文学

三島由紀夫の総合研究

創立35年の老舗「三島由紀夫研究会」の会報を兼ねた、あらゆる角度からの総合研究メルマガ

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三島由紀夫研究会メルマガ

2019/02/28

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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
  平成31年(2019)2月28日(木曜日)
         通巻第1315号   
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(読者から その1)私の 読者の声を読んで下さった古典舞踊の師匠さんから。

ドナルド・キーンさんのご訃報は残念でした。震災直後にも日本文化について日本人以上に発信されていただけに残念です。
 三島由紀夫についての話は大変興味深く拝読しました。彼が若い頃の玉三郎を高く評価していたというのは伝え聞いております。三島由紀夫自身が若い頃は六代目中村歌右衛門もお好きだったようですね。
『鰯売恋引網』という作品を、十七代目勘三郎と六代目歌右衛門に宛てて書いておられます。ファンタジックで楽しい歌舞伎ですね(^^)。私は勘九郎時代の十八代目と玉三郎コンビの『鰯売』を見ました。
三島由紀夫が学生時代から観劇日記を付けていたそうで、そのノートが見つかったとかで、私が大学生の頃に「芝居日記」という本が出まして、持っております」
 とあり、芝居と云えば宮本さんもと思い調べてたら
2016年2月7日の記事ですが、

「演出家の宮本亜門さん(58)が先日、三島由紀夫がどんな人だったか知りたい、と私を訪ねてきた。三島の最後の戯曲「ライ王のテラス」を東京の赤坂で三月に上演するそうだ。「十二世紀末のカンボジアを舞台に病魔で肉体が朽ちていく国王が、夢を託して美しい大伽藍(がらん)を造成する」という物語だ。三島の生き方が反映されている作品とされ、演出の参考にしたいという。

ドナルド・キーンさん
 三島は私に「ベタベタした関係を望まない」と話し、個人的な話に立ち入ることを避けた。それでも文学や世界情勢など話題は尽きず、いつも大声で話し、大笑いして会話は弾んだ。だが、そんな振る舞いの半面、非常に繊細だった。行動は計画的で手帳に詳細な予定を書き込み、それが狂うことを嫌った。私が約束の時間に遅れると、とても不快な表情を見せた。
 (省略)
高価なメニューばかりを食べ急ぐ三島は初めてだった。何かがおかしいと感じた。私は約束を破り、「悩みがあるなら、話してくれませんか」と内面に触れようとした。三島は目をそらし、押し黙った。何も答えなかった。
 今、思えば、最後の晩餐(ばんさん)にもシナリオがあったのだろう。翌日、三島は遺作「豊饒(ほうじょう)の海」の最終章の原稿を「読みませんか」と私に手渡した。前の章をまだ読んでいなかったので断ったが、私の反応は筋書き通りだったのか。それとも、読んで何か意見を言えば、その後のストーリーは変わったのか…。

 翌九月に私が羽田空港からニューヨークに向かう朝、夜型の生活で徹夜明けだっただろう三島は、無精ひげに充血した目で見送ってくれた。そんな姿も初めてだった。
 「豊饒の海」の最終章には三島が自決した七〇年十一月二十五日の日付が残る。歴史上は書き上げた直後に自衛隊市ケ谷駐屯地に向かったことになっている。だが、三カ月前に最終章はあった。日付は最期の演出かもしれない」。
 とあります。
        (小平 深澤 文子)
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  事務局より 今後の予定
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3月の公開講座は葛城奈海さんです。

日時  3月22日(金)18時半より
会場  アルカディア市ヶ谷
演題  三島由紀夫と私(仮題)
講師  葛城奈海氏(ジャーナリスト、女優、環境運動家、予備自衛官)

   (略歴 昭和45年生 東京都出身。東大農学部卒。防衛省市ヶ谷台ツアー案内係を経て予備自衛官に。現在予備3等陸曹。チャンネル桜キャスター、防人と歩む会会長。著書に『国防女子が行く』(河添恵子、赤尾由美、兼次映利加との共著、ビジネス社)。
最新刊は奥本康大氏との共著『大東亜戦争 失われた真実』(ハート出版)。

葛城奈海さんは防衛省の市ヶ谷台ツアーの案内係をしていた3年間、毎日のように三島自決現場を案内していた経験があり、ある日、霊を感じたという。
それを契機に予備自衛官になり、尖閣へも十回ほど行っている行動派、国防女子の代表格です。


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四月の「公開講座」は金子宗?氏(里見日本文化学研究所所長)に国体論をテーマに講演して頂きます。まさに御代替わり、改元の直前という時期にかなった内容になるものと存じます。

日時 4月19日(金)18時半開演(18時開場)
会場 アルカディア市ヶ谷(JR・地下鉄「市ヶ谷」下車2分)
演題 「御代替わりに際して〜あらためて国体とは何か」
講師 金子宗?氏(里見日本文化学研究所所長、月刊『国体文化』編集長、亜細亜大学非常勤講師)
会費 会員・学生1千円(一般2千円) 
<講師略歴 昭和50年生。名古屋市出身。京都大学大学院人間・環境学研究
科博士課程修了退学。著作『安全保障のビッグバン』(共著・読売新聞社)『「大正」再考―希望と不安の時代』(共著・ミネルヴァ書房)『保守主義とは何か』(共著・ナカニシヤ出版)
          


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5月公開講座は元「正論」編集長の上島嘉郎氏です。

日時 5月28日(火)18時半開演(18時開場)
会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
   JR・地下鉄「市ヶ谷」下車2分
演題 「三島由紀夫と西郷南洲」(仮題)
講師 上島 嘉郎(かみじま よしろう)ジャーナリスト、元月刊「正論」編集長
(講師略歴)昭和33年生。長野県出身。愛媛県立松山南高校卒。フリーランスを経て産経新聞社に入社。月刊「正論」編集長を歴任。現在はフリージャーナリストとして活躍中。
著書として『韓国に言うべきことをキッチリ言おう!−いわれなき対日非難「サクサク反論ガイド」』(ワニプラス、共著に『大東亜戦争「失敗の本質」』(飛鳥新社)がある。
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  三島由紀夫研究会 http://mishima.xii.jp/contents/index.html
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
発行周期:半月刊  
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