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三島由紀夫の総合研究

創立35年の老舗「三島由紀夫研究会」の会報を兼ねた、あらゆる角度からの総合研究メルマガ

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三島由紀夫研究会メルマガ

2019/05/14

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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
  令和元年(2019)5月14日(火曜日)
           通巻第1338号 
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追悼  沼山光洋さん
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               玉川博己(三島由紀夫研究会代表幹事)

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長年「靖国会」の事務局長をつとめてこられた沼山光洋さんが5月11日未明に九段の靖国神社近くの路上で割腹自決を遂げられた、とのニュースを聞き、大変驚くとともに在りし日の温厚にして篤実な沼山光洋さんの風貌に接してきた者として心より追悼の誠を捧げたいと思います。

  聞くところによれば、沼山さんは平成の御代に天皇陛下の靖国神社御親拝が実現できなかったことを英霊にお詫びするとともに、御親拝の環境が整わなかったことを臣民として謝し奉るという趣旨の遺書を残されたといいます。
また沼山さんは靖国神社の境内ではなくて、敷地外の路上で見事に割腹されたとのことですが、これは英霊が鎮まる靖国の神域を血で穢すことのないようにとの配慮からだと思われます。誠に沼山さんの高潔なお人柄が偲ばれる作法だと思います。

 沼山さんが事務局長をつとめてこられた靖国会は、靖国神社の国家護持と国家祭祀、そして天皇陛下御親拝を最大の目標として活動を行ってこられました。また2年前には沼山さんがお一人で全国の護国神社を巡拝されるという大事業を成し遂げられました。本当に敬服すべき尊皇敬神の活動でした。

  沼山さんの壮絶な自刃のニュースを聞いて、私が思い浮かべたのは、終戦直後敗戦の責任を謝し奉るとして集団自決を遂げた大東塾14烈士と愛宕山の尊攘義軍の12烈士女であり、昭和45年11月市ヶ谷台で憂国の死を遂げた三島由紀夫・森田必勝両烈士であり、昭和54年5月元号法案の成立を熱祷して自決した大東塾の影山正治塾長であり、そして平成17年12月郷里新潟で国体恢弘を念じて自決したわが友・三浦重周(三島由紀夫研究会事務局長)でありました。
 
 本来静謐な環境の中で護国の英霊を祀る靖国神社を参拝することが、今日のような政治・国際問題化した最大の責任は、自民党政府とその政治家達にあります。
靖国参拝を自己宣伝のパフォーマンスに利用し、出鱈目な参拝作法で靖国神社を冒涜した中曽根康弘元首相、同様に靖国参拝を自己の政治利用に用いた小泉純一郎元首相、「他人の嫌がることはしない」と英霊よりも中国・韓国など外国のご機嫌取りを第一とした福田康夫元首相など枚挙にいとまがありません。
およそ国民の代表者たる総理大臣が靖国神社に参拝せずして、どのように天皇陛下に御親拝をお願いし奉ることができましょうか。一強長期政権の安倍晋三首相でさえ靖国を参拝しようとしません。連立を組んでいる創価学会=公明党に遠慮があるのでしょうか。

 もちろん、外国勢力の走狗と化し、靖国神社参拝を外交問題にしてしまい、中国や韓国に日本攻撃の格好の手段と口実を与えてしまったマスコミや反日左翼勢力の罪科は極めて重いものがあるのはいうまでもありません。

 沼山さんは三島由紀夫先生を大変尊敬され、私ども三島由紀夫研究会の活動にもご理解を示され、憂国忌や私どもの行事にもよく顔を出してくれました。
またその他保守・民族派の行事でもよく顔を合わせましたが、もはやあの温容を見ることがないと思うと寂しさを覚えます。
いずれ追悼会が開催されるでしょうが、我々は沼山さんの遺志を継ぎ、靖国神社をお守りし、天皇陛下の御親拝が実現できるような世論づくりに微力を尽くしてまいりたいと思います。沼山さん、どうか天上より我々の行く手を見守り給え。心よりご冥福を祈念申し上げます。合掌。
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◎事務局より 今後の予定
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5月公開講座は『正論』元編集長の上島嘉郎氏をお招きします。

