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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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(NO 738-2008.07.17)シニアネット『おいおい』  第738号

2008/07/17

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/07/17━━


    シニアネット 『おいおい』        第738号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 鉾のこと話す仕草も京の人                稲畑汀子

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京都や八坂神社の「祇園祭り」は7月1日より29日まで連日諸行事がある。17日の「神幸祭」は、山という山車と、鉾の山車を整えて巡行して、夕方元の位置に戻る。鉾には稚児を乗せる。京都の古い風習である。その「鉾のこと話す仕草」は、京都の人らしい話しぶりである。京ことばは美しいが、その説明する手がもっと柔らかい。
「豪華なタべストリーや綴れ織、西陣織など飾られ、さながら動く美術館、ほぼ半日をかけて区域を渡る。」([角川俳句大歳時記]より)の様子を「話す」「京の人」が、京都らしい。神奈川県横浜市生まれ。高浜年尾の次女。(1931-  )。

┏━━鷹乃学習━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  17日は、「鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)」。72候の1つ。鷹の雛が飛ぶことを教わり覚える頃。
鷹は、死肉を食べない。その習性を生かして「鷹狩り」の狩猟に鷹を使った。
日本では、戦国時代や江戸時代は盛んであった。武将が、楽しんだのは情報収集のためとも、「鷹狩り」は単に現代のゴルフのような気晴らしの娯楽とも言われている。

┏━━水原秋櫻子忌━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  1981年7月17日、急性心不全で死去。88歳。私は、高浜虚子と水原秋櫻子の「歳時記」が好きだ。1931年に「ホトトギス」のを離脱した秋櫻子は、「自然の真と文芸上の真」を「馬酔木(あしび)」に発表した。1952年医業を離れ、俳句に専念した。1962年俳人協会長、1966年日本芸術院会員になる。
  虚子提唱の、「客観写生」に対して、風景描写に印象絵画風の西洋美を持ち込んだ。モダンな明るい外光を俳句にもたらした。ルノアールの抒情美を俳句に入れた。有季定型遵守の姿勢は守った。

┏━━石原裕次郎(あじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1987年7月17日、肝細胞癌で死去、享年52歳。生前、紫陽花をこよなく愛した。日活映画の俳優。1956年、スクリーンに登場して、31年間、エネルギーを爆発させた。「俳優なんざ男子一生の仕事にあらず。」と言い放ったりした。映画館に通い、裕次郎のヒット曲を覚え、束の間の「裕次郎の青春」を共有した。若者の理想の青春であった。そして、中年、「太陽にほえろ」のボス役としての統率力。そのまま行けば、完璧な男の一生だった筈だ。死の6年前の乖離胸部大動脈瘤の大手術を受けて、奇跡の生還を遂げたが、不死身ではなかった。。
NHK「ラジオ深夜便」では、17日の午前3時台は年代順に、10曲放送された。リスナーからの「お便り」は、70歳代の人が目立った。同じ日に、市川雷蔵が1969年に逝去している。眠狂四郎などの時代劇の俳優なのに、命名がない。神戸市須磨区生まれ。(1934−1987)。

┏━━全国一斉休業━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎抜本的な対策を◎
 日本漁業の窮状を訴えるため、20万隻の漁船が初めて、全国一斉に休漁した。漁船の燃料となる重油価格は、この5年で約3倍に上昇した。今年だけでも1・5倍になり、操業コストに占める燃料費の比率は3割を超える。
 一斉休漁を呼びかけた全国漁業協同組合連合会などは、「船の速度を落とすなどの省エネ努力も、もはや限界だ」と主張し、政府に対して、燃料費の補てんなどの直接的な補助を求めている。だが、原油高に苦しんでいるのは漁師だけではない。農家や運輸業界も同様だ。厳しい財政事情を考えれば、税金のばらまきにつながってしまう燃料費への直接補助は困難だろう。近海の漁業は家族労働も多い。本来ならその分の賃金も計算して採算をはじくはずだが、家族の労賃を度外視してもなお採算がとれず、赤字を余儀なくされている。

16日;読売社説(1)全国一斉休漁 漁師らの窮状を救うには
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080715-OYT1T00912.htm
『欧州連合(EU)でも、「支援する場合は、多すぎる漁船を一部廃船にするなどの体質強化策とセットで行われるべきだ」とする声が強い。日本の漁業界も、国の支援を求める根拠として、漁業の体質をどう強化していくのか、青写真を示す必要がある。
流通システムにはメスを入れなければならない。魚の価格はセリで決まり、燃料費の上昇分を転嫁しにくい。しかも、流通業者は、売れ残って捨てる魚のコストまで、流通経費に上乗せしている。100円の魚が売れても、60円はスーパーの取り分で、漁師の収入は24円だけだ。経費を差し引けば、もうけはいくらも出ない。これでは燃料費が高騰すれば、たちまち赤字になるのも無理はない。流通の効率化や計画的な仕入れを進めることで、漁師の取り分を増やす努力が必要だ。
 燃料費の負担増が大きい遠洋マグロ漁は、8月以降の長期休漁も決まっている。すでに小売価格も、じわじわと上昇している。魚の値上がりは、消費者の魚離れを一層助長しかねない。漁業界は、政府の対応次第では再度の一斉休漁も辞さない構えだが、魚価上昇をもたらす頻繁な休漁は、国民の理解を得られまい。

