決がかみ合わず、議論の深まりにつながらないのは残念である。政権を競い合う突っ込んだ論戦がさらに必要だ。
 小沢氏は先月21日の党大会で明らかにしたマニフェストの骨格を改めて示した。これに対して中川昭一財務相は「民主党の主張は時々刻々と変容している」と疑問を呈した。首相が問いかけた論点のうち、小沢氏が見解を示したのは、外交・安全保障で日米同盟と国連のどちらを優先させるかだった。小沢氏は「日本の安全保障は日米同盟を基軸としつつも、最終的には国連の平和維持活動によって担保される」との見解を示し、「日米同盟と国連中心主義は何ら矛盾しない」と強調した。国連は現状では抑止力をもっていない。常任理事国の意見対立で国連が必要な措置をとれない場合もある。日本の安全保障を国連に委ねるのは非現実的だ。首相はさらに疑問をぶつけ、小沢氏や民主党は明確な見解を示すべきだ。政権を争うには物足りない論争だった。首相と小沢氏が一問一答で論じ合う党首討論も、ぜひ実現してもらいたい。

2日;日経社説(1)党首討論で麻生・小沢論争を深めよ
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20081001AS1K0100401102008.html
『小沢氏は首相演説を「唯一、具体的なものは民主党に対する誹謗中傷」と酷評し、「質問」には答えなかった。このままでは消化不良であり、党首討論で議論を深める必要がある。首相は「小沢代表が自らの所信を述べたことで、私の質問への答えとしたことは誠に残念だ」と述べた。そのうえで2008年度補正予算案への賛否、消費者庁法案への賛否、インド洋上での補給支援活動継続への賛否の3点について回答するよう改めて求めた。小沢氏は外交・安全保障政策に関して「日米同盟を基軸としつつも、最終的には国連の平和活動によって担保される」などの原則論しか示さなかった。私たちも給油延長法案への対応などを聞きたかっただけに、小沢氏の「答弁」は残念である。
 小沢氏は「総選挙の最大の争点はムダづかいを続ける今の税金の使い方を許すのか、それとも民主党を中心とする政権に代え、税金の使い方を変えるのかという選択だ」と強調し、政権公約の骨格を発表した。昨年の参院選の政権公約と比べると、4年間の工程表を示したのは前進である。しかしどのようなムダを削るのかは不透明で、より具体的な説明が求められる。財源問題では首相の説明も物足りない。民主党の鳩山由紀夫幹事長は定額減税や、2009年度からの基礎年金の国庫負担割合を2分の1に増やすための財源をただしたが、首相は「年末までに結論を得たい」などの答弁に終始した。
 小沢氏は衆院選前に、日本の針路について国会で十分議論するよう主張した。来週から補正予算案の審議が始まる見通しだが、これとは別に早期に党首討論を開催して、米国発の金融危機への対応などを含めて丁々発止の議論をしてもらいたい。党首討論は首相も望むところだろう。

2日;毎日社説(1)小沢氏質問 政策論争のたたき台とせよ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081002ddm005070100000c.html
『小沢氏は、政権公約に盛り込む政策実現のスケジュールや必要な財源の規模を語ったが、内容はまだ不十分だ。政策論争を進める「たたき台」と位置づけるべきである。小沢氏は代表質問で、民主党が公約に掲げる実施するスケジュールを3段階で示した。(1)09年度に8・4兆円(2)11年度までは14兆円(3)12年度に20・5兆円と必要な財源規模を4年計画で拡大すると説明。特別会計積立金など「埋蔵金」の活用や、独立行政法人の廃止、政府資産の売却などで捻出する考えを示した。
 同党の政権公約のアキレスけんとも目される財源問題の輪郭を示した点は前進だ。ただ、内訳などは依然として明確でない。特に「埋蔵金」は何をどの程度あてこんでいるか不明なうえ、新規政策への充当が好ましくない一時的財源だ。これでは財源の裏打ちができたとは言い難い。外交・安全保障は日米同盟重視と国連中心主義を「矛盾しない」と説明、国連重視の持論も展開した。では、アフガン支援問題などで日本は現実に何をすべきか。一方、首相は小沢氏が補正予算案への対応など自らの「質問」に答えなかった点に不満を表明。小沢氏に「速やかな衆院解散」を促され、「解散は私が決める」と応じた。
 それにしても、冒頭から民主党への挑発ばかりが目立つ自民党の姿勢は疑問だ。細田博之幹事長は首相への質問で、延々と小沢氏攻撃に時間を割いた。いくら選挙近しとはいえ、今国会での懸案処理を本当に考えているか、疑わしくなる。米金融危機のあおりで与党には解散先送り論が出るなど、国会の行方はまさに五里霧中だ。かと言って今後の論戦が「気もそぞろ」であってはならない。

2日;朝日社説(1)代表質問―対立軸が浮かんできた
http://www.asahi.com/paper/editorial20081002.html?ref=any
『なぜ政権交代が必要なのかを訴え、民主党が政権をとったらこうするという政策を並べたのだ。首相への質問はほとんどなし。小沢氏が語ったのは、先月の党大会で発表した政権構想について、どの政策をいつまでに実現するか、工程表を具体的に肉付けしたものだ。 来年度からガソリン暫定税率を廃止、11年度までに高速道路を無料化、12年度までに農家への戸別所得補償制度などの政策を順次実施する。必要な20.5兆円の財源は、補助金や特別会計の廃止などで国の予算を全面的に組み替えて12年度までに段階的につくりだす。 
 ざっくりした数字をあげたに過ぎず、不明な点も多い。それでも、民主党の政策は財源があいまいだという与党の批判や、国民の不安に応えようという思いは伝わってくる。注目したいのは、小沢氏の次の問いかけだ。「無駄遣いを続けるいまの税金の使い方を許すのか、それとも、税金の使い方を根本的に変えるのか」 。確かに、首相の所信表明を聞いても、無駄やゆがみを重ねてきた自民党政権の税金の使い方を抜本的に改めるという意気込みはうかがえなかった。遅遅として進まない自民党政権の「改革」は枚挙にいとまがない。本気でこれらを実現するなら、政権を変えるしかない。これが小沢氏の主張の中核だ。 
 だが、麻生氏ら与党側は、経済運営や安全保障、外交など日本が今、直面する難局を民主党では乗り切れない、と主張する。米国の金融危機が深刻化し、日本経済の不況感が深まっている中で、景気対策を強調するのも「今の危機」に対応できるのは自民党しかないと訴えたいのだ。 総選挙に向けて、対立軸のようなものが見えてきたのではないか。 与野党は来週、衆参両院で予算委員会の審議をする方向だ。補正予算案の妥当性を含めて、詰めた論戦でこの対立軸を鮮明に有権者に示してもらいたい。そのうえで一日も早く国民の信を問い、決着をつけるべきだ

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  面白くない芝居、欠伸が出る。首相と野党党首の演説はとんと噛み逢はない。選挙目当てで互いに痛めあう。互いの立場を否定する。対立点を求めて共通点を探さない。政治が不毛になった。政治は、「対立関係」から生まれない。民主主義の原点は、お互いの長所を認め合う事から始まる。潰し合う泥仕合では駄目だ。相手の存在を認めよう。
 人間が生きていく限り、一番大切なことは、「自分一人では生きられない。人間は社会的な動物で、他人の助けなしには生きていけない。」と言うこと。自分以外の人間の存在こそが、生存の意義である。まず、相手の長所を褒めるところから始める。こうした社会生活の基礎訓練から、仕切り直してみたらどうだろうか。
 

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創刊日:2001-07-23  
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