日時 令和元年5月28日(火)18時半開演(18時開場)
会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館) JR・地下鉄「市ヶ谷」下車2分
演題 「三島由紀夫と西郷南洲」(仮題)
講師 上島嘉郎(かみじまよしろう)氏はジャーナリスト、元月刊「正論」編集長
(講師略歴)昭和33年生。長野県出身。愛媛県立松山南高校卒。フリーランスを経て産経新聞社に入社。月刊「正論」編集長を歴任。現在はフリージャーナリストとして活躍中。
著書として『韓国に言うべきことをキッチリ言おう!−いわれなき対日非難「サクサク反論ガイド」』(ワニプラス)、共著に『大東亜戦争「失敗の本質」』(飛鳥新社)がある。
           

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六月の「公開講座」は渥美饒児氏(文藝賞受賞作家)
浜松在住の作家・渥美饒児氏が小説家を志した20代より30年間にわたって蒐集した「三島由紀夫コレクション」を通じて、三島由紀夫への熱い思いを語って頂きます。
      記
日時  令和元年6月24日(月)18時半より(18時開場)
会場  アルカディア市ヶ谷(私学会館)
        JR/地下鉄「市ヶ谷」徒歩2分
演題  「私の三島由紀夫コレクション」
講師  渥美饒児氏(あつみじょうじ、小説家)
   <講師プロフィール> 昭和28年生、静岡県浜松市出身。日本大学文理学部卒。『ミッドナイト・ホモサピエンス』(河出書房新社)で昭和59年度文藝賞を受賞。『十七歳、悪の履歴書―女子高生コンクリート詰め殺人事件』(作品社)を原作とした映画「コンクリート」(中村拓監督)が平成16年に上映される。その他『孤蝶の夢―小説北村透谷』(作品社)、『原子の闇』、『沈黙のレシピエント』(何れも中央公論新社)。その他最新作として警察小説の傑作として評価の高い『潜在殺』(河出書房新社)がある。浜松市在住。
 平成25年浜松文芸館で「三島由紀夫コレクション展」を主催した。 


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 7月公開講座の日程とテーマが下記のように決りましたのでお知らせします。蓮田善明とともに『文芸文化』を創刊し、また三島由紀夫の才能を見出し三島由紀夫が世に出ることに尽力した清水文雄について論じて頂きます。
荒岩氏がこれまで当会で取り上げた蓮田善明、保田與重郎、伊東静雄、影山正治に続く浪曼派文学シリーズの第5弾になります。
    記
日時  令和元年7月26日(金)18時半より(18時開場)
会場  アルカディア市ヶ谷(私学会館)
演題 「清水文雄の国文学と教育」
講師  荒岩宏奨氏(あらいわ ひろまさ、展転社取締役編集長)
    講師略歴 昭和56年山口県生まれ。広島大学教育学部卒、プログラマー、雑誌編集者を経て現在展転社取締役編集長。著書『国風のみやびー国体の明徴と天業の恢弘』(展転社)。尚荒岩氏は来る4月より展転社代表取締役に就任予定です。
会場費  会員・学生千円(一般2千円)

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九月「公開講座」の講師が新国立劇場演出家の宮田慶子さんに決まりました。日程などは下記の通りです。
      記
日時  令和元年9月20日(金)18時半開演(18時開場)
場所  アルカディア市ヶ谷(私学会館)
    JR/地下鉄「市ヶ谷」徒歩2分
演題  「三島由紀夫演劇の世界」(仮題)
講師  宮田慶子氏(新国立劇場演出家・同演劇研修所長)
<講師略歴>昭和32年生まれ。東京都出身。学習院大学文学部中退後青年座(文芸部)に入団。その後新国立劇場演劇部門芸術監督を経て現在は同劇場演劇研修所長。三島由紀夫作品の「朱雀家の滅亡」など多くの作品の演出を手掛ける。第9回読売演劇大賞最優秀演出家賞をはじめ受賞歴多数。
会場費 会員・学生1千円(一般2千円)
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  三島由紀夫研究会 http://mishima.xii.jp/contents/index.html
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
発行周期:半月刊  
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