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シニアネット 『おいおい』

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(NO 725-2008.06.11)シニアネット『おいおい』 第725号

2008/06/11

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/06/11━━


    シニアネット 『おいおい』        第725号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 末の子が黴と言葉を使ふほど               中村汀女

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昭和9年(1934)作。昔の梅雨は「黴(かび)」が身近にあった。部屋は黴くさく、食べ物にすぐに黴が生じた。黴は身近に生きていた。大家族で、子供も大勢いた。その大勢の中の「末の子」が「黴と言葉を使ふほど」に成長したのである。母親はうれしい。雑菌が、よい役割をしていた時代である。
「黴」は、うっとうしい季節の象徴である。高温高湿の状態の食べ物や器具や衣類の状態をいう。特に、手入れが悪いと靴に黴がわくことがあった。衣類も目にはみえないが、手入れが悪いと、なんとなく黴臭い。熊本市生まれ。(1900-1988)。

┏━━無差別殺傷事件━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎総合的な防御対策を◎
 新聞社の「知恵」の絞りどころだ。対策の道筋の見える論調がない。5紙とも「解説社説」の域を出ない。犯人像の分析や青年深層心理を見なければならない。「孤独」が犯罪の動大きな要因である。見落としていないだろうか。集団の起こす犯罪でなく、個人の犯す犯罪である。
買い物客が賑う日曜の昼下さがりの歩行者天国が、一瞬にして暗転して惨劇の舞台となった。派遣社員の25男がトラックで人込みに突入した後、短剣形の両刃ナイフで次々と切りつける。世界的にも知られる電気街、東京・秋葉原のど真ん中で、無差別の殺傷事件が起きた。7人もの命が奪われ、10人が傷を負った。 
 犠牲者の中には、10代の大学生もいれば、息子と買い物に来た70代の元歯科医もいた。「悪い夢を見たようです」。悲報を受けて、そう語った遺族、まして殺された当人たちの無念さはいかばかりだろうか。 あまりにも残虐で、許しがたい凶行だ。

6月10日;朝日社説(1)無差別殺傷—凶行のなぜを知らねば
http://www.asahi.com/paper/editorial20080610.html
『 男は事件の前々日に職場を無断欠勤し、その翌日にはトラックを借りる予約を入れた。こんな凶行を数日前から計画していたのだろうか。その冷酷さは空恐ろしさを感じさせる。男の中で膨らんだ殺意は身勝手としか言いようがない。 事件当日には、携帯サイトの掲示板に「秋葉原で人を殺します」との書き込みもしていたらしい。そんな予兆にだれかが気づき、手を打てていればと考えると、残念でならない。  
 今回逮捕された男は、出身地の青森県で進学校に通っていた。順調そうだったのに、なぜ自暴自棄になってしまったのか。職場や家庭、生活に不満があったのか。この社会のどこかに生きづらくさせるものがあったのか。 今の日本社会に閉塞感が漂うといわれて久しい。だが、それは決して他人を攻撃する理由にはならない。 
 今後の捜査や裁判を通じて、できる限り真相に迫ってもらいたいが、それだけでは足りない。一見平穏なこの社会のどこかに若者を暴走させるものがあるとすれば、それを探って、何とかしなければならない。そうでなければ、巻き込まれた人たちの「なぜ自分に刃物が向けられたのか」という疑問や無念さに答えることにもならないからだ。 

10日;読売社説(2)無差別7人殺害 安全が足元で揺らいでいる
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080610-OYT1T00039.htm
『他人を巻き込んで、自らの破滅願望を満たそうとする。若い世代に、社会に適応できない、未熟な人間が増えているのだろうか。雑踏の中でいきなり凶器を振り回されれば、防ぎようがない。荒川沖駅の事件が起きたのも日曜日だった。これでは、繁華街などの散策を楽しめない、と不安に思う人もいるだろう。社会の安全が、足元で揺らいでいる。福田首相も「社会的背景も含め、対応策を考えてほしい」と泉国家公安委員長に指示した。家庭や学校に問題がないのか。早急に原因を探る必要がある。
 秋葉原事件の容疑者は、犯行の約7時間前に、携帯サイトの掲示板に「秋葉原で人を殺します」などと書き込みをしていた。事前に発信元がわかれば、対応が可能な場合もあるだろう。現状は、警察が裁判所の捜索差押許可状を取ってサイト管理者などに発信元を照会している。犯行予告があったら速やかに警察に通報され、取り締まることができるような仕組みも検討課題だ。

10日;日経社説(2)無差別殺傷は防げないのか
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080609AS1K0900309062008.html
『犯人の心理の分析も欠かせない。「世の中が嫌になった」心理状態が何を契機に「誰でもいいから人を殺したい」に至ったのか。心理学や犯罪学の専門家の手を借りて解明してもらいたい。「何をやってもうまくいかないから、人を殺したかった」。犯行直後に述べた、この動機というか心理状態も似通っている。今回の犯人の供述内容や、ネット掲示板に携帯電話から犯行を予告するメールを送りつけていた異様な行動は、おぞましいほど相似している。
 99年末に掲載した、1年を振り返る本社の社説は次のように書いている。「無差別殺傷事件で逮捕された若者はそろって、自身の社会的な挫折が引き金となって募った『世間への恨み』を動機として供述した。時代は再挑戦が可能な開放的な競争のしくみと、挫折者の恨みを和らげ社会の信頼を維持する多様な安全網を必要としている」。 状況は、今も、変わっていない。

