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誰でも書ける論文講座〜論理的な頭を作る〜

論理的に頭を使えるようになりたい、論文を自分の力で書きたいと思っている人のために発行するメルマガです。頭の使い方から表現のコツまで具体的に解説しますから、誰でも合格論文が書けるようになるでしょう。

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誰でも書ける論文講座〜論理的な頭を作る〜 第239号

2006/01/15

○誰でも書ける論文講座○Magazine         週刊 第239号
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【本のご紹介】

 弊社代表の林がお奨めする癒しになる本、発見のある本、学びになる本など
ご紹介いたします。今回ご推薦させて頂く本は、当社へのメールでのお問い合
わせでもご購入の手配はできますが、紀伊国屋書店でもご購入、お取り寄せ可
能です。

第1回目ご紹介は「なぎさの記憶」という写文集です。

 大阪湾から関門海峡まで東西約四百五十キロ、無人島を含めて島の数は約七
百。日本最大の内海である瀬戸内海は二〇〇四年、国立公園指定から七十年を
迎えた。中国新聞はこの年、連載「ふるさとの海」を一年間にわたって毎週日
曜掲載。このシリーズが「なぎさの記憶」(全三巻)と改題され、みずのわ出
版(神戸市)が刊行を開始した。
 第一回配本は「なぎさの記憶2―宮本常一 旅の原景」(写真=田中慎二・
荒木肇、文=佐田尾信作)。防予、つまり現在の山口、愛媛両県の海域の島々
や海辺の取材ルポで、その現場の多くが山口県・周防大島出身の民俗学者宮本
常一(一九〇七―八一年)の足跡と重なり合っている。出版にあたっては宮本
常一や歴史学者網野善彦らがこの海域をかつて旅した時代に思いを馳せ、その
背景を考察する記者の「取材ノオト」を加筆した。
 通しタイトルにもなった「なぎさの記憶」は周防大島と陸続きの無人島、真
宮島のルポ。宮本常一にとっては郷里にほど近い思い出の島で、「森に風のあ
たる音と波の音―それは私の気象台でもあった」(「私のふるさと」)と書き
のこしている。しかし、このなぎさが里人の仕事の場、遊びの場であった時代
は今は昔のことである。
 取り上げた題材は、磯漁、木造ミカン船、鯛一本釣り、棚田など多岐にわた
り、写真は洋上からの撮影、空からの撮影を駆使している。取材記者たちは営
々と続く瀬戸内海の人々の営みを知って、「自然は寂しい しかし 人の手が
加わると あたたかくなる」という宮本常一の言葉を実感した。
 引き続き「なぎさの記憶1―ふるさとの海 豊饒の畝」(写真同、文=三藤
和之)、「なぎさの記憶3―生命のゆりかご ウミホタルの島」(写真同、文
=三藤和之ほか)が順次刊行される。「なぎさの記憶2」はA5判九四ページ、
写真十五点すべてカラー、二六二五円(税込み)。
 執筆陣の一人、佐田尾は宮本常一ゆかりの人々を訪ね歩いたルポ、「宮本常
一という世界」(みずのわ出版、二〇〇四年)の著者でもある。
                =ご紹介文:著者 佐田尾信作氏による=

当メルマガ執筆者の推薦文

 この本から得られるものは多い。
 ここに綴られる瀬戸内海の美しい風景とそこに息づく生活からは、都市文明
社会のシナリオから想像もつかないほど純粋な人間の姿と悠久の原風景が浮か
んでくる。そして、この風景は確かに自分も味わったことがある・・、いやそ
うであって欲しいという根源的願望か――。それが錯覚ではない証拠に、同じ
瀬戸内海沿岸に住みながら、この光と海の織り成す原風景に出会いたくて、無
性に海のご機嫌をうかがいに出かけたくなった。日常の奥に潜む光と影の本質
を、文と写真とで気付かせてくれるような実感がある。
 ジャーナリストを目指す人にも是非、手にとってみて欲しい本。
 表現者が水面下で如何に多くの努力を尽くしているか、発せられる一言から
感じられるに違いない。それは奇しくも、万分の一秒のシャッターチャンスを
狙って全てをかけてトリミングされた写真と見事に重なる――。
 いや、実際には文も写真も、自然体で綴られたのであろう。けれども、そこ
に生きている人々の生活者としての年輪が、はたまた営々と受け継がれてきた
自然と一体の暮らしの重みが、一言、一瞬の画を、これほどに強く印象付ける
のかもしれない。
 時折書棚から出してきて、日向ぼっこでもしながら眺めて幸せになれる本で
ある。                  (Foster Ltd.代表 林 克哉)


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│    応用第2部:4,200円・・授業ノウハウ研修          │
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│お申込方法                            │
│ A:基礎研修のみ:8,400円(机上添削簡単な作業のみご希望の方)  │
│ B:基礎研修+応用第1部:13,650円(机上添削全業務ご希望の方)  │
│ C:基礎研修+応用全部 :17,850円(机上添削+授業ご希望の方)  │
│ D:基礎研修+応用全部+Webカメラ20,350円(希望者のみ)     │
│                                 │
│ 下記URLにアクセスしてお申込下さい。               │
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│  URL http://www.foster-co.com/progate/boshu-kousitoha.htm   │
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★☆☆★☆☆★ 2006年“誰でも書ける論文講座”です ★☆☆★☆☆★

 遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
本年も、Foster Ltd. 入試「小論文」ゼミ本部 と“誰でも書ける論文講座”
をよろしくお願いします。
        
 2006年第1号(通算239号)

「考えるということはどういうことか」 

 「考える」ということは、思う、思考する、考察する、気づくなど、様々な
脳の作業にたいして曖昧に使われる言葉です。それにしても、意外なほど、そ
の解釈が正しくできる人は少ないと思いませんか。
 解釈と言ったわけは、この言葉の背景には、分野や立場によって使い方が少
しずつ異なる人がいるように思われるからです。それはすなわち、考える主体
である人間次第で、意味が使い分けられているのではないかと考えられるとい
うことです。
 しかし、少なくとも、論理的思考とはどういうものであるかを明確に知って
いなければ指導できない論文の、少なからず講座をもっている者として、論理
的思考を含む「考える」営みの全体像についての説明を、私の立場で明快と呼
べる程度にはできてしかるべきではないか、と私自身思います。

 そもそも、考えるという頭脳の作業(もちろん、右腕を上げ下げしたり、文
字を書いたり、食物を舌の上で転がしたり、脚を何度も組替えたり・・といっ
た身体を動かす作業とは、命令系統も作業の部分も作業の質も異なることは明
らかです)は、身体のどこで行っているのか・・。
 この質問は、この場では答えが出ません。知識として、前頭葉前野脳梁とい
う部分で制御している意識の活動に何かが上ってきて、短期記憶を行き来しな
がら行う・・というような説明はできるでしょう。しかし、実感と、その説明
とがピタッと重なりにくい感じがすることも確かだと思います。

 例えば、人は大抵、自分を指差すとき、鼻先のあたりに指先を向けます。
 その指の指し示す先を辿って行くと、先ほどの前頭葉前野脳梁にたどり着く
ことが確認できるという点では、自分を意識する自分がそこに存在すると言え
そうです。しかし、誰かに真剣に願い事をするとき、人は喉もとに手を重ね合
わせて拝むような振る舞いをしますよね。それは、胸腺と関係があるのでしょ
うか。少なくとも、そこには脳のかけらも存在しません。
 しかし、心から敬意を払うとき、頭に手のひらを置いて見せる人はいないし、
胸に手を当てたり、喉もとに手を当てる人が圧倒的に多いようです。
 そのように、人の自然な所作振る舞いと身体感覚からみると、考えるという
ときは、どこを「場」としているか、少しは想像が出来そうです。

 私の場合は、集中して考えるときは、主に前頭葉を主な舞台としながら、脳
の全体を眉間の辺りを中心として制御しているように感じています。皆さんは
いかがですか。

 ところで、考えるという作業は、意識によって何を制御しているのでしょう。

 それは、脳の中に存在するあらゆる信号だとものの本には書かれていますね。

 信号?

 おかしいですね。神経は信号を送る通路ですし、その結合部分が繋がったり
離れたりすることで、スイッチの切り替えを素早く行っている――その点で、
脳という仕組みはコンピュータと全く基本構造が同じだと言えるでしょう。
 しかし、信号を制御しているという意識を持つ人がいるとしたら、それは、
少し心配ではないでしょうか。大抵の健康な人が現実に意識できるのは、信号
ではなく、意味をもった情報だからです。
 
 私たちは、脳の各所から上ってきた信号によって形成された情報を、意識に
よって制御しているのです。

 それは、つまり、ある目的に向けて、混乱した情報を、整理している、とい
うことに他ならないのです。

 考えようとするとき、そこには、必ず混乱した情報が存在する――分からな
いとか困った状態が存在する――ということです。だから、情報の混乱を整理
していく手法を理解し、その方法に熟達するべく訓練すれば、誰でも考えるち
からをつけることができる、というわけです。

 このように「考える」という脳の営みを、ある目的を果たそうとするときの
意識的で制御可能な作業だと位置付けるのが、私のアプローチです。

 情緒的表現を思い浮かべようとするとき、なるべく情報を操作しないで感性
に身を任せるようにして、ふっと湧いてくる音やリズムをつなげて言葉、文脈
へと命を吹き込もうとするときは、私の言うところの「考える」よりも、遥か
に「何となく思い浮かべる」という印象が強まります。そのように言の葉に身
を任せることができるにはある種の才能が必要だと思いますが、もしもその時
に瞬時でも取捨選択を行っているなら、それはその瞬間、私の指摘する「考え
る」営みを行っていることになります。

 人は、脳を巧みに操って、心を生かしたり、知識や経験を生かそうとするも
のだと言える――、そう思いませんか。


                            執筆 林 克哉

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  なお、書き方講座の解説は論作文の基本的なアプロ―チの中でも、弊社
 独自の指導内容をある程度出しています。他では聞かれたことがない考え
 方や、方法論も含まれていると思いますが、独自のノウハウも著作物とし
 ての文章も法によって守られる対象ですので、使用に際しては下段の使用
 許諾申請を行ってください。
  最近、無断で改編したり営利活動に流用されているとの報告が増えてお
 ります。個人での研鑚、学校での授業の資料、といった活用には積極的に
 ご活用頂きたいと思いますが、無断で改編したり営利に使用されますと訴
 訟の対象となりますのでお気をつけ下さい。

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