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三島由紀夫の総合研究

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三島由紀夫研究会メルマガ

2009/11/22


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  『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
      平成21年(2009)11月23日(月曜日)
          通巻第362号  
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トピック
 女優の若尾文子が三島と共演した「からっ風野郎」を回想
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 大物女優・若尾文子が三島由紀夫との交遊を回想している(日本経済新聞、11月11日、夕刊)。
若尾文子は三島原作の『永すぎた春』と『獣の戯れ』にも主演した。
 映画「からっ風野郎」では三島と共演した。三島がやくざを演じ、若尾はそのやくざに妊娠させられるという娘の役だった。
 監督は増村保造で、三島があまりに演技が下手なので「馬鹿、駄目駄目」と何度も連呼し、「本当にあんた、頭が良いんだろうか」とぼやいた由。
 増村は東大卒、イタリアの映画センター留学後、溝口健二、市川昆の助監督を経た。しかも東大法学部時代、三島とは知人だったという。

 さて、作家としては天才であっても映画は別世界。それでも三島は何回も呶鳴られながら、役をこなし、映画は完成。
 若尾の文章はこう結ばれている。
 「撮影が終わった後、『アメリカへ行くので、若尾さん、食事をご一緒したい』とのご招待があった。芝の増上寺の前のフランスレストランで、撮影の時の話などをいろいろとした。その記念にとこの銀の燭台に、ロココ調のテーブルと椅子の三つ揃いでプレゼントを頂いた。夕食後、赤坂のナイトクラブに行き、お酒を少し飲み、ダンスを踊った。ちょっとぎこちなく、時々、ぶつかり合いながらの感じで踊った。そして、『これで心残りなくアメリカに発てる』と仰った」。
 そして自決まで十数年、若尾は三島と会うチャンスはなかった。文字通り『ラストダンス』となった。
 心に残る文章でした。
 (編集部)
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(読者より その1)11月21日(土曜日)にMXテレビで偶然、西部邁ゼミナールを見ました。ミシマユキオ特集でした。最初に自決の日に自衛隊で三島が訴えた画像と演説が流れ、憲法改正のために命をかけた作家の最後の檄の意味を説かれ、つぎに直後の文藝評論家や作家らの論評をするどく批判されていた。文学と行動を区別するのはおかしい、文武両道は文と武が切り離す考え方は基本が間違っているという西部さんの分析は説得力があった。
 文学として素晴らしいが行動はどうか、という世論の多くに棹さして、ゲストの富岡幸一郎氏が陽明学、葉隠を説かれ、大塩平八郎、西郷隆盛、乃木希典に言及し、それを受けた西部氏が自死の思想、その哲学の背景を語り、あっという間の三十分でした。大いに刺激され、また啓発された番組でした。
 ことしの憂国忌は、この西部さん、富岡さんを軸に、西村幸祐、杉原志啓の両氏を迎えてのシンポジウムと聞き及び、万難を排して出席したいと思いました。
   (柳瀬裕之、鎌倉)


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(読者より その2)MXテレビで三島由紀夫特集をやっていました。私は22日(日曜日)の早朝、再放送で見ました。
 従来、民放の三島特集は左翼のディレクターが編集する所為か、じつにくだらない結論でした。コメンティターも左翼くずれ、全共闘ばかりで、ひょっとバランスをとるために旧楯の会会員のコメントを一分程度挿入するという巧妙な遣り方で腹が立っていましたが、こんどのMXテレビは最初から最後まで三島擁護、三島礼賛。こういう番組が見たかった。国のために命をかけた人を貶める番組があったら抗議するべきだと思います。
   (HU生、板橋)
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 ◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆ 第三十九回 三島由紀夫氏追悼会 ◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆
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「白き菊 捧げ奉らん 憂国忌」(山岡荘八)
http://mishima.xii.jp/39th/index.html

 ▲雨が降っても大雪になっても憂国忌は続きます! 日本の伝統を守るために!

 「益荒男のたばさむ太刀の鞘鳴りに 幾とせ耐えて今日の初霜」(三島由紀夫)
 「今日にかけてかねて誓いし我が胸の 思いを知るは野分のみかわ」(森田必勝)
「散るを嫌う世にも人にも先駆けて 散るこそ花と吹く小夜嵐」(三島由紀夫)

 第三十九回 三島由紀夫氏追悼会
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 と き    11月25日(水曜日)午後六時半(六時開場)
 ところ    星陵会館 二階ホール
        http://www.seiryokai.org/kaikan.html
 開会の挨拶  松本徹(三島文学記念館館長)

 シンポジウム 「現代に蘇る三島思想」
 パネラー   富岡幸一郎(文藝評論家、司会)
        杉原志啓 (評論家、徳富蘇峰研究家)
        西部 邁 (評論家、『表現者』顧問)
        西村幸祐 (評論家、『撃論ムック』編集長)
 
会場分担金  お一人 1000円(賛助会員の方には招待状を発送済みです)。
        記念冊子(12p)とメルマガ合本(20ページ)をお渡しします。
        過去の憂国忌ポスターを頒布します。
http://mishima.xii.jp/kaiso/poster/index.html
どなたでも予約なしで入場できます。
          ◎ ◎ ◎

「憂国忌」懇親会のご案内
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懇親会の場所が違います。当日は午後845から星陵会館から徒歩五分の場所でおこないます。別途会費 おひとり3000円お願いします。ビュッフェ。飲み放題。
参加希望の方は当日会場で係にお尋ね下さい。或いは下記へお問い合わせ下さい
yukokuki@hotmail

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(編集部から)小誌は「三島由紀夫研究会」(昭和四十六年創設)の会員だけに限定せずに、三島研究の論文、エッセイをつねに募集しております。比較文学論(たとえば「吉本隆明と三島」とか)、作品論(たとえば『仮面の告白』に新解釈)、読後感、政治論、芸術論。まるで分野を問いません。三島さん自身、古典から前衛まで、映画からシャンソンまで万能の人でしたから。
 「憂国忌」への御感想、御希望でも構いません。皆さんからの御投稿を広くお待ちします。原則として実名。簡単な肩書きをつけて下さい。ただし三島文学批判も構いませんが、明らかな誹謗中傷のたぐいの投稿は採用しません。ゲスト寄稿者コーナーも常設しております。一部の原稿は年二回以上発行のメルマガ合本に掲載することがあります。    
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  三島由紀夫研究会 HP URL http://mishima.xii.jp/
      メール  yukokuki@hotmail.com
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(C)三島由紀夫研究会 2009  ◎転送自由
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創刊日:2006-01-12  
最終発行日:  
発行周期:半月刊  
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