16日;毎日社説(1)一斉休漁 漁業の構造改革につなげたい
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080716ddm005070106000c.html
『意欲のある漁業者ほど、将来が見通せないため、借金がない今のうちにと、廃業を急ぐケースも目立つという。、原油価格の高騰に苦しんでいるのは、漁業関係者ばかりではない。漁業用の船舶に燃料として使われているA重油や軽油は、もともと免税扱いだ。すでに優遇されているうえ、さらに漁業向けの燃料費補助を行えば、税負担も加えて燃料を購入しているトラック運送業者などから、異論が噴出するだろう。補助金漬けは問題を先送りするだけになりかねない。
  燃料油高騰の問題は、単なる燃料油対策ではなく、構造問題の解決策を探り、日本の水産業の再生を図るという視点で取り組むべきだ。現在の漁獲割り当ては、水産資源の再生能力を超え、乱獲につながっていると指摘されている。休漁や、経済性の低い漁船の減船に対する補償を行い、資源の回復を図り、水産業全体の生産性を高めるようにすべきだ。漁業者ごとに個別の漁獲枠を設けて、乱獲につながらないようにするといった制度的な改革も必要だろう。
 かつてのように産地での流通を促し、地域振興に役立てるというような展開もあっていいはずだ。水揚げし、市場に出したら終わりではなく、流通過程での品質保持などにも取り組み、魚食文化の振興に、漁業者がもっと積極的にかかわるようにすべきだ。一斉休漁を機に、日本の水産業の構造改革が本格的に進むよう期待したい。

17日;朝日社説(1)危機の漁業―原油高に耐える体質を
http://www.asahi.com/paper/editorial20080717.html?ref=any
『漁業の生産コストに占める燃料費は3〜4割。運輸業界が1割程度だから、原油高ショックの大きさは他産業の比ではない。深刻なのは、この原油高が一過性ではない点だ。新興大国の急成長による需要増が将来にわたって見込まれており、世界規模で新価格体系への移行が起きていると覚悟せざるをえまい。だとすれば、原油高のもとでも続けられる産業へと体質を変えていく以外に、漁業を守る道はない。政府や自治体は、漁業の体質転換につながるように各種の対策や支援を組み合わせ、漁協などもこれに協力していくことが大切だ。 
 売値を上げるためには、漁獲を抑えて需給を変えることも避けられないだろう。たしかに魚離れが心配だが、穀物の高騰からすべての食料品が値上がり傾向にあるので、それとの競争だ。日本近海では乱獲が指摘されており、水産資源を守ることにつながる面もある。そのための休漁や減船は、補償などで支援したらどうか。 
 漁業者も魚を市場で量販店ルートへ流すだけでなく、質のいい魚を利益のでる値で売れるよう自ら販路を開拓する。いまや魚消費の4割を輸入に頼っている。原油高という苦境は世界のどこの漁業でも同じだ。日本食ブームもあり世界的に魚需要が増えているから、輸入価格も上がっていくだろう。 日本は排他的経済水域の面積が世界6位と水産資源に恵まれている。漁業の構造転換がその土台となる。 

17日;産経社説(1)一斉休漁 構造問題解決へのバネに
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/080717/env0807170336000-n1.htm
『全国漁業協同組合連合会(全漁連)の試算だと、このままの高騰が続いた場合、漁業就業者の4割近い約8万5000人が廃業に追い込まれるという。漁船用燃油のA重油は、すでに減免税措置があるだけになおさらだろう。漁業は総コストに占める燃料費比率が3割超と他産業に比べ大きいのは確かだが、いまだ一匹狼的な古くて非効率的経営が続いていることも、原油高に振り回されやすい体質となっている。こうした構造的問題の解決こそ先決だ。
 個々の漁業者がわれ先にと争って同一漁場に群がる現状では、互いの足を引っ張るだけだ。魚価の安定にならぬばかりか、乱獲による資源枯渇にもつながる。省エネ対策も急務だ。底引き網漁船では1ノットの減速で最大3割の燃費節減が可能という。イカ釣り船では集魚灯の光源を省電力型の発光ダイオードに変える工夫も始まっている。政府もこうした先進的取り組みを行う経営体には積極的な支援を惜しむべきではなかろう。
 水揚げから店頭まで4段階の仲買卸業者が介在するという独特な流通システムも見直せないか。地元の魚は地元で消費する「地産地消」の推進も流通コスト削減の上で重要だ。途上国の人口増、先進国で高まる健康志向などを背景に、魚の消費量は世界的に増えている。いくらでも安い魚を輸入できた時代は終わった。それも国内漁業には追い風だろう。危機を嘆くのではなく、再生に向けたバネとする知恵と努力が求められている。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 命日が重なった。死亡記事の新聞欄のようになり、気分が重くなる。俳句の水原秋櫻子をはずすと、俳句の神様が怒るだろう。石原裕次郎は、青春を共有した俳優だから。貧乏学生には、関係のないような裕福家庭の育った俳優で「嫌な存在」だった。今、上手とは言えない歌謡曲を聞いていると、青春時代の思い出と重なる。一体感が出る。
 社会へ出てからは、日活の映画など、縁遠い世界の話だった。映画など観る時間もなくなった。時々見たテレビドラマも、真剣に見てない。昭和の閉幕と共に、裕次郎の存在すら忘れてしまった。NHKの「ラジオ深夜便」で、まとめて映画の主題歌を聞くと、自分の人生と重ね合わせられて、二重写しになるのは不思議だ。

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創刊日:2001-07-23  
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