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日刊デジクリ[#4275] MAYA LTを使ってみた

2017/02/01

 
           《いい年齢してあんなバカを》

■グラフィック薄氷大魔王[506]
 「MAYA LTを使ってみた」他、小ネタ集
 吉井 宏

■デジクリトーク
 20年前の予言は当たっていたか?
 柴田忠男

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■グラフィック薄氷大魔王[506]
「MAYA LTを使ってみた」他、小ネタ集

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20170201140200.html
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●先日の「紙のような描き心地」フィルムではなく別製品

Cintiq 27用の「液晶保護フィルム」を購入してみた。あくまで反射防止の保
護のPETフィルムなので、たいした摩擦じゃない。けど、27インチCintiqの画
面そのままよりはずいぶん摩擦がある。iPad Pro+Pencilで画面に貼って使う
と描きやすい、お気に入りクリアファイルの感じ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00XE36XHO/dgcrcom-22/

Cintiq的には「フェルト芯で画面に直描きする程度の摩擦が、通常の芯で得ら
れる」くらいしか説明のしようがないけど、悪くない。フェルト芯を使うとさ
らに摩擦があって具合良さそうだけど、感触がカサカサしてちょっと苦手。

これを試した後で「紙のような描き心地」のフィルムに貼り替えて描いてみる
と、摩擦が大きすぎてツラい。中間くらいの摩擦のフィルムがあればベストな
のだが。

化粧箱でない段ボールに、袋に入ったフィルムと方眼紙とヘラ等が入ってる。
サイズは27インチCintiqの画面部分ギリギリのサイズ。「紙のような描き心地」
フィルムは22インチ用なんだけど、その箱に一緒に入れられる。5インチ分ど
こ行った?w

http://www.yoshii.com/dgcr/hogofilm-IMG_1185.jpg

余談。立派な大判の方眼紙(写真は2つ折り状態)が2枚入ってる。小さい画面
のデバイスに使うときに、フィルムを切って使うときのガイド用。なんかこの
まま捨てるのはもったいない。コート紙なんでボールペンとかでラクガキでも
するか。

●同じサイズの画像の中で最適な見せ方

The Daily Work作品の「気合いの入った勝負回」と「作り込みや塗り分けが単
純なもの」。Webで並ぶ時には同じサイズ(長辺800pixel)なので、後者がだ
らしなく大味に見えてしまうのが不満だった。

気合い入れたのを大きく見せたいのは当然だけど、単純やその他大勢キャラも
別に「捨て回」じゃないので、最適な見え方をしてほしいのだが。

と思ってたら、簡単な解決法があったのだった。同じサイズの画像でも、余白
を大きくして本体を小さくすればいいだけじゃん! 小さいほうが見映えする
作品なら「800pixelの正方形の真ん中にちょこん」でもいいんだ! なんで今
まで思いつかなかったのかw

というか、TDW集中制作してたら、なぜか「点目」の地味な小品が5つ続いてし
まったので、見せ方どうにかならないかと思ったのだった。

ただし、気合いを入れて作り込んだものより、単純で大味なやつのほうが人気
出ること多いのだがw

■ MAYA連載 その2

○MAYA LTを使ってみた

MAYAも含めたAutodesk製品は、昨年から永久ライセンスが廃止されており、
Adobe CCと同じく、期間使用のサブスクリプションのみ。導入時に大きな金額
が必要ない代わり、使い続けるには料金を払い続けなくてはならない。

MAYAだけでもAdobe CCの数倍の料金。ちょっとしたあこがれだけで、気軽に導
入するわけにもいかない。

そんな場合、MAYAの簡易版というかゲーム制作関連に機能を絞ったMAYA LTと
いう製品がある。レンダリングなど映像向けの機能がなかったり、フルバージ
ョンのMAYAとファイル互換性がなかったりする(FBX形式でやりとりは可)。

しかし、モデリングやキャラクター関連など大半の機能は、フルバージョンの
MAYAとほぼ同等。これだとAdobe CCより安いのだ。

MAYA LTで基本操作などに慣れておき、いざというときにフルバージョンを1か
月単位で使用するという作戦もアリだな。

MAYA LT体験版をいじってみた。MODOの操作や機能がMAYAのどれに相当するの
か、探すのがとてもめんどくさくて気が狂うw それでも、ポリゴンモデリン
グ的には僕がMODOでやってることは普通にMAYA LTでできる感じ。

http://www.yoshii.com/dgcr/mayalt-20160416-01.jpg
http://www.yoshii.com/dgcr/mayalt-20160416-02.jpg

