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シニアネット 『おいおい』

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(NO 729-2008.06.19)シニアネット『おいおい』 第729号

2008/06/19

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/06/19━━


    シニアネット 『おいおい』        第729号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 合歓の葉のねむれる花や桜桃忌                  石川桂郎

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6月19日は、太宰治の99歳の誕生日。6月13日に入水心中をした。遺体が発見されたのが、19日。39歳の誕生日でもあってので、三鷹市の禅林寺では、毎年6月19日に桜桃忌が行われている。16年間の作家生活は3期に分けられる。昭和21年11月から昭和23年6月までの約1年半。「ヴィヨンの妻」、「斜陽」、「人間失格」を書き上げた。太宰の生涯の理想像は、芭蕉の「かるみ」であったと言われる。
「合歓の葉」は葉が合する様子を婚姻に例えられる。「ねむれる花」とは夕方合掌して眠るように閉じる。作者は、太宰治と同じ年生まれ。東京都港区生まれ。(1909―1975)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E6%A1%83%E5%BF%8C

┏━━日中ガス田開発━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎主権と権益を守る体制の強化を◎
現実的妥協を論調する朝日と毎日に対して、主権と権益の外交上の問題の大切さを論調する読売と産経と日経に分かれた。東シナ海のガス田について、一部を共同開発することなどで両政府が合意した。海底資源などの権利を主張できる排他的経済水域(EEZ)の線引きに絡んで、長くもめていた問題だ。やっかいな線引きを棚上げし、なんとか妥協にこぎつけた。すでに稼働直前の段階にある白樺ガス田について、日本側が中国の開発会社に出資し、出資比率に応じて利益を分ける。もう一つは、日本側が主張する両国沿岸からの中間線をまたぐ海域で、新たに日中折半で共同開発する。協議を進めてきた日中両国政府が、双方の境界である「中間線」をまたぐ海域での共同開発などで合意した。
 
19日;読売社説(1)日中ガス田合意 「戦略的互恵」へ具体的一歩だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080618-OYT1T00858.htm
『これまで、ガス田交渉を難しくしてきたのは、日中の境界画定をめぐる主張の対立だった。日本側は、海底資源に主権的権利が及ぶ排他的経済水域(EEZ)について、両国の海岸線から等距離のところに中間線を引くべきだとしてきた。中国側は、これを受け入れず、大陸棚が及ぶ沖縄トラフ(海底の溝)まで、という「大陸棚自然延長」論を主張した。共同開発は、これらの相違をいったん棚上げし、「双方の海洋法に関する立場を損なわないことを前提」にしたものだ。
 だが、日中中間線をまたいだガス田の共同出資、周辺海域での共同開発が盛り込まれたことは、日本側の中間線に基づく主張を、限定的であれ、中国側が受け入れたとみることもできるだろう。国際判例でも定着してきている中間線の等距離原則を日本は引き続き堅持すべきだ。ガス田開発は、2004年に問題化した。外務、防衛、経済産業の各省は、ずっと以前に、中国がこの海域で開発を進めていたのを知りながら放置していた。事なかれ主義、縦割り行政に対して、改めて反省を求めたい。東シナ海のガス田は、中国にとってはエネルギー資源の確保だけでなく、「外洋型海軍」をめざす軍事戦略に深くかかわっているという。海洋国家・日本として、主権と権益を守る体制を、一層強化していかなければならない

19日;産経社説(1)日中ガス田合意 やっと対等の交渉可能に
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080619/plc0806190218001-n1.htm
『全面解決にはほど遠い。やっと対等な話し合いを行うスタートラインに立ったと認識すべきである。中国外務省は、「白樺」について「ガス田は中国主権の範囲内にある」と述べ、日中中間線についても「認めない立場に変わりはない」としている。中間線から沖縄トラフまでも自国のEEZとみなす中国の主張は、従来と少しも変わっていないのだ。
 2000年12月、ベトナム東部のトンキン湾の中越係争海域で、中間線近くを境界線とすることで両国が合意した。ベトナムが大陸棚が延びる海南島付近までを自国の海だと主張したのに対し、中国は国際判例を根拠に中間線を主張し、中国の言い分が通った。中国は国際法や判例を都合良く利用することもあれば、無視することもある。中国は1992年、国内法の領海法で尖閣諸島を一方的に自国領土と明記した。日本も昨年4月、EEZ内での試掘を可能にする法律と海洋政策強化のための海洋基本法が成立した。国内法整備でも、ようやく中国に追いついたといえる。尖閣諸島の統治強化を含め、今後も、原則を譲らない毅然とした対中外交を求めたい。

19日;日経社説(2)ガス田決着 平和の海来るか
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080618AS1K1800318062008.html
『中国は日中中間線を認めない立場を変えておらず、問題の根底にある領土・領海と中間線に関する対立は解けていない。今回の決着は、いわば難題を棚上げ・先送りして、とりあえず火種を1つ消した形だ。24日には海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が自衛隊の艦船として初めて中国を訪問する。東シナ海を「平和・協力・友好の海」にする、との両国首脳の合意がさらに具体化していくことを期待したい。
 対照的に東シナ海に波乱を呼びかねない問題が日本と台湾の間で起きた。台湾の遊漁船が10日、尖閣諸島付近の日本領海内で海上保安庁の巡視船にぶつかり沈没した。台湾では劉兆玄行政院長(首相)が日本との戦争の可能性を示唆する発言をするなど強硬論が高まり、16日には台湾の巡視船が日本の領海に侵入した。海保幹部が遊漁船沈没の5日後に「遺憾」を表明するなど、日本の対応は後手にまわった。領土や領海など主権にかかわる問題で毅然とした姿勢をとるのは当然だが、台湾での8年ぶりの国民党政権の誕生や中台関係の改善を踏まえ、これまで以上に注意深い外交対応が必要だろう。

