文学

ヨーロッパ浪漫紀行

ガイドブックには載っていない内緒のヨーロッパをパパゲーノがご紹介します。

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ヨーロッパ浪漫紀行

2005/09/08

『ヴェニス』

我が家に1枚だけ油絵が飾ってあります。ヴェニスを描いたものを
ベニスの画商から購入したもので、有名な場所を描いたものじゃない
けれど、見るからにヴェニスらしい絵です。
 
サンマルコ広場から、少し西にある バウエル・グリュンワルト と
いうホテルに泊まり、そのホテルとサンマルコ広場の中間ぐらいに
画廊がありました。絵を買う気なんてなかった。

画廊の前を通る度に、その絵が呼び止める。
「ちょっと良く見てちょうだい」
振り切って通り過ぎるんだけど、何度目かのお誘いに、ついふらふら
と立ち寄ってしまい、購入する破目になりました。135万リラの
買い物でした。その日はボクの53回目の誕生日でした。
1987年6月1日だった。
 
思いがけず絵を買って、いったんホテルに持ち帰ってから、
サンマルコ広場に行き、映画「旅情」に出てくる、広く張り出した
野外カフェで、ゆったりとした気分でコーヒーを楽しみました。
 
Vaporetto と呼ばれている水上バスに乗って、リド島に
渡った。カジノに行くつもりでした。ヴェニス本土と違って緑が
濃く、自動車も走っている。こんど泊まるならリド島の方が良いなと
思いながら、歩いていると、つる薔薇に覆われた好い雰囲気の建物が
あり、その前庭に多くの人がテーブルを囲んで、グラス片手に談笑
しています。
あとで知ったことですが、Quattro Fontane という
著名なホテル・レストランでした。
 
立ち止まり、ここで食事が出来たらいいなと思っていたら、中から
出てきたボーイと目が合い、相手が目礼した。
「ここで食事が出来るかい」「ええ、もちろんです」
つる薔薇を背に用意してくれた席でシェリーを飲み、夕暮れてきた
ころ「どうぞご用意が出来ました」で屋内に案内されました。
 
民族衣装の若いウエイター、ウエイトレスが立ち働くレストランに
は、暖炉にも火があって実にステキな空間でした。鱸(すずき)を
メインデイッシュに、メニューの詳細は覚えてはいませんが、運ばれ
てくる料理はどれも美味しかった。
今までに一番良かったデイナーは?という質問を受けたら、ボクは
迷うことなく、リド島のあの Quattro Fontane と
答えます。
 
カジノはこの店と、道一つへだてた隣にありました。大勝ちは
出来なかったが14万リラを稼ぎ、夕食代の12万9千リラがタダに
なりました。
 
この時ヴェニスには5月31日に入り6月2日に去った。その間
「ヴェニス・サミット」が開催される用意らしきものは何もなかった
のに、ボク等が去った翌日から、急に取締りが厳重になり、宿泊制限
も行われたとは後で知ったことです。
  

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創刊日:2005-08-30  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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