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シニアネット 『おいおい』

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(NO 713-2008.0506)シニアネット『おいおい』 第713号

2008/05/06

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/05/06━━


    シニアネット 『おいおい』        第713号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 小でまりの花に風いで来りけり          久保田万太郎

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昭和38年5月6日午後3時半作。安住敦の師万太郎に関する記録である。「 『花というもの』と突然先生はおっしゃった。『その年によって妙に目につく花というものがありますね.』 『ことしは何の花です?』と受けながら、ふと先生の視線を追ったわたくしの目に、とある屋敷の庭に咲き垂れたコデマリの花がありました。<小でまりの花に風いで来たりけり> と、先生はつぶやかれた。私の聞いた先生最後の句でした。」。
この2時間後、市谷の梅原龍三郎邸で,赤貝の鮨による誤嚥下気管閉塞の事故で急逝した。
「花に風いで来りけり」と大詩人の最後の遺作らしい風格がある。東京都生まれ。(1889−1963)。

┏━━蛙始鳴(72候)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「かえるはじめてなく」。田野の蛙が鳴き始める頃。田植えは旧暦の5月(新暦の6月後半)で,梅雨の時期であった。現在は灌漑の進歩や早稲種の一般化により、5月初旬のGWに田植えを行う地域が増えた。また、二毛作の麦の作付が無くなり、麦の収穫まで田が使えないと言うことがなくなった。神社の田植えの行事が6月後半に残り、生活実感とは合わなくなっている。
 カエルは、春の季語だったが、芭蕉以降夏となった。日本人の伝統的な感受性は、出始めを重んじる。蛙はもともと声を愛でるものだったが、芭蕉の「古池」の句や一茶の「痩せ蛙」の句がその伝統を破った。

┏━━世界食糧危機━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎短期対策でなく、中長期の対策を◎
コメ、小麦など穀物価格の急騰をきっかけに、途上国を中心に食糧確保不安が生まれ、各地で暴動が頻発している。事態を深刻に受け止めた国連は国際援助機関などとスイスのベルンで対策を協議し、6月3〜5日、ローマで「食糧サミット」を開催することを決めた。福田康夫首相も、要請を受け、食糧問題を7月の北海道洞爺湖サミットの主要議題に加えることにした。
今回の食糧価格高騰は、原油高、地球温暖化が要因とされる異常気象、国際需給構造の変化など地球規模であるだけに、対策も国際協調が欠かせない。ベルンでの会議では、石油高による農業コストの上昇、異常気象による不作、投機資金の流入、中国・インドなどの需要増、バイオ燃料増などが要因として報告された。適切対策のためには、なお徹底した分析が緊要だ。

5日;産経社説(1)食糧危機 日本の役割と責任大きい
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080505/trd0805050211000-n1.htm
『対策には短期、中長期がある。国連の世界食糧計画(WFP)は穀物価格高騰やドル安で援助資金が不足するとして、各国に計7億5500万ドル(約785億円)の追加資金拠出を求めている。これは短期の緊急対策だ。中長期の対策は難題だ。原油高騰、地球温暖化、需給構造、市場対策など大きな課題に取り組まなければならないからだ。しかもみな密接に関連し合っている。
 日本はサミット前に今月末、横浜で第4回アフリカ開発会議(TICAD)を国連などと共催する。日本の援助でアフリカ開発を促進する大事な会議だ。アフリカの約50もの国から首脳らが来日する。戦略的にも重要である。政府開発援助(ODA)額では日本は1990年代、ずっと世界1位だったが、昨年は5位にまで転落した。財政難からだが、日本にとってODAは外交の命綱でもある。見直しが急務だ。
 一部の国が決めた食糧の輸出規制は、日本など食糧輸入国にとっては食糧安全保障上の深刻な問題となりうる。国内の輸入食料品価格の上昇はすでに著しい。4割を切った日本の食料自給率の向上も引き続き重要な課題だ。今年、重要な国際会議の議長を務める日本の役割と責任は大きい。日本が援助などで積極姿勢を見せる必要も出てこよう。食糧危機は複合危機であり、総合的・戦略的取り組みが必要だ。政府にその態勢はできているだろうか。

