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シニアネット 『おいおい』

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(NO 722-2008.06.04)シニアネット『おいおい』 第722号

2008/06/04

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/06/04━━


    シニアネット 『おいおい』        第722号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜              桂信子

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昭和23年(1948)作。谷崎潤一郎の『細雪』は滅びゆく文化を描いた名作。四季折々の風物を巧みに織りなして物語は進む。岐阜の大垣から車で2,30分の豪農に招かれてホタル狩りをする。「瞑想的な。それでいてお伽噺の世界じみた、子供っぽいところもある。」と言いながら、「何か、自分の魂があくがれ出して、あの蛍の群れに交って、水の面を高く低く、揺れて行くような、そういえばあの小川は、蛍を追って行くと、随分長く、一直線に、どこまでもつゞいている川であった。」と。恋に悩む女性の心境を見事に描いた。
「ゆるやかに着て」は着物の状態だが、ここでは着ている人の心の緊張を詠った。「ひとと逢ふ」は恋である。蛍の光にふさわしい、湿度と温度がやや高く、風のない夜である。官能的であり、官能的でない。信子33歳の句。夫に7年前に先立たれ、生家を空襲で焼失、勤務の日々、母娘で暮らす毎日。癒えぬ孤独を俳句につくした。「やはらかし」は「柔らかいという触覚に関わる語は身体感覚を呼び起こす。この身体感覚こそ信子の句の特徴づけるものなのである。」(『女性俳句の世界』第3巻より)。大阪市生まれ。(1914-2004)。

┏━━食糧サミット━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎中長期の方針と対策を◎
 国連食糧農業機関(FAO)主催の「食糧サミット」が3日から5日まで、ローマで開かれる。今回の食糧サミットの正式名称は「世界の食料安全保障に関するハイレベル会合」だ。これが示す通り、問題は途上国の飢餓や食糧不足危機だけでなく、食糧需給の将来不安、とりわけ日本など食糧輸入国の安全保障にも及ぶ。しかも、世界的な食糧価格高騰の要因は、需給構造の変化、地球温暖化、アフリカなどの開発の遅れ、投機マネーの流入、穀物を原料とするバイオ燃料増産、輸出規制など多岐にわたり、それぞれが複合的に絡み合っている。
 国連食糧農業機関(FAO)主催の「食糧サミット」に、欧州歴訪中の福田首相が出席して演説した。演説の中で首相は、貧困国に農産物の種や肥料などを供給する5000万ドルの追加支援の実施を表明した。農産物の輸出国に対し、輸出制限の自粛も求めた。
 
3日;産経社説(1)食糧サミット 洞爺湖に成果つなげたい
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080603/plc0806030250002-n1.htm
『対策も緊急、短期、中・長期で、かつ総合的、包括的な取り組みが不可欠だ。国連はいま、そうした問題意識から食糧問題に対する「包括的行動枠組み」を策定中だが、日本もこれに積極的に加わる必要がある。
 日本が主導して5月末に横浜市で開いた第4回アフリカ開発会議(TICADIV)でも、食糧問題は主要テーマとなった。政府は追加的緊急食糧支援、政府開発援助(ODA)の倍増計画を含め、アフリカの農業生産力の向上、農業・交通インフラの整備など総合対策を打ち出した。会議ではまた、いまやODA額を上回った民間の対アフリカ直接投資のさらなる増加が緊要との認識も初めて示し、日本政府による民間投資倍増の環境づくりも「横浜行動計画」に盛り込んだ。中国の例を見ても、外国からの直接投資は経済発展のカギを握る。問題は実行だが、今回の会議では初めて実行検証システムも設置された。日本の誠実さを示すものである一方、責任は重い。
 食糧危機は、関連し合う地球温暖化問題と並んで、地球的規模の課題であり、国際協調が欠かせない。問題点の洗い出しを続けつつ、TICADIVや食糧サミットの成果を7月7日からの主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)につなげる必要がある。議長国・日本の役割と責任は大きい。世界の食糧価格高騰問題に取り組むには、国内の食料自給率の向上を含め、農業食糧政策の抜本的見直しも常に必要となる。政府の認識と覚悟が問われている。

