生活情報

シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

全て表示する >

[No.149-04.02.17] シニアネット(第1世紀第49号第149号)

2004/02/17

┏━━ senior citizen net ━━━━━━━━━━━ 2004/02/14━━┓
  
  シニアネット「おいおい」  第1世紀 第48号 (第148号) 
                 
┗━━━━━━━━━━━━━━━   shozo.tamura@nifty.com   ━━━┛
――――――――――――――――――――――――――――――――――
  
    ふるい寄せて白魚崩れん許りなり     夏目漱石
 
――――――――――――――――――――――――――――――――――
漱石が一番熱心に俳句を作った明治30年(1897)2月の句。熊本から子規に
送り指導を受けていた。網の中央に「ふるい寄せて」いる白魚が、繊細では
かない命である。「崩れん許りなり」でみごとな表現。其角の「白魚をふる
い寄せたる四つ手かな」より上手と言われている。隅田川の四手網の漁は江
戸時代から明治時代まで白魚漁が行われていた。白魚は白銀色の半透明で、
腸が透き通ってみえる。この透き通って見える様子がはかなく哀れである。
眼が黒点を置いた様。近海から川を上がるこの頃の白魚の上品な味が珍重さ
れる。

┏━━ DO  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ◎65歳定年は要らぬお世話です◎
60歳過ぎてから企業から離れて本当の働く喜びを感じる。歓迎してくれる職
場がある。65歳まで雇用を延長しようという「官制の定年延長論」は要らぬ
お世話だ。国は軍備と警察に力をいれて、不要な所に予算をつけないでもら
いたい。官庁の延長論は、役人の雇用をしようという論理である。高年者ハ
ローワークの窓口の担当者を見れば判る。求職側に座るに相応しい人が求人
側にいる。シニアに雇用先を斡旋しようとか、雇用先を開拓しようとかの意
欲の乏しい人を選んでいる。役人口調で、「老年者には、就職口はありませ
ん。」を鸚鵡返しにする輩である。
官庁が余分な事をするから、民間の活動がそがれる。地域の「老人倶楽部」
とか「老人大学」も、予算をつけて「お願いだから、おとなしく活動してく
ださい。」と懇願している。これでは、地域活動は「正しい芽は育たない」。
シニアが嫌がる「老人」とか「老年者」の用語を平気で使う。暴れる「定年
ゴジラ」とか「シニアギャング」は困るのだ。介護保険のお世話にならない
60歳代のシニアに対しての「善政」は、「放置する」ことである。
企業もいらぬお世話をするな。会社の外部には広い世界があることを理解し
てもらいたい。会社の呪縛から解放されたシニアが、自由に、生きているこ
と。企業の傘の下で生きないで、伸び伸びと活躍している。余分なことは不
要。会社以外の社会は広くて、活躍するところは沢山ある。企業で育成して
いただいたことは感謝する。企業での知識や経験が生かせる世界が沢山ある。
シニアこそ、「エントリーシート」を書いて、自己分析して、自分を活かせ
る世界を見つけることだ。シニアの雇用状況が厳しいとはウソである。過去
の肩書きにこだわらねば、新天地はある。社会貢献できる場所は幾らでもあ
る。
http://www.assoc-elder.or.jp/elder_m.html
http://www.ewoman.co.jp/report_db/pages/02_040126_5.html
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/jinji/media/index.cfm?i=j_kanri007
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/anteikyoku/kourei_koyou/3.htm
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4845221462.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━ SAY ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎「俳句的生活」と「禅的生活」◎               
シニアに、宇宙観と人生観を考える本が出た。俳句と禅。日本の伝統ともい
える2つの世界。会社を離れた初めて見える世界である。シニアだから、時
間と空間がわかるのだろう。
「俳句的生活」長谷川 著 中公新書  780円
定年前に新聞社を辞めて俳句と言う小さな庵に住む生活を選んだ著者。「俳
句的な生活」を選んだ。鴨長明が60歳を過ぎて日野山の奥に方丈の草庵を結
んだ。長明の前に時空を超えた広大な宇宙が開けた。俳句は草庵と同じく、
微小だからこそ果てしない広大な宇宙を宿す事ができる。会社を捨ててこそ、
俳句の世界が見えてくる。俳句は日本人の宇宙観と人生観の結晶と著者は考
える。先達の俳句を引用しながら「俳句的生活」を解説する。芭蕉の「かる
み」、子規の「平気」、虚子の「遊びごころ」等は、人類がまだ経験しなか
った長寿社会にも対応できる。「俳句的生活」の興味深い本である。
http://www.chuko.co.jp/new/20041/101729.html