10日;毎日社説(2)秋葉原通り魔 事件続発の原因究明を急げ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080610ddm005070003000c.html
『刃物が繰り返し凶悪事件で使われているのに、軍用ナイフまでが事実上野放しにされてきたことには疑問なしとしない。殺傷力が強く、日常生活では必要性の低い刃物については、銃器に準じた取り締まりを検討すべきではないか。警察が銃刀法に基づく取り締まりを強化すべきは言うまでもない。
 かつては変質者の犯罪とされた通り魔に、逮捕覚悟で社会へのうっ憤を晴らそうとする“自爆テロ型”の犯行が目立つことにも注意したい。いかなる理由があろうと言い訳とならないことはもちろんだが、いわゆる格差の拡大によるゆがみが、犯行の陰で作用している可能性は否めない。
 多くの容疑者らが、犯行前に孤立感を深めていることにも注視したい。自殺の増加とも通底していそうだが、都市化や就労構造の変化などが進む中で、社会としての包容力が弱まっていることが災いしていないか。今こそ徹底した検証と再発防止策が必要だ。通り魔を常軌を逸した者の犯行と片付けているだけでは、惨劇の再来を防ぎ得ない。

10日;産経社説(1)秋葉原無差別殺人 治安に強固な街づくりを
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080610/crm0806100422002-n1.htm
『無防備の市民を無差別に襲う事件は、残念ながら後を絶たない。 秋葉原事件の男も、「生活に疲れた。殺すために秋葉原に来た。誰でもよかった」などと供述しているという。自暴自棄になっての凶行をうかがわせる。男は携帯電話のネットに殺人予告し、レンタカーで静岡県から秋葉原までわざわざトラックを運転して犯行に及んだ。用意周到に計画した殺人ともいえる。
 わが国は長年、治安の良さを誇ってきた。国民は「治安は警察に任せておけば大丈夫」との認識が強かった。しかし、これだけ凶悪で想定外の事件が頻発したのでは、そうは言っていられまい。国民一人一人が治安対策に関心を抱き、安全への自覚を持つことが肝要だ。繁華街などは、警察はもとより地元の商店街、地域住民が安全で安心な街をどう構築していくかも喫緊の課題である。

┏━━ヒラリー徹退━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎政治の世界への女性の進出の難しさ◎
 米国に「ガラスの天井」という言葉がある。女性の昇進を阻む、社会の目に見えない障壁のことである。中でも、大統領の座はきわめつきの高くて硬い天井のかなたにある。そこに挑戦したヒラリー・クリントン氏の戦いが終わった。民主党予備選での敗北を認め、大統領選から撤退した。 「ガラスの天井を打ち破ることはできなかったけれど、皆さんのおかげで1800万のヒビを入れることができた」。撤退を表明した演説で、クリントン氏はこう語った。 史上初の女性大統領の誕生まであとひと息のところまで迫った事実を支持者と悔しがり、そして喜び合ったのではなかったか。 

11日;朝日社説(1)ヒラリー氏撤退—ガラスの天井が壊れる日
http://www.asahi.com/paper/editorial20080611.html?ref=any
『 クリントン氏は今回の予備選を「転機の選挙」と呼んだ。「女性への偏見があるのも事実」と振り返った。序盤の選挙戦では、行く先々で「女性に軍の最高司令官が務まるのか」と質問を浴びせられたという。共和党を代表する女性政治家の一人、ホイットマン元環境保護局長官は、女性候補が直面する障害の大きさを米紙に寄稿した。 「クリントン氏がはっきり物をいえば、率直というよりいじわるとなり、涙を流せば、やさしいではなく弱い、となった」。むろん、敗れた理由を女性であることだけに帰することはできない。元ファーストレディーとしての知名度や経験が、「変化」を訴えたオバマ氏の新鮮さを逆に浮き立たせる形になり、競り合いに負ける要因になった。 
 男女平等を建前とする米国だが、現実は甘くない。大統領の継承順位が副大統領に次ぐ下院議長に初めて女性が就任したのは昨年だ。下院議員の女性比率は17%で、なんと世界83位だ。北欧やアジア諸国では女性大統領や首相も珍しくない。メルケル首相が活躍するドイツは、議員比率でも32%で17位だ。 

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 また、また、無差別殺人事件。「誰でもよかった」は無限の冷徹さがある。事前の予知が出来ないのか。「予防」とか「予測」が出来ない。3%の不具合は許容できる社会で良いのがだ、「無差別殺人」は起こりすぎる。
 統計学では、「99%検定」と「97%検定」がある。完全でない社会では、3%くらいの不具合を許容する。「滅多に起こらない」はずの事象が「たびたび起こる」。
無差別殺人は死刑にする位の抑止力が必要だ。起こす可能性のある人物を事前ひ発見する「予知」ができないか。事件を起こす可能性のある人を早期に発見し対策する。「まさか、あの人が。」が多くなりすぎた。「不審な人を見かけたら110番」の「不審な人物」が分からない。

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創刊日:2001-07-23  
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