生活情報

シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

全て表示する >

シニアネット『おいおい』 第759号(2008.09.09)

2008/09/09

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/09/09━

    シニアネット 『おいおい』        第759号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
 女湯もひとりの音の山の秋                    皆吉爽雨

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昭和23年、日光戦場ヶ原の奥の湯元温泉、板屋旅館での作。宿は閑散としている。避暑の客は帰り、宿には数組のお客しかいない。山は一足飛びに秋になる。夜は冷え込むので風呂場にいった。広い風呂場は、広々としている。窓から山の冷気が流れてくる。隣の「女湯もひとりの音」。湯を流す音、桶を置く音。避暑期を過ぎた湯治のお客らしい。いかにも高原の秋らしい。ゆったりとした気分になる。
大正8年(1919)に、住友電気工業に入社。大阪の「ホトトギス」の中心にいた。戦後上京して、「雪解」を主宰した。「写生による格調高い自然諷詠から内面的な深さの加わった優美で軽みの境地を切り拓いた。」(『現代俳句大事典』より)。福井市生まれ。(1902―1983)。

┏━━重陽(9月9日)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  5節句の1つ。陽の数字の9が重なる意。陰暦の9月9日(陽暦では1ヶ月後の10月7日)。中国では古くから9の数字は喜ばれた。登高という丘に登る行事がある。邪気を祓うために菊酒を飲み、長寿を願った。日本では、奈良時代より宮中で観菊の宴をもようして祝った。
 ゴロ合わせの99から、「救急の日」。救急医療の大切を理解してもらうために設けられた日。昭和57年(1982)に当時の厚生省が制定した。

┏━━有害米の転売━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎無責任の連鎖◎
ゆゆしき悪質な事件である。大阪市のコメ卸売加工業者「三笠フーズ」が、有害な農薬やカビが残留している工業用米を食用と偽って転売していたことが明るみに出た。農薬は、中国製冷凍ギョーザ事件でも問題になった有機リン系の「メタミドホス」だ。少なくとも約300トンの汚染米が焼酎などに加工され、すでに流通している可能性が高いという。波紋が広がっている。この米を使っていた焼酎メーカーは回収に動かざるをえなくなった。 問題の米はウルグアイ・ラウンド合意に基づいて国が中国などから輸入した米の一部だ。日本の安全基準に満たないものが「事故米」として、用途を工業原料に限定して業者に売り渡されている。
一方で、農林水産省は昨年初めに転用の情報を得たのに、事実を突き止められなかったことがわかった。問題の米は政府が輸入したが、毒性のあるカビや基準値を超す農薬成分が検出され、工業用のりの原料などにしか使えないとされた「事故米」だ。仕入れた大阪の米販売会社「三笠フーズ」が食用と偽って転売していた。その結果、焼酎などとなって、何も知らない消費者の口に入ってしまった。

7日;読売社説(1)汚染米転売 流通経路を総点検せよ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080906-OYT1T00739.htm?from=any
『消費者の食品への不信が高まる中で、さらに追い打ちをかけるような不祥事である。農林水産省は、健康被害の有無にかかわらず、どこに、どれだけ転売されたのか早急に解明し、回収を急がねばならない。汚染米は、世界貿易機関(WTO)協定に基づき、国が中国やベトナムから輸入したコメの一部だ。基準を超える農薬が検出されたり、カビが生えたりしたため、のりなどの工業用に使うという条件で農水省が民間に売却した。三笠フーズはこのコメを2003年度から計1779トン仕入れ、一部を焼酎メーカーや米菓メーカーなどに転売したという。1キロ十数円で仕入れ、5倍前後の価格で売っていた。相当な暴利を得ていたことになる。農水省には偽造伝票を示し、二重帳簿を作って販売先を隠していた。社長は「私が指示した」と認めている。組織ぐるみの悪質な不正が長年にわたって続けられてきた可能性が高い。
 「転売前に洗浄、検査したので食用にしても問題ない」という会社の説明にもあきれる。農水省は同社を食品衛生法違反容疑で告発する方針だ。捜査当局による解明も期待したい。農水省は偽造伝票を鵜呑みにして販売先の調査を怠った。チェック体制の甘さを猛省すべきだ。不正を見過ごした間に汚染米はさらに転売され、大半は行方が分からなくなってしまった。不正を把握してからの対応にも問題がある。最初に匿名の通報があった先月22日から半月近くも事実を公表しなかった。実際に汚染米が転売された焼酎メーカーなども、いまだに公表していない。これでは風評被害が広がるばかりではないか。三笠フーズ以外にも16業者に汚染米が販売されている。これらの業者についても、転売先や最終用途などについて早急に調べる必要がある。工業用へのコメの加工を食品メーカーが扱う是非も含め、汚染米売却の在り方を点検すべきだ。

