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三島由紀夫の総合研究

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三島由紀夫研究会メルマガ

2010/07/12


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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
      平成22年(2010)7月12日(月曜日)
          通巻第414号 
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古い時代の貴重な雑誌がでて来ました
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 知人から、貴重な雑誌を読ませていただきました。貴重文献紹介 月刊 『不二』 三島由紀夫追悼號(130夜)
 

昭和46年2月、大東塾・不二歌道会発行。三島由紀夫が自決したのは昭和45年(1970年)11月25日であった。
本誌は、その直後の新年号でも特集し、翌2月号も「追悼號」とした。
以下が本号の内容です。
「昭和の神風連」影山正治
「三島由紀夫の死」保田與重郎
「責務」浅野晃
「三島由紀夫の神風連調査の旅」荒木精之
「怒濤の饗宴」酒井光穂
「責務の自刃」宮川悌二郎
「追悼 森田必勝君」小野寺道雄・緒方守
「三島由紀夫氏の大東塾並に影山塾長に対する発言」
その他、各氏の追悼文など。
 
どれもこれも心打たれました。
追悼歌集の中から、当時の世相を思い出しています。
 荒木精之氏の、

耐へがたききみがこころに触れもせでなに騒ぐらむおぞの痴れびと

栄光をなげうつのみか狂人とふ罵言も覚悟のきみの死にざま 

高山正之氏

きみの死が一粒の麦の死のごとく多くの実をばむすぶ日もあらむ

すでにして人にはあらずけふよりは世直しの神となりていますも


福岡 角谷正義氏、

日の本の道にかへれとたちにける君が雄叫びかなしかりけり

等等、事件直後に沢山の追悼歌を全国の方々が寄せてくださっていたことを、初めて知りました。三島さんが、最後たった一人残った友人して名前を挙げておられる伊沢甲子麿氏の結婚式で仲人だった影山正治氏のインタビュー記事を読んで、なるほど「奔馬」のモデルすえられるだけのお人であったと納得しました。
「三島由紀夫の死」と題して書いておられる保田與重郎さんの、なんと慈愛に満ちたご文章。三島さんへの愛情を強く感じて涙しました。

宮川悌二郎氏は、三島さんが辞世の句を二句お読みになっことに 若き同志の玉砕への鎮魂が籠められてをり、二首詠まざるを得なかった三島氏の苦衷も偲ばれる。とあります。
また、命令書において「三島はともあれ森田の精神を後世に向かって恢弘せよ」の一句を、殊に有志青年は肝に銘じてほしいとおもふ。とも。
遺稿集『わが思想と行動』は関係者の手で纏められ、その後、直木賞作家の中村彰彦さんが「烈士と呼ばれた男」を書かれたり森田必勝さんを恢弘するご努力をなさった。
三島由紀夫研究会の事務局長三浦重周さんが自裁して果てた時も、関係者、そのお仲間方々はいち早く遺稿集を出版なさいました。
こうしてみてきますと、人と人との繋がりによって歴史は生まれ、語り継がれてゆくものであって、真実は自ずと見えてくるものだなぁぁと思いました。
三島さんを理解するのに随分と遠回りをしてきてしまった私ですが、私が思ったとおりの「人間三島由紀夫」氏、真摯な方でいらっしゃった。

こんな時に、松本先生が、 NHKカルチャーラジオ 松本徹『三島由紀夫を読み解く』講師をなすっておられる事を感慨深く思います。
ラジォを聞かれた友人が、なんだか隣でお話して下さっているみたいですごくよかったですね。今後も楽しみです、とメールしてきました。
松本先生の講座で、三島さん像が、マスコミ報道が作り上げられたそれではなく、真摯な方でいらした、三島さんの実像にちかずくように思えます。
何故なら、語る講師・松本徹先生が「真摯な方」でいらっしゃるから。
  (深井貴子)
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MMMMMMM 三島 MMMMMMMMMMMM 三島 MMMMMMMMM
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(編集部から)小誌は「三島由紀夫研究会」(昭和四十六年創設)の会員だけに限定せずに、三島研究の論文、エッセイをつねに募集しております。比較文学論(たとえば「吉本隆明と三島」とか)、作品論(たとえば『仮面の告白』に新解釈)、読後感、政治論、芸術論。まるで分野を問いません。三島さん自身、古典から前衛まで、映画からシャンソンまで万能の人でしたから。
 「憂国忌」への御感想、御希望でも構いません。皆さんからの御投稿を広くお待ちします。原則として実名。簡単な肩書きをつけて下さい。ただし三島文学批判も構いませんが、明らかな誹謗中傷のたぐいの投稿は採用しません。ゲスト寄稿者コーナーも常設しております。一部の原稿は年二回以上発行のメルマガ合本に掲載することがあります。    
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