4日;読売社説(1)食糧サミット 第2世代バイオ燃料の推進を
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080603-OYT1T00839.htm
『首相が強調したのは、間伐材や稲わらを原料とする「第2世代」のバイオ燃料の推進だ。バイオ燃料の増産が世界的な穀物価格の上昇につながっている、との認識に基づくものだろう。バイオ燃料の大半はトウモロコシやサトウキビからつくられ、それぞれの主産地である米国とブラジルが年々増産している。米国では収穫の4分の1にあたる年間8000万トン以上のトウモロコシが、燃料に回されている。米国の農家はトウモロコシを増産するため、小麦や大豆の作付けを減らし、これが穀物価格を押し上げた。安い穀物を買えなくなった途上国では、暴動や政情不安に発展した。
 バイオ燃料は温暖化防止には役立つ。しかし、一方で食糧不足のため、毎日、世界各地で2万4000人が餓死しているという現実がある。農作物を“燃やす”ことには慎重であるべきだ。食糧サミットでバイオ燃料になんらかの歯止めをかけることを検討すべきだろう。「第2世代」のバイオ燃料が安いコストで生産できれば、食糧確保と原油相場の引き下げに、一石二鳥の効果がある。FAOなどの予測では、今年の世界の穀物生産は約22億トンと昨年より4%近く増える。中、長期的にみると価格は大きく下落はせず、今後10年間のコメや小麦の価格は過去10年より3〜4割高くなると見られる。中国やインドなどの需要増に、増産が追いつかないためだ。
 世界は、食糧、エネルギー、環境問題という三つの困難な課題に直面している。それぞれ密接に関係し、個別に解決することは難しい。これまで以上に、世界規模の連携が必要だ。先に横浜市で開かれたアフリカ開発会議や福田首相の英、独、伊3か国訪問には、こうした課題に取り組む手がかりを得る狙いがあった。首相は北海道洞爺湖サミットに向けて、難題の解決に道筋をつけねばならない

4日;日経社説(1)食料危機の解決に短期と長期の視点を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20080603AS1K0300403062008.html
『食料危機を解決する方策を探るには、短期と長期の2つの視点が欠かせない。食料の値上がりにより飢餓者がアフリカやアジアで約1億人も増えたとされる。短期的に急ぐべきは、人々が日々の生活に困る貧困国や途上国への緊急支援である。日本は1.5億ドルの援助を実施する。米国は約10億ドルの援助計画を発表している。食料危機は気候変動と同様に地球規模の問題である。大型の緊急融資枠を設けた世界銀行など国際機関の役割は重要だが、ことは人道問題だ。先進国も機動的に援助の手を差し伸べたい。原油高を受けてトウモロコシなどの農産物のバイオ燃料向け利用が広がった。その結果、食料生産が圧迫された事実も見逃せない。洞爺湖サミットでは、食料と燃料を両立させる農業政策や技術開発で、国際協調の道を探るべきだ。
 長期的には、日本を含め世界規模で食料生産を拡大する必要がある。日本の食料自給率はカロリーベースで39%と、先進国でも目立って低い。自給率を高める知恵を絞るべきだが、その目的を大義名分として市場を閉ざしたまま国内農業を保護する発想は誤っている。自給率の向上は国内での生産性の向上が絶対の条件となる。耕作放棄地が増えている現実も踏まえ、農業に競争力を持たせるように農政の発想を根本から転換すべき時が来ている。今回の食料危機は日本の農業に改革の加速を迫っていると考えるべきだ。
 世界的な農産物の生産と消費の偏在を解消するには、農産物の貿易を円滑化する手段を講じるべきだ。グローバル経済では工業品と同様に農産物も自由貿易が大原則だ。輸出規制も輸入規制も原則に反している。 

┏━━町村発言━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「減反した耕作地の生産を検討したい」の発言に、「米が増産されて、米が安くなるから困る」と反論するのはすこし変ではないでしょうか。外国援助にコメを回したらよいのではないか。5億ドル支援する。これは、どこかの国の食糧を買う援助資金ですね。コメの現物支給も悪くはないのではないですか。意味不明の「補助金」より使途としては筋が通るのでないですか。
 60年も前の敗戦後、コメを援助されたことがある。食糧事情の悪い時代であったが、「シャム米」というコメの配給を受けたことがある。炊き方が悪いのか、臭くて食べられなかった。トウモロコシの配給もあったが、料理方法が分からず困った。食糧は、ご当地の産物が一番良いのですね。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  5月下旬に、いろいろな会合の総会があった。5月の最終土曜日は40年勤務して定年を迎えた会社のOB会、久しぶりに出席した。不思議と他の行事と重なって出られなかった。出てみると案外楽しい印象をもった。
文化が同じだから、なんとなく落ち着く。のめり込みたくなるが、ちょっとだけ甘えてみる集団であるかも知れない。気の許せる仲間だが、慣れると困る集団でもある。「会社弁」で話すから。説明部分不要な直接会話の連続。慣れてしまうと困ることにもなる。単一民族の良さが悪になる。他愛のない話題。結構楽しい時間を過ごせた。同窓会や同期会とは違う楽しさである。県人会の「ふるさと」の要素が加わると、過剰気味なところも出てくる。

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創刊日:2001-07-23  
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