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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット『おいおい』  第758号 (2008.09.05)

2008/09/05

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/09/05━


    シニアネット 『おいおい』        第758号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 にょっぽりと秋の空なる富士の山             上島鬼貫

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  故郷伊丹の親友の鸞動の墓に手向けた句。貞享4年(1687)に江戸へ下る鬼貫に富士山の姿を知りたいと頼み、鬼貫の帰郷を楽しみにしていた。鸞動は鬼貫の帰りを待たずに死去した。秋の澄んだ空に富士山がそこに在ったと唯それだけだが、口語調の造語の「にょつぽりと」表現して富士山の存在を強調した。
 鬼貫は兵庫県伊丹市の酒造家油屋の一族に生まれた。13歳で松江重頼に入門、のちに談林風に転じたが、松尾芭蕉より早く「まことの外に俳諧なし」と悟り、素直で平明な俳風を確立した。摂津国伊丹生まれ。(1661−1738)。

┏━━ポーツマス条約締結━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  明治38年(1905)9月5日に、ポーツマスで日露戦争の講和条約が締結された。日本の全権大使は小村寿太郎、ロシア首席全権ウィッテ。両者20日余りの交渉の末に、日本の韓国に於ける権益の確認し、関東州の租借権及びは長春・旅順間の鉄道の譲渡、樺太南半の割譲、沿海州漁業権の供与など日本は得た。日本の賠償金の要求は抵抗され現実しなかった。講和条約反対国民大会が開かれ、政府の弱腰に激怒したが、ルーズべルト大統領の仲介でここまで成功した。ポーツマスはアメリカ北東部のニュー・ハンプシャー州の都市。

┏━━マーケットは「福田辞任」は織り込み済み━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「福田辞任」は無視された。辞任記者会見の翌日9月2日の兜町は、微動だにしなかった。マーケットはすでに、織り込み済みであった。政治的な空白は、日本経済の長中期の株価に影響ないとみられる。外部要因に影響を受けるマーケットである。2日の急落はアジア各国の市場の下落が原因であった。日経平均株価(東証)9月1日12834円18銭。2日12609円47銭(224円71銭下落)。翌日3日12689円59銭(80円12銭上昇)。4日12557円66銭(131円93銭下落)。5日は日米欧が世界的規模で下落。つまり、選挙対策の定額減税も公共事業のバラマキ対策も日本経済の景気対策にならないと見られている。政局が収束するまでの政治空白は、マーケットでは織り込み済みといえる。

┏━━G8下院議長会議━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎小さな十字架は何だったのか◎
 広島市で開かれたG8下院議長会議(議長サミット)で、一行が原爆慰霊碑への献花を終えて戻ろうとしたときのことだ。米国のナンシー・ペロシ議長はもう一度慰霊碑に向かい、胸の前で小さく十字を切った。 議長は、被爆地・広島を訪れた最も高位の米政治家だ。その胸に去来したものは何だったのだろう。一瞬の閃光に命を奪われた14万人への鎮魂への念だったのか。原爆を投下した自国にどんな思いを抱いたのだろうか。

