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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット『おいおい』 第767号(2008.09.29)

2008/09/29

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/09/29━

    シニアネット 『おいおい』        第767号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 たぎりたつ湯にさす水の夜長かな             久保田万太郎

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大正7年(1918)作。火鉢に掛けた鉄瓶の湯が、「たぎりたつ」ている。沸騰している鉄瓶の蒸気の音などたいした音でないはずだが、静寂な夜を強調するために「たぎりたつ湯」の音と表現した。その鉄瓶に、水をさすと静まる。湯の音と炭の香り満たされた和室。この「夜長」に、何回も水を差す。この和室の空間と贅沢な「夜長」の時間。秋の夜は更けていく。
時間的に夜が長いのは冬季である。1年で一番長いのは冬至。9月に入り、彼岸を過ぎると夜が長くなったように感じる。実際に長い冬の夜より秋に夜長を感じるのは、日本人独特の季節感である。時間の長短でなく、昼と夜に対する人の気持ちを表す季語である。東京都生まれ。(1889−1963)。

┏━━中日共同声明━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  1972年9月29日、北京で田中角栄首相と中華人民共和国の周恩来首相とが調印した声明。日本と中国の戦争状態終結と日中の国交回復を表明した。日本は中華人民共和国を唯一の正統政府と認め、台湾がこれに帰属することを承認した。中国は賠償請求を放棄した。

┏━━[記事]首相所信表明━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 麻生首相は29日午後、衆参両院本会議で就任後初めての所信表明演説を行った。

29日;朝日記事;所信表明「麻生流」 民主に異例の逆質問
http://www.asahi.com/politics/update/0929/TKY200809290168.html
『(1)国会での合意形成(2)補正予算(3)消費者庁創設(4)日米同盟と国連(5)インド洋での補給活動の継続——の5点について、民主党が代表質問で具体的な対応を明らかにするよう逆質問する異例の内容。与野党の政策協議を求め、応じない場合は衆院を解散する布石を打つとともに、総選挙での争点を明確にする狙いとみられる。演説の最後では「私が本院に求めるものは、与野党の政策をめぐる協議だ。時間を徒費することは、国民に対する責任の不履行を意味する」と政策協議を呼びかけた。民主党に対し、「のめない点があるなら、論拠とともに代表質問でお示し頂きたい」と要求。「独自の案を提示されるも結構。ただし、財源も明示して頂く」と挑発した。1日の代表質問には民主党の小沢代表が立つ予定。回答が不十分なら、民主党の対応を理由に衆院を解散する大義名分とする狙いが透けて見える。
29日;読売記事;麻生首相が所信表明、民主党との対決姿勢前面に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080929-OYT1T00451.htm
『 衆院解散・総選挙をにらみ、民主党に対し、2008年度補正予算案などへの賛否や見解をただす異例の形の演説で、同党との対決姿勢を前面に押し出した。首相は、衆参ねじれ国会の下、福田前首相が野党との協調路線を掲げながら懸案処理に苦しんだ経緯を念頭に、野党批判を展開することにした。首相は演説の冒頭で、「日本は強く、明るくなければならない」と表明する。国会運営に関しては、参院で主導権を握る民主党の国会対応を「政局を第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始した」と厳しく批判。「合意形成のルールを打ち立てるべきだ」と協議を呼びかける。首相は「民主党にその用意はあるか」と問いかけ、対案や党としての見解を示すよう要求する。政策課題では、緊急の課題に日本経済の立て直しを挙げ、〈1〉当面は景気対策〈2〉中期的に財政再建〈3〉中長期的には改革による経済成長——の3段階を踏むとし、「日本経済は全治3年」と位置づけた。今国会では、08年度補正予算案の早期成立を訴え、民主党が反対する場合は、「論拠とともに代表質問で示してほしい」と要求する。
 
