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1歩ゆたかの、映画で感動しちゃいましょ!

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【1歩ゆたかの、映画で感動しちゃいましょ!】『海を飛ぶ夢(MAR ADENTRO(THE SEA INSIDE))』

2006/04/03

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1歩ゆたかの、映画で感動しちゃいましょ!2006年04月03日 
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お久しぶりです。
日本でも問題になっていますが、今日は尊厳死をテーマにしたスペインの映画。
この映画はアカデミー賞外国語映画賞に輝きました。
自殺はキリスト教では戒められています。
難しい問題です。

本文ここから 
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『海を飛ぶ夢(MAR ADENTRO(THE SEA INSIDE))』

アカデミー賞外国語映画賞
製作、監督、脚本、音楽、編集:アレハンドロ・アメナーバル
キャスト:ハビエル・バルデム、ペレン・ルエダ、ロラ・ドゥエニャス

ストーリー:
ラモン・サンペドロは首から下が全く動かない。
感覚すらない四肢麻痺患者。
ずっと寝たきりの人生を送ってきた。
あの時から・・・

1968年8月23日、日は燦燦と照りつけ、海は透明に近いライトブルーの青さだった。
波に反射する光が真夏の海を輝かせていた。

海に慣れていた青年ラモンは入り江から海に飛び込んだ。
海は引き波、深さが足りなかった。
彼は手から飛び込んだはいいが、深さの足りない海は彼の手、そして頭を海底に激しくぶつけた。
彼の頭は落下速度に耐え切れずに海底の砂に彼の首がつくかのように首をぐぎっと曲がった。

首の骨を折り、うつぶせのまま彼は波間に漂っていた。
気絶していたわけではなかった。
ただ起き上がれずに溺れかかっていたのだ。
しばらく波間に漂っていた彼の首を誰かが起こした。
ラモンは助けられた。

その時以来、彼は首から下が麻痺。
歩くことも立つことも手を動かすことも出来なかった。
彼は時々思った。
あの時、死んでいればと。
彼は願っていた。
生きるために死ぬことを。

彼の世話は彼の兄家族が面倒を見ていた。
尊厳死を願う彼は、テレビで報道され賛否両論が沸き起こった。
ロサもそんなテレビを見ていた一人だった。

彼女は二児の母。
夫とは離婚し、昼は工場の安月給でパートそしてラジオのパーソナリティーも努めていた。
彼女はテレビを見てラモンを尋ねてきた。
やがてラモンに惹かれていった。

彼の尊厳死をかけた戦いに一人の女弁護士が興味を持った。
彼女の名はフリア。
彼女は彼から四肢麻痺した経過から、彼の書いた詩まで裁判に向けて、彼をもっと知ろうとしていた。
そんな彼女とラモンは互いに惹かれていった。

フリアが海岸で散歩と聞けば、ラモンは意識を集中して窓から飛んだ。
もちろん、想像の中ではあるがラモンは自由に空を飛んだ。
想像から帰ってきてラモンとフリアが話しているとき、フリアが頭を抑えて倒れた。
ラモンは家族の者を呼んで叫ぶだけで、彼にはフリアを起こすどころか、フリアの方を見ることも出来なかった。

実はフリアがラモンの尊厳死を賭けた戦いに引かれた理由があった。
脳血管性痴呆症
彼女が2年前に医師による死の宣告を受けていた。
だからこそ、尊厳死に興味を抱きラモンのケースを弁護料なしにでも引き受けた。
フリアは入院し病院でリハビリをするためにラモンの弁護から離れた。

ラモンと同じ四肢麻痺の神父がラモンのテレビを見てやってきた。
ラモンに四肢が動かずとも、生きることの意味を説くためだった。
キリスト教においては自殺を戒めている。
神父としては当然の言葉だった。
彼は「ラモンの家族の愛が足りないからラモンが尊厳死を願うのだ。もっと愛を与えてやってくれ。」
と家族を非難した。
ラモンの家族は皆、ラモンを愛していた。
兄は、何度か死を願うラモンと言い争った。
献身的に尽くしてきた家族にとっては神父の愛が足りないといった非難はひどく傷つけられるものだった。

ラモンの裁判が開廷された。
ラモンは好きでなかった車椅子で裁判所まで出向いたにも関わらず、
ラモンには発言が認められなかった。
法廷の規則を変えることは出来なかった。
裁判の結果は、ラモンにとっては不服となる判決だった。
「死への願望は理解できるが、死を助けることは犯罪である。」

彼は決断した。
尊厳死を自分で実行することを。
小瓶に入った青酸カリ。
ラモンを命を絶つのに十分な量。

彼は死ぬ前に、無人のビデオをセットしてもらい語りかけた。
「私には生きることは権利ではなく義務でした。
28年4ヶ月待ちました。
法的に宗教的に尊厳死は認められませんでした。
協力者は誰と特定できないようにいろんな人に少しずつ役割を担ってもらっています。
協力者を罰するなら彼らの手を切り落とすしかありません。
彼らはただ手を貸しただけなのですから・・・」

言い終わると、彼はゆっくりと枕元のコップに入れられたストローに口を伸ばした。
ゆっくりと中の水を飲んだ。

彼は苦しむことはなかった。
体が熱いと一度いっただけで、彼は旅立って行った。

彼は空を飛んでいた。
意識を集中して想像の世界の中で海の上を飛んだように。
しかし、今度は想像の世界ではなく、実際に彼の魂は海の上を飛んでいた。
彼の顔は安らぎに優しく笑っているように見えた。

フリアの友達でもある女弁護士がラモンの手紙をフリアに届けた。
フリアにはラモンの名前も何も覚えていなかった。
ラモンの手紙には海を飛んでいるラモンの情景が、そしてフリアへの淡い思いが描かれていた。


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あとがき: 
ちょっとメルマガ発行期間を空けてしまいました。
尊厳死。
難しい問題ですね。
映画の中、「生きる自由と死ぬ自由は同じではない。」と言っています。
生きる自由と死ぬ自由とは、どう違うのでしょうか?
考えてみてください。
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創刊日:2005-09-20  
最終発行日:  
発行周期:毎週水  
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