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◆◆◆ありすワールド◆◆◆

創作小説メルマガです。バンドでメジャーデビューを目指す少年たちが、様々な出来事や、他のバンドとの関わりなどを通して成長して行く姿を綴っていきます!

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◆◆◆ありすワールド◆◆◆第26号

2007/07/07

〜当メルマガは、MSゴシック(等幅フォント)で読むのをオススメします。〜
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■■  ありすワールド  ■■
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◇バンドでメジャーデビューを目指す少年たちの恋愛模様をお届けします◇
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                             第26号
                           2007/07/07
                          発行 有栖都
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070707の「07」並びの今年の七夕。
どうやらこの記念の日を二人の記念にしたいというカップルが多いようで、結
婚式が多いみたいですね。言われてみれば確かに近所の教会などでも結婚式が
立て続けに行われています!
一年に一度、織姫と彦星が会う日を結婚記念日にするというのは、確かにロマ
ンチックですね。でも毎年雨が多いこの日に式を行う決心をするというのは、
なかなか勇気のある選択なのかなーという気もします(笑)

⇒ http://niigata.cool.ne.jp/jaguar666/ (ありすワールド)

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■ そして、僕らは・・・・・・ Vol.4
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隼人の視線を受けながらライブハウスのスタッフルームに入って行くと、ソフ
ァにごろりと横になった喬がいた。
「おう、おはよーさん」
手だけ上げて喬は返事する。
「そんなトコで暢気に寝とる場合やないで。隼人が疑ってるやん」
「あっそ」
その返事が妙に勘にさわった。
「なんやねん、それ。むかつくわー」
喬は相変わらずソファで寝転がっているままなので、反応が見たくてソファに
近づく。
「ええんか? 隼人、怒ってるよ、多分」
「んー」
「なんやの、それは。苛つくわ」
荒っぽくそう言うと、突然喬が僕の手を引っ張って、ソファに引き寄せた。
「あっ!」
不意の出来事で、驚いた僕は喬の上に抱き寄せられた。
「なにすんねん! そんな場合か?」
「そんな場合やねん」
この男はっ!
無性にかっとなって、僕は喬に掴まれた手を荒っぽく引き剥がした。
僕はやっぱり隼人が好きや。
可愛いくて、大切や。
その隼人が好きな喬やと思っとったけど、こんないい加減な奴に隼人は任せら
れん!
ぐいっと手を振りほどいたら、今度は喬も意地になったのか、
身を起こして僕の腰に腕を回して来た。
「だか・・・らっ・・・・・・あっ!」
驚くほどの力。
振りほどけないことはないんやけど、僕は結局喬の胸に顔を埋めるような形で、
そのまま喬に腰を抱かれた姿で倒れ込んだ。
喬の鼓動が伝わる。
どくどくと激しい鼓動に、何故か緊張する。
「隼人との事は・・・」
掠れ声の喬。
「終わりにするつもりやねん」
「えっ!?」
驚いて、喬の胸の上で顔を上げる。
その瞬間を逃さない、ハンターのような瞳が僕の瞳を射すくめ、抗う事が出来
なくなった僕に、余裕の仕草でキスをしてきた。
「朗、好きやねん」
「は? 僕?!」
「そ、朗」
言葉に詰まる。
だって・・・・・・。
喬の瞳は全然僕を好きだという目ではないから。
隼人に注いでいた瞳をしっている僕には、そう見えないから。
だから、この告白は、隼人への辛い思いの矛先転換だと、すぐに分かってしま
う。愛に臆病?
うわっ、クサイセリフやん。
でも、そんな感じの喬。だから、怒りも薄れてしまう。
隼人の愛に傲慢なだけの喬だったら、即効隼人を奪ってまうんやけど、でもこ
うして隼人に対して、臆病な喬を見てしまうと、せつななる。
で、どうにかしてやりたくなってしまって・・・・・・。
自分でも、おかしいけど、ピエロみたいやなーと思う。
隼人にしても、喬にしても、相手を思いすぎて自分が傷ついてる。
「朗・・・・・・今日も部屋、行っていい?」
「・・・ん・・・・・・・」
言葉に詰まる。
そんなにしてどうするつもりやん?
素直に隼人のところへ行ったらええやん。
そんな僕の様子を見て、喬は・・・。
「隼人には、そのうちキチンと話すし」
「そういうことじゃないねん」
「行ってもええ?」
喬の鼓動がやさしく聞こえてくる。
どうしてこんなに人は孤独なんだろう。
愛が深いほど、孤独な気持が強くなるんやろか?
僕はどうしたらええんやろ。

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  〜つづく〜
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○人物紹介○
【佐藤喬】アマチュアバンド『スパイラル』のボーカル担当。整った外見が冷
たそうに見えるが隼人にはとりあえず甘い。
【鈴木隼人】アマチュアバンド『スパイラル』のリードギター担当。細身なの
に甘いもの好き。実は内向的。
【小林朗】アマチュアバンド『スパイラル』のドラム担当。バンドのリーダー
だが、のんびりおっとりした性格。

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◆配信は各週を予定しております◆
短編、長編織り交ぜつつ配信をして行く予定です。平均4回で物語は終了し、
次のストーリーが始まります。それぞれの短編は続き物ではありませんが、登
場人物など設定が引き継がれますので、末永くお付き合い頂ければ幸いです♪

◆WEB SITEへもご訪問ください◆
物語に登場する人物の相関関係や、メルマガでは配信されない物語なども掲載
して参ります。また、不定期にWEB上でのイベントも行う予定です。イベント
内容は秘密です、お楽しみに♪
(メルマガ配信済みの物語もWEB上にてまとめてUPする予定です)


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創刊日:2005-12-09  
最終発行日:  
発行周期:隔週刊  
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