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シニアネット 『おいおい』

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(NO 457-2006.08.26)シニアネット『おいおい』(第457号)

2006/08/26

━━ senior citizen net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/08/26━━━

     シニアネット 『おいおい』           第457号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━

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 戸を博って落ちし簾や初嵐                          長谷川 かな女 
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 大正7年(1918)作。「初嵐」は初秋に野分の前触れのように吹く強い風のこと。しまわずに軒にぶら下げたままの簾が、雨戸を「博(う)って」いる。そのうちに、簾は「落ちし」。人の手で仕舞わずに置かれたままの簾が、自然の力により取り払われた。夏から秋への季節の移ろいを巧く捉えている。

┏━━ Plan ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎観測技術の変化と「冥王星」「惑星定義」についいて◎
 チェコのプラハで開催された国際天文学連合(IAU)の総会は、冥王星を惑星から降格させる定義を採択した。これにより、太陽系の惑星は、「水金地火木土天海」の八つに減る。定義では、〈1〉太陽を周回し、〈2〉自らの重みで球状に固まり、〈3〉周回軌道の周辺に、衛星を除いて他の天体がない、ことが惑星の条件となる。冥王星の近くでは、同じような天体がいくつも見つかっていて、〈3〉の条件を満たさない。惑星とは別に設けられた天体の種類「矮小惑星」に分類される。

26日、読売社説(2)[冥王星降格]「観測技術が変えた『惑星』像」
 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060825ig91.htm
『IAUも当初、定義案に冥王星を含めていた。そのため、惑星の条件を広げる付帯事項があり、定義の内容が複雑なものになっていた。だが、これではいずれ惑星は50個以上になり、太陽系が惑星だらけになる、と反対された。科学の歴史を振り返れば、定義や原理の多くは、簡明で分かりやすい内容になっている例が多い。惑星の軌道がすっきりと計算できるようになり、後に、万有引力の法則の発見につながった。日本でも、教科書をどう書き換えるか、博物館の展示をどう変えるかといった動きが相次いでいる。だが、これは好機だ。宇宙と太陽系に注目が集まった。』

26日、毎日社説(1)惑星定義 論争が科学を面白くする
 http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060826k0000m070161000c.html
『今回の論争が関心を集め、太陽系の天文学のおもしろさが一般の人にも伝わったことだ。太陽系の仲間はこれまで慣れ親しんできた古典的な惑星や月だけではない。海王星の外側には、小さな天体の帯が広がっている。これらの天体はほうき星の元としても、太陽系誕生の歴史を知る手がかりとしても注目される。だが、科学的な定義や分類も、科学の進展によって変化する。冥王星が惑星の分類からはずれたのも、観測技術が進歩し、冥王星の仲間が多数見つかったためだ。今回の騒動を題材に、子供をつれてプラネタリウムや天文台、科学館などを訪ねてみてはどうだろう。』

26日、日経社説(2)解明進み、変わる惑星像
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060825MS3M2500P25082006.html
『愛着や思惑を振り切り、科学的合理性という観点だけから出した結論は明快であり、説得力もある。「常識」が天文学者の多数決で変わることに意外感、違和感があるにしても、結論は分かりにくいわけではない。一連の議論が広く伝えられて惑星の理解も深まり、天文への関心も高まった。太陽系には惑星や新たに定義された矮惑星のほかに、彗星もあるし、火星と木星の間に4万以上の小惑星、海王星の外側に膨大な数の天体がある。新たな知見で教科書が次々と書き換えられるのは見方によっては楽しい。科学技術が急速に進展しているのだから、これを契機に理科の教科書は天文以外の分野でももっと頻繁に書き換えたらいい。』

