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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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(No 404-2006.05.04)シニアネット『おいおい』(第404号)

2006/05/04

━━ senior citizen net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/05/04━━━

     シニアネット 「おいおい」             第404号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━━

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  囀をこぼさじと抱く大樹かな                     星野立子
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 昭和4年の作。大きな樹の枝や葉の間に溢れるように鳥が「囀」っている。大樹は、小鳥たちの囀りを「こぼさじと抱く」。抱きとめなければ溢れてしまいそうなという、比喩と擬人法が母性溢れる表現になった。安心してさえずる小鳥たちの声を聞くことを大きな樹も喜んでいるようだ。童話のなかの映像のように優しく平和である。「かな」は大きな根を張って、どっしりと据えられたようで、全体を引き締めている。

┏━━ D O ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ◎第5世紀へのスタート。(4)存在感と生命力◎
 「透明人間」とあだ名の製造部長が、ある会社にいました。現場の最高責任者であるが、存在感の薄い人でした。傍に立っていても、存在しているように見えない。「そこに居ない存在」でした。あだ名がぴったりの人でした。会議でも、ほとんど発言しない。現場でも指示しない。人を評価しない。在職中に癌で亡くなりました。長い製造部長在職でした。職場の人は、仏様のような存在として、あまり悲しみませんでした。
副部長が昇格して、製造部長になりました。新しい製造部長は、全力をつくして働きました。夜叉のような顔をして奮闘しました。まもなく過労がたたったのか、脳溢血で急死しました。短い期間の製造部長でした。短い勤務のためか現場はなじみが薄く、現場の人はあまり悲しみませんでした。2人の製造部長の死は対照的でした。両者ともに、「存在感」の薄い存在でした。
 どうあれ、私たちの人生は、「存在感の薄い存在」です。己の存在を認めてもらおうと奮闘努力しても、所詮、認められるものでは有りません。また、その存在感の評価は他人がするものです。影が薄いか、濃いい存在かは、自分では分かりません。人間は皆、「透明人間」かもしれません。いくら存在を誇示したところで、存在感は生まれるものではありません。人と人のコミュニケーションにより生まれます。慈悲の心を持って人に接すかどうかにより、存在感が生まれるのではないでしょうか。存在は「生命力」です。人間は生命力があるから存在する。生命力は、神から賜った「生きる力」です。この「生きる力」を信じて、生きることが存在意義があるのでしょう。輪廻転生の中における「存在」でり、「生命力」だからでしょうから。
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┏━━ S A Y ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
            ◎みどりの日と森林ボランテイア◎
 来年から、5月4日の「国民の休日」は、「みどりの日」になる。4月29日が、昭和天皇の誕生日であるから、「昭和の日」になるためである。日本の森林問題についいて考えてみよう。
『現在の日本は国土の3分の2が森林で覆われ、うち4割が人工林だ。第二次世界大戦で一時は荒廃したが、戦後盛んに植林が行われ、樹木は成熟してきた。日本の森林蓄積量に対する年間伐採量の割合は0.53%に過ぎない。1955年に9割を超えていた日本の木材自給率は、現在2割に満たない。木材の活用が滞ると整備も滞り、木々の成長が妨げられる。』(毎日新聞社説より)

29日・毎日社説(2)みどりの日 中高年の活力を森作りにも
 http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060429k0000m070188000c.html
『林野庁の調査によると、森林作りにかかわるボランティア団体は2003年に1165団体。1997年と比較すると4倍に増加している。活動は主として、里山の整備・保全や環境教育だが、人工林の整備・保全を目的とする団体もある。これから定年を迎える団塊の世代の活動意欲を森林作りにも生かすことができればすばらしい。活動を通じて森林の持つリラックス効果を堪能することができれば、一挙両得だ。』
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┏━━ S E E ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         ◎「在日米軍再編成」の問題点(社説より)◎
 今回の移転問題には、不透明で、納得にいかいところが多い。例えば、沖縄の海兵隊8千人は、「教育隊」で実戦部隊ではない。教育隊は、どんどん入れかわって、定住してない。居住用でなく、訓練宿舎であるはずだ。また、基地”沖縄“の役割も、ベトナム戦争・朝鮮戦争の時代と大いに違ってきている。
 日米の外務・防衛担当閣僚が在日米軍再編問題で、最終的に合意した。沖縄県・普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設、海兵隊8千人のグアム移転、厚木基地の空母艦載機の岩国基地移駐など、主な基地再編で「2014年まで」と期限を切っている。 政府は、関係自治体の理解と協力を得て、今回の「ロードマップ(行程表)」を着実に実施しなければならない。「総額約3兆円」とも言われる日本の負担については、積算根拠を明確にし、国民に説明してもらいたいものだ。

