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シニアネット 『おいおい』

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(NO 707-2008.04.30)シニアネット『おいおい』 第707号

2008/04/30

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/04/30━━


    シニアネット 『おいおい』        第707号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

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 牡丹散つてうちかさなりぬ二三片             与謝蕪村

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蕪村の代表作の1つ。優麗に咲き誇っていた牡丹の花が散った。崩れるように散ってしまった。その中の2,3片が静かに黒い土の根元に重なった。豪華な花だけに散る姿は美しくも儚い。崩れる感じが牡丹にはふさわしい。最も美しいものの、美しい散り方を描き出した。うつろに散った花弁は幽玄の美であり、さっぱりと、未練げもない。自然の摂理でもある。「散って打ち重なりぬ」に、蕪村の画家としての写実の確かさを感じる。
蕪村には牡丹の句は多いいが、この句は俗世間を離れたような詠い方をしている。別の記録によれば、有明の月のある早朝であるとある。幽暗の中に沈んだ感じから夕刻とも考えられる。大阪市生まれ。(1716−1783)。

┏━━牡丹華━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 30日は、72候の「牡丹華(ぼたんはなさく)」で牡丹の花が咲き始める頃である。中国原産で、はじめは薬用にされていたが、唐の玄宗皇帝時代に観賞用となる。日本には、平安初期に薬用植物として渡来した。寺院に植えられ、庭園で栽培さていた。一般的に観賞用となってのは江戸時代とされている。華麗さと気品の良さから花の女王といわれるが、散り際の姿がはかない。牡丹の名所として奈良県の長谷寺や当麻寺。福島県の牡丹園。島根県の大根島。

┏━━電動車イス━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎事故防止の対策を急げ◎
安全なはずの電動車いすで走行中に転倒し、高齢者が死亡する事故が多発している。事故防止の対策を急ぐ必要がある。 電動車いすはハンドルで操作するカート型が大半で、道路交通法では、時速6キロまでと規定されている。歩行者の扱いだから、免許はいらない。足腰が弱くなった高齢者や身体障害者でも、自分で手軽に運転できる利便性が、人気を集めているのだろう。国内の出荷台数は増え続け、累計で48万台に上る。しかし、普及が進むとともに、事故も急増中だ。高齢化時代の新たな社会問題になりつつある。

30日;読売社説(1)電動車いす お年寄りの転倒を防ごう
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080429-OYT1T00744.htm?from=any
『重大事故が起きた時、メーカーなどに国への報告を義務付けた改正消費生活用製品安全法が施行された昨年5月以降、11件の電動車いす事故が報告された。そのうち6件が死亡事故だった。運転操作を誤って、縁石に乗り上げて転倒したり、道路脇の溝に落ちるなどの事故が目立つ。時速6キロ以上で走る危険な“暴走族”もいるという。軽微な事故も含めると、事故は相当数に上るはずだ。歩道を走行中、人やベビーカーにぶつかるなど、加害者になる例もある。
 電動車いすの性能について、JIS(日本工業規格)は、簡単な基準を定めているが、不十分だ。事故が起こりがちな旋回時や、坂道を走行する時でも転倒しないよう、高齢者ユーザーに配慮した安全基準の強化が必要だ。メーカーによって、操作パネルの配置や、前進・後進などのレバー操作が異なることも、操作ミスを招いている。JIS基準を守るかどうかは、各メーカーに任される。電動車いすを改正消安法に基づく特定製品に指定すれば、国が定めた技術基準に適合しない製品は販売できなくなる。そうした義務化も必要ではないか。
 安全最優先の立場から、メーカーも率先して、事故防止策に取り組むことが求められる。高齢者自身も安全運転に心掛けてほしい。警察などによる運転マナー向上についての指導を徹底することも大切だろう。

