その他教育

成長するクリスチャン

子供の成長を願わない親はいませんね。同じように神様は、その子となったクリスチャンが、聖書の全てのみ言葉を栄養にして、大人に成長するように願っておられます。これは成長なさりたいクリスチャンのための励ましのメ−ルマガジン
です。

全て表示する >

成長するクリスチャン

2018/01/05

介護のある現実とあってほしい姿

特別養護老人ホームと言えば、地方自治体や福祉法人が経営する老人介護施設で、利用料も安いですが、入居のための条件も厳しく、空き部屋もなかなか見つかりません。

それに対して、企業が経営する住宅型老人ホームと言いますか、介護度1から5までの入居者を対象にした介護施設は、急速に広がる高齢化社会のニーズを受けて、最近多く建設されています。

利用料は安くはありませんが、年金収入と多少の貯えがあれば、空きを待たないでもなんとか入居できるところもあり、必要な介護を受けることができます。

そのような施設とは、いわゆるワンルーム・マンションタイプで、トイレと洗面台付きのベッドルームで介護度に応じた介護を受けられます。

ただし、3度の食事は各階食堂で一緒に、入浴も共同浴室でします。
個室での食事は、病気の時に限られています。

そのほか全員参加のリハビリ体操も毎日あります。

また、みんなで懐かしい歌を歌ったり、ゲームを楽しむレクリエーションの時もときどき与えられます。


さて、入居希望者の見学会は、施設開業の時以来随時行われ、お洒落なじゅうたんに素敵なベッドカバー、そして民芸品などが飾られているモデル・ルームに案内されます。ただし自分で持ち込めばの話で、またそんなものがあって、入居者が転んだらそれこそ危険です。

「入居者は、家族やお友達が来られたとき、一緒にカラオケを楽しんでください」と、装置が置かれて照明もきれいな防音の部屋に案内されますが、そうできるのは、介護度1の元気な人たちに限られるでしょう。

見学者は、こんな立派な施設に、親を、きょうだいを、妻を、夫を預かってもらえたらと思う気持ちが先で、どんな介護が受けられるのか、認知症の場合どのような生活指導が行われるのか、などを問いただすのを忘れがちです。

ここでは有料ですが、2泊3日の体験入居もできますので、保護者と本人が体験し、介護や看護のスタッフとも話し合ってから入居を決める慎重さも必要でしょう。

とは言え、これは私の推測ですが、その時点では介護スタッフはまだ募集中で、関連施設からの応援で何としていたのが実情のようでした。

介護施設に最も必要なのは、設備はともかく介護の質なのですが、介護職員の数の不足と定着率の悪さという現実は、私がいるこの施設でも、ますます深刻化しています。

まとめて採用し、初任者研修をすれば、そこで相互理解とその集団への愛着や団結も育つでしょうが、随時採用では、ことあるたびに、なにかギスギスしたものが残っているみたいです。
 

さて、私は介護スタッフに必要なのは、physical,  mental, できれば、spiritual のケアーができること捉えていますが、physical 以外は関心がないスタッフも多いようです。

でもそんなことで、ターミナル・ケアーや、まもなく死を迎えるであろう方々のケアーができるでしょうか?
私は心配しています。

主が私に、「介護職員のためにも祈りなさい」と言われた意味が分かるような気がするのです

あるいはそこまで要求するのは無理だとしても、以下の証は共鳴していただけると思っています。 


編集長の介護施設訪問記(地引網出版「舟の右舷」2016年7月号から)引用

副施設長の柿谷望さんも、以前は京都の呉服関係の会社で働いていた。

しかし3年ほど前に地元に帰り、現在の介護の職場で働くようになった。

「まさか自分がこういう仕事をするとは 思っていなかったけど、実際にやってみて、わりと自分に合っていると 思うようになりました。」
望さんは、ある入居者との出会いが、その後の働きに大きな影響を与えたという。


彼女は、ケアをしてくれるスタッフの介助を全て拒否し、自分のやり方を押し通そうとするような人だった。しかし望さんは、徹底的に寄り添うことを決意する。


すると、1年が過ぎた頃から徐々に態度が変わり、最後には望さんのことを「先生」と呼んで慕うようになった。

特別養護老人ホームに移る際には、「これまで本当にお世話になりました。私はここに来て良かったです。できるなら、ここに戻ってきたいです」と言ってくれた。

「その言葉を聞いた時には、涙が出るくらい嬉しかったですね。しんどかったけど、続けてきて良かったと心底思いました。これが介護の醍醐味だ味だと本当に感じました。

下の世話から入浴、食事などの実際の介護と同時に、心に寄り添っていくというのが介護の本来あるべき姿なんだろうなと、改めて感じましたね。」


望さんは、介護の離職率が高いことについて、低賃金に加えて、この介護の醍醐味を味わう前に辞めてしまう人が多いのではないかと指摘する。

また、「心に寄り添うというのは、具体的にどういうことですか?」と記者が訊くと、こう答えてくれた。
「それは、相手が語る言葉のまま受け取るのではなくて、その言葉の背後にある思いを読み取ること、問題行動や問題発言の背後にあるものを聴き取ることです。

それを分かってあげると、信頼関係が生まれてくる。


信頼関係ができてくるとあとは、もう楽なんですね。望さんによるとその背後にある一番の思いは「寂しい」ということだという。

自分に関心を持ってもらいたいし、愛してほしい。それは子供も高齢者も同じですね。」と施設長も言う。
(続く)

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-03-24  
最終発行日:  
発行周期:毎日  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。