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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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(NO 401-2006.04.30)シニアネット『おいおい』(第401号)

2006/04/30

━━ senior citizen net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/04/30━━━

     シニアネット 「おいおい」             第401号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━━

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 緑山中かなしきことによくねむる                森澄雄
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 昭和45年、51歳の作。緑の山中の、薫風が吹く中に、「よくねむる」設定である。その良く眠ることが、「かなしきことに」なのですね。「かなしきことによくねむる」状態の表現が素晴らしい。昭和61年、67歳の句に、「朧にて寝ることさへやなつかしき」と「なつかしき」と詠った。「かなしきことに」と「なつかしき」との感情表現の違いが興味深い。これが加齢による変化と言うのでしょう。老化は進化と言われますが、この変化が老化でしょうか。

┏━━ D O ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎第5世紀スタート。(1)元気なシニアに働き場を◎
 第5世紀第1号(第401号)のスタートです。「創刊の志」の原点に帰ります。
明治維新の大きな功績は、消費者であった武士を生産者に回したことだと言う学者がいる。働き手の増加である。高齢者は障害者ではない。前期高齢者は、元気なシニアが多い。元気なシニアは消費者の側から生産者の側に回れば、状況が違ってくる。元気なシニアが、生産者となれる「場の提供」の工夫がされてないだけである。元気なシニアが、ワークシェアリングで生産者として役割を果たせば、それだけ、生産が増加する。
 サラリーマン時代は、効率化の追求とか、コストダウンとかに縛られていた。退職後の福祉とはそうして競争原理や市場原理から放たれた存在になる。満60歳で、定年になり、旧職場から離れ新しい世界に挑戦する努力をすることができる。旧職場での業績とか能力は残余が少ない。別の未開発の能力への挑戦としたらどうだろう。創造性豊かな活躍の場を求められる。
武家社会での才能の発揮の場から、明治維新がもたらした新しい場が、武士の生きる職場になった。明治の新制度の軍隊、警察制度、郵便制度、教育制度、地方自治制度の担い手になった。企業は、終身雇用、年功序列という日本的な雇用制度を確立した。近代的な人材活用を可能にした。すこし手荒ではあったが、大改革が現在の雇用社会をもたらした。元気なシニアがワークシャアリングで働ける職場の開発が21世紀の課題である。新しい形のシステムの中で再挑戦することが大切である。
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┏━━ S A Y ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎教育基本法の改正と「教育振興基本計画」◎
 小泉内閣は教育基本法の改正案を国会に提出した。与党は連休明けに特別委員会を衆院に設け、審議を急ぐ方針だ。今回の改正論議は、2000年に首相の私的諮問機関が教育基本法の見直しを提言して始まった。それを受けて、中央教育審議会が「郷土や国を愛する心」などを盛り込むよう答申し、与党が文案づくりの協議を重ねてきた。 
改正案は、現行法に記述のない「公共の精神」「伝統」の尊重や、「我が国と郷土を愛する…態度」との表現で愛国心を養うことなどを盛り込んだ。教育基本法は、教育の機会均等、男女共学などの理念を掲げた11条から成り、「教育の憲法」と呼ばれている。改正法案では、生涯学習、大学、家庭教育などの項目が加わり、条文が18に増えている。

29日・朝日社説(1) 教育基本法 「愛国」をゆがめないか 
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
『伝統と文化をはぐくんできた我が国と郷土を愛するとの表現になり、「他国を尊重し」という言葉も加えられた。基本法の改正が、ゆがんだ愛国心に拍車をかけないだろうか。教育は国の将来につながる重要な政策である。その理念をうたう基本法は、憲法に準ずる重い法律だ。今の時期に基本法を変える必要はどこにあるのか。さまざまな分野の人たちの意見に耳を傾け、各地で公聴会を開くなど、ていねいな審議が求められる。野党と論議を尽くすことは言うまでもない。』 

29日・読売社説(1)[教育基本法改正]「民主党も意見集約を急いでは」
 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060428ig90.htm
『約1年前、民主党は基本法改正に関する報告書を作成した。「何十年たったら、愛国という言葉を普通に使える国になるのか」という意見と、「全体主義的な教育につながる」との反対論を併記した。その後は論議を怠ってきた。鳩山幹事長は、「教育基本法は憲法と並ぶ重要なものだ」として、基本法の改正は憲法改正と同時に進めるよう主張している。重要な問題だからこそ、意見を一つにするよう努めることが、政権を目指す政党の取るべき態度である。』

