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スキなコト・キライなコト。又はどうでもいいコト

私のスキなコトやキライなコトを、映画や小説や音楽などの話題を絡めて紹介するメルマガです。基本的に、スキなコトばかりになりそうですが(笑)

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2006/01/31



    ☆★スキなコト・キライなコト。又はどうでもいいコト06.1.31発行★☆

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     メルマガのタイトル通り、私のスキなコトやらキライなコトやらを徒
     然なるままに綴っていくものです。どうぞ、ヨロシクお願いします。
               又、配信は不定期です。

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        vol.30『尾行ごっこをしてみました』

 ついこの前、原宿を歩いていたら人前もはばからずに矢鱈とイチャつくカップルを見かけた。抱き合ったりキスをしたりというのは、最近では見慣れつつある風景かもしれないけれど、そのカップルのは少しばかり強烈だった。女の子の手が彼氏さんのジーンズのお尻のところにすっぽり入っているのだ。それも信号が青に変わり歩き出すと、彼氏さんは自分で女の子の手をもっと奥に入れ込んでいた。
 今まで見たことがない種類の光景に、思わず私も見入ってしまった。東京は凄いところだ。なんのためにしているのか、寒さで凍える女の子の手を温める優しさだろうか。どちらにしても、恥ずかしくて私にはできないと思う。
 そこまでじっくりは見ていないけれど、一緒にいた人があとをつけたら面白そうだね、どこに行くんだろう、と言って笑った。

 この人と私は以前、尾行ごっこをしたことがある。静かに更けた或る夜、いくらかよろめいたカップルが居酒屋から吐き出されるように出てきた。そのふたりが最寄の駅に向かわないことに気付いた私達は、彼らがどこに向かうのか確かめたくなった。充分過ぎるほど暗闇が支配する世界で、仲の良い男女が行くところといえばひとつだけだと思ったのだ。
 ふたりに見つからぬ程度の距離をあけて静かに歩く。ふたりが角を曲がれば走り出し、見失わないようにした。探偵にでもなったつもりで、夜の小道を歩いた。
 結論から言えば、この尾行ごっこでの収穫はゼロである。カップルに気付かれていた気もする。二十分ほど歩いたふたりが入ったのは、先ほどの居酒屋から最も近い駅だった。休憩する場所が見つからず諦めたかもしれないし、単純に酔い覚めの散歩だったかもしれない。または変なふたりの尾行に気付き、からかっただけかもしれない。その理由は永遠の謎だけれど、駅の周りを半周しただけのこの尾行ごっこはとてもスリリングで楽しかった。映画のような冒険をしたように、私は思う。

 ちなみに原宿で尾行ごっこはしていない。できなかったと言った方が良いかもしれないけれど。カップルの歩く速さにどうしても追いつけず諦めたのだ。彼らがその後どこに向かい、どこまでお尻に手を入れて歩いたのか知りたかったなぁ。 
                                      <完>



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                                 発行人:ミュウ

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創刊日:2005-10-03  
最終発行日:  
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