7日;毎日社説(1)汚染米転売 業者も農水省も無責任だ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080907ddm005070180000c.html
『大阪市の「三笠フーズ」は、03年度以降だけで事故米約1800トンを購入し、うち約300トンを焼酎メーカーや仲介業者に転売したことがわかった。この米は中国製の「毒ギョーザ事件」で検出された殺虫剤「メタミドホス」や発がん性の強いカビ「アフラトキシンB1」に汚染されていた。それだけでおぞましさが募る。転売は社長自身が指示して、不正が発覚しないよう二重の伝票や帳簿まで作っていたという。利益に走った企業モラルの欠如は徹底的に指弾されて当然だ。
 農林水産省は食品衛生法違反で刑事告発する方針を示している。捜査当局によって厳しく責任を追及することが不可欠である。農水省のこれまでの対応も、無責任のそしりを免れない。喫緊の課題は、転売された事故米の流通ルートの把握と消費者の健康に影響が出ないかの確認である。なのに、農水省は「健康被害はない可能性が大きい」として、転売先を明らかにしていない。それでは焼酎などの業界全体の風評被害が防げないし、消費者の不安も一向に解消しない。
 農水省自体、三笠フーズの工業用加工に立ち会いながら、偽の伝票でごまかされた不手際を認めているではないか。三笠フーズの言い分をうのみにした「安全確認」に信を置くわけにはいかない。元々の取引の当事者でもある農水省は、みずから完ぺきに安全を証明する義務がある。転売先のメーカーなども自発的に名乗り出て、出荷状況などを説明することを望みたい。それが、食にかかわる企業の社会責任を果たすことでもある。
 今回の事件は匿名の通報で発覚した。国民全体の意識は確実に高まっている。だが、いくら法令順守を呼びかけても、必ずばれる偽装行為が繰り返されることに無力感すら覚える。福田康夫首相の肝いりだった消費者庁創設は、突然の辞任表明で不透明になっている。この機会に、より強力な監視機能、権限を持つ仕組みを構築することが必要ではないか。

7日;産経社説(1)汚染米の転売 農水は事後監視の徹底を
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080907/crm0809070309009-n1.htm
『ウルグアイ・ラウンド合意で日本は平成7年度からコメの最低輸入義務を課され、現在は年間70万〜80万トンを中国などから輸入している。このうち2000トン程度は輸入後検査で基準値を超す農薬やカビの発生が確認されている。農水省はこれを「事故米穀」として区別し、食用には回さないことを条件に民間に売却している。価格は食用米の5分の1程度が相場とされ、今回はこの仕組みが悪用された格好だ。
 不正転売をしていた三笠フーズ(本社・大阪市)は、15年度から現在まで計1779トンの事故米穀を買い取っていた。最近の2年間では、少なくとも430トン程度を焼酎や米菓の材料として不正転売していた可能性が強い。転売された汚染米については、農水省は消費者に冷静な対応を呼びかけている。だが、これまでの調べで、三笠フーズは二重帳簿の作成や出荷記録の偽造・廃棄を行っていたことも明らかになっている。会社ぐるみの極めて悪質な不正行為と言わざるを得ない。消費者の不安解消のためにも、転売先の追跡調査には万全を期してほしい。
 農水省は食品衛生法違反罪で同社を刑事告発する方針という。他の事業者には問題がないのかどうか。売却後の事故米穀の転売については対象を三笠フーズ以外にも広げ、さらに徹底した調査をすることが求められよう。同時に、事故米穀の売却体制そのものも再検討すべきだ。農水省は販売計画書や売上伝票などでチェックはしていたというが、不正を見抜けなかったのも事実だ。計画的不正にも対処できる新たな事後監視体制も考えたい。
 食品の産地偽装など食の安全に対する国民の不信感は危険水域まで達している。消費者行政の抜本改革が急がれる。

9日;朝日社説(2)有害米転用―農水省の感度が鈍すぎる
http://www.asahi.com/paper/editorial20080909.html?ref=any#Edit2
『安い事故米と食用米の価格差は大きい。三笠フーズの社長は、その利ざやを稼ぐために、何年も前から転売を続けていたことを認めた。不正は社長が指示し、発覚を防ぐため二重帳簿も作っていた。おまけに取引先にばれないよう正規米に混ぜて売っていたらしい。九州の焼酎メーカー数社が、この米を仕入れて焼酎にしていたことを公表したり、出荷停止や自主回収の措置を取ったりした。また、三笠フーズは事故米を政府からだけでなく、商社からも買いつけていた。それも食用として不正に流れていたという。 
 さらに今回、浮き彫りになったのは、農水省の対応のお粗末さだ。健康被害を及ぼしかねない不正を長く見過ごしていた。昨年1月に三笠フーズの不正を指摘する情報が農水省に寄せられたときには、立ち入り調査までしていたにもかかわらず、転用の事実をつかめなかった。取引台帳を確かめたというが、販売先の業者を調べていれば、食用に転売していることがわかったはずだ。 農水省は今後、事故米に色をつけて見分けられるようにしたり、廃棄したりするなどを含め、売却方法を見直すことにした。事故米の販売を続けるなら、抜き打ちで調査をするなどのチェック態勢を強める必要もある。 
 三笠フーズについて、農水省は食品衛生法違反の疑いで警察に告発する方針だ。せめて流通経路の解明と出回った商品の回収も、徹底して進めてもらいたい。 政府から事故米を買っていたのは、三笠フーズのほかに16社ある。不正がほかの業者にも広がっていなかったか、その確認も急いでもらいたい。こんな事件がいつまでも絶えなければ、政府が掲げる「安全・安心」のかけ声が何ともむなしい。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  民主党は代表を無投票で選んだ。小沢代表は、総理にふさわしいのだろうか。小学校の生徒会選挙の演説の様な「へたくそな演説」である。無投票は、選挙すると他の候補の方が目立つからだそうだ。さもありなん。
 一方の自民党は、5人以上の候補者が盛り上げることになった。麻生と非麻生との対立だ。第1回の選挙では、麻生票は33%の確保が怪し。非麻生がどれくらい票を伸ばすか。地方票が141票だが、本来は300票だ。300票ならもっと盛り上がるだろうに。全国17か所の演説会が見物だ。徹底した論戦を聞きたい。12日間、「政治の季節」を演出してもらいたい。上滑りでない、実りのある討議をする政治劇場が見たい。楽しみが増えた。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-07-23  
最終発行日:  
発行周期:週一回以上  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。