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世界の新聞「101紙」の視点

発行日:1/23

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         【世界の新聞「101紙」の視点】

          〜2012年1月23日(月)〜


========================================================第1636号====
発行部数:6,458部(2012年1月18日現在)
まぐまぐ:5,243、メルマ:1,215
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☆Twitter ⇒ http://twitter.com/rewtoho
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ご無沙汰しております。
桐鳳柳雨(とうほうりゅうう)です。

当号が、本年初の配信となります。
一昨年までほぼ日刊ペースで配信しておりました弊誌ですが、1年ほど前から
諸般の事情により、不定期配信となってしまいました。

昨年後半には、配信間隔が半年も空いてしまうことも…。
相変わらず、メルマガ発行に時間を割く余裕のない毎日ではありますが、今年は
もう少し配信したいと考えております。

せっかく登録していただきながら、ほとんど何のお役にも立てていない現状を
大変心苦しく思っております。

そんな弊誌ではありますが、本年もどうかよろしくお願い致します。


さて、今回注目する記事は、
1月18日付「朝日新聞」『君が代判決 行き過ぎ処分に歯止め』
1月17日付「産経新聞」『国旗国歌判決 悪質違反は厳しく処分を』
1月21日付「赤旗」『「君が代」最高裁判決 断罪された 処分による強制』
以上、3社説(主張)です。

----------------------------------------------------------------------

「朝日」
『卒業式や入学式のシーズンを前に、最高裁から注目すべき判決が言い渡された。

 「式では日の丸に向かって立ち、君が代を歌うように」。そんな校長命令に
従わなかった東京都の教職員への処分が、妥当かどうかが争われた裁判だ。

 結論はこうだった。

 規律や秩序を保つために、戒告処分はやむをえない。それをこえて減給や
停職とするには、慎重な考慮が必要だ。式典を妨害したなどの事情がないのに、
命令違反をくり返したというだけで、こうした重い処分を科すのは違法である。

 日の丸・君が代は戦前の軍国主義と深い関係があり、その評価は一人ひとりの
歴史観や世界観に結びつく。

 最高裁は、昨年の判決で「起立や斉唱を命じても、憲法が保障する思想・
良心の自由に反しないが、間接的な制約となる面がある」と述べ、学校側に
抑制的な対応を求めた。今回の判決はその延長線上にある。

 私たちは、日の丸を掲げ、君が代を歌うことに反対しない。だが処分して
まで強制するのは行きすぎだと唱えてきた。

 その意味で、戒告が認められたことへの疑問は残るが、最高裁が減給・停職
という重大な不利益処分に歯止めをかけたことは、大きな意義がある。

 教育行政にかかわる人、なかでも橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会の
メンバーは、判決をじっくり読んでほしい。

 維新の会は大阪府と大阪市で「命令に2度違反で停職」「研修を受けたうえで
3度目の違反をしたら免職」という条例の制定を打ち出していた。

 違反に至った背景や個別の事情には目を向けず、機械的に処分を重くして
いくもので、今回の判決の趣旨に照らして違法になるのは明らかだ。

 さすがに橋下市長と松井一郎知事は見直す考えを示した。だがそれは、停職
処分とする前にも研修の機会を設けるという案で、問題の本質を理解した対応
とはとても言えない。

 選挙で圧勝した2人には、民意の支持という自信があるのだろう。もちろん
民意は大切だ。

 しかし、精神の自由に関する問題を、多数派の意向や思惑で押しきっては
ならない。それは歴史の教訓であり、近代民主主義を支える精神である。

 自分とは異なる意見の存在を受け止め、心の内にはむやみに踏み込まない。
そうした寛容な土壌のうえに、しなやかで、実は力強い社会が生まれる。

 判決の根底に流れるこの考えをしっかりと受け止めたい。』


「産経」
『最高裁で学校行事での国旗国歌をめぐる3件の判決が下された。国歌斉唱の
際、起立しなかった教師に対する東京都の処分を不当とした2審判決を破棄
するなど、大筋で妥当な判断である。しかし一方で、停職や減給を行き過ぎと
した一部判断には疑問が残る。

 3判決では、国旗国歌への指導や教師への職務命令について昨年5月以降の
最高裁判決を踏襲し、改めて合憲と判断した。そのうえで懲戒処分のうち最も
軽い「戒告」に問題はなく、昨年3月、教職員約170人への戒告処分の取り
消しを命じた2審・東京高裁判決を破棄し、処分を有効とした。当然である。

