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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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(NO 437-2006.07.16)シニアネット『おいおい』(第437号)

2006/07/16

━━ senior citizen net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/07/16━━━

     シニアネット 『おいおい』             第437号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━

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 炎天を槍のごとくに涼気すぐ                            飯田蛇笏
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 昭和29年(1954)作。灼熱の「炎天」下。真夏日が続く昼下がり。太陽はギラギラと照りつける、植物は精気を抜かれている。山国の一筋の「涼気すぐ」、「槍のごとくに」、身を切って過ぎた。一瞬だった。「炎天」と「涼気」と季重なりだが、「炎天」が中心である。
 「どの子にも涼しく風の吹く日かな」(飯田龍太)は、一陣の風が吹き過ぎる情景である。親子の作品である。同じように、幻想の世界の描写だが、人生観が出ていて、面白い。

┏━━ D O ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎大学の『顧客獲得』の異常◎
 夏休みが近くなった。昔の大学は、7月10日から夏休みが始まっていたが、最近は8月から始まる。大学の暑い季節が始まる。高校生や父兄向けの「大学見学会」や「オープンキャンパス」が開催される。私立大学だけではない、国公立大学も「顧客獲得」のためには必死だ。学校訪問や地方説明会も大学を挙げて大忙しである。
 全入時代の大学は、受験をしてないのに応募しただけで合格になる大学が出てきた。学生獲得に必死の『大学』があるが、「市場原理」のフィールターで透視してみることが必要だ。顧客数と受け入れ数との関係を見直して、過剰分は「リストラ」を急ぐ必要がある。マクロでは、1年間10万人の大学生の卒業生で足りる。フリーター育成大学は不要である。個性のある独創性のある大学のみを残すべきだ。看板に偽りのある大学は市場から消えてもらいたい。パイの問題は、未解決のまま放置されている。問題は『学歴格差社会』ではない。教育の戦略が必要であり、教育の百年の計が必要だ。
 教育は訓練の要素があり、訓練に耐える者のみを教育すればよい。大学の『知識レベル』に耐えない大学生の受け入れにより、大学で高校以前の学力補修の授業も行い、大学なりに努力した時代もある。12年間のツケは大学の間での補修は無理である。大学での補修は無理とわかると「放置」した。高校並みの授業内容にレベルを落とすところも出た。無責任にも、大学が無価値な卒業証書授与機関になり下がった。大学をモラトリアムとする大学生が増加した。行政は、大学入学者数をどんどん削減しているが追いつかない。最終は大学の数を削減するだろうが、遅い。大学はハードの塊である。大きな敷地に大きな建物。研究と教育の機能を複合的に備えている。経営能力に問題がある大学が多いだけに、プロジェクトを組まないと『あり地獄』に落ちる。
 それぞれの分野のプロフェッショナルを育成するのが大学の人材育成であるはずだ。その機能を果たさない『人数合わせの大学』は不要であり、『経営不振大学』は市場から去るべきである。基準を決めてBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)を推進されることを願うのは私だけだろうか。
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┏━━ S A Y ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎全会一致で採択したが、北朝鮮は拒否。次の対応が必要◎
  日本時間16日午前5時前に、「全会一致した決議案」を採択した。最終的には、日米が主張した「国連憲章7章」の文言を削った内容になったが、決議案を安保理で採択する際に、拘束力を持つことを口頭で確認した。北朝鮮国連大使は、全面拒否したので、次の段階の対応が迫られている。

16日・NHKニュース)対北朝鮮決議 全会一致で採択
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/07/16/k20060716000040.html
『国連安全保障理事会は、日本時間の16日朝早く、北朝鮮によるミサイル発射を非難し、ミサイル開発の停止を求めるなどとした日本などの決議案について、制裁措置につながる国連憲章第7章の記述を削除したうえで全会一致で採択しました。』

16日・朝日記事)安保理、対北朝鮮決議を全会一致で採択 「7章」は削除
http://www.asahi.com/politics/update/0716/002.html
『制裁などの根拠となる「国連憲章7章」の文言を日米両政府の修正案から削除した。決議では北朝鮮のミサイル発射を非難し、北朝鮮に6者協議への無条件での即時復帰を促している。また、加盟国に北朝鮮へのミサイル開発技術の移転阻止などを要請している。』