┏━━地球環境問題━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎「生態系」の破壊から守ろう◎
今年1月、科学者たちの予測をもとに、米国のテレビ局、ヒストリー・チャンネルが「ポスト人類」の世界を描いた。人類消滅から6カ月後、都市近郊にオオカミの仲間や山猫が入り込み、我がもの顔で動き回る。5年後には都市部の大半がツタや樹木で覆われる。200年後にはニューヨークの摩天楼もパリのエッフェル塔も崩れ去る。千年後には近代都市は跡形をとどめず、原始のような森と小川が戻る。 

30日;朝日社説(全)地球環境―人類の足場が危うい
http://www.asahi.com/paper/editorial20080430.html?ref=any
『 ◆ゆがめられる生態系 ◆ 人類の繁栄が他の生物を押しのけ、地球環境を改造して成り立っている、という現実だ。人間と地球の関係を表すのに、「生態系サービス」という言葉がよく使われる。人間がただ同然で生物や自然から受けてきた数々の恩恵のことだ。 植物による大気中の酸素・二酸化炭素濃度の調整。熱帯林が保つ生物多様性。漁業資源を豊かに育む海流。土壌に栄養を与えるミミズ。果樹の受粉に必要な昆虫。いずれも人間は長い間、代金を払わなくて済むサービスのように受けとめてきた。 
 国連などの統計によると、2005年までの40年間で世界の人口は2倍近くに増え、エネルギー消費量は2.5倍、経済規模は4.3倍に拡大した。どんどんふくらむ物質文明を支えてきたのが「生態系サービス」である。 だが、このまま自然を破壊すると、必要な「生態系サービス」を受けられないことになりかねない。決して遠い未来の危機ではない。地球のいたるところでこの瞬間にも、生態系の破壊が進んでいる。  
 UNEPの試算では、世界平均で1人当たりに必要な資源量を土地面積で言い表すと21.9ヘクタールになる。これは地球に無理をかけない限度とされる15.7ヘクタールをすでに超えている。調査した「生態系サービス」のうち、すでに6割が悪化、または持続ができない状態に陥っている。 
 最も心配なのはアフリカだ。1人当たりの食料生産が81年に比べて12%も減った。人口が増えているのに加え、土壌がやせ衰え、砂漠化が進んだことが追い打ちをかけたからだ。いまの世界的な食料不足の背景にも、人々が土地や水を使いすぎ、傷み続けてきた地球の姿がある。 
◆対策が追いつかない ◆ グローバル化が進み、世界のすみずみまで投資や開発が広がろうとしている。うまく運べば、先進国がさらに経済を拡大し、途上国が貧困から脱する契機になるかもしれない。だが、地球環境の改造を加速させるばかりだと、「生態系サービス」を失って、足元から繁栄が崩れる恐れがある。中国やインドで米国型の消費社会が広まれば、地球環境は激変する。 全体として見れば、「変化の速度、規模に追いついていない」(シュタイナーUNEP事務局長)というのが実情だろう。 どうすれば、ただ同然だった「生態系サービス」をもっと大事にしていけるのか。技術開発や市場の力を生かし、生態系を未来世代に残していく方策は何か。  
◆国益を考えればこそ ◆ 地球の命運を考えずには、どの国も国益を守れない。目先の利害にとらわれて、領土や資源を奪い合ったり、生態系を破壊したりしていれば、結局は自分の首を絞めることになる。 危機はさらに深まっています。何ができ、何をしなければならないのか。これから多彩な社説を通じて、改めて考えていきたいと思います。 
┏━━経営姿勢━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎経営は「長期の視点」を◎
企業の経営環境は1年前と比べて様変わりである。特に年明け以降、国際的な金融不安に、株安、ドル安などが重なり、経営者の間で不安が高まっている。日銀の企業短期経済観測調査(短観)に見るとおり、企業の景況感は悪化の一途である。また弱気のムシが頭をもたげ始めたわけだが、企業に今こそ必要なのは、長期的視点に立った前向きの経営である。