 ところが戒告よりも重い「停職」や「減給」などについては裁量権の逸脱を
一部認め、処分の取り消しを命じた。国旗の引き下ろしやゼッケンの着用、
文書配布といった積極的な妨害や抗議行動などがない場合、停職や減給処分
まで科すのは違法という判断だ。教育委員会に抑制的で慎重な対応を求めたと
いえる。

 だが、停職処分が取り消された教師は過去2年間で3回、不起立により処分
を受けている。積極的な妨害はしていないといっても、校長による再三の指導
や処分にも一向に耳を貸さず改めなかった。判決がこうした実態を踏まえなか
った点は残念だ。

指導を無視し続けた結果、処分が重くなっていったのは当然である。そもそも
卒業式など厳粛な式典の雰囲気を壊し、児童生徒に及ぼす悪影響を考えると、
停職1カ月の処分はむしろ妥当で、「公務員は身分が守られ過ぎている」と感じる
国民は多いだろう。

 大阪府では再三の職務命令にも従わない教職員について、処分を明確にする
条例が検討されている。処分に高いハードルを課す今回の最高裁判決によって、
条例化の作業自体が停滞する恐れもある。さらに各地の教育委員会が処分を
ためらい、見て見ぬふりをしている教育界の悪弊が一層強まることも危惧される。

 国旗や国歌を大切にするのは国民の素養だ。子供たちにも、きちんと教えな
ければならない。ところが学校では、長年にわたって国旗や国歌を政治闘争や
裁判闘争の道具とする教師勢力がおり、さまざまな弊害がもたらされてきた。
教育委員会には、さらなる毅然(きぜん)とした対応を求めたい。』


「赤旗」
『「君が代」斉唱の際、起立しなかった教員への重すぎる処分を違法とする判決
が16日、最高裁判所でありました。

 判決は東京都教育委員会による処分についてのものですが、全国的な意義を
もちます。「君が代」強制のルーツは戦前の教育です。その時代錯誤を見直し、
強制をやめていくことは、日本の教育の大切な課題です。

 都教委は入学式・卒業式での国歌斉唱の方法などを詳細に決め、学校に強制
してきました。そのための手段が違反者への重い処分です。不起立1回目で
戒告処分、2回目で10%の減給1カ月、3回目で同6カ月、4回目は停職
1カ月で教壇に立てなくなります。

 最高裁判決は、不起立は「個人の歴史観ないし世界観等に起因する」としま
した。この認識は、「君が代」「日の丸」が戦前、侵略戦争のシンボルとして
用いられてきたことから、それらに拒否感をもつ国民がいることを政府が認め
てきたこととも合致します。また不起立は「物理的に式次第の遂行を妨げる
ものではない」としました。

 判決は、毎年2回以上の式典のたびに処分となれば短期間で不利益が拡大
することを指摘し、減給処分を違法としました。戒告処分は違法とされません
でしたが、処分をエスカレートさせ、自らの信念に誠実に生きようとする先生
たちを追いつめるやり方に、歯止めをかけたものです。

 裁判官の一人は、体罰やセクハラ等に比べて処分が不自然に重い事実も指摘
しました。都教委は態度を改めなければなりません。

 東京と並んで問題になるのは、橋下徹大阪市長(前府知事)と「大阪維新の
会」がたくらみ、全国から反対の声があがっている大阪府の「教育基本条例案」
です。その中身は、1回目で戒告または減給、2回目で停職、3回目で免職と
違法とされた東京を上回ります。

 橋下市長は最高裁判決後、処分者に研修を行うことを理由に、東京とは
「条件が異なる」と居直りました。しかし研修を受けても起立がいやな場合は
「やめてもらう」と言うのですから、とても通用する話ではありません。条例
案の撤回をつよく求めます。

 判決は同時に、「君が代」強制そのものは合憲とする従来の枠をでませんでした。
それでも裁判官の1人は「強制は憲法19条(思想・良心の自由)に違反する
可能性がある」という立場から反対意見を提出しました。別の裁判官は「不起
立と処分の繰り返しは教育現場にふさわしくない」と「自由で闊達(かったつ)
な教育を切に望む」と補足意見を提出しました。

 ほんらい、入学式や卒業式は子どものためのものです。ところが国は学習
指導要領を盾に「君が代」「日の丸」強制を長期に続けてきました。心に残る式か
どうかはそっちのけで、起立斉唱したかどうかに血道をあげる行政や管理職。
どう考えてもゆがんでいます。