6日;毎日社説(1)食料危機 米国が問題を増幅させている
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080506ddm005070046000c.html
『当然売り惜しみも発生する。国内の安定供給のため、コメなどの輸出を規制する国が目立つようになった。食料を求めた暴動も、あちこちで起こっている。国連も食料サミットの開催を提唱し、食料援助の増額を求めている。
 資源獲得競争が、食料という人の生存に直接つながる分野に広がってきた。市場の動きだからといって看過していい問題ではない。農産物の貿易の仕組みは、これまでの世界的な過剰を背景に、自由化を主眼に構築されてきた。世界最大の食料純輸入国の日本としては、安易な輸出制限ができないように貿易ルールの改定を求めるのは当然のことだ。輸出国側もこうした求めに、真摯に応えるべきだ。
 食料不足への対応策は国によってさまざまだが、消費を抑制しろとは言えないし、天候変動に伴う不作も、すぐに対応できる問題ではない。一方、穀物を燃料にするバイオエタノールと、穀物市場への投機資金の流入は、エネルギー政策や、金融市場の混乱から派生的に生じた現象でもある。バイオエタノールは、ワラや廃材など食料とならないものを原料とすべきだし、投機資金の流入も、金融市場を安定させるための超金融緩和が引き起こしている現象と言えなくもない。いずれも、主たる震源は米国にある。バイオエタノールへの生産優遇措置を見直すべきだし、金融市場の混乱を早期に終息させ、日本も含めて各国が協調し、商品投機を抑えるような環境を形成すべきだ。

┏━━防衛省改革━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎「有効に機能する」組織に改革するために◎
自民党が防衛省改革の提言をまとめた。内局を文官(背広組)と自衛官(制服組)の混合組織とする。部隊運用を担当する内局の運用企画局を廃止し、自衛隊の統合幕僚監部に統合する。こうした内容が柱だ。内局の混合組織化は、背広組と制服組の意思疎通の円滑化に役立つだろう。制服組に、行政官の経験を積ませるという人材育成面の効果も期待できる。運用企画局の統幕監部への統合は、部隊運用業務の一元化による効率化が狙いだが、課題もある。内局に、運用企画局に代わる新たな部署が必要になることだ。

6日;読売社説(1)防衛省改革 極力、慎重に議論を進めよ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080505-OYT1T00531.htm
『自衛隊は、部隊運用において軍事的な合理性を最優先する。ただ、実際には、世論や国会情勢、法令解釈などを勘案することが必要だ。関係国・省庁との折衝もあり、内局の関与は不可欠である。自民党の提言も相当踏み込んだ内容だが、防衛省は、石破防衛相の指揮の下、より急進的な改革案を検討中だ。運用だけでなく、内局と陸海空3自衛隊幕僚監部の防衛力整備業務も一本化する。3幕僚長は指揮系統のラインから外し、防衛相の助言役にする、といった内容という。防衛力整備の一元化も、効率化が狙いだが、組織はいじらずに、装備購入を検討する仕組みを変えれば十分だ、との指摘もある。
 省内の混乱や士気低下という大きなリスクを冒すだけのメリットが、本当にあるのだろうか。石破防衛相は、閣僚が3幕僚長を通さず、部隊を直接指揮する体制を作りたい意向とされる。文民統制を強化するため、防衛省・自衛隊を「閣僚が使いやすい」組織に変えたい、との理由からだ。最も重要なのは、「使いやすい」ではなく、「有効に機能する」組織に改革することだ。 そもそも防衛省改革の原点は、給油量取り違え、情報漏洩、前次官の汚職、艦船衝突など不祥事の再発防止だった。今の改革は無関係な方向に進んでいないか、と懸念する関係者は少なくない。分かりやすい説明が必要だろう。

┏━━炭素の夏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎地球温暖化対策は地球規模で◎
人はみな息をしている。動物も植物も微生物も呼吸する。こうして出る二酸化炭素(CO2)の量はどのくらいか。ノーベル平和賞を去年受けた「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の科学者たちは、その見積もりを報告書に載せている。 それによると、陸上の生物界が大気に吐き出す「自然の息」は炭素の量で年間約1200億トン。一方、現代文明が石油や石炭などを燃やすことで出す量はその5〜6%ほどにすぎない。
 