30日;日経社説(全)今こそ長期的視点に立った経営を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20080429AS1K2800729042008.html
『●将来への投資が重要● バブル経済が崩壊して「失われた10年」といわれる中で、企業は設備、負債、人員の3つの過剰を削ってきた。身軽になった企業は、中国に代表される新興経済国の成長が引っ張る世界的な好景気に乗って、好業績を謳歌した。日本経団連は「長期的視点に立った日本型経営」を誇るが、実際には経済のグローバル化や投資ファンドの台頭などで、経営者は短期志向になりがちだ。もちろん今期の利益も重要である。しかしバランスよく、かつ辛抱強く長期的に戦略を展開しなければ、企業価値を持続的に向上できない。
液晶テレビへの転換にいち早く取り組み成功したシャープは、前3月期連結決算で営業利益が1.5%減、経常利益も1.3%減と快進撃にブレーキが掛かった。それでも同社は将来に向けて有形無形の投資を続ける構えである。2010年春までに完成を目指して、堺市で世界最大級の液晶パネル工場と薄膜型太陽電池工場を建設中だ。「21世紀型コンビナート」と銘打ち、液晶用の部品や工業用ガスなどの他社の工場も誘致する。デジタル分野の変化は速いが、腰を据えて開発しなければ革新的な技術はものにできない。
世界経済の変調をどう読むか、外航海運各社も、かじ取りが難しくなった。船舶投資を積極的に続ける商船三井は今後も、強気の姿勢で臨む方針である。同社は07―09年度の3カ年計画で船隊整備に約1兆1000億円を投じる。さらに10―12年度に約1兆4000億円を計画しており、変更しない。世界の海上貨物は乱高下が常とはいえ、新興国の成長により構造的に水準が跳ね上がったとみるからだ。09年3月期は利益が横ばいになるが、「基本的な認識を変えるつもりはない」(芦田昭充社長)という。同社は自己資本を増やしており、自己資本比率を08年3月末までの5年間に16%弱から36%弱まで高めた。
●環境悪化は絶好の機会●経営環境の悪化はチャンスももたらす。株安は海外からの企業買収を助長する要因だが、円高は逆に海外の企業を買いやすくする。サブプライムローン問題でファンドの活動も鈍ってきた。手持ち資金の豊富な企業にとっては、内外の企業を買収する絶好の機会である。武田薬品工業はこのほど米国のバイオ医薬品メーカーを88億ドルで買収すると発表した。M&Aに限らず、事業にリスクはつきものである。それをどのように判断して利益に結びつけるかが経営だ。その巧拙によって格差が大きく開く局面に、企業は直面している。強まる一方の国際競争、激しい国際的な資金移動、資源価格の高騰など、計算しなければならないリスクは増えており、変化も目まぐるしい。
こうした中で、事業の進路をどう定めるか、意思決定の精度を上げるために企業統治をどう整備するか、人材をどのように集め育成するか、即座に答えの出ない経営課題が目白押しだ。発生する問題に対応する経営では遅い。自ら課題を設定し先取りする経営でなければならない。経営者には、明快なビジョンが求められる。株主や従業員を納得させ、実行する力も要る。長期志向の経営の成否は最終的には、経営者のリーダーシップにかかっている。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 近所を時々、無責任なパトロールをする。今日は東方面。明日は南方面と。気分に任せて出る、散策である。びっくりする様な変化があった。週末に、店を開いていた自動車販売の店が、週明けにはモヌケノ空になっている。年末に,1店舗が店じまいした時はあまり気にしなった。GWの連休前に、もう1店舗が店じまいとなると気になる。
 国内の新規自動車の販売台数が、激減しているとは聞いていた。若い人の自家保有離れ現象である。すつかり広くなった自動車展示場を薫風が吹き抜けていた。販売順位の下から撤退しているは、なんとなく納得できる。
自動車と電気製品が支えた日本の高度成長。大きくうねりをあげてカーブを切っているのだろうか。電気製品の販売店によった。ウイークデイは閑散としている。休日だけの商売である。大型消費から冷え込みが始まったのだろうか。食料品を中心に、消費者物価は上昇しているのも気になる。

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