 教育の原点に返り、式のあり方は各学校で話し合って自由に決めるように
すべきです。仮に「国歌斉唱」を決めた場合も、個々人に強制できないことは
憲法上当然のルールです。最高裁判決を機会に、強制自体をなくすたたかいを
発展させることが重要です。』


----------------------------------------------------------------------

以上、他紙でも取り上げている話題ですが、その中から主要紙の中では左系・
右系と対照的な主張を展開する朝日・産経両紙と、日本共産党の機関紙・赤旗
に注目してみました。

結果的に、産経・赤旗が対極に位置し、その中間が朝日という構図になったで
しょうか。

この問題。
弊誌でも以前から何度も取り上げており、読者の方々の意見がぶつかりあう
など、関心の高い話題だと思います。

個人的には、朝日紙が『結論はこうだった』とする最高裁判決の、
『規律や秩序を保つために、戒告処分はやむをえない。それをこえて減給や
停職とするには、慎重な考慮が必要だ』
という一節が、妥当な落としどころではないかと考えます。


それでは、また。
あなたに素敵なことがいっぱいありますよう…。


☆====================================================================
【国内主要6紙リンク】
======================================================================

【朝日新聞】(トップ) http://www.asahi.com/
      (社説)  http://www.asahi.com/paper/editorial.html

【産経新聞】(トップ) http://sankei.jp.msn.com/
      (社説)http://sankei.jp.msn.com/column/topics/column-14593-t1.htm

【東京新聞】(トップ) http://www.tokyo-np.co.jp/
      (社説)  http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/

【日経新聞】(トップ) http://www.nikkei.com/
      (社説)  http://www.nikkei.com/news/editorial/

【毎日新聞】(トップ) http://mainichi.jp/
      (社説)  http://mainichi.jp/select/opinion/index.html

【読売新聞】(トップ) http://www.yomiuri.co.jp/index.htm
      (社説)  http://www.yomiuri.co.jp/editorial


☆====================================================================
【新聞コラム社説リンク】
======================================================================

国内主要紙・地方紙の社説・コラムへのリンク集です。
業界紙・英字紙にもアクセスできます。
http://www.ne.jp/asahi/sec/eto/NewsPaperLink.html


☆====================================================================
【国内政党機関紙の主張】
======================================================================

例えば、自民党なら「自由民主」、民主党なら「プレス民主」、など、各政党
からも機関紙を発行しております。

本来であれば、各政党の選挙用ではない日頃の主義主張を並列掲載し、支持
政党を決める際の参考の一つにしていただけたらと考えているのですが、今の
ところ社説のような記事を掲載し、かつタダでリンク可能な機関紙は限られて
いるようです。

もし下記記載以外にも、政党交付金助成レベルの他政党主張のリンク先(日刊
でなくとも)をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせ下さい。


「公明党」機関紙 【公明新聞】
http://www.komei.or.jp/news/

「日本共産党」機関紙 【赤旗】
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/html/column.html


☆====================================================================
【米中韓メディア“日本語版”リンク】
======================================================================

*一部記事が有料なものや、無料会員登録が必要なものもあります。

【アメリカ】
「ウォール・ストリート・ジャーナル」
      (トップ) http://jp.wsj.com/
      (社説)  http://jp.wsj.com/Opinions/Columns
「CNN」 http://www.cnn.co.jp/
「ブルームバーグ」 http://www.bloomberg.co.jp/

【中国】
「人民日報」(トップ) http://j.peopledaily.com.cn/home.html
      (評論)  http://j.peopledaily.com.cn/94709/index.html
「新華社新華網ニュース」 http://www.xinhua.jp/
「チャイナネット」 http://japanese.china.org.cn/
「大紀元」 http://www.epochtimes.jp/
「中国国際放送局」 http://japanese.cri.cn/

【韓国(三大紙)】
「中央日報」(トップ) http://japanese.joins.com/
      (社説)  http://japanese.joins.com/edi/leader.html
「朝鮮日報」(トップ) http://www.chosunonline.com/
      (社説)  http://www.chosunonline.com/editorial/
「東亜日報」(トップ) http://japan.donga.com/
      (社説)  http://japanese.donga.com/editorial/


☆====================================================================
【海外ニュース関係サイト】
======================================================================

【日本語で読む中東メディア】
最新と言ってもよい中東各紙の論調や記事を、日本語訳で読むことができます。
下記URLからリンクしていただき、サイト左側「条件検索」の「ジャンル」
内、「コラム」をチェックし検索しますと、社説の和訳文を読むことができます。
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/news_j.html

