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三島由紀夫の総合研究

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三島由紀夫研究会メルマガ

2018/07/24

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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
    平成30年(2018)7月24日(火曜日)
         通巻第1267号   
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追悼  後藤修一同志
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                      玉川博己(代表幹事)
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 私どもの長年の同志で、三島由紀夫研究会の幹事をつとめていた後藤修一氏がこの7月19日に心不全のため横浜の自宅で急逝されました。享年66でした。
ここに謹んでお知らせするとともに故人への哀悼を表するものです。

 後藤修一氏は昭和27年生まれ、横浜市出身。昭和45年11月25日あの三島事件のときにはまだ高校生であった後藤修一氏は翌昭和46年1月に日本学生同盟(日学同)の高校生組織である全国高校生協議会(全高協)に加入し、以来日学同、日学同を母体として結成された重遠社、そして三島由紀夫研究会と一貫して三島先生の憂国の精神を継承する運動に挺身されてこられました。
 その意味で故三浦重周と同様に「決死勤皇 生涯志士」を体現してこられた人生でありました。

 また後藤修一氏は少年時代からドイツ近現代史、とくにナチス・ドイツの研究に取り組まれてこられ、日本でも有数の研究家として業績を残されました。
エピソードとして、三島由紀夫先生の戯曲「わが友ヒットラー」が昭和44年1月劇団浪曼劇場によって初演されたとき、これを見た後藤氏は、村上冬樹演ずるヒットラーの勲章の付け方や、勝部演之演ずる突撃隊幕僚長レームの制服が突撃隊でなくて陸軍の軍服であることなど、時代考証が間違っていることを三島先生に直接伝えて、三島先生が後藤氏の博識ぶりに驚いたということがありました。以来後藤氏は三島先生からその死まで大変可愛がられました。

 その後、ドイツ文化研究のため玉川大学へ進んだ後藤氏は、憂国忌の発起人であった慶應義塾大学の多田真鋤教授の近代ドイツ政治思想史のゼミに、学外ゼミ生として参加し、カール・シュミットやナチズムなどについて研鑽を積まれました。
以後も家業のかたわらドイツに関する政治史、音楽史など幅広く研究されました。

また日学同、重遠社の国際問題担当者として当時欧州で台頭しつつあった西ドイツにおける国家民主党(NPD)やイタリアにおけるイタリア社会運動(MSI)など欧州民族派運動との連帯につとめられました。
その後も世間では後藤修一氏はナチズムの専門家、あるいは一部でナチオタクの元祖と揶揄されることもありましたが、後藤氏の神髄は決して外国崇拝ではなく、あくまでも天皇を戴く皇道を根底に戦後の日本を真の独立した国家に再建することが目標でありました。

ある人が後藤氏に「貴方にとってヒトラーと天皇はどちらが大切か」と尋ねたとき、後藤氏は「何を馬鹿なことをいうな、日本人である以上自分は絶対的な尊皇主義者である」と答えました。
まさに後藤氏は三島先生の憂国の精神を体現された方でありました。

 近年は病気がちでしたが、憂国忌には必ず参加し、ずっと憂国忌における音響を担当されてこられました。私にとっても年齢は60代になっても、あの10代の少年時代の可愛い後藤氏の面影が永遠に残っています。
 あらためて私どもの運動に尽くされた後藤修一氏の功績を偲び、心より哀悼の念を表するものです。

 尚、後藤修一氏の葬儀は来る7月28日に横浜市内で執り行われます。また9月に当会が中心となって後藤修一氏を偲ぶ会を東京都内で開催する予定です。お問い合わせは当会事務局までお願いします。

事務局 Eメール yukokuki@mishima.xii.jp
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 事務局からおしらせ
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8月の公開講座は澤村修治氏
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        記
日時   8月24日(金)18時半開演(18時開場)
場所   アルカディア市ヶ谷(私学会館)
講師   澤村修治(作家・文芸評論家)
演題  「西郷隆盛、日本浪曼派、そして三島由紀夫」(仮題)
<講師略歴>昭和35年生れ。東京都出身。千葉大学人文学部人文学科卒。大手出版社勤務、新書や選書の編集長をつとめる傍ら、主に評論と評伝の執筆を行う。『表現者』にも寄稿。主な著作『悲傷の追想「コギト」編集発行人、肥下恒夫の生涯』(ライトハウス開港社)『敗戦日本と浪曼派の態度』(ライトハウス開港社)『唐木順三―あめつちとともに』(ミネルヴァ書房〈日本評伝選〉)『西郷隆盛 滅びの美学』(幻冬舎新書)その他多数。

会場分担金 会員・学生1千円(一般2千円)
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9月公開講座講師は作家・伝統文化評論家の岩下尚史氏。
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         記
 日時 9月25日(火)18時半開会(18時開場)
 場所 アルカディア市ヶ谷(JR・地下鉄「市ヶ谷」下車2分)
 演題 拙著「ヒタメン」について
    https://honto.jp/netstore/pd-book_28077482.html
講師 岩下尚史(いわした ひさふみ)作家・伝統文化評論家、國學院大客員教授
 講師略歴 昭和36年生れ。熊本県出身。國學院大卒、新橋演舞場企画室長を経て作家・評論家に。平成19年『芸者論:神々に扮することを忘れた日本人』で和辻哲郎文化賞受賞。三島由紀夫を論じた『見出された恋:「金閣寺」への船出』や『ヒタメン』の著作がある。(いずれも文春文庫)
 会場分担費 会員・学生1千円、一般2千円
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  三島由紀夫研究会 http://mishima.xii.jp/contents/index.html
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
発行周期:半月刊  
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