ショートカットとかちゃんと覚えれば大丈夫なんだろうけど、MODO的な「最小
限の手間でどんどん作れるスピード感」にまで行けるのかどうか不明。そのへ
ん、CINEMA 4Dで久しぶりにモデリングしたときも、機能は十分なはずなのに、
MODOの何倍も手間がかかる感じに耐えられないかもしれない。いや、まだわか
んないけど。

こんな程度のモデリングなんて、どのソフト使っても結果は似たようなもの。
今回、MAYA LTで試してみたかったのは、テクスチャペイントの書き味。それ
をやるには、UV展開の作業をしなくちゃならないけど、このまま続ける根性が
あるかどうかw (つづく)


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

先週のペンタブSierraの件で補足。「Sierraが原因」と書きましたが、
El Capitanでも同様のトラブルが起きる。ただ、6.3.15-3を使えばほぼ支障な
く使える。僕もそうしてます。「command押しっぱなし問題」、マウスで起き
ることもあるんだよなあ……謎。

・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii


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■デジクリトーク
20年前の予言は当たっていたか?

柴田忠男
http://bn.dgcr.com/archives/20170201140100.html
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1998年10月1日、朝日新聞朝刊の広告特集「デジタルのいまを考える」で、フ
リーエディターの柴田忠男サンが大きな顔写真入りで紹介されていた。って、
わたしのことだが。

事前には誰にも知らせてなかった。家族にも黙っていたから、1/2ページの大
きさの記事には妻や子らは驚くまいことか。2年前まで勤めていた会社のみな
さんも同様で、わざわざ電話してくる元同僚もいた。

●SOHO者は様々なデジタル分野に挑戦する(?+笑)

記事のリードにはこうあった。

《SOHO(small office home office)生活──インターネットやパソコン通信
の普及により、様々な仕事がネットワーク上でこなせるようになり、自宅や小
さなオフィスを活動拠点にする人が増えてきた。ここ数年、SOHOを含め、オン
ラインの可能性は確実に広がっている。そこで、自らを“SOHO者”と称し、様
々なデジタル分野に挑戦する──》

これが、わたしだという。その頃はSOHOって呼び方はわりと珍しいほうだった
ので、それに「者」をくっつけた「SOHO者」という名乗りは一部でウケた。

年賀状に「ソーホー者」と書いたら、親切なイラストレーターさん(現在もデ
ジクリの筆者さんです)が、こっそりと「ソーホー者って言葉は、下品な雑誌
の流行語で〈早漏包茎者〉のことだそうですよ」と教えてくれた。わたしは速
攻「デジタル部活者(ぶかつもの)」に名乗りを変えた。

ところが、ますます仕事以外の分野(=金にならない)へ深入りしていった。
「いい年齢してあんなバカを」と言われるのがうれしかった。当然「目指せ! 
印税生活」にもトライし続けたが、結局果たせず今日に至るのであった。

わたしは新聞紙上でこう語っていた。

《家で仕事をしていればSOHOというわけではありません。インターネット環境
がついてこないとSOHOとはいえない。私は去年の6月からOCNエコノミーをいれ
て、完全なインターネット生活に入りました。これはネットワーク通信の専用
機みたいなものです。常時インターネットにつながりっぱなしになります。お
かげで、電話もファクスもあまり使わなくなりました。連絡はほとんどEメー
ルです。メールが届くと音声が知らせてくれるので──》

とかなんとか、いま読むとものすごく恥ずかしいことをエラそうに言っている
が、当時のフリーランスでOCNエコノミーを導入するのは珍しかった。

「当時のNTTがサービス開始したOCNエコノミーは、専用線としてデジタルアク
セスを採用しながらも、NTT側のルータを最大24ユーザで共有させることでコ
ストを削減し、月額38,000円で提供することが可能となった。これによって、
中小企業やSOHO、一部個人のパワーユーザで導入を開始するところも現れた」
とWikipediaにある。

毎月、大金払っていたんだなあ、当時のわたしは。パワーユーザだって(笑)。
デジクリを始めるために、この環境を整えざるを得なかったのだった。

4人で始めたデジクリは、途中で出入りがあったが、結局、いまもなお続けて
いるのは「懲りない男」と「元銀行員にして写植屋にして極真空手の達人」の
二人だけである。

《業界では懲りない男といわれている。いままで日本のオンラインマガジンに
携わってきたが、ビジネスにならず、休刊した。》

はい、間違いありません。オンラインマガジン「WONDER-J」は一年で挫折、
PDFオンラインマガジン「IP-NET」は4か月で休刊してしまった。

《お金を取るシステムをきちんとしていなかったんですね。広告を入れるのか、
購読料をとるのか。購読料をとるにしても、銀行や郵便局を使うのか、ファイ
ルをダウンロードしたときに課金するのか。そのへんがしっかりしていなかっ
た。やはりわたしは編集者なんですね。『コンテンツに暴走する』といってる
んですが、つい内容を一生懸命に考えてしまう。ビジネスのしかけを考えない
から失敗するのです。》

