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誰でも書ける論文講座〜論理的な頭を作る〜

論理的に頭を使えるようになりたい、論文を自分の力で書きたいと思っている人のために発行するメルマガです。頭の使い方から表現のコツまで具体的に解説しますから、誰でも合格論文が書けるようになるでしょう。

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誰でも書ける論文講座〜論理的な頭を作る〜 第235号

2005/11/21

○誰でも書ける論文講座○Magazine         週刊 第235号
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【本のご紹介】

 弊社代表の林がお奨めする癒しになる本、発見のある本、学びになる本など
ご紹介いたします。今回ご推薦させて頂く本は、当社へのメールでのお問い合
わせでもご購入の手配はできますが、紀伊国屋書店でもご購入、お取り寄せ可
能です。

第1回目ご紹介は「なぎさの記憶」という写文集です。

 大阪湾から関門海峡まで東西約四百五十キロ、無人島を含めて島の数は約七
百。日本最大の内海である瀬戸内海は二〇〇四年、国立公園指定から七十年を
迎えた。中国新聞はこの年、連載「ふるさとの海」を一年間にわたって毎週日
曜掲載。このシリーズが「なぎさの記憶」(全三巻)と改題され、みずのわ出
版(神戸市)が刊行を開始した。
 第一回配本は「なぎさの記憶2―宮本常一 旅の原景」(写真=田中慎二・
荒木肇、文=佐田尾信作)。防予、つまり現在の山口、愛媛両県の海域の島々
や海辺の取材ルポで、その現場の多くが山口県・周防大島出身の民俗学者宮本
常一(一九〇七―八一年)の足跡と重なり合っている。出版にあたっては宮本
常一や歴史学者網野善彦らがこの海域をかつて旅した時代に思いを馳せ、その
背景を考察する記者の「取材ノオト」を加筆した。
 通しタイトルにもなった「なぎさの記憶」は周防大島と陸続きの無人島、真
宮島のルポ。宮本常一にとっては郷里にほど近い思い出の島で、「森に風のあ
たる音と波の音―それは私の気象台でもあった」(「私のふるさと」)と書き
のこしている。しかし、このなぎさが里人の仕事の場、遊びの場であった時代
は今は昔のことである。
 取り上げた題材は、磯漁、木造ミカン船、鯛一本釣り、棚田など多岐にわた
り、写真は洋上からの撮影、空からの撮影を駆使している。取材記者たちは営
々と続く瀬戸内海の人々の営みを知って、「自然は寂しい しかし 人の手が
加わると あたたかくなる」という宮本常一の言葉を実感した。
 引き続き「なぎさの記憶1―ふるさとの海 豊饒の畝」(写真同、文=三藤
和之)、「なぎさの記憶3―生命のゆりかご ウミホタルの島」(写真同、文
=三藤和之ほか)が順次刊行される。「なぎさの記憶2」はA5判九四ページ、
写真十五点すべてカラー、二六二五円(税込み)。
 執筆陣の一人、佐田尾は宮本常一ゆかりの人々を訪ね歩いたルポ、「宮本常
一という世界」(みずのわ出版、二〇〇四年)の著者でもある。
                =ご紹介文:著者 佐田尾信作氏による=

当メルマガ執筆者の推薦文

 この本から得られるものは多い。
 ここに綴られる瀬戸内海の美しい風景とそこに息づく生活からは、都市文明
社会のシナリオから想像もつかないほど純粋な人間の姿と悠久の原風景が浮か
んでくる。そして、この風景は確かに自分も味わったことがある・・、いやそ
うであって欲しいという根源的願望か――。それが錯覚ではない証拠に、同じ
瀬戸内海沿岸に住みながら、この光と海の織り成す原風景に出会いたくて、無
性に海のご機嫌をうかがいに出かけたくなった。日常の奥に潜む光と影の本質
を、文と写真とで気付かせてくれるような実感がある。
 ジャーナリストを目指す人にも是非、手にとってみて欲しい本。
 表現者が水面下で如何に多くの努力を尽くしているか、発せられる一言から
感じられるに違いない。それは奇しくも、万分の一秒のシャッターチャンスを
狙って全てをかけてトリミングされた写真と見事に重なる――。
 いや、実際には文も写真も、自然体で綴られたのであろう。けれども、そこ
に生きている人々の生活者としての年輪が、はたまた営々と受け継がれてきた
自然と一体の暮らしの重みが、一言、一瞬の画を、これほどに強く印象付ける
のかもしれない。
 時折書棚から出してきて、日向ぼっこでもしながら眺めて幸せになれる本で
ある。                  (Foster Ltd.代表 林 克哉)


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│    応用第2部:4,200円・・授業ノウハウ研修          │
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│お申込方法                            │
│ A:基礎研修のみ:8,400円(机上添削簡単な作業のみご希望の方)  │
│ B:基礎研修+応用第1部:13,650円(机上添削全業務ご希望の方)  │
│ C:基礎研修+応用全部 :17,850円(机上添削+授業ご希望の方)  │
│ D:基礎研修+応用全部+Webカメラ20,350円(希望者のみ)     │
│                                 │
│ 下記URLにアクセスしてお申込下さい。               │
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│  URL http://www.foster-co.com/progate/boshu-kousitoha.htm   │
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★☆☆★☆☆★ 2005年“誰でも書ける論文講座”です ★☆☆★☆☆★


