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シニアネット 『おいおい』

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(NO 726-2008.06.12)シニアネット『おいおい』 第726号

2008/06/12

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/06/12━━


    シニアネット 『おいおい』        第726号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 抱く吾子も梅雨の重みといふべしや             飯田龍太

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昭和26年6月作。自解によると、「この子は生まれて間もない次女であった。私の兄弟は5人あったが、男ばかりで、そのためか女の子がなんとなく珍しく、可愛かった。休日家に居るときは、時たま抱いた。この子は健康に育ったが、小学校に入る前年、急性小児麻痺で急死してしまった。病臥たった1日で、あっけなく死んでしまった。そのために、この句は、ないか特別のなまなましさで記憶を蘇らせるが、句そのもの陰翳とは関係はない。」とある。しかし、なんとなく暗いところがある。
昭和26年から3年間、山梨県立図書館に勤務。司書で、職場の雰囲気に馴染まず嫌気がさしていた。戦争で長兄と3兄を失う。敗戦後、昭和22年に次兄も病没する不幸に見舞われた。愛おしい「吾子」の重さは、兄弟たちの「重みといふべしや」。山梨県笛吹市生まれ。(1920-2007)。

┏━━首相問責決議━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎不毛で、不幸な「ねじれ現象」◎
 可決は不毛とする読売、産経。解散総選挙を論ずる朝日、毎日、日経となった。
 参院で、民主、社民、国民新3党が提出した首相問責決議が、戦後初めて可決された。問責決議には、法的な根拠は何もない。首相が内閣総辞職や衆院解散・総選挙には応じないとしているのは、当然のことだ。与党は対抗して、衆院で内閣信任決議案を可決する。来月には北海道洞爺湖サミットもある。福田内閣の基盤に影響がないことを内外に示す狙いだろう。
 民主党は先の臨時国会以降、首相問責決議案の提出を何度も検討しながら、先送りしてきた。審議拒否に走って国民から批判されることを恐れたためだ。国会の会期末になってようやく踏み切ったのは、今なら長期の審議拒否は避けられる、という計算が働いているのだろう。 首相は総辞職もしなければ、衆院の解散・総選挙もしない。参院の問責決議には法的な拘束力がないからというのは分かるが、内閣を信任するかどうか、政治の基本のところで衆参の意思がぶつかりあってしまうというのは異常事態である。 
 
12日;読売社説(1)首相問責決議 何のために可決したのか
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080611-OYT1T00968.htm
『このタイミングで福田首相の問責決議をなぜ提出、可決したのか。責任ある政党としての対応とは言えまい。結局、衆院解散に追い込む効力はないことを承知の上で、対決路線を強調し、国会閉会後も、党内を引き締めていく道具として、問責決議を利用したにすぎないのではないか。共産党が「効果のない状況で問責決議をしても、決議が軽いものになる」と共同提出に加わらなかったのも無理はない。
 小沢執行部が、一度合意した11日の党首討論を行わなかったことに対しては、党内から批判の声が上がっている。討論で首相から種々の政策協議を求められたら、決議案を出しにくいと考えたとすれば、本末転倒だ。民主党の党略優先の対応が、終盤国会を混乱させている。賛成方針を決めた日銀審議委員の同意人事も、国民新党に配慮し、採決見送りに転換した。
 参院外交防衛委員会では、衆院では賛成した日ASEAN経済連携協定などの審議に応じようとしない。与党は条約承認のため、国会会期を延長する方針だ。民主党は、国際的責任をどう考えているのか。国会論戦を放棄するというのは、論外である。

12日;産経社説(1)首相問責決議 不毛な民主党の対決路線 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080612/plc0806120214002-n1.htm
『首相はこれまで以上に粛々と懸案の解決にあたるべきだ。民主党は「首相を相手にせず」の方針とつじつまを合わせるため、今後の国会審議には応じないという。国政の停滞に拍車をかけるだけである。政略優先の対応から抜け出せないのは情けない。問責決議案提出に伴い、同じ11日に予定されていた首相と小沢一郎民主党代表による党首討論の機会が失われた。党内には討論に臨むべきだとの意見もあったが、首相の「クリンチ(抱き付き)戦術」に付き合うのは得策でないという判断がまさったようだ。
  国民が注目する中、政府の失政をただす絶好の機会にできたはずである。その自信がなくて党首討論を見送るなら、問責決議を出す根拠の薄弱さを自ら露呈したようなものではないか。首相問責決議後の審議を拒否するというのでは、議会政治は停滞し、国民の不信を深め、不毛な対立を生むばかりだ。
  問題は新制度を廃止した後の高齢者医療のあり方を示さない無責任な態度なのだ。参院という国政の一翼を担っている責任や自覚が希薄すぎる。民主党が目指すべきは与党との政策の競い合いだ。小沢代表ら党執行部があえてこれに耳をふさぎ、政局至上主義を貫くなら、責任政党を否定していると言わざるを得ない。