「禅的生活」 玄侑宗久著 ちくま新書 720円
禅語を通して禅の宇宙観と人生観を解説する。それを日常生活にどう取り込
むか。具体的に変化を生み出し、元気になる。無可不可、日日是好日、知足、
安心立命、大愚、色即是空、柳緑花紅真面目といった禅語を平明に解く。
「少しでも、一人でも多くの人が楽で元気になって欲しいのである。」(は
しがきより)。「少しでも安らかな気分になってくださることを祈る。」
(あとがきより)
http://www.chikumashobo.co.jp/top.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4480061452.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━  SEE ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎「二人だけで生きたかった」 双葉社 1365円◎
「二人だけで生きたかった」はNHKスペシャル番組で1991年6月9日に放
送された。「老夫婦心中事件の周辺」と副題がついている。NHKアーカイ
ブスで、2月15日(日)に再放送された。痴呆の妻(66)と介護する夫(77)が
遺書を残して、貯金70万円をおろして死出の旅に出る。25日間の旅の間に
夫の揺れ動く気持。妻に対する愛情。故郷の村には戻らず、近くの温泉を
巡り、最後は入水自殺をする。介護設備で一緒に生活したいがかなわず、
静かに命を終らせた。息子たち家にある老夫婦の6畳の部屋が映された。高
齢化社会のあり方に一石を投じたドキュメンタリーである。本に編集された。
http://www.nhk.or.jp/archives/fr_back.htm
http://www.futabasha.co.jp/2004topics/nhkarchive/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━ 映画 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ◎「駅馬車」と「シェーン」◎              
「駅馬車」(1939年 米)と「シェーン」(1953年 米)がNHK衛星第2放送
で帰ってくる。あの『駅馬車』のシーン。モニュメント・ヴァレーの岩石の
裾野を走る駅馬車。駅馬車の馬から馬へさらに別の馬へ飛び移るスタント場
面。御者をいれて9人の馬車内部の人物描写。黄色いリボンの音楽。西部劇
の醍醐味が戻ってくる。
http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0218.html#06
『シェーン』は少年の拳銃使いに対する憧れをたしなめて、定住する両親は
偉いのだよと。開拓時代のワィオミングに流れ者が、悪徳牧畜業者から開拓
者一家を守る。エンディングの「シェーン!カムバック」が胸を締め付ける。
18日(水)と19日(木)の午後8時が待ち遠しい。
http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0219.html#07
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━ 絵本  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ ももいろのきりん 中川季枝子・文中川宗弥・絵 福音館書店1200円◎
1965年7月1日に出版されたが、文の絵も色あせてない。80P以上の大作で、
読んで聞かせるには30分以上かかる。桃色の大きな紙のキリンが、「世界
一綺麗」とほめられて動き出す。窓から飛び出すが首が雨にぬれて色が薄れ
る。塗りなおすためにクレヨンのなる木を見つけるために旅に出る。友達と
仲良くすること、夢を与えて、元気をもらえる絵本。ロングセラーの絵本。
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=511
http://product.esbooks.co.jp/product/child/ranking/rb?accd=00062910  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【配信ペース】週一回【 読者数 】1294人【 創刊 】平成13年7月23日
【変更・配信停止】【バックナンバーの閲覧】
 http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=hiro1204
【お問合せ】 shozo.tamura@nifty.com
【発行人兼編集人】 田村昶三 (shozo.tamura@nifty.com )
【 URL 】Home-Page  http://homepage1.nifty.com/s-tamura/ 
        Blog     http://s-tamura.cocolog-nifty.com/oioi/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-07-23  
最終発行日:  
発行周期:週一回以上  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。