文学

ヨーロッパ浪漫紀行

ガイドブックには載っていない内緒のヨーロッパをパパゲーノがご紹介します。

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ヨーロッパ浪漫紀行

2005/09/05

『コモ湖・ヴィラ・デステ』

この、珈琲があったシリーズに、ヨーロッパ各地の名ホテルがよく
登場します。ボクは食べたり飲んだりにあまり熱心でなく(熱心で
ない、というのは少しオカシイが、量的にもあまり食べられないし、
珍味の類に興味が無いし、酒飲みではないし、ようするに飲食には
あまりおカネをかけない)、その代わりといっちゃなんだけど、
ホテルだけは好い所に泊まりたい。これがボクの道楽といえば
道楽なんです。
 
イタリヤ北部にある三つの湖の中で、最も有名なのがコモ湖で、
CMにもよく使われています。たいていヴィラ・デステの庭からの
風景が撮られている。15世紀以来、多くの王侯貴族の館として
由緒ある建物が、世界的に有名なホテルとして現存している。
ホテル道楽のボクとしては、一度は泊まってみたいものです。
 
1994年8月25日、スイス領の Chiasso で列車を
降りて、タクシーで越境して行きました。ホテルに近づくカーブの
ところに、大きくアンダンテと標識があり、交通標識にも音楽用語が
使われるなんて、流石イタリヤと妙に感心しました。
 
案内されたのは、主寝室の他に小部屋のついた(スイートとは言い
がたいが)ファミリー用と称する部屋だった。湖とは逆に玄関の
方に向いている。これでは「湖畔の宿」を取った意味がないので、
部屋を変えてもらおうとフロントに交渉した。
 
返事を聞いて驚いた。湖側の部屋はすべてスイートで、それも
何ヶ月も前から予約されているとのこと。ヴィラ・デステは今日も
なお王侯貴族のために存在しているのです。
ボクのような庶民が紛れこんだら、裏部屋に回されるか、かつては
従者のための建物であった別館に連れて行かれる。事実ここでの
三日間の滞在を通じて、泊まり合わせた日本人客の全員が別館の
客でした。
 
コモ市まで行くモーターボートがあり、片道料金が6万リラ
(4,200円見当)。
イタリヤに来ると通貨の桁が大きすぎて、とまどうこと甚だしいが
1万リラ=700円と覚えてしまえばOK.
昨日までいたスイスは物価が高く、キオスクで買うコーラが
5フランもしたが、コモでは1缶¥100見当で日本と同じぐらい。
バナナ1キロが3千リラで¥200。
 
夕暮れのヴィラ・デステに帰ってくると、テラスではピアノが
演奏され、湖サイドの各部屋のヴェランダには、着飾った貴族?
たちが妍を競っていました。
このホテルに着いてすぐ昼食を摂り、それが結構重かったので、
ボクはもう晩飯が入らない。日本から持参の塩えんどうでビール、
それで充分。
 
湖畔に出ると Cafe 営業中でカプチーノを飲む。夜空は満天の
星がきらめいていて、西洋に星座の発想が生まれて当然のように
思えてくる。

ヴィラ・デステなんか泊まる必要はない。レストランを予約して
料理だけ食べにくれば充分。庭園の湖の傍のカフェ利用だけでも
良いかも知れない。

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創刊日:2005-08-30  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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