12日;毎日社説(1)問責決議可決 民主は自ら手足を縛るな
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080612ddm005070137000c.html
『小沢一郎代表は、国家公務員制度改革基本法で与党と民主党の妥協が成立し、対決ムードが薄らいできたことに不満だったのかもしれない。だが、仮に党内の引き締めといったお家の事情を優先したとすれば、筋が違うと言うべきだ。もっと不可解なのは、小沢代表と福田首相の党首討論が元々予定されていた11日に提出したことで、討論が見送られてしまったことだ。せめて首相と白熱した議論を戦わせた後に出すべきだった。
 民主党は決議の理由として、後期高齢者医療制度の廃止要求に与党が応じない点などを挙げた。ならば国会審議を通じて制度の欠陥をとことん追及して廃案、あるいは凍結に追い込む方法もあるはずだ。民主党は今後、審議に応じないという。対する政府・与党は国会の会期を21日まで延長する方針だ。条約の承認を目指すというのが理由だが、そこには民主党の審議拒否戦術に世論の批判を集める狙いがあろう。参院での問責決議に対抗し、衆院で内閣信任案も可決する予定だ。このままでは与野党が対決の演出にのみ力を注ぎ、議論しない国会が続く可能性がある。民主党内にはいったん問責決議を可決した以上、8月召集が予定される臨時国会以降も審議に応じないとの考えもある。決議に法的規定はないのだから、むしろ、何度でも提出するくらいの柔軟さが必要だ。自ら手足を縛ることはない。今後も堂々と審議をし、解散・総選挙を目指すべきである。

12日:朝日社説(1)首相問責―民意を問う日に備えよ
http://www.asahi.com/paper/editorial20080612.html?ref=any
『 「ねじれ」状況の中で、対決と協調が交錯するのは当たり前のことだ。ただ、参院で否決されても衆院で再可決できるという、ほとんどあり得ないような多数を与党が握っていたため、妥協より対決が前面に出がちだった。問題は、再可決頼みの政治をいつまでも続けるわけにはいかないことだ。この秋には、消費税などの増税をどうするか、負担の問題に結論を出さねばならない。それを先送りしてきたツケが、高齢者医療をはじめ社会保障の制度論議がどれも袋小路に入ってしまうゆがみに表れている。 
 来年度から基礎年金の国庫負担が引き上げられる。財源手当ての論議は待ったなしである。問責決議で与野党の対決色は深まり、民主党はなかなか協調姿勢には転じられまい。首相は、こうした問題も3分の2の再可決で押し切れると思っているのだろうか。 国民の負担増という難問に立ち向かうには、やはり新たに民意を問う必要がある。いつまでも先送りするというのでは政治の責任は果たせない。一方の民主党をはじめ野党も、税制のあり方や社会保障などについて、政策の枠組みをきちんと有権者に示すべきだ。それによって与野党の対立軸ははっきりするし、逆に協調すべき政策も整理されてくる。

 12日;日経社説(1)初の首相問責決議をどう受け止めるか
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20080611AS1K1100211062008.html
『野党が首相の責任を厳しく追及するのは当然としても、解散のない参院には内閣の進退を問う権能はない。野党多数の参院で首相問責決議を可決して衆院解散や内閣総辞職を要求するのは筋違いだろう。とは言え、問責決議可決の政治的影響は決して小さくない。参院から実質的な不信任を突きつけられた事実は福田首相に重くのしかかる。民主党などは次期国会でも冒頭から審議拒否に出る可能性があり、首相の政権運営や国会運営はますます難しくなる。今年の9月で衆院議員の任期は満3年を経過する。直近の各種世論調査でも「7月の洞爺湖サミット後、秋までには解散を」という声が強まっている。問責決議の是非は別にしても、衆院を解散して民意を問う時期が近づいているのも確かである。解散は政治の行き詰まりを打開する最も有力な手段であり、いつまでも先送りするのは無理がある。
 問責決議のあおりで11日に予定された党首討論が中止になった。小沢一郎民主党代表は問責決議を出す前に福田首相と後期高齢者医療制度などで政策論争をやるべきだった。対決優先で政策論争は二の次というのでは困る。与野党とも国会が閉幕したら直ちに政策を錬磨する作業に入ってもらいたい。税制や年金の抜本改革、医療費や地方分権、さらに道路特定財源の一般財源化などの課題が山積している。こうした課題で大きな方向を打ち出し、与野党が責任ある政策を競い合うことが大事である。 