26日、朝日社説(2)冥王星 地球は君を忘れない
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
『冥王星などは「ドワーフ惑星」という別名称で呼ばれることになった。新しい発見があれば、認識を改めるのは当然のことだ。科学はこうして進んできた。地球のきょうだいとしての冥王星は、私たちの文化に深く根を下ろしているからだ。教科書を始め、数多くの書物が書き直しを迫られる。子供に聞かれて困る親も多いだろう。宇宙もののアニメ作品はどうすればいいのか。占星術の世界も大騒ぎだ。 米国の宇宙探査機「ニューホライズンズ」が、冥王星をめざして飛んでいる。9年がかりの旅で15年に到着する予定だ。新名称で呼ばれる星の探査は初めてのことだから、未知との出会いがいっそう楽しみになった。』 

26日、産経社説(2)冥王星降板 第9惑星よ、さようなら
 http://www.sankei.co.jp/news/060826/morning/editoria.htm
『定義案は二転、三転したが、今回の活発な議論には意味があった。そのひとつは人々の天文学への関心を呼び覚ましたことである。惑星とは何かを多くの人が考えた。家庭や職場でも話題になったことだろう。天文学は基礎科学だ。特許や産業応用とは直結していない。「お金にならない」分野の研究は近年、片隅に追いやられがちだった。そうした天文学の成果を反映した話題が大きな反響を呼んだ。惑星科学が文化や歴史にしっかり根を下ろしている証しだろう。第9惑星として親しまれた冥王星は遠方にある他の小天体発見のきっかけにもなった。76年間の長きにわたって果たした役割は大きい。』

┏━━ D O ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ◎恥ずべき「核関連施設の不正輸出」◎
  精密測定機器メーカー大手のミツトヨによる外為法違反事件で、同社社長や輸出部門の責任者だった副会長らが逮捕された。核兵器開発にも使える三次元測定機2台を、経済産業相の許可を受けず、闇市場ルートを通じてアラブ首長国連邦に渡ったあと、リビアに流出したとみられる。国際原子力機関(IAEA)の査察でリビアの核関連施設から発見され発覚した。「核の闇市場」を作ったとされるパキスタン人の核開発研究者、カーン博士が関係する会社が仲介したこともわかっている。この2年後、国際原子力機関(IAEA)が、核開発を放棄したリビアの核査察に入り、問題の測定機を発見した。さらに、核開発を進めているイランにも別機種の精密測定機や関連のソフトウエアを不正に輸出していたという。

26日、読売社説(1)[不正輸出]「国の安全を脅かす悪質商法」
  http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060825ig90.htm
『ミツトヨは精密測定機の製造では国内のトップ企業だ。世界でのシェアも約30%を占めている。このような代表的企業が、三次元測定機の性能データを輸出規制の数値以下に低く見せかけて、許可申請が不要なように装い、輸出管理の規制をくぐり抜けていた。しかも、社長自らが関与していたというのだから悪質だ。警視庁によると、約1万台が、同様の手口で不正輸出された可能性があるという。懸念4か国に大量に輸出されたということはないのか。警視庁には、さらに全容の解明を期待したい。国連安全保障理事会は、大量破壊兵器の拡散を防ぐため、全加盟国に関連物資の厳格な輸出管理を求めてきた。経産省も輸出貿易管理令を改正するなど規制を強め、企業に警告を発してきた。しかし、不正輸出事件が絶えない。ヤマハ発動機が軍事目的にも使える無人ヘリコプターを中国に不正輸出した事件の捜査も継続中だ。生物兵器製造に使える凍結乾燥機を北朝鮮に不正輸出した事件も摘発された。この事件では、台湾経由の第三国ルートが使われた。北朝鮮が核実験の準備に入ったという情報がある。』

