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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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(NO 362- 2006.01.17)シニアネット『おいおい』(第362号)

2006/01/17

━━ senior citizen net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/01/17━━━━

     シニアネット 「おいおい」             第362号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━━

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冬の鷺歩むに光したがへり                       加藤楸邨

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 冬枯れの古利根の洲に水が張り詰めている。鷺が1羽汀(みぎわ)に立っている。ふと静かに動いた。鷺が一歩ずつ歩き,鷺の歩調に合わせて冬の弱い日差しが移り、風景が広がってくる。「光したがへり」ですべてを描写しきっている。冬の日差しと鷺の歩調に合わせて移る冬景色が美しい。『愛禽招』の中に「冬の鷺」の句が5句ある。「冬の鷺あな羽博たんとしてやみぬ」「冬の鷺かがやくとみれば影うまる」「冬の鷺つねに一羽なり凍雪に」「冬の鷺一羽なるかもあめつちに」。

┏━━ D O ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         ◎阪神大震災の尊い犠牲は生かされた無い◎
 6434人が亡くなった阪神大震災から、きょうで11年になる。尊い命の8割以上が建物倒壊による圧死だったことを、もう一度、思い起こす必要がある。耐震性を欠いた建物は、凶器である。全体の法整備が不十分で、行政の予算措置が進んでいない。
 一連の耐震偽装事件は、「業務上過失致死」にも相当する犯罪である。「詐欺罪」の適用では甘すぎないか。阪神大震災の日に当たり、大罪であることを再認識しなければならない。あわせて、「耐震性の弱い建物」が多くて、行政措置とその対策予算の準備が追いつかない現状を認識しよう。

17日・朝日(1)震災11年 教訓が生きない悔しさ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
『犠牲から学び、災害に備える。安心して住める街づくりこそ、最優先の課題である。一連の耐震偽装事件は、震災をひとごとのようにやり過ごし、安全より利益追求に走る社会の姿を浮き彫りにした。いま、日本には偽装物件と同じように危うさを抱える住宅が1150万戸もある。国内の全住宅の25%を占めるこれらの建物を、政府は10年で10%に減らす目標を掲げている。工夫しだいでもっと目標に近づけることができる。病院や学校など公共施設の改修は、優先して進めた方がいい。犠牲を無駄にしない活動が、地元では地道に続く。残された者たちの責任は、より安全な街を築くことだからだ。』 

17日・毎日(1)住宅耐震化 阪神大震災の教訓を生かせ
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060117k0000m070129000c.html
『 阪神大震災で全半壊した建物の中にも、建築当時の構造安全基準を満たしていない手抜き建物が多く含まれていた。当時の建設省も手抜きの存在は認めたが、復興の流れの中で、手抜きを見抜けなかった責任は埋没してしまった。建物の安全性を確保できる建築行政の抜本的な改革が行われていれば、今回のような事件は防げた。故意に耐震強度を低下させた建物がいかに危険なものか、当時の手抜きの実態について可能な限り検証してみることも必要である。防災に果たす国や自治体の役割は極めて大きい。震災の日を機に、耐震強度の問題を見直し、安心・安全な社会づくりへの新たな一歩を踏み出そう。』

17日・日経(2)減災の進展へ大震法改定を
 http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060116MS3M1600716012006.html
『時と場所と規模を特定して地震の発生を直前予知が不可能である以上、住民の命と財産を守るのは、建造物の耐震強度を高めるなどの「減災」と、救助などの初動を確実にする「リアルタイム防災」が柱になる。大地震は不意打ちでくるという「覚悟」と、被害を最小に抑える「備え」がいる。予知幻想を骨格にした現行の大規模地震対策特別措置法は抜本的に改定するか廃止し、地震防災基本法を検討すべきだろう。世界のM6以上の地震の2割が集中する小さな島国の覚悟と備えをそこに明記し、建築基準法では罰金刑でしかない耐震偽装や、危険な建造物の建設・販売を、厳しく罰する必要がある。 』
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┏━━ S A Y ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        ◎ライブドアが一線をこえたのならい、厳罰を◎
 不正の温床に成りかねない「株価操作」と「虚偽公表」に手を染めた可能性で司直の手にかかった。徹底的に捜査すべきである。家宅捜査に踏み切るとは、相当な段階まで捜査が進んでいるのだろう。
ライブドア本社の家宅捜索など強制捜査に、東京地検が証券取引法違反の疑いで乗り出した。関連会社の旧バリュークリックジャパン(現ライブドアマーケティング)が株式分割を行う際、偽りの情報を流し、株価を不当につり上げた疑いだ。
『世間様』を欺くような経営手法は許してはならない。司直の厳しい眼を通じて、正しい道を明示して貰いたい。