6日;朝日社説(全)地球の温暖化―「炭素の夏」に国境はない
http://www.asahi.com/paper/editorial20080506.html?ref=any
『 ●ゆがむCO2の収支● 地球を覆うCO2は、もともと「温室」の働きをしている。増えすぎると、地球を過度に暖めることになる。これが温暖化だ。CO2の収支をなるべく均衡状態に近づけ、平均気温を1990年に比べて2〜3度以内の上昇に抑えなければ、被害は世界全域に及ぶ。これがIPCCの見立てだ。 一つの国の一つの工場が出したものが、地球の大気という大きなプールの中で自然の息に上乗せされ、徐々に危うさを増していく。いわゆる公害とは性格が異なる。 
 自分の国だけが排出を抑えれば事足れり、というわけにはいかない。よその国も同調してくれないと、問題は解決しない。地球規模の視点を持って臨むことが大切だ。「炭素の夏」という言葉がある。温暖化を、核戦争が生態系を台無しにする「核の冬」と同列に置いたのだ。どちらも地球規模の災いであり、それを避けるには世界が一つになって立ち向かう必要がある。 
●冷戦から「暖戦」へ●  国際社会が温暖化との戦いに大きく踏み出したのは92年だ。 気候変動枠組み条約が採択され、地球サミットがブラジルで開かれた。条約は、CO2などの温室効果ガスの悪影響を食い止めるのが狙いだった。前年暮れにソ連が崩壊していた。東西対立の冷戦が、人類対炭素という「暖戦」に移ったのである。 以来、国際社会は脱温暖化の知恵を少しずつ身につけてきた。 
 一つは、CO2をタダではむやみに出させないという考え方だ。出せば出すだけ損をする仕掛けをつくって、排出を抑えようというのである。具体的には、燃料などにかける環境税や、決められた枠を超えて出せばよそから余った枠を買うことになる排出量取引がある。 もう一つは、国境を超えて対策を進めようという流れだ。自分の国で排出量を減らすことと、外国を手伝って同じ量を削減することを同等に評価しようというのである。 
 この二つの知恵は、今年から実施に移された京都議定書でも生かされている。国同士の排出量取引が盛り込まれた。先進国が途上国の排出削減に力を貸せば、減らした分の一部を自国の削減量に組み込めることにもなった。 
  最近は、排出を効率よく減らす方法として見直されている。相手の国がきちんと排出を減らして枠を余らせていれば、余った枠を買うことで、その国の削減努力を応援したことになる。相手の国で削減する方が自国で減らすより安くつく場合、世界全体で見れば効率がいい。 
 ●途上国に支援の手を ● 「今世紀半ばまでに世界の温室効果ガス排出を半減」の目標は、去年のG8サミットが真剣に検討すると申し合わせたものだ。7月の洞爺湖G8サミットは、いまの京都議定書が12年に終わった後、どんな枠組みで温室効果ガスを減らしていくかの糸口を探る場になる。最大の焦点は、いまは途上国の扱いで義務を負っていない中国やインドなどに排出抑制を促す道を見つけることだ。 
 脱温暖化は、先進国が国内の産業や暮らしを再設計し、途上国が温暖化を助長しないようなかたちで経済発展できるようにする大事業である。 地球規模の視点に立てば、全体の費用は先進国が多めに引き受けなくてはなるまい。途上国へ資金や技術を提供する役回りだ。 「炭素の夏」を防いで、次の世代に地球を引き継ぐことができるかどうか。今まさに、私たちの世代が試されている。 

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  週刊誌の2冊買いというGWらしいボケた話。連休前、「5月1日・8日GW特大号」が店頭に並んだ。外出しないから、暇つぶしにと1冊買った。パラパラと読んでゴミ箱へ捨てた。連休後半の近所の書店で、同じ表紙の週刊誌を見て、連休後半の楽しみともう1冊買った。家で頁をめくり,ガッカリした。中身は同じ内容である。2冊目を買ったことに対する「憤り」と「怒り」と「悔しさ」と。
 週刊誌の2冊買いは初めて。表紙の「1日・8日GW特大号」を見誤り、早とちりした。GWの特大号に騙された。また、表紙だけで見て、中身を見ないで買った悔しさ。2冊目は隅から隅まで精読しだ。360円損したことで収まらない。次の週刊誌が350円と10円安いのにも義憤を感じ

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  • 名無しさん2008/05/07

    身辺雑記同感です。小生は先日本棚を整理すると藤沢周平の文庫本を2冊、3冊、2冊と都合7冊ダブって買っていました。