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シニアネット 『おいおい』

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(NO 681-2008.02.19)シニアネット『おいおい』 第681号

2008/02/19

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/02/19━━

    シニアネット 『おいおい』        第681号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━━━━

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  春寒し引戸重たき母の家              小川 涛美子

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1989年の作。母中村汀女の死去の翌年の句。母没後「風花」主宰を引き継いだ。無我夢中で「重たき母の家」を守ってきた。やはり、「引戸重たき」重荷である。母の死の悲しみより、母の遺した大きな遺産に耐えている。
作者の引用は、「春雨のみちのく」の文章の文末に、3句引用されている。その中の第2句だある。文末の文章は、「暗い廊下に、月の光が差しこんでいた。何をしているのかしらとその時は思っていたが、今、あんなに打ち込んで俳句を作り、投句をつづけ努力していた母の姿に改めて頭が下がる思いを寄せる私である。」(『中村汀女との日々』より)。母汀子が、仙台の官舎へ移った時の思い出である。
作者は、1954年より、母の文芸活動を補佐してきた。知られざる汀女の人と作品をエッセイ集にまとめた。東京都生まれ。(1924− )。

┏━━確定申告━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎e―TAXで、パソコンを楽しもう◎
 18日より確定申告の受け付け開始である。既に、e−TAXについいて、ご存じの方やご利用の方は、お節介なことですが、e−TAXに挑戦しよう。たかが年金、されど年金。挑戦してみれば、楽しいことも分かりますよ。
(1)あらかじめ、市役所へ出向いて、住民基本台帳カードにデータをインプットして貰う。
堺市の場合は500円支払った。1か月前に、市役所に行きました。職員が慣れてないので、1時間かかりました。
私が、5番目でした。現在は、慣れていると思います。
(2)市販のカードリーダー(4千円以下)を買ってきて、国税庁のサイトにアクセスする。添付資料の医療証明書が入力するだけになった。手元に保存しておく。2月5日に、量販店に買いに行きました。チンプン、カンプンでした。
(3)今年度か来年度に、税金5千円を控除してもらえる。コスト計算すると「損(マイナス)」でしょうね。いろいろ体感できるのは、楽しいですね。世の中が見えてきます。

国税庁の「昭和19年分 確定申告書等作成コーナー
https://www.keisan.nta.go.jp/h19/ta_top.htm

┏━━コソボ独立━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎バルカン半島の「火薬庫」は◎
バルカン半島で再び、緊張が避けられない情勢となった。かつてのユーゴスラビア連邦のセルビア共和国のコソボ自治州が独立宣言を発信した。岐阜県ほどの大きさの地域に約200万人が住む。9割はアルバニア系住民だ。99年、新ユーゴのミロシェビッチ政権による住民の虐殺や弾圧をやめさせるため、北大西洋条約機構(NATO)が2カ月以上もベオグラードなどを空爆したのを覚えている人は多かろう。
コソボの治安権限を担う北大西洋条約機構(NATO)が、民族衝突などの事態に備え積極介入の構えを見せたのも当然だ。この独立宣言は、米国や欧州連合(EU)が後押ししている。地域を安定させ、民族の憎しみを乗り越えて和解を達成するためにはこれしかない。

