文学

三島由紀夫の総合研究

創立35年の老舗「三島由紀夫研究会」の会報を兼ねた、あらゆる角度からの総合研究メルマガ

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三島由紀夫研究会メルマガ

2019/01/16

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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
  平成31年(2019)1月17日(木曜日)
         通巻第1306号   
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新年に当って想うこと
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            玉川博己(三島由紀夫研究会代表幹事)

 1.御代替わりに当って

 平成31年、皇紀2679年の年明けを迎え以下にその所懐を述べたい。
 まず今年は歴史的な御代替わりの年である。3年前の8月にご譲位のご意向を述べられた天皇陛下のお言葉以来様々な議論がなされてきたが、いよいよ今年の4月末をもって陛下は皇太子殿下にご譲位あそばされ、5月より新帝のご即位となる。そして今秋11月に大嘗祭が執り行われる運びとなっている。
我ら国民としては新帝のご即位にあたり、君民一体の国体の精華を発揚し、一層我ら国民が皇運を扶翼し奉ってゆく決意を新たにしたい。

 ところで安部内閣は、新帝即位に伴う改元につき、「国民生活への影響を考慮して」即位に先立つ4月前半に今上陛下の御名の下に新元号を発表することとしている。
しかし明治維新に際して明治大帝が「一世一元」の制を定められ、また昭和54年制定の「元号法」においても改元は皇位の継承があったとき、とされており、改元は新帝の大権によるものと理解されるべきである。従って安部内閣が「経済界や国民生活の利便性」を考えて前倒しで新元号を公布するのは、臣下の分を弁えず、元号にかかる天皇大権を無視、干犯するものと批判されてもやむをえないのではないか。

  また今秋に予定されている大嘗祭について、左翼勢力や一部のマスコミから、「政治と宗教の分離」を名目に、国費で大嘗祭が行われることに対する反対論が出てきている。また秋篠宮殿下が大嘗祭は国費ではなく、皇室の私的費用たる内廷費で賄うべきではとご発言あそばされたことが波紋を広げた。秋篠宮殿下のご発言のご真意は大嘗祭に要する莫大な費用を全て国費で賄うことに対するご懸念であろうと拝察するが、大嘗祭とは日本国家生成の歴史と万世一系の国体の根幹にかかわる行事であり、これを皇室の私的行事とか宗教的儀式であるとする見方、議論は日本国家の本質を知らない全くの的外れの論である。そもそも天壌無窮のご神勅を享けた神武天皇が橿原の地にご即位されて以来、このご神勅の精神を代々受け継いでゆく儀式が大嘗祭であり、いわば日本国家において最も根幹的な重要行事であるを理解、認識すべきである。

 2.韓国・朝鮮問題について

 昨年の韓国済州島における国際観艦式に際して、韓国はわが海上自衛隊を招待しておきながら、自衛艦旗(軍艦旗)たる旭日旗を掲げるな、と非礼極まりない無理難題を吹っかけ、当然のことながら海自はこれを拒否し、観艦式への参加も見送った。国際儀礼を踏みにじった韓国は世界の笑い者となった。

その後昨年秋にはいわゆる徴用工問題で韓国の大法院が日本企業に元徴用工に対する賠償金支払いの判決を下したが、これは昭和40年の日韓基本条約締結時に結ばれた日韓請求権協定に真っ向から違反するものであり、日本政府がこれを国際法違反であると反発したのは当然であった。

更に昨年末には日本海において韓国の駆逐艦が海自のP1哨戒機に射撃管制レーダーを照射するという信じられない事件が起きた。
場合によっては不測の事態になりかねない行為に関して、日本政府の正当な抗議に対し、韓国の矛盾極まりない説明は二転三転し、ついにはその様な事実はない、むしろ海自哨戒機が低空飛行で韓国艦を威嚇したのだから、日本側が謝罪しろ、という呆れ返った対応を示している。戦後昭和40年の日韓基本条約の締結以降、日本は物心ともに韓国の経済復興と発展に協力してきた。韓国にとって米国とともに日本は友邦であり、とりわけ北朝鮮と対峙してきた朝鮮半島の安全保障にとって日本は大きな存在、支えであったはずである。

 しかし発足以来、親北朝鮮政策(実態は従北政策といってよい)を取る、韓国の文在寅左翼政権にとって日本はもはや友邦ではなくて、潜在的な敵性国家なのかも知れない。その根にあるのは、伝統的な朝鮮半島の華夷秩序意識であり、大陸国家に従属する事大主義である。

 かつて福澤諭吉が「脱亜論」において、当時の朝鮮が華夷秩序と事大主義のしがらみに捉われている限り、朝鮮半島の近代化はなく、アジアの覚醒と真の近代化のためにはこうした封建主義を打破する必要があると主張した慧眼は、現在の半島情勢を理解する上でも大いに役立つのである。

