文学

三島由紀夫の総合研究

創立35年の老舗「三島由紀夫研究会」の会報を兼ねた、あらゆる角度からの総合研究メルマガ

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三島由紀夫研究会メルマガ(三島作品の映画特集)

2010/04/26


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  『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
      平成22年(2010)4月26日(月曜日)
          通巻第402号 
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没後四十年 映画で辿る 三島由紀夫
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こんな企画が欲しかった、そう思った私は、残念ながら、最初の週は東京に居なかったので「お嬢さん」、「空っ風野郎」からの映画鑑賞となった。
空っ風野郎には、知人に自分らしき人物が登場するから是非見て欲しいといわれていて、大森キネマの時に、観たのだったが、、、何度観ても、三島さんの演技のキゴチなさは、ちょっと、痛々しい。
それに引き換え「お譲さん」の若尾文子の自然体の演技には、既に大女優の片鱗を覗くようで楽しめた。瑞瑞しくて、水を得た魚のようなんですもの「空っ風野郎」で、三島さん、どれだけ若尾さんに助けられているか。
なーんて言ったら、三島ファンには、叱られそうですね。三島さんは、作家、若尾さんは、女優と、、、さて、若々しい青春物語から、一転して「肉体の学校」「獣の戯れ」。
どちらともいえないなぁぁと思えるほどに、当時の世相が描かれていて楽しめましたが、当時の丸山明宏が歌手として登場、今の三輪明宏とは全然違って、、三島さん、、、何処が??それ程美形とも思えなくてやはり、時代、時代で、男性の美形も変化するものかなぁぁ。
岸田今日子さんと一時三島さんが、、言う話どこかで聴いた覚えがありますが成る程、岸田さん魅力的ですねぇぇ、私は、岸田さん、女が強烈過ぎて、どちらかというと香川京子さん、藤村志保さんのような日本的女性を表現なさる女優さんに惹かれますが、三島さんは、ギトギトした女優さんごのみというか、作品がそうした女性を描いておられる? それにしても、この作品での岸田さん、色気ありますねぇぇ。

「獣の戯れ」は、谷崎潤一郎の世界かなぁぁ、川端康成さんとか、、、。
時代背景が違いすぎる現在では、もーこういう作品は書かれないでしようねぇ。この作品は、陰険過ぎて、こういう作品が、三島さんを遠ざける人を生み出すのかも? 三島さん、案外こんな内面もあったり?
 「永すぎた春」「黒蜥蜴」どちらも愉しかったけれど、「黒蜥蜴」京マチ子、大木実、叶順子、川口浩、、素敵な俳優さん達の共演。京マチ子さんいろっぽーい。いい女、、叶順子、可愛い。
川口浩って三島由紀夫映画の常連なんだと、今回初めて知りました。何処となく、三島に似ているからかしら?
でも、この作品、今だったら漫画の世界ですね。
「永すぎた春」三島さんって、心理描写がとても繊細、今まで、観て来た映画の中で、私には一番三島さんらしい作品に思えました。
沢村貞子の演じるお母さん、、何だが私に重なっちゃって、苦笑いする事多くて、身分差別の残る時代を生きている人たち『生き残り作戦』の凄さに、圧倒されながらも『人は環境の子なり』鈴木メソードの鈴木先生の言葉を思い出していました。その人たちが凄いのでなくて、やはり人間は環境によって考え方におのずと違いが生じてしまう事。作品は、読んでなくて、これは、ぜひとも原作を読んで見たいと思いました。
  そして、先日は「潮騒」(吉永小百合)「愛の渇き」(浅丘ルリ子)を見ました。
潮騒は、神島へ行って来たし、島も一周して映画に出てくるところは皆見てきているので、なんだかもう一度島に渡った様な、島で出会った人たちの愉しかった語らいにばかりに心が行っちゃって、映画を観ているというより、島での思い出をなぞっいるようで、なんとなく遠足気分て
前にも、この映画見ているので、今ひとつ気持ちが入りませんでした。
「愛の乾き」浅岡ルリ子さん、まだ下手でしたねぇぇ演技が、中村伸郎さんは、流石ですね。横綱に胸を借りている幕下力士のような浅丘さんの演技にはちょっとミスキャストの感ありました。
中村さんの事は、山中湖のレイクサロンで講演なすった中山仁さんのお話に度々出てきましたし、三島さんと最後まで行動を共になすった、気骨のある俳優さんであり名優、この方の演技を見られただけでも良かったけれど、映画そのものは、ちょっと私には理解できなくて。
あてあと残りのプログラムはといえば、
4月25日から 4月25日から 「潮騒」(山口百恵)「音楽」(黒沢のり子)
   4月29日から 「みやび」(平野啓一郎ほか)「黒蜥蜴」(丸山明宏)
大阪から映画を見に来るという友人と、二人で二回ほど通いますが、映画鑑賞後、彼女とどんな話が出来るのか、今から愉しみです。
              (深澤文子)
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『没後四十周年 映画でたどる三島由紀夫』
http://www.humax-cinema.co.jp/cinema/special/meigaza/ginza_meigaza1.html
三島由紀夫原作の映画、連続上映中です!