29日・日経(2)教育基本法改正が問うもの
  http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060428MS3M2800H28042006.html
『改正案は前文で個人の尊厳の重視など現行法の基本的な精神を踏襲、その上で公共の精神に基づく社会発展への寄与や伝統文化の尊重と継承などをうたった。また家庭教育や生涯学習、障害者への配慮などの条文も新たに付け加えられている。あわせて提出される「教育振興基本計画」では学力向上といじめや不登校の削減など具体的な課題で5年ごとの政策目標を掲げる。新しい理念の下で知徳のバランスある人材育成を具体化する道筋を示したい。』
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┏━━ S E E ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         ◎「耐震強度」は本丸を落とせ◎
 マンションやホテルの耐震強度が偽装されていたことが発覚してから5カ月。中心人物の姉歯秀次元建築士ら設計、施工、建築確認検査に携わった8人が警視庁などに一斉逮捕に踏み切った。捜査は一つのヤマ場を迎えた。
 捜査当局は昨年末から段ボール箱4千箱分を超える資料を押収し、数百人に及ぶ人たちから事情聴取を重ねてきた。しかし、今回の逮捕容疑は偽装の責任を直接問うものではない。マンションなど98棟で耐震強度を偽装した姉歯元建築士は、建物を施工した木村建設から鉄筋の量を減らすように圧力を受けたと語った。木村建設側は、鉄筋を減らすよう話したことはあるものの、圧力をかけたことはないと反論した。捜査当局は木村建設の社長らも逮捕したので、逮捕容疑を立件したのち、両者の供述を吟味しながら偽装事件の捜査に進むだろう。事件の全容に迫ってほしい。本丸を落として貰いたい。

27日・朝日社説(1)耐震偽装 早く本筋に迫れ
http://www.asahi.com/paper/editorial20060427.html
『耐震強度の不足したマンションを販売した企業は、それを知りながら売っていたのではないか。木村建設と組んで全国でホテル建設にかかわったコンサルタント会社は、無理なコスト削減を指導したことはなかったのか。再発の防止のため、政府は罰則を強化する建築基準法などの改正案を国会に提出した。偽装を見抜けなかった検査体制を根本的に改める必要はないのか。設計、施工、検査、販売の複雑な流れの中で、違法な行為をすべて洗い出す。それが捜査当局に求められている。』 

27日・読売社説(2)[耐震偽装逮捕]「『業界では普通』の構造を洗い出せ」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060426ig90.htm
『詐欺容疑での立件が、今後の捜査の焦点となる。強度の鑑定には複数の計算法があり、それぞれ違った数値が出ることもわかり、混乱を招いている。姉歯容疑者の偽装を見逃した検査機関は、イーホームズだけではない。民間機関と地方自治体を合わせ35に上る。規制緩和の流れの中で、確認業務は1999年から民間にも開放された。偽装が発覚した昨年11月以降、国交省は再発防止策を講じてきた。徹底捜査で不正を生んだ無責任体質に切り込むべきだ。その中から、建築行政の不備も浮かび上がってくるだろう。』

27日・毎日(2)耐震偽装事件 欠陥建築を生む元凶を暴け
 http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060427ddm005070026000c.html
『欠陥建築物の建設を未然防止できなかった現行制度の欠陥と法の不備にある。相互監視機能を果たしていれば、違法建築が見過ごされることはない。公平性を疑問視する反対論を振り切って、建築基準法を改正して民間の指定確認検査機関による建築確認に道を開いたことでは、批判を浴びている。耐震構造計算に複数の計算方法が認められ、安全基準が統一されていないことも、行政当局の不手際と言える。捜査本部は、本来の耐震偽装による立件を目指すと共に、制度上の問題点や建設業界の腐敗体質に切り込む捜査を展開してほしい。』

27日・産経社説(1)耐震偽装逮捕 核心の疑惑をあぶり出せ
http://www.sankei.co.jp/news/060427/morning/editoria.htm
『姉歯容疑者が耐震強度の構造計算書を偽造したことに始まる。のちに偽装が指摘されたが、マンション販売業者のヒューザーや、ホテルの開業を指導した総合経営研究所がこの事実を認識しながら、建物を引き渡していた疑いが濃い。一方、国土交通省など行政による対応が不十分だったとの指摘もある。耐震強度の数値が、計算方法によっては異なるという二重基準の問題についても、国交省から明確な指針が示されていない。今後は、こうした問題点をどうあぶり出せるかが焦点となろう。捜査は緒についたばかりだ。』