29日;日経記事;「日本経済、3年で再生」 麻生首相が所信表明
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080929AT3S2801F29092008.html
『。「日本経済は全治3年」と位置づけ、日本経済の立て直しに最優先で取り組むと強調。2008年度補正予算案の早期成立を期す考えを示した。75歳以上の後期高齢者医療制度は1年をメドに必要な見直しを検討する考えを明らかにした。次期衆院選をにらみ、民主党との対決姿勢を前面に出した。参院で野党が過半数を握る「ねじれ国会」での民主党の対応について「政局を第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始した」と厳しく批判。合意形成のルールを打ち立てるべきだとし「民主党にその用意はあるか」と呼びかけた。焦点の経済政策を巡っては「緊急な上にも緊急の課題は日本経済の立て直しだ」と強調。(1)景気対策(2)財政再建(3)改革による経済成長——の3段階で経済の立て直しに取り組むとし「メドをつけるには大体3年。3年で日本は脱皮できる、せねばならぬと信じる」と訴えた。

29日;産経記事;【麻生首相所信表明】「強く明るい日本に」 民主党との対決姿勢強調 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080929/plc0809291428005-n1.htm
『「日本は強くあらねばならない。明るくなければならない」と訴えた。また、国会運営や平成20年度補正予算案への対応などについて民主党の姿勢をただしたほか、「緊急な上にも緊急の課題は日本経済の立て直し」と強調し、当面は財政再建や経済成長より景気対策を優先する考えを表明した。演説で首相は、「喫緊の課題についてのみ主張を述べる。その上で民主党との議論に臨む」と強調。(1)国会での合意形成のルールを作る用意はあるか(2)20年度補正予算案に反対なら、財源を明示して独自の案を示せ(3)消費者庁創設のための話し合いに応じるか(4)日米同盟と国連のどちらを優先するか(5)海上自衛隊によるインド洋での補給支援活動から撤退してもいいのか−との5項目の質問を民主党に投げかけた。

29日;毎日記事;麻生首相:所信表明で民主攻撃 「政策合意にルールを」
http://mainichi.jp/select/today/news/20080929k0000e010066000c.html
『首相は「日本は強く、明るくなければならない」とした上で、「日本の底力」を強調した。政策課題は「あえて喫緊の課題のみ」に絞り、最重要視する景気対策では、補正予算案への対応を明らかにするよう民主党に迫った。国会運営に関し「合意形成をあらかじめ拒む議会は、議会制民主主義の名に値しない」と、参院で多数を握る民主党の戦術を強く批判。「ねじれ国会」での与野党政策合意に向けたルール作りを呼びかけた。「経済立て直しに向けては、「大体3年」でめどをつけると主張した。11年度までに国と地方の基礎的財政収支を黒字化する政府目標については、「達成すべく、努力する」と述べるにとどめた。
 野党が廃止を訴える、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度の混乱には「強く反省する」と陳謝。1年後をめどにした見直し検討を表明した。また、検査で不正を見逃した汚染米の転売事件でも「幾重にも反省を誓う」と述べた。海上自衛隊によるインド洋での給油活動は、来年1月に期限を迎える新テロ対策特別措置法の延長に意欲を示し、民主党の見解をただした。

┏━━[コラム]中山失言━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 新聞社の思想傾向が、社説よりコラムがよく出た。(全文転載)。右から左への順に並べた。

29日;産経コラム「産経抄」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080928/stt0809280247002-n1.htm
『これまで本音の発言やちょっとした言葉尻をとらえられて辞めさせられた大臣は数え切れない。「日本は侵略戦争をしようと思って戦ったのではない」といったどこが更迭に値する発言なのかさっぱりわからないまま首を切られた閣僚もいた。▼国民に言論の自由があるように、政治家にだって自由にモノを言う権利がある。発言に細心の注意を払い、腰低く四方八方に気を使う人物ばかりが大臣に登用されるのでは、政治はちっとも面白くない。とはいっても世間には常識というものがある。▼中山成彬国土交通相は、きのう地元の宮崎で、「日教組は解体しなきゃいかんと思っているところだ」と一席ぶった。道徳教育に反対し、教育基本法改正に抵抗した日教組には、小欄も長年にわたって苦言を呈し続けてきた。大いに賛同したいところだが、中山さん、あなたの担当は国土交通行政だ。
 ▼「言葉狩り」にくみするつもりはまったくないが、騒動の発端となった成田空港反対派住民を「ゴネ得」とののしった発言は担当大臣として浅慮というしかない。これまでの関係者の粘り強い説得が無になりかねず、中山氏の大嫌いな過激派の面々を勢いづかせるだけだ。▼関係者に聞くと、麻生太郎首相の組閣構想に中山氏の名前は、当初、入っていなかったという。所属する町村派の強い巻き返しで入閣を果たしたが、ポストも本人の希望通りにいかなかったのも所管外の問題に口を出したがる一因のようだ。▼いずれにせよ、ニューヨークの国連総会で、派手な外交デビューを飾ったばかりの麻生首相にとっては、大きな試練だ。宰相たるもの人事は一人で決めなくてはいけない。泉下の吉田茂元首相も孫のピンチにハラハラしているのではないか。