【世界の新聞は何を言っているか?】
「世界日報」さんのサイトです。
若干過去の記事ではありますが、米・英・仏・独・露・豪・中・韓・印・他
アジア諸国・中近東等の主要新聞論調の表題が、日本語でご覧いただけます。
(本文購読は有料のようですが、弊誌との利害関係は一切ありません)
http://www.worldtimes.co.jp/wtop/paper/main.html

【世界のビジネスニュース「通商弘報」】
日本貿易振興機構(ジェトロ)さんのサイトからのリンクです。
http://www.jetro.go.jp/biznews/

【ニュース海外トピックス】
「Yahoo」
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/
「livedoor」
http://news.livedoor.com/topics/archive/41/
「Infoseek楽天」
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/

【ニュースダイジェスト】
「英国」
http://www.news-digest.co.uk/news/index.php
「フランス」
http://www.newsdigest.fr/newsfr/index.php
「ドイツ」
http://www.newsdigest.de/newsde/index.php

【タイの地元新聞を読む】
http://thaina.seesaa.net/

【暗いニュースリンク】
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/

【シオンとの架け橋】(イスラエルニュース)
http://www.zion-jpn.or.jp/index.html


【その他、日本語による海外情報サイト】
「ロイター」 http://jp.reuters.com/
「U.S. FrontLine(アメリカ)」 http://www.usfl.com/
「羅府新報(ロサンゼルス)」 http://rafu.com/news/category/japanese/
「ハワイ報知」(音が出ます) http://www3.shizuokaonline.com/hawaii/
「ル・モンド・ディプロマティーク(フランス)」 http://www.diplo.jp/
「スペインニュース・コム」 http://www.spainnews.com/news/
「スイスインフォ」 http://www.swissinfo.ch/jpn/index.html
「ポートフォリオ・オランダ」 http://www.portfolio.nl/
「ポートフォリオ・ベルギー」 http://www.portfolio.nl/benews
「バチカン放送局」 http://www.radiovaticana.org/gia/index.asp
「JSN(ロシア経済情報ナビ)」 http://www.jsn.co.jp/
「25today(オーストラリア)」 http://top.25today.com/
「香港ポスト」 http://www.hkpost.com.hk/
「朝鮮新報(朝鮮総連機関紙)」 http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/
「まにら新聞(フィリピン)」 http://www.manila-shimbun.com/index.html
「バンコク週報(タイ)」 http://www.bangkokshuho.com/
「南国新聞(マレーシア)」 http://www.nangoku.com.my/
「星日報(シンガポール)」 http://www.shinnichi.com.sg/
「じゃかるた新聞(インドネシア)」 http://www.jakartashimbun.com/
「ベトナムニュース」 http://www.thewatch.com/
「カンボジアウォッチニュース」 http://www.cambodiawatch.net/cwnews/
「ブルネイ友好協会」 http://www.jbfa.or.jp/
「インド新聞」 http://indonews.jp/
「サンパウロ新聞(ブラジル)」 http://www.saopauloshimbun.com/index.php/


【Newseum「Today’s Front Pages」】(英語、及び現地語表記)
世界各国の新聞のトップページが、新聞紙のレイアウトそのままに閲覧できます。
その数なんと、50〜70カ国・500〜700紙。
日によって変動はありますが、よく毎日更新できるものです。
PDFで閲覧でき、拡大表示・印刷も可能です。
また、当該新聞サイトへのリンクも張られております。
http://www.newseum.org/todaysfrontpages/default.asp

【OpinionSource「Today’s Newsletters」】(英語表記)
米・英・中・中東・印など主要紙の、最新といってもよい社説が掲載されて
おります。
http://www.opinionsource.com/newsletter.jsp


*以下、テキストやウェブページをその場で翻訳できるサイトです。
 「Google翻訳」
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【「101紙」の論壇】
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掲示板を設けてあります。
論戦・反論大歓迎という方、または、そうしたやり取りを見てみたいという方。
常識・マナーをわきまえた上で、ぜひご利用下さい。
スレッドは自由に立てていただいて結構です。

掲示板の管理・運営に割く余裕があまりありませんので、基本的には放置状態
になってしまうことと思います。
ですので、先々の状況次第では閉鎖する可能性もありますことを、あらかじめ
ご了承下さい。

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【「101紙」アーカイブ】
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 ・弊誌ホームページのURL http://rew-toho.parallel.jp/
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