19日;朝日社説(2)コソボ独立―安定への第一歩にしたい
http://www.asahi.com/paper/editorial20080219.html?ref=any#syasetu2
『旧ユーゴ崩壊は、冷戦後の世界の混乱を象徴する出来事だった。かつての連邦は激しい民族紛争を経て解体され、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニアなどが独立した。最後まで残っていたのがコソボだった。コソボの独立が難航したのは、ふたつの大きな理由がある。セルビアが民族揺籃の聖地として頑強に分離を拒否したこと。そして、旧ソ連や欧州の一部にある少数民族の分離独立を刺激しかねないとの懸念があったことだ。 
 クロアチアなど、連邦時代も共和国の地位があったところと違って、コソボはセルビア内の自治州にすぎない。その独立が認められるなら、似た構図の紛争地に波及する可能性は確かになくはない。 だが、当事者らの調停にあたってきた国連事務総長特使のアハティサーリ前フィンランド大統領は昨年、実質的な独立を認めざるを得ないとの結論をまとめた。民族弾圧などの歴史を踏まえての、ぎりぎりの調停案だった。 
 結局、セルビアが拒否して実を結ばなかったが、今回の独立宣言は特使の調停案をほぼ踏襲している。「EUの監督下での独立」という限定的な形で、治安や行政の混乱を防ぐ仕組みになっている。 さらに、EUはセルビアを含めてこの地域の国々の加盟を促進していく方針を示している。別々の国にはなるが、将来的には「大欧州」の傘の下で溶け合おう。そうした未来の展望を掲げたことを評価したい。統合への歩みを目に見える形にすることが欠かせない。 
 今後、情勢の不安定化を防ぐためにはセルビアの懸念を解消することだ。コソボ内に残るセルビア人住民の安全を確保する。独立に反対しているロシアへの説得も続けなければならない。 かつて「欧州の火薬庫」と呼ばれたバルカンの安定と繁栄のために、日本もできる限りの支援をしていきたい。

19日;読売社説(2)コソボ独立宣言 バルカンの混乱をどう避ける
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080218-OYT1T00687.htm
『コソボの最終地位をめぐる交渉は昨年末、一度決裂したが、地域の平和と安定につながる解決策は、話し合いを通じてしか得られまい。双方の指導者は、本質的な問題解決を探る必要がある。問題の複雑さは、これに取り組む国際社会のかかわりにも表れている。
 米英仏独など米欧7か国は、独立宣言を支持する共同声明を発表した。地域の安定と治安維持のためには、国際機関監督下でのコソボ独立が唯一の現実的な選択肢、という認識からだ。
 実際、欧州連合(EU)が、警察や司法を監督する2000人規模の使節団を派遣し、コソボの国造りを支援する。国連からの権限移譲が滞りなく行われるためにも、EUの責任は大きい。こうした米欧の出方に対し、ロシアがセルビア寄りの立場を譲らず、事態を一層不透明なものにしている。スラブ系民族という親近感などから、ロシアは従来、親セルビアの立場を取ってきた。1999年、NATO軍機によるセルビア空爆の際も同様だったが、この時は空爆を阻止できなかった。
ただロシアは、コソボ独立への対抗措置として、グルジアの親露派地域の独立を支持する可能性を示唆している。ことを何でも東西問題に結びつけ、取引材料とするかのような主張は、国際社会の疑念を呼ぶのではないか。新生コソボを承認する予定の日本にとって、できることには限りがある。しかし、コソボの混乱がバルカン地域全体、ひいては世界の安定を損なうことがあってはならない。日本としても、何らかの支援の方途を探りたい

19日;毎日社説(2)コソボ独立 民族衝突を防ぐ慎重な行動を
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080219ddm005070064000c.html
『経緯を振り返ると、独立の主張に国際機関はどう対応すべきか、という難しい問題が浮かび上がる。中世セルビア王国はコソボを中心に栄えた。1389年、「コソボの戦い」でセルビアはオスマン・トルコに敗れたが、英雄物語が民族の記憶として残る。やがてイスラム教徒のアルバニア人が移り住み、セルビア人は少数派となった。
 旧ユーゴ解体の過程で、民族衝突や避難民の増加に対処するため北大西洋条約機構(NATO)は1999年、ユーゴを空爆した。主権国家の国内問題であっても人道的理由で介入する新しい戦争の論理だった。空爆後、安保理決議に基づきNATO軍が展開し、国連の暫定統治機構が統治の責任を負った。コソボが分離し、いずれはセルビアもコソボもEUに加盟すればバルカンの欧州化が完了するという欧米主導の見取り図はこの時からあった。
 米国と英仏独などは独立を承認し、EUの構想では120日以内にEUが国連に代わり統治を監督する。一方、安保理決議に基づく国連統治が終わるのだから独立承認の新しい決議が必要だという議論もある。拒否権を持つロシアは欧米に対抗する強さを誇示するためか、独立反対の姿勢を崩さない。新決議が作られないまま見切り発車した異例の独立といっていい。国連の承認がない独立を先例として認めてしまうと、コソボと同じように一方的に独立宣言に踏み出そうとする民族に弾みを与えるかもしれない。そう恐れる国は「パンドラの箱を開けた」とコソボ独立に懸念を示すことになる。
 歴史の大きな流れとしてとらえるなら、コソボの独立は必然にもみえる。独立の後見人となるEUは米国とともに、ロシアとセルビアに対しコソボとの共存を説得すべきだ。

