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三島由紀夫の総合研究

創立35年の老舗「三島由紀夫研究会」の会報を兼ねた、あらゆる角度からの総合研究メルマガ

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三島由紀夫研究会メルマガ

2013/11/21

三島由紀夫研究会 HP URL http://mishima.xii.jp/
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 『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
    平成25年(2013)11月21日(木曜日)
         通巻第765号
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三島由紀夫「春の雪」禁断の恋、聡子 
若尾文子による三島由紀夫
 「三島由紀夫の「春の雪」という作品のリーディングを企画したとき、若尾文子さんが浮かびました。それは三島由紀夫という存在が、若尾さんの中でもっとも純化された形で生きていると思ったからです。そして、三島由紀夫の思いがもっとも純化された作品が「春の雪」です。 手に触れるとたちまち消えてしまう、それほどはかない、淡い春の雪・・・
その雪に、人の一生が重ねられている、それが春の雪の世界です。 
「豊饒の海」完。昭和45年11月25日」
三島由紀夫はこう記して、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に赴き、割腹自殺しました。この世に舞い降りたひとひらの雪のように消えて行こうと、したのでしょうか。 若尾文子の「春の雪」はそのような思いが重ねられた舞台となることでしょう。 
 笹部博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)」(引用止め)

この笹部さんの文章に誘われて、日本橋三越劇場の初日に行って来ました。演出の石井ふく子氏(87歳)はまだ、TVが生の時代で、私の第一回のプロジュース作品が三島先生の「橋づくし」でした。
「その現場に三島先生はお越し下さり、一時間ぐらいお付き合いいただいた記憶があります。優しく素敵な方でした(後略)」
  主演の若尾文子さん(80歳)は「三島先生のお書きになったお言葉は、まるで仰ぎみるような高みの険しい山で、はたしてどうやって登ったものかと途方に暮れているというのが、今のわたくしの正直な気持です(後略)」
 
 ご存知、若尾さんは、三島さん主演「からっ風野郎」の時に、相手役に指名された女優さんお若い時から多くの映画に主演なさり、近頃は、三越劇場で「女の人差し指」等舞台も。
 企画者、演出家、俳優さん、夫々の気持を一つにしての舞台は、荘厳でセリフ一つ一つに聴く者に重みを持って静に心の扉を開かせるような展開でした。
我知らず三島ワールドにどっぷりと浸かって気持ちよくなって、まるで、クラッシック音楽でも聞いているような気持ちよさ、一寸ばかりうたた寝したり、、。それもそのはず、尺八の藤原道山さん、クラッシック界の方々ともコラボしておられて物語の内容をよーく把握しておられての演奏。彼も演者のお一人?と思わせる演出、さすが石井ふく子女史。

まだ、三島さんが居られた頃に帝国劇場で佐久間良子さん主演の「春の雪」観劇した時は、男女の機微が全く判らなくて、ただの純愛物語とばかり、今では孫まで居ますから多少は男女のあれこれも判るようになって、恋愛って結構大変だなぁぁと。
今回は、恋物語というよりは、三島さんが何故市ヶ谷であのような形で最期を遂げられたか?その道筋を説かれているように感じました。
 石井ふく子さんは、「見ている方に何かを感じさせるものがないと意味がないですからね。三島先生にプレゼントできるようにと思っています」とプログラムに書かれておられますが、なんと素敵なお気持でしょう。
 会場で、石井さんご本人に「新潟にも観にいきたくなりました。」と申し上げましたら
「新潟では、こうはいかないのですよ、能舞台ですから」と。
 三浦さんのお墓参りに、新潟に行った時に見た能舞台でのクラシックバレーは最期が出演者全員割腹だったような、振り付けの金森譲さんは、17歳でモーリス・ベジャールに師事ですから、、、。
 (注、モーリス・ベジャールとは、東洋の思想や日本文化への関心も高く、東京バレエ団に三島由紀夫をテーマにした『M』、『仮名手本忠臣蔵』を下にした『ザ・カブキ』などを振付けている。歌舞伎役者とも積極的に交流した)。
 
 さて三島由紀夫原作「春の雪」公演は、
11月21日、22日 日本橋 三越劇場
11月26日    兵庫県立芸術文化センター
12月 3日    名古屋能楽堂
12月15日、16日 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 能楽堂

 秋の一日、三島さんの世界を堪能しては如何でしょう>
  (深井貴子)
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11月25日(来週月曜)は「憂国忌」です!
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三島由紀夫氏没後43年 追悼会「憂国忌」
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 11月25日 午後六時開演(5時半開場予定)
       星陵会館大ホール
 http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
会場分担金  おひとり 二千円(賛助会員は無料ご招待)。
        ご来場のかたには記念冊子と論文集を差し上げます。

  <プログラム>
       司会   佐波優子
 開会の辞      『三島由紀夫の憲法草案について』(富岡幸一郎)
 シンポジウム    『憲法改正か自主憲法か』 パネルディスカッション
            (三島由紀夫の改憲への意気込み、檄文)    
             井尻千男(評論家、拓殖大学名誉教授)
             小川栄太郎(文藝評論家、『約束の日』の著者)
             藤井厳喜(政治学者)
        松本徹(三島文学館館長)
 映像の案内      DVD「葵上」「卒塔婆小町」について 製作者
 語り芝居「冬のゆめ」について挨拶           村松英子
 事務局より
 全員で斉唱      「海ゆかば」
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 (事務局よりお知らせ)
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(三島由紀夫研究会事務局から)憂国忌墓前奉告祭のお知らせ

日時   平成二十五年十二月一日(日)午後一時半
集合   午後一時 多磨霊園正門前「よしの家」
       府中市紅葉丘二の七の四 ?042(361)2176
   http://www.yoshinoyasekizai.com/info/map.html

当日はスタッフが「よしの家」の前で「憂国忌墓前奉告祭集合場所」と書いた紙を持って立っています。直接行かれる方は、多磨霊園十区一種十三側 平岡家のお墓前にお越し下さい。
終了後、「よしの家」にて直会を予定しています。


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(憂国忌事務局よりお知らせ)憂国忌賛助会員の皆様へ本年度の関連図書として宮崎正弘著『取り戻せ、日本の正気』を版元より直接お送り申し上げました。すでに発送は終えておりますが未着の方は連絡ください。なお11月17日以後に振込をされた方は、月末までに事務局から配送されます。
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  三島由紀夫研究会   yukokuki@mishima.xii.jp
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(C)三島由紀夫研究会 2013  ◎転送自由
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
発行周期:半月刊  
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