19日;毎日社説(1)ガス田合意 「協力の海」へさらなる努力を
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080619ddm005070095000c.html
『火種が消えたわけではないが、両国間の「ノドに刺さったとげ」のような存在だった問題が収拾の見通しになったことをひとまず評価したい。ガス田問題の象徴的な存在となった「白樺」については、すでに開発を進めている中国企業に対し日本側が出資する。共同開発は日中が共同探査を行い、同意した地点を選択する。日本の開発参加に関しては、出資比率や利益配分などは今後の交渉で詰めるという。継続協議となった他のガス田の扱いも含め、互いに誠意をもって交渉を進めてほしい。
 東シナ海の天然ガスは、エネルギー戦略上のメリットは比較的少ないといわれる。日中がこの問題で対立したのは、エネルギー問題というより主権問題の要素が大きいからにほかならない。棚上げされた境界画定問題は主権や海洋権益にかかわるだけに容易に結論は出ないだろう。だが、東シナ海を真に「平和と協力の海」にするには、この問題にも粘り強く取り組む必要があると指摘しておきたい。


19日;朝日社説(1)ガス田開発―現実的な妥協ができた
http://www.asahi.com/paper/editorial20080619.html?ref=any
『双方が日中関係の全体をにらんで歩み寄ったということだ。この問題は5年ほど前、中国側が中間線付近で一方的に開発を始めたことから急浮上した。両国のナショナリズムがぶつかり合う形になってこじれた。そもそもEEZは、沿岸から200カイリまでを主張できるのが基本的な国際ルールだ。だが、日中のように地理的に接近していると双方の200カイリが重なってしまい、どこに線を引くかで利害がぶつかることになる。日本は、両国の沿岸からの中間をとってEEZの境界とするよう提案している。一方、中国は大陸棚が続くところまで沿岸国の権利は及ぶとの理屈から、沖縄の近くまでを中国側とするよう主張している。 
 結局、今回の合意は線引き問題に触れなかった。双方の主張が平行線のままなのは変わらない。それでもこうした妥協の形ができたのは、福田首相と胡錦濤国家主席の政治的な決断があったためだ。部分的に譲歩しても関係改善の流れに弾みをつけた方が、お互い利益が大きいという大局的な判断だ。 北京五輪を前に対日関係を安定軌道に乗せておきたいとの中国側の思惑もあったに違いない。 温家宝首相が「東シナ海を平和の海に」と和解を呼びかけて2年がたつ。ナショナリズムが絡む問題で妥協することの難しさが見て取れる。 原則での対立は横に置いて、大局で手を結ぶ。そんな現実的な知恵をほかの懸案でも働かせてもらいたい。 

┏━━医師増員計画━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎身勝手な、ご都合主義の増員計画だ◎
厚生労働省は、「安心と希望の医療確保ビジョン」をまとめ、養成する医師の人数について、これまでの「抑制」から「増員」へと方針転換した。1982年に医師数の抑制を閣議決定して以来、四半世紀ぶりの軌道修正である。医学部の入学定員は今年度約7800人だが、これをピークだった約8300人程度に増やす方針だ。
 
19日;読売社説(2)医師増員 計画的な養成と配置を図れ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080618-OYT1T00855.htm
『単に医師の全体数を増やすだけでは、直面している医師不足現象は解決できない。国はこれまで、医師数の増加ペースは抑制していたが、全体数を削減してきたわけではない。自治体病院など地域医療を担う中核病院を中心に、勤務医が次々と辞めていくからだ。総じて勤務医は開業医より収入が低く、長時間勤務の環境で医療にたずさわっている。とりわけ、産科や小児科、救急など、昼夜無く診察を求められる部門は過酷で、耐えかねた医師が開業医に転身している。医師が減り、残った医師はさらに過酷な状況になる、という悪循環だ。休日・夜間に対応しない開業医が少なくないことや、専門分野しか診ない医師が増えたことも、医師不足を助長している。
 こうした状況を改善するには、過酷な分野で頑張る医師、地域医療を昼夜支える医師に、格段に手厚く診療報酬を配分するなど、医療費の在り方を大胆に見直す必要があろう。不足が顕著な診療科の医師を重点的、計画的に養成することも重要だ。一定期間、指定の場所で医師に勤務してもらうような仕組みも検討すべきである。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「玉川上水」行きの直行バスが、我が町の堺市から出ている。玉川上水は、60年前の太宰治が入水自殺したときの写真によると山の中である。何とはいえぬ、親密感を覚えた。夜9時台に乗り込み、翌朝7時前には玉川上水駅に着く。途中、難波と京都は止まるが、京都以後は夢の中。
 NHKカルチャーアワーの文学探訪が、2006年4月から9月まで、ラジオ第2放送で、太宰治を放送した。テキストよると、太宰は「心の王者」を理想像とした。「物質的、生活的な世間の価値観に対し、俗世間を離れた純粋で高く豊かな精神を目指した。」と。そして、芭蕉の「かるみ」への到達。太宰が芭蕉の「かるみ」を目指したとは。ますます、親密感が増してきた。
http://www.nankaibus.jp/intercity/details_03.html

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  • 老々子2008/06/19

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