4日;朝日社説(1)米下院議長―広島への意味深い一歩
http://www.asahi.com/paper/editorial20080904.html
『広島と長崎への原爆投下をどう評価するか。これは日米間に深い亀裂のある問題だ。安保条約を結び、「価値観を共有する同盟」をたたえ合う両国だが、戦争と歴史の問題になると、繕いがたい傷口が開いている。原爆により日本の降伏が早まり、双方で多くの人命が救われたというのが米政府の見解だ。一方、日本では、原爆がなくても早晩降伏したろうし、一般市民を無差別に殺し、生き残った人々にも深刻な放射線障害をもたらす兵器は人道上許されない、というのが国民感情である。ただし、同盟関係に配慮する日本政府は「核兵器使用は国際法に違反するとまでは言えない」というあいまいな態度に終始している。 
 G8議長サミットを広島に誘致した河野洋平衆院議長の思いは、どの国が悪いという責任論ではなく、「人類が同じ人類に対して非人道的な兵器を使用した事実」を直視することから、核軍縮を議論しようということだった。ペロシ氏は会議終了後、短い声明を発表した。「広島訪問を通じて戦争の持つ破壊力をありありと思い起こし、すべての国が平和を促進してよりよい世界をつくることが喫緊の課題だと思いました」。彼女なりに、河野氏の問題提起に応えようとしたものだろう。 
 被爆者の間には不満もある。原爆投下への謝罪はなかった。米の核政策を転換し、核廃絶へ踏み出すわけでもない。だが、原爆正当化論が米国の多数派である中、この訪問の意義は大きいと考えたい。ペロシ氏は民主党でもリベラルな立場で核軍縮にも積極的だが、下院を代表する議長としての訪問だ。米世論の批判を浴びるかもしれない。断行した勇気と見識に敬意を表する。 歴史評価はナショナリズムも絡み、不毛な言い合いに陥りやすい。正邪の二元論ではなく、少しでも互いの痛みを理解し合うことが必要だ。ペロシ議長が切った小さな十字を、その思いの証しとして記憶したい

┏━━タイの混乱━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎アジアの損失◎
 首都バンコクでの反政府、親政府両勢力の衝突は死傷者を出し、サマック首相は非常事態を宣言した。反政府の旗を掲げる民主主義市民連合(PAD)は首相退陣を求めて首相府を占拠しているが、10日目になっても退去の気配がない。国会で多数を占める首相も退陣を強く拒んでいる。
なぜ、こんな事態に陥ったのか。 PADはタクシン元首相の腐敗を追及し、同調した軍は06年のクーデターで政権を転覆させた。元首相率いるタイ愛国党は解党させられ、元首相も訴追された。ところが新憲法のもとで昨年末の総選挙に勝ったのは、愛国党の流れをくむ「国民の力党」だった。その党首で「タクシン氏の代理人」を自任したサマック氏は、ほかのタクシン系の政党との連立をはかり、政権を握った。PADから見れば、倒したはずのタクシン政権の亡霊のような政権ができてしまったのである。 そしてサマック首相が5月、タクシン氏の復権に道を開く憲法改正に乗り出そうとした。これが、PADの大規模な街頭運動のきっかけだった。サマック首相への風当たりはさらに強まった。

5日;朝日社説(1)タイの混乱―アジア全体にも損失だ
http://www.asahi.com/paper/editorial20080905.html?ref=any#Edit2
『タイの政治情勢は混迷を深めるばかりだ。収拾の糸口が見えてこない。PADが戦術を激化させ、首相府などを占拠したのは、前回のような軍の動きを期待してのことだといわれる。 だが非常事態宣言によって治安回復の権限を得た軍は、いまのところ実力行使の姿勢は見せず、政権に対して事を起こす考えもなさそうだ。 
 タイは東南アジア諸国連合(ASEAN)の中核の一つだ。ASEANは将来の共同体をめざす歩みを徐々に進め、日本などとも経済連携協定(EPA)を結んで、アジアの発展の一翼を担おうとしている。タイには首都だけで3万人以上の邦人が住み、自動車産業などの分野で多くの日本企業が工場や事務所を置く。その国が揺らぐことは、日本をはじめアジア全体にとって大きな損失だ。 先のクーデターまでは、選挙による政権交代を重ね、民主主義への歩みを続けてきたのではなかったか。 
 タイ社会はタクシン氏の支持基盤だった東北、北部の農民層と、PADが頼みとする都市中間層に分断されているようにも見える。タクシン流の強権政治の復活もPADの過激な行動も、この亀裂を深めるばかりで民主主義を前進させはしないだろう。タイの混乱は多くの場合、軍が動くかプミポン国王が仲裁に入って解決に一役買ってきた。しかし、法を超えた軍の行動や80歳になる国王の介入に頼ることは、そろそろ卒業すべきだ。 この危機を、民主主義を次の段階に進めるきっかけにしてほしい。 

