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やさしい【経済トレンド】

「経済の動きや気づきを、やさしく、深く、そしておもしろく。」をモットーに、身近な経済トレンド情報として、また投資先及び取引先のリスク管理に必要な企業分析に関することなども織り交ぜながらお届けします。経営・マネー戦略のご参考にどうぞ。

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やさしい【経済トレンド】

2005/11/02

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        ◆やさしい【経済トレンド】◆           
                                 
 「経済の動きや気づきを、やさしく、深く、そしておもしろく。」をモ
 ットーに、身近な経済トレンド情報として、また投資先及び取引先のリ
 スク管理に必要な企業分析に関することなども織り交ぜながらお届けし
 ます。経営・マネー戦略のご参考にどうぞ。

                  2005/11/02発行  第3号   
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■こんにちは。

 
■日銀の量的緩和解除が注目されています。消費者物価指数がプラスにな
 りそうだからということらしいのですが、この物価指数上昇は原油価格
 の上昇や金余り現象等による「悪性の物価上昇」と思うのだが・・。


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◎本題に入る前に、今号のポイントを
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○大手行が中小企業融資を強化している。これまでの不動産担保主義を改
 め、将来性なども含め自動審査で迅速な無担保ビジネスローンサービス
 を提供しているようだ。一方の中小企業の側も無担保で迅速な融資を受
 けるには、決算書の精度向上等の透明性が必要になってくるのではない
 か。

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■金融機関の収益性が改善してきている。
 経営統合などによるリストラ効果が出始め、不良債権処理もかなり進み、
 昨今の株式市場の好調も影響しているようだ。

■新聞の求人欄には融資経験者の中途採用の募集が目に付く。
 大手行は中小企業への融資を強化しているようだ。以前は無担保・無保
 証融資といえば、政府系金融機関の独壇場であったが、最近は大手行も
 取り扱うようになってきた。

■会社事務所や社長自宅を担保に借り入れし一度倒産すれば、経営者とし
 ての再起は難しくなる。
 借入れ限度額や期間を設定しない包括根保証となれば、本人のみならず
 家族を巻き込んだ形で最悪の事態を迎えることになる。

■日本における開業率が米国などに比べ低いのは、こうしたことが要因に
 なっているようだ。
 一度つまずいてしまうと、金銭のみならず精神的にも大きなダメージを
 受けてしまう。保証人になってくれた友人、関係者への思いもあり、最
 悪、自ら命を絶ってしまう人も多い。

■4月施行の改正民法では、包括根保証が無効とされるようになったが、
 これで少しでも自ら命を絶つ人が減り、事業再起者も増え、開業率が上
 がることを期待したい。

■国民生活金融公庫・中小企業公庫等、政府系金融機関の統合・民営化が
 検討されており、中小企業融資の官から民への動きが加速しそうだ。
 この動きに先がけて大手行はビジネス無担保ローンなどに注力し、迅速
 な中小融資を目指している。
 融資時の審査も以前は人手に頼っていたが、今はコンピュータによる自
 動審査で対応するため、数日間での迅速融資が可能になってきているよ
 うだ。

■自動審査ソフトを開発・提供する会社は、金融機関だけでなく、大手事
 業会社へも提供している。中小取引先の多い大手事業会社にとっても、
 売掛金等の与信審査にこの自動審査ソフトが活躍しているようだ。

■中小企業の場合、上場企業と異なり、決算内容は非公開の会社がほとん
 どだ。商法は官報などへ公告を求めているのだが。

■中小企業融資を難しくし、不動産担保に頼らざるを得ないのは、ひとつ
 には決算書の精度の問題があると思う。
 多くの中小企業は決算書をつくる場合、税務署、金融機関、許認可監督
 官庁(建設業の場合、毎期、都道府県に決算書を届けなければならな 
 い)等を意識する。この結果、税金はなるべく少なく、しかも赤字はダ
 メ、ということになり、最大公約的に「利益は申し訳程度に数十万〜数
 百万」ということになる。3年分の決算書を時系列にみると、この経理
 操作が明らかになる。なかには、売掛金や仕掛品が明らかに過大なもの
 もあり、粉飾されているのも結構あると思う。

■中小企業の多くは何らかの経理操作を行っているとみてまず間違いない。
 これが中小企業融資を難しくしている一要因になっているのではないか。

■こうしたこともあり、一部の大手行はTKC会員の税理士・会計士が会
 計参与となっている中小企業(決算書に信頼性が持てるということだと
 思う)への融資を強化するようだ。

■国際会計基準推進の観点からも、日本の中小企業はこれまでのやり方を
 改め、決算情報公開や透明性、そして決算書の精度向上を図るべきだと
 思う。
 経営が順風満帆なうちはこれまでのやり方で良いのだろうが、ひとたび
 苦境に陥った時に金融機関からの信用を得にくくなり、自分で自分の首
 を絞めてしまうことになりかねない。
 そして何よりも正しい数字を直視して経営することが中小会社自身のた
 めになるからだ。


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◆編集後記◆
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最近、簡単な漢字を度忘れしていることに気づき、愕然とする。どうして
こんな漢字が・・!
やはり、手書きをすることがめっきり少なくなったことが原因か?
一応、新聞とか雑誌・本類は読んでいるのだが、目で書くのと手で書くと
では大違いということなのだろう。
というわけで、最近、パソコンもマウスはなるべく使わず、キー操作でコ
ピーなどをするようにしています。
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 最後まで読んでいただきありがとうございました。ご登録いただき、末
 永くお付き合いいただければ幸いに存じます。

■発行者 Araki Office 担当 荒木

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創刊日:2005-11-01  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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