┏━━スピード社の水着━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎情報に遅れをとった◎
北京五輪での競泳の水着について、日本の選手も英スピード社製の高性能水着を着ることができるようになった。騒ぎは今年2月、スピード社が新型水着を発表したところから始まった。2カ月で18個の世界新記録が出たが、そのうち17個はこの水着が着用されていた。「マジック水着」との驚きが世界に広がった。だが、日本国内では驚くだけではすまなかった。競泳の日本代表が8月の北京五輪で、世界新記録を連発している英国スピード社の水着「レーザー・レーサー」(LR)を着用できるようになった。選手、コーチに水着の選択権を委ねるのは当然であり、これで世界と戦う条件が整った。
11日;読売社説(2)スピード社水着 開発競争で水をあけられた
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080610-OYT1T00920.htm
『3社もLZRの着用を容認する方針だ。水着の開発競争で敗北を認めたことになる。LZRの素材である化学繊維は、日本の得意分野のはずだ。スピード社後塵を拝したのは、残念なことだ。3社が日本の水泳界を支えてきたのは事実だが、水連との契約の上に、あぐらをかいていたということはないか。昨年、LZRの前のモデルを着た外国選手が好記録を連発し、注目された。だが、海外の情報を分析する部門を持たない水連内部では、水着の性能の違いを指摘する声はほとんどなかったという。
 今年に入ってLZRが発表され、3月の欧州選手権などで世界新が相次いだことから、ようやく水着に目を向け始めた。情報戦で後れをとったことが、今回の騒動につながっている。水着がこれほど注目されたことはないだろう。騒動の過熱ぶりに、北島選手は、「泳ぐのは僕だ」と書いたTシャツを着て、プールに現れた。水着ばかりに関心が注がれ、日ごろのトレーニングの成果が正当に評価されないのは、選手にとって本意ではあるまい。
 五輪という最高の舞台に臨む選手が、記録の出る水着を着たいのは、ごく自然な気持ちだろう。日本代表もLZRを着られるようになることで、他国の有力選手と同じ条件で戦えるようになる。着たい水着を自ら選び、五輪で全力を尽くしてほしい。

11日;朝日社説(2)スピード水着―さあ、実力の競い合いだ
http://www.asahi.com/paper/editorial20080611.html
『スポーツと用具の関係をめぐる問題は古くて新しい。もともとスポーツと用具は二人三脚で歩んできた。新しい技術や用具が人間の新しい可能性を引き出し、限界を超える支えになってきた。用具にも絶えず新しい発想が求められる。 その意味では今回、国内メーカーは完敗だった。着心地を重視し、体を動きやすくして選手の能力を発揮させる。それが国内メーカーの考え方だ。 スピード社は違う。着心地を切り捨て、水の抵抗を減らすことを最優先に設計した。超音波加工技術を採用して縫い目をなくし、強烈に締め上げることで体の凹凸を滑らかにしたのだ。 
 技術や機能の細部を磨き上げるのは得意だが、従来の発想を一変させるような創造性に弱い。日本のもの作りに共通することかもしれない。水泳連盟にも新しい発想へのぬかりがあった。昨年の世界選手権で新水着の原型を着用した選手が好記録を出していた。それなのに手をこまぬいていた。「まさか水着でそれほど記録が違うわけがない」と古い考えにとらわれていた幹部が多かったのだろう。北京五輪は水着で差はつかなくなった。選手の力によるさらに高レベルな競い合いを期待したい。 

11日;産経社説(2)スピード水着容認 世界と戦う条件が整った
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080611/oth0806110257001-n1.htm
『オリンピックは技術革新の実験場でもある。選手が自らの限界に挑戦するように、スポーツ用品メーカーも4年に1度の世界的なイベントに合わせ、新製品を開発して技を競う“もう一つの戦い”が繰り広げられる。日本のメーカーは陸上競技の靴やテニス、バドミントンのラケットなどで定評があり、有力外国人選手がこぞって使用するものもある。4年後のロンドン五輪では国内3社が誇る開発、技術力で水着に再チャレンジしてほしい。
 また、北島選手はミズノ社とアドバイザリー契約を交わし、他にも社員選手がいる。企業として自社製品の着用を望むのは当然だが、LR解禁を了解した以上、国内3社は現場サイドの意向を尊重して、これまでと同じような支援を行うことを期待したい。水着によって記録が短縮され、勝負が決まるのはスポーツの基本から外れるとの見方がある。主役はあくまでも選手だ。メダル獲得には日ごろの鍛錬の成果が試される。一層の奮闘を望む。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 この「身辺雑記」は、300字にしている。本来なら、スペースも字数にはいるが、計算に入れてない。実際の文字数である。起承転結のある文章なら400字が適当かも知れない。しかし、字数が多くなると文章に締まりがなくなる。削りに削って真髄を読んでいただきたいと考えているうちに300字になった。余韻を持たせたいと欲張りもする。全部を書かない。70-80%を文字にして、文字になってない部分を読者に考えていただきたいと願う。
 近所に、薔薇屋敷がある。盛りを過ぎて、緑の葉が茂っている。満開の花盛の時より、薔薇がすっかり散ってしまった後のほうが、情緒がある。静けさを取り戻した薔薇屋敷は美しい。薔薇のない期間の方が長く、手入れが大変だ。

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