19日;日経社説(1)コソボ独立 バルカンの悲劇に幕を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080218AS1K1800518022008.html
『コソボ独立は国際関係に複雑な波紋を広げる出来事でもある。まず、これを機にロシアと米欧の関係が一段と冷え込むと予想される。ロシアはセルビアとの歴史的な関係や周辺地域の政治情勢を考慮し、コソボ独立に強く反対してきたからだ。コソボ内で新たな紛争が起きる可能性も否定できない。北部を中心に居住を続ける十数万人のセルビア人はロシアと同じキリスト教の東方正教に属する。イスラム教徒であるアルバニア系住民はセルビア人による抑圧を非難して独立闘争を進めてきたが、今度はセルビア人が北部の分離運動を起こすかもしれない。
 コソボ、セルビアそして国際社会は新たな紛争を防ぐため慎重に行動する必要がある。サチ首相はコソボ内の少数民族を差別しないと述べた。セルビア支配時代に受けた苦難の報復に出ることは許されない。コソボは独立しても、当面は国連加盟が難しい。安全保障理事会でロシアが拒否権を持つからだ。すぐに自立できるわけでもない。国連暫定統治機構が活動を続けるし、北大西洋条約機構(NATO)軍も従来通り駐留する。国際社会の関与はまだ必要である。欧州連合(EU)は近く2000人の警察と司法関係者を派遣する。EUの役割が徐々に大きくなるだろう。
 旧ユーゴ連邦が崩壊する過程でクロアチアとセルビアの戦争や、ボスニア・ヘルツェゴビナの内戦が続いた。90年代後半にはコソボで人道危機が起き、NATO軍がセルビアを空爆して戦闘を止めた。コソボ独立を、バルカン半島のこうした悲劇の最終章にしなければならない。

19日;産経社説(1)コソボ独立宣言 対立避ける説得と対話を
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080219/erp0802190311001-n1.htm
『欧米主要国が独立容認に踏み切った直接の契機は昨年秋、自治州議会で独立派が第一党となり、セルビア側では先の大統領選で親欧米派のタディッチ大統領が再選されたことだ。今後は4カ月の移行期間を経て国連暫定統治に幕を下ろし、代わって欧州連合(EU)主体の国際管理下で独立国家の体制づくりを支援するという。
 コソボ独立は旧ユーゴスラビア崩壊の「最終章」とも位置づけられる。だが、コソボはセルビア共和国内の一自治州にすぎず、すでに独立を果たした旧ユーゴの各共和国とは事情が根本的に違う。セルビアやロシアが独立を認めないばかりか、EU内部にも足並みの乱れがあるのはそのためだ。それだけに、コソボの今後を監督する役割を担うEUの責任はきわめて重いものがある。欧米主要国には、まずそのことを自覚してもらいたい。
 少数派となるセルビア系住民(約8%)の自由や権利の保障はもちろん、周辺との関係を調和させるには時間をかけて説得と対話の努力を積み重ねるしかない。経済的自立手段の乏しいコソボへの財政支援は、EUにとって少なからぬ負担ともなるだろう。「独立無効」を主張するロシアとの国連安保理での協議も紛糾している。民族対立が原因でおびただしい血を流してきたのがバルカンの歴史だ。その過ちを繰り返さない環境づくりが何よりも重要となる。

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創刊日:2001-07-23  
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  • 老々子2008/02/21

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