コンテンツに暴走する、とは我ながらうまいイイワケだ。

《オンラインマガジンやメールマガジンは無料のものだと読者は思っています。
ここからお金をとることは非常に大変です。しかし、一生懸命作った、内容に
自信のあるオンラインマガジンですから、相応の購読料はいただきたい。思い
切り低価格で、たくさんの人に読んでもらいたい。そのためにはオンラインで
少額決済ができる環境が必要なんです。》

《たとえば、気に入った記事があったら、その場で200円払って読むというシ
ステム、投げ銭システムというのを考えた人がいますが、今それがない。そ
んなしかけがオンラインでできればいいんですが。》

投げ銭システムというのは、ひつじ書房の松本功さんのアイデアだ。
・デジクリ0649「投げ銭」はいま
http://bn.dgcr.com/archives/20000711000000.html

《最近、冷蔵庫にインターネットをセットした製品が現れたように、ますます
家電化してインターネットは使いやすくなると思います。やはりテレビと同じ
感覚にならないと、オンラインマガジンにしろ、オンラインショッピングにし
ろ一般に普及していくのは難しい。》

いまでいうIoTが、WORLD PC EXPO 98で「インターネット冷蔵庫」として既に
登場していたのだった。オンラインショッピングって言葉、あったな(笑)

《それにはまだ、インターネットへの接続代や電話代が高すぎる。もちろん近
い将来には、だれもが何の不自由もなく使いこなすようになると思いますけれ
どね。》

20年前は本当にこんな状態だったんですよ。

《現在のインターネットは、情報の宝の山ですが、ゴミのようなものも、悪意
のあるものも少なからず存在します。これからの編集者の仕事は、正しい情報
の検索とその整理、再編成、求める人への提供にあるのではないかと思ってい
ます。》

これが結論になっていたが、後半はいま考えるとよくわからない。「正しい情
報の検索とその整理」ってなんだよ? 我ながら変なことを言っていた。

そして、タイトル。これがキモである。いちおう予言タイプである。

「オンラインでの少額決済が電子出版のビジネス化を実現する」

20年前の予言といっていいのか。その時点では間違いではないと思うが、今に
なってみると、この言い方は微妙である。しかも、当時は決済について殆ど知
らなかった。いまのような多彩な決済方法は存在しなかったし、わたしには予
想もできなかった。

その頃の「電子出版」の概念は、CD-ROMなどによるパッケージ系電子出版と、
デジタルコンテンツのインターネット配信によるオンライン系電子出版が混在
していたように思う。

ということで、この予言じみたタイトルは「残念でした」と判定せざるを得な
いのでありました。残念……。記事の内容もたいしたことは言ってない。読み
返してみると、なぜ記事になったのかと思うくらい平凡である。残念……。

いまだから正直に告白いたしましょう。なぜ、わたしごときが広告ページの半
分とはいえ、朝日新聞に掲載されたのか。

当時、わたしは作家集団「ディジタル・イメージ」の運営に関わり、けっこう
権勢をふるっていた(笑)。写真家であり、デザイナーであり、アーティスト
であり、宴会魔であり、朝日新聞社の広告局に勤務する弓田純大さんも会員の
一人。彼のおかげで、こんな晴れがましい舞台が提供されたのだ。

なお、朝日新聞に先立つ1998年2月6日、埼玉新聞のコラム「うぇーぶ98」にや
はり写真入りで紹介されていた。「デジタル表現の場作る」というタイトルで、
「月刊アイピーネット」について説明していた。

「PDFで作った初めてのオンラインマガジンと自負しています。紙メディアで
はできないことも多く、これからもオンラインにこだわります」とか言ってい
る。でも、前年の12月に休刊してしまったのだ。

●「月刊IP NET」という挑戦(もむなしく)

1996年から1997年にかけて制作していた実験的オンラインマガジン(月2回刊)
が「WONDER-J」であった。

自分でインターネットをやっていないのに、オンラインマガジンの編集長をや
るなんて、無謀なおっちょこちょい。いま考えると劣悪な環境の中で、わけが
わからず無我夢中で最先端を目指したものだった。リンクの意味、正しくは知
らなかったものね。

