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三島由紀夫の総合研究

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三島由紀夫研究会メルマガ

2018/01/26

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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
    平成30年(2018)1月26日(金曜日)
       通巻第1229号 
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(読者より その1)孫のお誕生日祝いに呼ばれ、雪だから泊って、と。翌朝、孫が元気に学校に行くのを見送り、息子宅を後にして、時間があるので、早朝から映画鑑賞。
『ダンシング・ベートーベン』
偶々、早朝からやっていたから、株主招待券が、一月末までだから、ただそれだけ、でも、観て、三島由紀夫先生の偉大さを再発見。

 年末になると、日本では良く演奏されているのは、知っていたが、ペジャールがこれを振り付けしていたことは知らなかった。
 「第九」そのものがダンスになった舞台制作プロジェクトを追いかけたドキュメンタリー映画。

 「日本は私にとって大事な国だ。初めて来日したのが20歳くらいのときで、最初はなかなかつらいところがあった。でも友人たちから少しずつ日本について学んでいった。そして日本に恋してしまうくらい、とても好きな国になった。日本には文化をはじめ、心を動かされ、自分にインスピレーションを与えてくれて、栄養になるものがたくさんある。食べ物と同じで、自分の中に取り入れたものは、振り付けにも反映される。日本は私にとって非常に豊かで大切なもの。同じようにベジャールにとっても日本は重要だった。彼のおかげで文楽や能を見ることができた。私は日本人ではないけれど、感情的には日本と強いつながりがあるように思える」
ペジャールの後を継いだジル・ロマン、映画の芸術監督談

 西部邁さんの自裁で曇ってしまった私の心に、光が差し込む気がしました。
モーリス・ペジャールは、ダンスに思想や感情を取り入れ、知性を持ち込んだ天才振り付け師。
『M』Mとは生の象徴である la Mer(海)、さらに la Mythologie(神話)、la M?tamorphose(変容)、la Mort(死)をも意味する。そしてこの生から死への間に横たわっているのが、三島由紀夫の人生である。海への憧れは、三島の終生を貫く志向であり、主題であった。


 ベジャールの『M』は、古典と現代、東洋と西洋を結ぶ架け橋として希有な才能を発揮した三島由紀夫の魂をいきいきと蘇らせたとともに、ベジャールの宇宙観をも鮮烈に語っているのである。

 こうしてみてくると、ペジャールは、、ベートーベン、三島由紀夫、の作品をダンスで世界の人々に伝えてくれている。
映画の最後に、製作者が「希望は常に勝利である」と西部邁先生の自裁で、日本の将来に希望は持てないと沈んでいた私に、多少なりとも灯がさした気がした。
  (深井 貴子)
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 ◎ 事務局よりお知らせ
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二月の三島研「公開講座」のゲストは西村繁樹退役一等陸佐です。要領は以下の通りです。
氏は防大を出て青年自衛官に任官した当時、三島由紀夫先生と出逢い、その自決の直前まで短くも濃密な交流を持った経験、秘話を語って頂きます。

とき   2月28日(水)18時半より(18時開場)
ところ  市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷」
講師:  西村繁樹(軍事評論家、元防大教授、退役一等陸佐)
演題:  「三島由紀夫と最後に会った自衛官(おとこ)」
<講師略歴>昭和22年生、大阪府出身。44年防大卒(13期)、陸自入隊(職種は野戦特科=砲兵)。特科連隊、陸幕防衛部防衛課勤務、陸自幹部学校戦略教官等を経て防大教授を歴任。平成24年定年退官。現在偕行社参与。
 我が国における軍事戦略論の権威として多くの著作や論文を発表。主な著書:「SDI戦略防衛構想―『スターウォーズ』とは何か」(教育新書)。「防衛戦略とは何か」(PHP新書)その他がある。
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  三島由紀夫研究会 http://mishima.xii.jp/contents/index.html
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
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