3.憂国忌50年に向けて

 来年は東京オリンピックの年であるとともに、来年の11月には憂国忌50年〜三島由紀夫先生・森田必勝烈士の50年祭を迎える。
我々はこの半世紀にわたる憂国忌運動の歩みを振り返るとともに、次の50年、100年に向けて、日本の永久維新運動としての憂国忌の更なる発展を目指してゆきたいと思う。以上御譲位・改元の問題と韓国・朝鮮問題、そして来年の憂国忌50年を取り上げたが、我らは今年もまた尊皇憂国の大旗を掲げて一層前進していきたい。併せて会員、読者諸兄姉のご発展とご健勝を祈るものである。
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 事務局よりお知らせ
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西部邁氏を偲ぶ会、シンポジウムと追悼コンサートのお知らせ
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 三島由紀夫のよき理解者でもあり、憂国忌に馳せ参じてくれた評論家の西部邁先生が入水自殺をとげてから一年となります。
御命日は1月21日ですが、月曜日にあたるため、二日繰り上げて1月19日に一周忌イベントを行います。

とき    2019年1月19日(土曜)午後二時
ところ   千代田区永田町「星陵会館」。
<プログラム>
追悼挨拶  榊原英資、宮崎正弘
シンポジウム「西部邁が遺したものとは何か」
富岡幸一郎、三浦小太郎、西村幸祐
追悼コンサート「美しき日本の調べにのせて」
        紀伊国屋美智子(藤原歌劇団正会員、ソプラノ)
会費     2000円
特記     終了後、同会館四階レストランで懇親会(予約必要です。先着50名。
          懇親会は会費別途五千円)
主催    「西部邁氏を偲ぶ会」実行委員会
事務局   啓文社書房(03)6709−8872
      info@kei-bunsha.co.jp
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二月の公開講座はヴルピッタ・ロマノ先生が講演を行われます。内容以下の通りです。

日時 平成31年2月25日(月)18時半より(18時開場)
会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
   JR/地下鉄市ヶ谷下車2分
講師 ヴルピッタ・ロマノ氏(作家、京都産業大名誉教授)
演題 三島由紀夫に思いを寄せて〜現状を考える
講師略歴 昭和14年(1939年)ローマ市生れ。1961年ローマ大法学専攻卒。     東大留学を経てイタリア外務省入省、EU駐日代表部次席代表など歴任。京都産業大名誉教授。主な著書に「不敗の条件〜保田與重郎と世界の思潮」「ムッソリーニ〜イタリア人の物語」(何れも中央公論社)などがある。
憂国忌発起人。
会費 会員・学生1千円(一般2千円)


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3月の公開講座は葛城奈海さんです。

日時  3月22日(金)18時半より
会場  アルカディア市ヶ谷
演題  三島由紀夫と私(仮題)
講師  葛城奈海氏(ジャーナリスト、女優、環境運動家、予備自衛官)
   (略歴 昭和45年生 東京都出身。東大農学部卒。防衛省市ヶ谷台ツアー案内係を経て予備自衛官に。現在予備3等陸曹。チャンネル桜キャスター、防人と歩む会会長。著書に『国防女子が行く』(河添恵子、赤尾由美、兼次映利加との共著、ビジネス社)。
最新刊は奥本康大氏との共著『大東亜戦争 失われた真実』(ハート出版)。
葛城奈海さんは防衛省の市ヶ谷台ツアーの案内係をしていた3年間、毎日のように三島自決現場を案内していた経験があり、ある日霊を感じたという。
それを契機に予備自衛官になり、尖閣へも十回ほど行っている行動派、国防女子の代表格です。
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「海道東征」東京公演は4月12日です。「天皇陛下御即位30年奉祝公演」
交声曲「海道東征」(信時潔作曲 北原白秋作詞)
日時  4月12日(日)19時開演(18時開場)
場所  東京芸術劇場コンサートホール
主催  産経新聞社 共催 神社本庁 後援 フジサンケイグループ
指揮  大友直人
演奏  東京フィルハーモニー交響楽団 他
その他の演奏曲。エルガー 行進曲「威風堂々」。ブラームス ハンガリー舞曲集より1番、3番、5番。外山雄三 管弦楽のためのラプソディー
チケット販売中(S席8千円 A席7千円)
東京音協オンラインチケット http://t-onkyo.co.jp
東京芸術劇場 0570-010-296(ナビダイアル)10時〜19時
その他チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスでも販売中
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  三島由紀夫研究会 http://mishima.xii.jp/contents/index.html
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(C)三島由紀夫研究会 2019  ◎転送自由
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
発行周期:半月刊  
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