3日・読売社説(1) [在日米軍再編]「同盟を深化させる『行程表』の実行」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060502ig90.htm
『大量破壊兵器やミサイルの拡散、国際テロなど「新たな脅威」に対応し、日米同盟を基盤として、日本の安全を確保するのが、最大の目的である。今後、日米両政府は、役割分担を明確にする作業も急がねばならない。日米両政府は1966年、「日米安保共同宣言」で、冷戦後の地域情勢の変化を踏まえて日米同盟を再定義し、アジア太平洋地域での日米関係の重要性を明記した。10年を経て、額賀防衛長官は今回、防衛協力の「新たな枠組み」を協議するよう米側に提案した。イラクやイランの国名を挙げ、中東への関与も明確に視野に入れている。変化にあわせて、日米同盟の目的、理念を柔軟に見直し、日本の役割と責任を明確にするのは当然のことだ。それが、日米同盟を一層深化させる道でもある。』

3日・朝日社説(1)米軍再編、最終合意 軍事が突出する危うさ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
『 最終報告をまとめたワシントンでの日米閣僚安保協議では、中国の軍事力への懸念が示された。中国の軍拡の不透明さに関心が向くのは当然である。米国の対中戦略は、中国を責任ある国際社会のパートナーに誘導していくことにある。今回の協議では、防衛庁と国防総省の存在感が極めて大きかった。外交は後景に退き、軍事面での協力ばかりが前面に出ることになった。 近隣国の懸念を解くためにも、国民の納得を得るためにも、「もしも」を防ぐための外交戦略をセットで示す必要がある。これが欠けている限り、軍事同盟でどのような協力の姿を描いたところで、きな臭く、相手を刺激するばかりにもなりかねない。日米同盟はもっと広い政治的な文脈の中において考える必要がある。 』

3日・産経社説(1)在日米軍再編 首相は実現に向け努力を
 http://www.sankei.co.jp/news/060503/morning/editoria.htm
『日米安全保障協力をより実効あるものにし、国民からの支持を得るために課題は多い。  再編により負担増となる自治体の多くは反対している。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設予定海域の使用権限を有する稲嶺恵一沖縄県知事は二日、「従来のスタンスは大事にしたい」とただちには同意できないとの考えを示した。グアム移転経費(約七千億円)に加え、普天間移設や空母艦載機部隊の岩国基地移駐などの経費を日本側が負担する原則は示された。適正な経費の捻出を含め再編計画を推進するには国内法の措置が必要だ。平和を守るためのコストとリスクの分担を国民に訴え、指導力を発揮することが首相に残された責務ではないか。』
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┏━━ 読者から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
              ◎憲法論議——生存権と幸福権 ◎
                               千葉県  黒須實さま
 憲法論議の中で、生存権(第25条)と幸福権(第13条)にハイライトを当てて、簡潔明快なる解説をして下さり有難うございました。
 地元自治会(1800世帯)の役員として、自治会が取組む福祉活動を考える時、憲法上の原点に戻りその目標や理念を皆で考えるヒントを頂きました。
 welfare(第25条)とwell-being(第13条)の比較考量に含蓄の深さを感じます。終戦後の絶対的窮乏の中で、占領軍の憲法草案が示したwelfareを苦心して日本語に訳したのが「福祉」と言われます。
 戦後生まれのアメリカ生まれの福祉ですからまだまだ日本に根付いていません。「豊かな日本」と言う幻想は相対的貧困、格差社会の拡大と言う現実に直面しております。
 公助は自助の自己責任に転嫁され、公共福祉サービスは「官から民へ」の安直なスローガンで市場経済の弱肉強食の餌食にされています。
 ご指摘のように、個の多様な価値観の下、住民主導型の共助協働システム作りが大切な世の中になりました。
(このご意見は、『おいおい』第403号のDO欄に対してのものです。=編集者註)
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