26日、産経社説(1)核関連不正輸出 闇ルートを徹底解明せよ
 http://www.sankei.co.jp/news/060826/morning/editoria.htm
『 それにしても、日本の企業が戦略物資を不正輸出する事件が捜査当局に摘発される事案が、後を絶たない。 今年1月には、軍事転用可能な無人ヘリを中国に不正輸出しようとしたとしてヤマハ発動機が家宅捜索を受けたり、細菌兵器製造に転用可能な凍結乾燥機を北朝鮮に輸出したとして会社社長らが逮捕されたりしている。911以降のテロ対策や大量破壊兵器の拡散防止に向けて世界各国が協力体制を強化している時に、イランや北朝鮮を利するような不正を日本の企業が行っていたのは論外である。各企業はもっと、国の安全保障に対する強い自覚が求められていることを肝に銘じるべきである。 また、企業の自覚とともに、経済産業省などは大量破壊兵器の開発が懸念される国への迂回(うかい)輸出をいかに防止するか、その有効な手段を早急に検討する必要があろう。でないとミツトヨのような法の規制をすり抜ける企業を防止するのは難しい。』

26日、毎日社説(2)核不拡散 技術流出の抜け穴を封じよ
 http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060826k0000m070160000c.html
『過去2回のNPT再検討会議が明確な合意づくりに失敗し、非核国側に「核保有国の努力が十分でない」との不満も広がっている。技術拡散を防ぐために国際原子力機関(IAEA)、米露などで核資機材の国際管理構想も浮上しているが、それが「新たな格差」につながるとの懸念もある。「核の平和利用」の権利をめぐる不公平感がイランや北朝鮮の主張を助けている側面も否定できない。今回のような不正輸出を防ぐための早期警戒システムの構築や、アジア諸国間で「不拡散ホットライン」を設けるなどの有益な提案もあった。また、核保有計画を自主放棄したリビア代表は「核兵器を持っても国家の安全や国民の利益につながらない」と訴え、イランや北朝鮮に英断を促した。NPT体制が危機に包まれているのは事実だ。日本政府はもちろん、各国が不拡散の明確な政治的意思を具体的な行動で示していくことが何よりも大切だ。』

┏━━ Action ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎「世界宗教者平和会議」が開幕◎

26日、朝日記事)世界宗教者平和会議、京都で開幕
http://www.asahi.com/national/update/0826/OSK200608260009.html
『世界宗教者平和会議(WCRP)の第8回世界大会が26日、京都市左京区の国立京都国際会館で始まった。29日までの4日間、約100国・地域から集まった仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教などの指導者ら約2000人が、地域紛争や貧困、環境問題などの解決に宗教が果たす役割などを話し合う。』

26日、読売記事)世界宗教者平和会議が開幕、36年ぶり日本開催
  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060826i305.htm
『世界の宗教指導者などが宗教の違いを超えて平和の構築に向けて話し合う「第8回世界宗教者平和会議(WCRP)世界大会」が26日、京都市左京区の国立京都国際会館で開幕した。仏教やキリスト教、イスラム教、ヒンズー教など約100の国と地域から過去最大の約2000人が参加。2001年の米同時テロ以降、宗教対立を背景にした地域紛争やテロが広がる中、大会では全体会議や地域別会合などを通じて解決策を探る。日本開催は第1回の京都大会以来36年ぶり。』

26日、産経記事)小泉首相「世界の平和と繁栄のために貢献」
 http://www.sankei.co.jp/news/060826/sei053.htm
『小泉純一郎首相は26日午前、京都市で開幕した「第8回世界宗教者平和会議世界大会」の開会式のあいさつで、「日本は、今後も国際社会の責任ある一員として、世界の平和と繁栄のために貢献していく」と述べ、今後も国際貢献に努めていく考えを示した。 首相は、7月の中東訪問でイスラエル、パレスチナ、ヨルダンに対し「平和と繁栄の回廊構想」を提案したことにも触れ、「中東情勢が緊迫しているときだからこそ、日本を含めた4者が協力し、できるだけ早くこの構想を実現するため努力していかなければならない」として早期実現の必要性を強調した。』

26日、日経記事)世界宗教者平和会議、京都で開幕・小泉首相があいさつ
 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060826AT1G2600N26082006.html

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