5日;読売社説(1)タイの混迷 民主主義の脆弱さが見えた
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080904-OYT1T00906.htm
『民政に復帰してまだ半年余り、タイの政治が再び混迷している。タイの政治的安定に、大きな疑問符が付いたばかりではない。その民主主義がまだまだ脆弱であることをさらす事態だ。首相の失策のひとつは、PAD側との対話を最初から拒んだことだろう。政治解決を求め、話し合いの姿勢を見せてもよかった。だが、PADの行動は、そうした点を考慮しても、民主主義の観点からは明らかなルール違反だ。首相府を占拠しているだけではない。省庁や空港まで占拠した。
 目的が正しければ、手段は正当化されるとでも言わんばかりである。タイでは、政治が混迷するたびに軍がクーデターなどで政治に介入し、民主主義が後退してきた経緯がある。それとは異なるが、選挙で選ばれた政権を力で倒すやり方は、タイの民主主義を大いに損なう。PAD指導部は、そのことによってタイに及ぼす損失の大きさを考えるべきだろう。サマック内閣は、国民投票の実施を決めた。質問事項は明らかではないが、政権の正当性を問う形で国民の支持を勝ち得ようとの構えである。
 今回の政情不安を受け、日本からの観光客の半分がキャンセルをしたという。基幹産業の一つである観光業へのダメージばかりではあるまい。06年の軍事クーデター以降、外国からの新規投資は伸び悩んだ。政権、PAD双方とも対話の道を探る時である。

3日;日経社説(1)タイの秩序回復へ国民和解を(
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080902AS1K0200602092008.html
『非常事態宣言によって、軍が事態正常化に乗り出すことが可能になった。市民団体は法の支配を揺るがす暴挙を即刻中止すべきだし、首相が秩序回復につとめるのも当然だが、新たな流血事件が起きれば亀裂は一段と深まりかねない。政府と軍には慎重な対処を求めたい。一方、タクシン元首相は汚職問題のために事実上の英国亡命を余儀なくされ、その影響力は決定的に衰えた。最大与党である「国民の力党」は、別の政治家の汚職問題にからんで憲法裁判所から解党処分を受ける可能性がある。タイの政治状況には様々な不確定要素がからまり、早期安定への展望は簡単には開けない。タイの民主主義が機能するか否かが、問われている。混乱の根っこにある亀裂の修復と国民和解に、サマック首相は最優先で取り組んでもらいたい。
 日本企業にとってタイは最大の投資先の1つだ。自動車関連や電子関連の日系企業の輸出拡大は、タイ経済が比較的好調を維持する要因ともなっている。昨年には日タイ経済連携協定が発効し、両国の経済関係は一段と緊密になりつつある。政治の混乱のためサマック首相の訪日がキャンセルされたのは残念だが、透明性の高い秩序だったシステムで幅広い意見を集約できる民主主義の強みを生かすことで、内政の立て直しを急いでほしい。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  秋風と共に、北京五輪の興奮は消えた。余波が残っているのが野球。プロ野球でダメだったのは基準が違った様だ。プロ野球は興業である。つまり見世物興業はお客を楽しませるのが仕事だ。プロレスに似ている。プロ野球はアマより上手だと言うことではない。見た目の美しさが必要。五輪では、「ゆるん」で見えた。どこがヘンだ。「坊主頭」もパフォーマンスなのか。プロとアマでは基準が違う。
  他の競技に比べて、疲れた。勝ち負けの結果が出るまでには、時間がかかり過ぎる。短期決戦の競技の多い中で、やたらと時間が掛けるゲームである。また、ルールや道具が標準化されてない。野球はローカル色の強いスポーツである。地方で楽しむ競技であろう。

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