その次は1997年9月にスタートし、12月で休刊したのが「月刊IP NET」だった。
デジクリの創刊2号(1998/04/14)で以下のように書いていた。

PDFを駆使したオンラインマガジン「月刊アイピーネット」の反省

私は「アイピーネット」という、日本で初めての〈PDFオンラインマガジン〉
を、昨年9月に大阪のアイピーネットシステムから創刊しました。

アイピーネットは、特定のスポンサーがいるわけではなく、印刷会社が始めた
新しいビジネスなんです。残念ながら、現在はちょっとお休み中ですが、その
間も日替わりで表紙を変更し、アーチストのギャラリーの機能を持たせていま
す。これは、とてもグッドなアイデアで、毎朝見に行くのが楽しみです。記事
も少しづつ更新しています。

アイピーネットが昨年12月で休刊した理由は、経済的に続かなくなったからで
す。オンラインマガジンで成功した例はない、ということを承知の上で始めた
ことですが、お金を集めるシステムがうまく機能しなかったのです。

オンラインマガジンの成功の鍵は、コンテンツがよいことと、集金のシステム
がしっかりしていること、この2点です。コンテンツがよいことは、編集者に
とって当たり前のことで、とくに言うことはありません。お金を集めるシステ
ムを最初から作っておかない限りは、なかなかうまく行きません。

われわれは、コンテンツ制作に注力しつつ、そのうちお金を作る仕組みを考え
よう、とやっているうちに休刊になってしまったのです。

うまく行かなかった理由は3つ考えられます。まず、致命的に宣伝不足でした。
紙、オンラインをフルに使って、こういうサイトがある、ということを告知し
ない限り、なかなか見てもらえるものではない。これは大きな反省点です。

それから、データベースを整備して、そこから顧客を引き寄せる予定でしたが、
肝心のデータベースまで手が回らなかった。私は編集者出身なので、「コンテ
ンツさえしっかりしていればよい」という考えでした。今から考えるとトンデ
モな間違いでありました。

コンテンツを優先して、毎月1日の更新に力を入れすぎ、お金を集めるデータ
ベースの管理がうまく行かなかった。これはクレージーな間違いでした。

それから、課金のシステムを最初に考えていなかった。最終的には、年間会費
という形でスタートしようとしましたが、もし途中で失敗した場合、返金が必
要になります。これらのことを考えて、昨年末に、休刊の決断を行なったわけ
です。

このような反省点とは別の問題もあります。それは、出版事情が非常によくな
いということ。もはや出版においては、志とか文化とか言っている場合ではな
く、「売れたものが正義だ。売れないものはバカだ」という身も蓋もないのが
現状なんです。編集畑の人間としては情けない限りです。

私たちの目指したものは、業界がどうなるかなど、志、文化の面からの、我な
がら優れたコンテンツでした。今考えると、それは少し自己満足であったのか
な、と言う気もします。でも残念ながら、志、文化、今後どうなるか、などの
ことに誰もお金を払わない時代なのではないでしょうか。

そういう本が紙で出ても、最近は売れないようです。オンラインになると、プ
ロバイダ利用料、電話代がかかる上に、操作も面倒であり、見にくい。そうい
うわけでますますお金を払ってまで、本を買おうと思わない。

ひるがえって考えると、私自身もオンラインでお金を払う気にはなれない。と
いうことは、コンテンツでお金を取るのは、非常に難しいことではないかとい
うのが今の結論です。

紙の出版でも、現在は非常に厳しい状態にあります。現状でこれをオンライン
で行なうには、勇気と覚悟と忍耐力がなければできないでしょう。私たちも最
初から紙での出版を考えていたので、そこで何とか採算が合うのではないかと
希望を持って始めたのでしたが、紙に行き着く前に力が尽きたという感じです。

でも、4か月の苦闘は無駄にはなっていません。すごくいい仕組を考えていま
す。それは、またお話ししましょう。

↑すごくいい仕組み、ってなんだ? 忘れてしまった。気になるなー。


考え方の違いがあってお別れした十河進さんが、まだとっても仲良しだった頃
に書いてくれた、柴田論がこれだ。「WONDER-J」「月刊IP NET」についても触
れている。

・ひとことで言えば「変な人」
十河 進 デジクリ0755 2000/12/02
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20001202000000.html


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編集後記(02/01)