29日;読売コラム「編集手帳」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20080928-OYT1T00715.htm
『古川柳に、〈屁をひりに屋根から下りる宮普請〉とある。神社で社殿を造営する宮大工である。おならをしようにも、屋根の上では罰が当たる。わざわざ下りる律義さがほほえましい◆閣僚とはいわば、国づくりを任された宮大工である。国政の屋根の上で、仲間の職人衆も鼻をつまむ臭気を繰り返し放てば、お役御免になるのも致し方ない。中山成彬国土交通相が内閣発足からわずか5日で辞任した◆引責のもとになった幾つかの問題発言のうち、「日教組(日本教職員組合)は解体しないと…」「日教組はガン」といったくだりについては今に至るも撤回していない。持論なのだろう◆日教組批判を持論にする政治家がいてもいいし、一つの視点としての意義は認めるが、信念とは胸の奥で静かに燃やしておくもので、立場をわきまえず世間に“嗅がせる”ものではない◆尊い教えを説いてきた僧侶が最後に異な音を発し、法話のありがたみが吹き飛ぶことを〈百日の説法、屁ひとつ〉という。総裁選を通じて政見を国民に訴えてきた自民党には痛恨の「屁ひとつ」だろう。思慮の足りない味方ほど怖い敵はない。

29日;朝日コラム「天声人語」
「○○で愛を叫ぶ」といったイベントがある。キャベツ畑だったり、日比谷公園だったり。その一言を大声で発するためだけに、遠路はるばる同好の士がやって来る。心で温め、何度も唱えてきた思いは、観衆を得て腹の底から響き渡る▼「それ」を言わんとして、大臣に就いたとしか思えない。「日教組をぶっ壊すために火の玉になる」。中山成彬氏は熱く叫び、目にもとまらぬ早さで国土交通相を辞任した。この内閣のあすを暗示するかのような、在任約90時間の幻影だった▼日教組が余程お嫌いとみえる。「日本の教育のがん」だという。だが、憲法21条は結社や集会の自由を保障している。気にくわない組織でも、合法なら認めるのが民主主義のイロハ。東大法学部を出て知らないはずはない▼どんな日教組観を持とうが結構だが、外から「解体」できると考えるのは危ない思想だ。それも畑で愛を叫ぶがごとく、思いの丈をぶちまけた。浅慮とか、正論だが立場をわきまえずのたぐいではない。暴論ところ構わずである
▼中山氏は勢い余り「小沢民主党も解体しなければ」と言い放った。一連の発言はしかし、どう見ても与党の足を引っ張り、民主党を利するだけだろう。国会議員の見識ばかりか政治家としての大局観を欠いている。任せた首相の眼力を問いたい▼地位に似合わぬ面々が色んなお粗末をやらかし、失笑に送られ退場していく。面白うてやがて悲しき自民劇場。こんなものを長々と見るために納税してるんじゃないぞ。永田町の中心で、そう叫びたくなった。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 麻生内閣の別の顔。植民地支配や侵略の過去を素直に認めた村山首相談話に批判してきた議員グループの幹部。そのタカ派の一員の中山前国土交通相。3紙のコラムが、新聞社の日教組に対する考えが顕在した。右の産経新聞、左の朝日新聞、中間の読売新聞。
 当初、麻生首相のリストになかった。派閥からの強力な推薦で大臣に。所轄する分野が決まらない。行政改革相では、旧大蔵官僚一家には無理と断る。最後に国土交通相に。今回は,専門外の官庁で暴言の3連発した。読売コラムの「臭い屁」である。日教組批判も場所を考えなければいけない。味方が敵になり獅子身中の虫になってしまった。オマケに、大阪府の日教組批判。大阪府民は理解しています。

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創刊日:2001-07-23  
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