本日のお題
        
「自分の論述が通用するかどうか」

 試験論文は試験会場で与えられた課題について、時間内に、しかも制限字数
で書かなければならないため、大学の卒業論文や研究発表のための論文と違っ
て、資料を集めたりのんびり考えたりすることは許されません。また、納得い
くまで書き直すこともできません。
 つまり、どのような課題を与えられても、その場で分析して課題を十分理解
し、そこから意見を発掘できなければなりません。それだけ厳しく大変な作業
を求められるのです。

 しかし、同時に試験論文は正式な研究論文を書いたことの無い人でも書ける
ように、資料を付したり考えやすいテーマを用意して、その分野の知識がどれ
くらいあるかではなく、論文を書くために必要な準備ができるかどうか、学問
の資質が備わっているかどうかを確認することを目的とした設問で行われます。
そこでは本当に理解する力、考える力、表現する力があるかどうかが問われ、
知識の有無が問題になることは殆どありません。

 論述を書き終えた瞬間から、これで高い評価が得られるのかと不安になる人
の多くは、文章がうまく書けないことへの不安として振り返ってしまいますが、
本当は文章の上手い下手よりも評価を左右するのは、課題が正しく理解され、
それにもとづいて深く考察しているかどうかという点です。もちろん、文章の
意味が分からないほど表現が混乱しているものは評価以前の問題があるとされ
ますが、目の前にある「物」の特徴を説明することができる程度の文章力が発
揮されていて表現表記のルールが守られていれば、文章表現で評価が下がるこ
とはありません。
 評価の基準は、設問に書かれている条件と、これが大学の入試であるという
ことを前提として求められる、本質や真相を正しく究明しようとする姿勢や資
質が具わっているかどうかという点です。だから、ここでは前者の設問文の読
み取りを如何に緻密に行うか、そしてそこから考察していくにはどうすればよ
いか、また更にその考察を深め、本質や真相を究明するにはどのように頭を使
えばよいか、を説明してきました。
 学的態度や資質はそのような考察の手順を丁寧に行う経験を積むことで培わ
れるものであり、少なくとも半年、1年はかかるものだからです。

 また、受験生は、たいていの人が試験が始まると周りがすぐに書き始めるか
ら自分も早く書かなきゃと焦ってしまう、と言います。課題を理解する時間、
考察する時間を費やさないで深い議論が出来るほど学的経験の豊富な受験生が
揃うことはまずありませんから、そのように多くの受験生がすぐに書き始める
のは、論述を完成させるにはすぐに書きはじめないと試験時間が足りなくなる
と考えているということだと思います。
 実際に、考える時間を設けないで発表された意見は、浅薄なものに成らざる
を得ませんし、もしも深く考えなければ到底見つからないような深い見解を書
いているとしたら、それは誰かの受け売りか、自分の中に根を下ろし定まって
いるものです。
 自分の中に根を下ろし定まっている見解があるということは、十分な吟味を
重ねてきた考察の努力の成果を持っているということですが、それをたくさん
持っていたとしても、試験会場で与えられた課題に対しては、新たに考えてみ
て自分の認識がそれ以上広がりも深まりも進化もしないのかどうかを確認する
べきだと思います。なぜなら、真剣に考えるときは大抵思考は一歩進むことが
できるからです。また受け売りに頼って書いた論述は、大学の先生たちには簡
単に見破られてしまい、決して高い評価は得られません。

 評価を分けるのは、設問文を理解すること、そこから考察の素材を見つけ出
す努力、それらを関係づけ取捨選択しながら意義のある方向へと考察を進めて
行く努力、またあらゆる知識と経験の記憶を総動員して自分なりに考察を深め
て行く努力が、十分になされているか、そして丁寧にそれを伝える努力をして
いるかという点です。つまり論述を書くために必要な準備をきちんと行うこと
で、これらの要素を満たすことが誰にでもできるわけです。だから、論文作成
は、誰にでも行える作業なのです。

 高い評価になるかどうかは、その準備が幅広く、深く、現実的であり、価値
のある決定に導かれているかどうかといった「質」の問題です。漫才やコント
を観ても、それが深く考えられていない思いつきで、非現実的で主観的な要素
だけで生み出されたネタでは共感を得られないことが分かりますね。自分の悩
みを誰かに相談したときにも、思いつきで答えられたり、どうすべきかを決め
付けてかかられたら納得できないはずです。自分の悩みがどういうものである
のかをきちんと考え、理解し、その本質や真相を踏まえてどうすることが一番
いい結果になるのかを誠実に答えてくれたときだけ、答えてくれた人に感謝し
たくなるのではないでしょうか。
 試験論述も、受験者がどういう人かを知るために行われます。誠実に答えて
くれて感謝したくなる解答ができる人が高い評価を得ることは必然なのです。


 メール:foster@foster-co.com       (筆 フォスター代表 林)

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  なお、書き方講座の解説は論作文の基本的なアプロ―チの中でも、弊社
 独自の指導内容をある程度出しています。他では聞かれたことがない考え
 方や、方法論も含まれていると思いますが、独自のノウハウも著作物とし
 ての文章も法によって守られる対象ですので、使用に際しては下段の使用
 許諾申請を行ってください。
  最近、無断で改編したり営利活動に流用されているとの報告が増えてお
 ります。個人での研鑚、学校での授業の資料、といった活用には積極的に
 ご活用頂きたいと思いますが、無断で改編したり営利に使用されますと訴
 訟の対象となりますのでお気をつけ下さい。

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│していらっしゃる行宗蒼一さんのメルマガ『いつまで真面目にお勉強して│
│るつもり?』面白くてためになります。               │
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