17日・日経(1)一線を越えたか、ライブドアの経営
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20060116MS3M1600616012006.html
『日本の株式市場が単に株式を売買・発行する場から上場会社そのものを売買する市場になっている変化を象徴する出来事で、同時にそうした市場にふさわしい公正さを確保する制度やルールが整っていない現実も露呈した。制度・ルールの不備をついて成功させたM&Aも、旧来の発想にとらわれない俊敏さと評価する向きもあった。「ライブドアの経営判断の基準は『利益が上がるか』『株価は上がるか』の2つしかない」との見方もある。「もうけのためにはルール無視」という古い悪弊に染まっていた故に一線を越え、違法の疑いをかけられる行いに走ってしまったのなら情けない限りだ。』
17日・読売(1)[ライブドア]「強制捜査も『想定の範囲内』か」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060116ig90.htm
『ライブドア自身が株式超細分化の申し子だ。3年間に4回も分割し、1株を3万株に膨らませた。その結果、株式時価総額が拡大した。株式分割は01年の商法改正で、超細分化が解禁された。低迷していた株式市場の活性化策が、一部の新興企業に悪用された格好だ。証取法が昨年、改正され、この手口も封じられた。だが、法改正前に行ったライブドアの買い占めは容認された。「合法なら何でもできる」という“反社会性”を批判する声も少なくない。地検の全容解明を期待したい。』
17日・毎日(2)ライブドア 不正な市場操縦は論外だ
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060117k0000m070128000c.html
『株価形成に重大な影響を与えるM&Aに関連する情報に疑いが持たれている。ライブドアの急成長を支えてきたのはM&Aであることを考えると、あってはならないことだ。ライブドアが株式を上場する東証マザーズやジャスダックなどには新興企業が名を連ねている。それだけにライブドアへの強制捜査は株式市場にも大きな影響を与えるだろう。ライブドアの経営手法が問われている。ネット系ニュービジネス全体が疑惑の目で見られかねない。マネー万能主義に落とし穴がなかったか、確かめてみる必要がある。』
産経(1)ライブドア捜索 “灰色手法”排除の端緒に
http://www.sankei.co.jp/news/060117/morning/editoria.htm
『“堀江流”が「クロではないが灰色」「株式市場の健全な発展にはそぐわない」と判断されたからにほかならない。証取法はじめ、市場ルールに不備が多いのは確かだ。米国では証券取引委員会(SEC)と捜査当局が協力し、「灰色手法」に積極的にメスを入れ、「クロかシロか」の判断を司法的に下すことで市場から排除する例がある。今回の強制捜査は、虚偽発表という証取法違反の摘発だが、より幅広く、市場に横行する「灰色手法」に、司法の観点から明確な線を引く端緒になることを期待したい。』
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┏━━ S E E ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ◎「女性天皇」と「女系天皇」の違いを認識しましょう◎
 文藝春秋の2月特別号に三笠宮寛仁親王の対談記事が掲載された。『天皇さまのその血の重み』——なぜ私は女系天皇に反対するか——独占会見としてトップ記事にした。『わずか1年の議論で決定——これは皇室伝統の破壊ではないか。』と続く。「女系天皇制度反対」の世論が形成されつつある。
要約が間違っていけないので、文中の「見出しの羅列」をする。「皇族内の現場監督の役割」、「光明皇后が始めた福祉の伝統」、「皇族であることは重荷か」、「振り子の原点としての存在」、「傍系で血をつないできた歴史」、「旧皇族復帰に違和感はない」「女系天皇は日本国終わりの始まり」、「本当に「陛下のご意思」か」。
世論が盛り上げている。今回の諮問委員会の討議は無責任で、長期の観点から論議に耐えられない。「男系男子の天皇」は敗戦後GHQすら手をつけなかった、その禁を犯そうとしている事実の認識をしよう。

 http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
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┏━━ 百人一論 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
“「運玉投げ」の最後の一投に願いを込めて”
                                  堺市 櫻井 正則さま

 私の妻は闘病中(癌)であるが、幸い現在は日常の生活には支障がなく、家事も旅行も短期間なら可能である。
毎週日曜日には、大阪市内に嫁いだ娘が孫をダシに、旦那と3人で押しかけて来ては夕食を食べ、翌日の朝食そして昼食の弁当まで詰め込んで帰って行く。まるで台風の如く。妻は文句も言わず甲斐甲斐しく料理に励む。これが我が家の週末パターンである。
 昨年、暮れも押し詰まった12月20日頃、妻が珍しく「お正月はお節料理も面倒だから、のんびり旅行でもする?」と言い出した。お正月を外で過ごす事は初めて、しかも年末も押し詰まった今頃から、と一瞬戸惑ったが航空券が取れる所ところならと、インターネットに挑戦した。幸いにも大晦日の関空出発便と、正月2日往路の宮崎最終便なら若干の空席が有る宮崎行きを見つけて早速手配した。
 大晦日の日に関空を飛び立って宮崎空港に到着。予約していた観光タクシーの運転手さんが、空港出口で出迎えてくれた。早速車を走らせて鵜戸神宮に向かった。車中運転手さんから、「今日は私に最後の仕事を与えて貰って大変嬉しい。実は今の会社勤めは今日が最後の日だったので」と感謝され、何か我々が福の神になったようで嬉しかった。ところがその後私達は思わぬ幸運に、感動する事となった。
 鵜戸神宮は日本の初代天皇・神武天皇の父のウガヤフアエズノミコトを御祭神とする神社であるが、そこの前に「運玉投げ」と云って、海から直立した岩の天辺に直径50!)ほどの穴があり、7,8m程手前の陸側から直径1!)ほどの土球を投げて、その穴に入れば願いが叶うとの言い伝えがある。男性は左手で5球、女性は右手で投げる。
私達の現在の願いは只一つ、勿論妻の癌の平癒である。先ず私が5球投げたが、岩に当たって跳ね返されるだけで、残念ながら1球も入らなかった。そして妻が投げたがなかなか入らない。4球投げ終わって、私も恐らく妻も諦めかけていた。ところが妻が投げた最後の球に、奇跡が起こった。5球目の最後の球が幸運にも穴に入った。思わず妻も私も「入った」と奇声を上げた。妻がこれほど我を忘れて喜ぶ様を、40年連れ添って見たことがなかった。何事にも比較的冷静で、先ずこのような願掛けを信じず、挑戦すらしないような妻であった。私自身もこのような願掛けは遊び感覚でやることはあっても、滅多に信じない。しかしこの時ほど心底から祈ったことはなかっただけに、入った事を見届けて、本当に嬉しく飛び上がらんばかりの気持ちになった。
妻と感動を共有出来たこの喜び、これなら必ずや妻の病気も治ると、今は奇蹟を信じられる気持ちになっている。
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