 4月25日から 「潮騒」  (山口百恵)
        「音楽」  (黒沢のり子)
 4月29日から 「みやび」 (平野啓一郎ほか)
        「黒蜥蜴」 (丸山明宏)
 上映館 銀座シネパレス(銀座四丁目から晴海方向200メートル「三原橋」地下)
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文藝評論家、三島文学館館長の松本徹氏が連続講座
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_519441.html
松本徹先生、連続講座!
 『盗賊』『仮面の告白』「愛の乾き」『青の時代』「禁色」「卒塔婆小町」「鹿鳴館」「鏡子の家」「金閣寺」「美しい星」「憂国」「絹と明察」などを読み解きます。
NHKカルチャー教室 「三島由紀夫を読み解く」
 6月14日、28日、7月12日、26日、8月9日の五回(毎回1530−1730)
 会費五回分 14175円
 青山教室(03−3475−1151に詳細をお問い合わせ下さい)
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  三島由紀夫研究会主催の公開講座
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 次回は古田博司(つくば大学教授)が登壇
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とき    5月22日(土曜日) 午後3時ー5時
ところ   高田馬場駅前「ホテル・サンルート」三階会議室
      http://www.sunroutehotel.jp/takadanobaba/access.asp
講師と演題 筑波大学教授 古田博司「文化防衛論と日本文明圏」(仮題)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%94%B0%E5%8D%9A%E5%8F%B8
会場分担金 おひとり2000円(会員と学生は1000円)
(ふるたひろし先生は産経新聞「正論大賞」新風賞受賞者。朝鮮文化歴史に造詣が深く、独自の視点からの日本文明論史観に切り込む話題の論客です)。
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(特記)土曜日の午後なので会場が変わります。いつものアルカディア市ヶ谷ではありません。高田の馬場です。なお、終了後、講師を囲んで懇親会を付近の居酒屋で予定(別途会費お一人3000円)。
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  <<<<<<<<<<<<< みしま  >>>>>>>>>>>>>
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(編集部から)小誌は「三島由紀夫研究会」(昭和四十六年創設)の会員だけに限定せずに、三島研究の論文、エッセイをつねに募集しております。比較文学論(たとえば「吉本隆明と三島」とか)、作品論(たとえば『仮面の告白』に新解釈)、読後感、政治論、芸術論。まるで分野を問いません。三島さん自身、古典から前衛まで、映画からシャンソンまで万能の人でしたから。
 「憂国忌」への御感想、御希望でも構いません。皆さんからの御投稿を広くお待ちします。原則として実名。簡単な肩書きをつけて下さい。ただし三島文学批判も構いませんが、明らかな誹謗中傷のたぐいの投稿は採用しません。ゲスト寄稿者コーナーも常設しております。一部の原稿は年二回以上発行のメルマガ合本に掲載することがあります。    
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  三島由紀夫研究会 HP URL http://mishima.xii.jp/
      メール  yukokuki@hotmail.com
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(C)三島由紀夫研究会 2010  ◎転送自由
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
発行周期:半月刊  
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