●映画評論ブログつくったよーと娘にメールしたら、しばらくして「ブログつ
くるなんて、のび太のくせになまいきだ」と返信が来た。

19年ぶりの日本人横綱が誕生した。横綱昇進が決まり、伝達式に臨んだ稀勢の
里は「横綱の名に恥じぬよう精進致します」と口上を述べた。これはよかった。
以下に、これまでの稀勢の里を編集後記でふりかえってみた(手抜きだー)。

・大相撲初場所が終わった。結局いつもと同じかい。昨日の中継でアナウンサ
ーが、稀勢の里は今日負け越しても東小結だから、他の力士の星取りによって
は西に回るだけで陥落しないかもしれない、と得意そうに説明したら、解説の
北の富士が、そんな縁起でもないこと言ってはいけない、と叱りつけた。支度
部屋で見ているかもしれない、と言われてアナウンサーは謝っていた。
(2007/01/22)

・稀勢の里がめでたく大関に昇進した。千秋楽にはぜひ勝って昇進を確定して
欲しいと思っていたが、なぜか琴奨菊と対戦する前に昇進が決まっていて、し
かも負けてしまったので複雑な気分だ。昇進伝達式での稀勢の里の口上が気に
なっていた。妙な四字熟語を発したら許さないぞ、というより恐れていた。
「大関の名を汚さぬよう精進します」とシンプル&ストレートだったのは、稀
勢の里の取り口と同様とてもいい。(2011/12/01)

・終わってみれば9勝6敗。毎場所2桁が責任の地位で、国産大関そろってこの
成績とはふがいない。「日の丸の分だけ重い二大関(松本律子)」という川柳
はうま過ぎる。それにしても、わたしの贔屓の稀勢の里、今場所はえらくハラ
ハラさせてくれた。いきなり2連敗とつまづき、11日目を終わった時点で6勝5
敗、残る4日間に2勝しなければ負け越し、わずか2場所でカド番を迎えてしま
う。その4日間は豊ノ島、白鵬、把瑠都、琴奨菊と強敵揃いだ。(2012/03/26)

・ここしばらく(正確には13日間)夕食時のビール(正確には第3の)がうま
いったらなかったが、その後(正確には2日間)は不味く感じて、さらにその
後はまた普通にうまいのであった。大相撲5月場所のせいだ。贔屓にしている
稀勢の里のせいだ。苦手の把瑠都、琴欧州、日馬富士に勝っているから、待
ちに待った初優勝は確実と思っていたのに……。(2013/05/28)

・「日本中 ムンクの叫び 綱の場所」という川柳。うまい! と言ってる場合
ではない大相撲一月場所であった。稀勢の里が綱取りの初日に負けたときは、
よし、これで緊張がとけたな、あとは連勝だ、と自分に言い聞かせ(自分が相
撲とるわけではないのに)、2敗したときは、よし、あとは連勝だ、3敗したと
きは、以下同文、てなことが続き、あまつさえ途中で負傷して、終わってみれ
ば来場所カド番とはあんまりではないか。チャンスになぜ勝てないのか、実力
は横綱と同等なのに。そこでよく言われるのが、稀勢の里のメンタル面の弱さ
だ。どうにかならんものか。(2014/01/30)           (柴田)


●写植屋じゃないもん。写植機触ったのは1回だけだもん。今はWebサイトの制
作全般。コンサル、SEOからデザイン、コーディング、運用まで幅広い。ポス
ター・ちらし・パンフレットもやってるよ。最近はのぼりとシールもやったよ。
実体のあるものは、完成品を見るとテンションが上がる。

悩んで悩んで作ったものの評判が良いとか聞くと嬉しい。悩んでいる間は胃腸
や体調が悪くなるし、家のことはほったらかしで、遊びも含め何も出来なくな
るし、怒りっぽくなる(笑)。

だけど、案を出した時に「うちの課のみんなが喜んでます」とか「ドンズバで
す。上司らの評判いいです」とか言われると苦労が報われる気がする。そうい
うフィードバックしてくれる人の仕事が好き(笑)。

仕事が立て込んでいる時以外は、新しいことを試してみたりする。やめろと言
われたら削除すりゃいいわ、というような余計なことをしてみる。お客さんが
ここに気づいてないから、こっちでフォローしておこう、とか。

気づいているのかいないのか、こっちのフォローに無反応な人だと、次はもう
フォローやめとこう、言われたことだけやっとこう、時間の無駄だったなぁと
思う。そういう人って、権限がなくてこちらではできないことをお願いしても、
結果を伝えてくれなかったりする。このタイプの人に手柄を横取りされること
は多い。続く。                     (hammer.mule)

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創刊日:2000-08-22  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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