27日・日経社説(2)耐震偽装の真相明かす捜査を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060426MS3M2600326042006.html
『偽装物件のマンションを開発・販売した会社、偽装物件のホテルの開業指導をした会社、ホテルを建設した建設会社が、それぞれ耐震偽装を知りながら対価を得た場合に成立し得る、マンション購入者やホテル施主に対する詐欺だろう。調査でも明かせなかった経緯・真相を、強制捜査権を生かして解明することだ。その上で、この事件を発生させたのが現行法制度が想定していない建築関係者の逸脱行為であって刑事責任を正面から問える法令がない、といった法の不備が浮かべば、行政、立法府に問題提起すべきである。 』
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┏━━ 読者から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  素晴らしい愛読者に支えられてることを意識しながら、第5世紀第1号、第2号と編集しています。このたびの第400号のお知らせに、早速、愛読者から反応を頂きました。ありがとうございます。
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                           千葉県 黒須 實 さま
第400号記念号おめでとうございます。
シニアネット「おいおい」の多様な効能の一端をご報告し感謝に代えさせて頂きます。
1.社会的動物
老いは眼や足腰の衰えで自覚できますが、問題意識の機能低下には気がつきません。職場、地域、家庭などから離脱、遊離するのは止むを得ないとしても、私達は社会的動物であります。政治・経済・社会問題に眼を向けさせて下さる記事内容は貴重です。
2.思考や行動の起爆剤
金子兜太さんの紹介記事によりNHKの「深夜ラジオ便」5月号を買い求めました。「荒凡夫」の多面的な意味合いは紹介にある通りでしたが、色々と思いは膨らんでいきます。
絵門ゆう子様の「癌闘病記と旅立ち」は、ご親切にリンクを貼ってくださっているのですぐにアクセスできました。お陰さまで明日4月29日、がん患者支援プロジェクト「リレー・フォー・ライフ」の立上げ集会に参加します。
3.人の和と知恵の輪
これをwebで展開して下さっている功徳は大きい。惜しむらくは、この効用と功徳をご存じない方々への広がりがもう一つのようです。つきましては、紹介欄を設けて下さり、気軽に友達に紹介できる工夫があればと思います。ジャンクメールが氾濫しておりますから、紹介者名を入れる、一見して高級紙であることがすぐ識別できれる工夫があればと思います。
どうか今後ともご自愛の上、たったお一人の編集者のご健勝とご健筆を祈ります。
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                         大阪府   中里 博さま
シニアネット『おいおい』400記念号おめでとうございます。今後ともお体にお気をつけて、500号、1000号とお続け下さるよう期待しております。
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                         神奈川県   出射  靖さま
シニアネット『おいおい』400号おめでとうございます。2001年7月から創められた由、読み応えのある内容のメールマガジンを5年間も続けられたご努力に驚嘆致します。  「継続は力なり」と言われますが、私などは3日坊主で終わることが再々でお恥ずかしい限りです。 ここまで成し遂げられた偉業を、更に1000号、2000号に向ってご尽力されます様祈念いたします。
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                           大阪府    西元 昭さま
シニアネット『おいおい』の第400号到達おめでとうございます!!
 第400号の「『創刊の志』に戻る」によりますと100号到達まで22ヶ月、200号到達まで15ケ月弱、300号到達まで10ヶ月強、400号到達まで10ヶ月ですからだんだんとペースが上がってきています。この間、病気ご入院などもありながらの発行ですからその志と努力に敬意を表します。
 冒頭の俳句の紹介、DO,SAY,SEEと一定の型を確立されていることが継続を可能にしているのだ、と拝察しています。一読者としては、シニアの抱える年金、税制、医療などの問題に向き合っていて下さるのでありがたい情報源です。
 とりわけ冒頭の俳句の引用、紹介を毎回楽しみにしています。最近では、4月9日発行第391号の「年寄りの一つ年とる花見して 平畑静塔」。「桜の時期に重箱にご馳走を詰めて花見に小高い近所の山に登った」のは私の育った鹿児島でも同じくあり、懐かしく読みました。
 文化欄的な記事を楽しく読んでいます。4月19日(第395号)に紹介の演劇「ドライビング・ミス・ディジー」の放映は、NHK−BS2で私も観ました。これは次の号に紹介された、『NHKこころをよむ』「老いるということ」の講師黒井千次氏のテキストを読んで是非観たいと思っていた演劇でした。
 このテキストは放送終了後書物として出版されると思いますが、「老いるということ」について考えさせられるいい内容です。このテキストで耕(こう) 治人(はると)「天井から降る哀しい音」「どんなご縁で」「そうかもしれない」など晩年の三作(「命終三部作」とは、ある評論家の命名)、伊藤信吉の老年詩集「老世紀界隈で」(2001年刊行、作者94歳から95歳の作)等々を初めて知りました。「老いの一般論などというものはないと断念するところから、自分自身の固有の老いへの独自の模索が始まるのではないか」(第13回「老いのまとめ」より)に感銘を受けました。
 以下は私事ながら、6月下旬に郷里鹿児島へ移住します。昭和36年以来45年住んだ地を離れるだけに諸々の整理が大変です。長年築いてきた人間関係から遠ざかることも未練なことの一つです。しかし、ネットやEメールの利用で親しい方々といつでも簡単に交流できるのは救いです。そういう意味でこれからも「シニアネット『おいおい』」を楽しく読ませていただきます。
 どうぞご自愛の上、第1000号、第1500号まで継続されることを陰ながら応援してお
ります。 読者の反応も発行人への激励になるかと思い、お祝いと感想を申し上げました。
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                           千葉県   谷平 康吉さま
この度は第400号発行誠におめでとうございます。
2001年7月23日創刊以来これまで病も乗り越えられ幾多のご労苦あったことと思います。熟年への豊か生き方とは何かを常に発信いただき多いに勉強させていただくことができました。常に鋭い視点から現象を分析し意見を述べられ、真摯な情報伝達に愛読者から広く敬愛されているものと思います。
どうぞこれからも健康に留意され「おいおい」を継続発行されることを期待しています。重ねて『おいおい』の発信にお礼申し上げます。
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【配信】週2回以上(不定期)         【 読者数 】793人
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【発行人兼編集人】 田村昶三         【 創刊 】2001年7月23日
【 Blog 】 http://s-tamura.cocolog-nifty.com/
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