16日・読売記事)安保理、北朝鮮決議案を全会一致で採択
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060716it02.htm?from=top
『決議は今回のミサイル発射について「地域の平和、安定、安全を危うくする」として非難。「安保理の特別の責任」のもとで、北朝鮮にミサイルの開発・試験の禁止、発射の凍結などを要求するとともに、6か国協議への即時無条件復帰を強く促している。国連加盟国にはミサイルや関連物資・技術の移転、調達などを阻止するよう求めている。』

16日・毎日記事)北朝鮮ミサイル:発射非難の決議採択 全会一致で安保理
 http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/northk/news/20060716k0000e030002000c.html
『決議はミサイル発射を非難し、北朝鮮のミサイルおよび大量破壊兵器開発に関する物資・技術・資金の移転阻止のため、必要な措置を取るよう加盟国に求めた。』

16日・日経記事)安保理、北朝鮮決議案を全会一致で採択・「7章」削除
 http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt58/20060716AS2N1500515072006.html
『北朝鮮にミサイル発射実験の即時停止を求め、6カ国協議への無条件・即時復帰を促している。一方、加盟国に北朝鮮へのミサイル開発技術の移転阻止などを要請している。北朝鮮への制裁に難色を示す中国やロシアの意向に配慮し、制裁などの根拠となる「国連憲章7章」を日米などの原案から削除した。』
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┏━━ S E E ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎北朝鮮ミサイルの2発は、長射程の「新型スカッド」でった◎
16日・毎日記事)北朝鮮ミサイル:1、6発目は「新型スカッド」日米分析
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/northk/news/20060716k0000m030124000c.html
『北朝鮮が5日に発射した7発の弾道ミサイルのうち、1発目と6発目が長射程の「新型スカッド」の可能性の強いことが15日、日米当局の分析で分かった。特に6発目は射程が約1000キロと「ノドン」(約1300キロ)に次ぐ能力があるとみられ、日本列島の西側半分までが射程に入ることになる。日米当局は、北朝鮮が新型ミサイルの量産化に入る可能性もあるとみて警戒を強めるとともに、能力の詳しい分析を急いでいる。 政府関係者によると、1発目は「スカッドD」(約700キロ)、6発目が「スカッドER」とみられるという。スカッドは旧ソ連が開発し、実物を入手した北朝鮮が80年代から独自に改良を続けている。在韓米軍は北朝鮮がスカッドを600基以上配備しているとみているが、主力のスカッドBは射程約300キロ、Cが約500キロと日本本土には届かないとみられる。このため、北朝鮮が日本を狙って長射程化を進めた可能性がある。』
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┏━━ シニアの智慧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          ◎『うらなり』(小林信彦著 文藝春秋社 1200円)◎
  夏目漱石の『坊ちゃん』が書かれてから百年。婚約者のマドンナを赤シャツに奪われた気の毒な「うらなり君」(英語教師 古賀先生)の側から30年後の『坊っちゃん』を描いた。明治、大正、昭和を生きた「うらなり君」の気が弱そうにみえて意外とタフな述懐は、淡々と語られる。現在の日本人が共有する、漱石とは異なる感想を持たせる。
 読書欄の書評から紹介する。延岡に転勤務になる送別会でうならりは『坊ちゃん』世界から消えた。『延岡から姫路の学校に変わり、母を呼び寄せ平穏な生活をおくっている50歳代の年齢設定。地元雑誌に随筆を書き、チャールス・ラムのように生きたいという理想的な生活に近づいた。大阪の木綿問屋に嫁いだかつての「遠山の御嬢さん=マドンナ」と再会する。「背を丸め気味の、公設市場で買物をするおかみ風の女」に「身をひいた」。彼女の顔は、「心の荒廃とおろかさ」が浮き出ていた。坊ちゃんの世界から退場したうらなりの生活を克明に書き込むことで、日々の単純な生活を生き抜く人間のリズムを刻みこんで見せた手腕はなかなかのものである。』(日経新聞・文芸評論家川西政明)
 『血気盛んな独りよがりな坊ちゃんの語りとは対照的にうらなりでは淡々と半生が語られる。そこそこ幸せな人生を送ったのだ。孫にも恵まれ、いまはほどよい枯れ具合といえるよう。坊ちゃんと同僚だったのは僅か1か月。四国を去って東京市街鉄道の技術者となった坊っちゃんは、無鉄砲が高じて大陸あたりで早死にしたのではないか。』(読売新聞・早大教授 松永美穂)

  http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/24/95/4163249508.shtml

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