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シニアネット 『おいおい』

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(NO 721-2008.05.31)シニアネット『おいおい』 第721号

2008/05/31

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/05/31━━


    シニアネット 『おいおい』        第721号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 麦車馬におくれて動き出づ                芝不器男

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大正15年(1925)作。昔は、2毛作の裏作に麦を植えた。5月31日は、「麦秋至(ばくしゅういたる)」である。つまり、麦の刈り入れの頃。麦を刈り取って麦を車に乗せる。麦が、山のように積まれた車。その車を馬に曳かせる。馬の動きと車体の間のゆるみが、「おくれて」となる。馬の動きが、すぐに車体に伝わらない。
「麦車」が「馬におくれて動き」が「出づ」。この微妙な一瞬の「動き」を捉えた。ただ、馬と車の運動の時間のずれを的確に表現した。「牧歌的要素の甘美さと、ものうさと、なつかしさとがこめてある。」(中村草田男)。愛媛県生まれ。(1903−1930)。享年26歳。

┏━━麦秋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 初夏に刈り取られる麦。厳しい冬に、麦踏をして分株した麦。成熟した麦は、初夏の空気の中、はじけた香りり。麦は稲作の裏作であるから、収穫は梅雨期にはいる前の短い期間に行われる。刈り取りは、鎌を使い人力で行われ、農家は多忙な重労働であった。稲田水田が確保され、麦は専用畑になった。収穫もコンバインによる収穫になり、楽な農作業になった。
 映画「麦秋」は、小津安二郎監督、原節子主演の昭和26年(1951)作。淡々たる日常生活を描いた。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD27337/comment.html


┏━━成熟した「社説」を━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  最近は、社説の論調の薄さを見せつけられる。社説は社内で論議され、新聞社の英知を集められた論調が発表せると期待している。ニュースをよく検討して、分析して書かれるものだ。それが、生半可な分析と予測で書かれる。現場から送られてきた記事を吟味して、愛読者に正しい「報導」をするのが任務であるはずだ。
 社説のテーマは、すこし遅れてもよい。慎重な論調を望む。「公務員改革」、「中国への自衛隊機派遣」について、その感想を持つ。前日の論説と翌日の論調、まったく「逆転する」でよいのだろうか。そうした意味で、「おちょくり」の対象に耐える「社説」が少ないのは淋しい限りだ。

┏━━自衛隊機派遣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎新聞社の「良識」を疑う◎
驚く乱調の社説の典型が、「中国への自衛隊機派遣」である。事態の真実を見つめてない。先走りもいいところである。いい訳社説である。どんな顔をして謝罪しているのか。29日の社説とは関連はどうなったというのか。社説は、「解説記事」ではない。長中期の視点が望まれる。
四川大地震の救援のため、日本政府が検討していた自衛隊機で支援物資を中国に運ぶという案が見送られた。中国国内で自衛隊機の受け入れに反発があることを考慮したもので、代わりに民間のチャーター機が使われる。

31日;朝日社説(1)自衛隊機見送り―中国の心をくみ支援を
http://www.asahi.com/paper/editorial20080531.html?ref=any
『今回の日本の対応で気がかりなことがある。中国の事情を考えると、細心の上にも細心の注意を払って進めるべき問題なのに、自衛隊機の派遣にあまりにも前のめりになりすぎなかっただろうか。いま日本がすべきことは、地震への救援に最善を尽くすことだ。陸上自衛隊は大量のテントの提供を渋っているようだが、ここは送れるものはできるだけ多く送るべきだ。自治体などで備蓄しているものも活用したい。 さらに医療や防疫、仮設住宅の建設など様々な分野で日本が協力できることがたくさんあるはずだ。 日中間には、安全保障や食の安全など難題がいくつもある。だが、苦しい時には助け合うという隣人としての原点を改めて思い起こしたい。

31日;読売社説(1)空自機中国派遣 見送られた歴史的な一歩
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080530-OYT1T00878.htm
『残念だが、やむを得ない結論である。四川大地震では、4500万人以上が被災し、特に、テントや仮設住宅が大量に不足している。災害救援で重要なのは、スピードだ。日本が、機動性のある空自機を活用しようとしたのも、人道的観点からの発想だ。米国やロシア、韓国も既に、軍用機で救援物資を中国に届けている。
 日中関係を重視する胡錦濤国家主席は5月の来日時に、歴史問題には固執しない姿勢を示し、江沢民前主席の対日強硬路線と一線を画した。空自機派遣の環境は、徐々に整ってきていたはずだ。それにもかかわらず、中国のインターネット上で、空自機派遣への反対論が広がった背景には、90年代半ば以降の偏向した愛国主義教育による反日世論がある。中国政府自身が今や、ネット世論の暴走を御し切れないでいる。日中双方が、自然な形で災害救援をできてこそ、真の「戦略的互恵関係」に近づく。

31日;産経社説(1)自衛隊機派遣 日中の問題点克服しよう
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080531/plc0805310304000-n1.htm
『日中関係が抱える問題点などを浮き彫りにした。今回も日本のメディアが自衛隊派遣を取り上げると中国のインターネットで批判的な書き込みが相次いだ。感情的な反発に走るだけでは両国間に真に建設的な関係を構築することはかなわない。中国側には国内政治への思惑もあったのだろうが、自衛隊を受け入れることで過去のわだかまりを払拭する好機にしてほしかった。
 自衛隊の被災民支援や人道復興支援活動は、現地の人たちと同じ目線に立つなどして派遣先での住民の信頼を勝ち取っている。中国も国際公共財といわれる自衛隊に学ぶ意味合いはあった。日本としては、国際緊急援助隊法による自衛隊派遣には中国政府からの要請を待たざるを得なかったわけだが、諸外国の対応に比べるといかにも鈍い。事前の交渉も甘かった。災害支援はスピードが勝負だ。手続きなどを含め必要な見直しを行うべきだ。即応性と熟練度の高い自衛隊の活用は大きな課題だ。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 久しぶりに、映画館の近くで用事がすみ、映画を見る時間があった。映画は孤独であり、自分と対峙できる。映画を2本見た。1本はアクション、もう1本はどたばたコメデイ。「ランボー」は、闘うので気晴らしになった。映画は楽しいものである。他人に干渉されることなく、自分の感性と対峙できる。独特な時間と空間。
 「最高の人生の見つけ方」が、どたばた映画と分かり、ガッカリ。俳優までが、喜劇俳優に見えた。映画は娯楽だ。映画を見た後になんともいえぬ「満足感」に浸れるとうれしい。人生を考えさせられる映画もある。魂を揺さぶる作品もある。いい映画は、エンディングを席にじっと座って静かに字幕を見る。この幸運に恵まれたいものだ。

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創刊日:2001-07-23  
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