国際情勢

IOM国際移住機関 “Migration”

IOMは世界的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です。IOMが世界各地で実施している、人身取引対策や人道復興支援などの活動紹介を現地からのレポートを織り交ぜてお送りします。

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【IOMニュース】災害から3ヵ月〜フィリピン、インドネシア〜、「PURAL+」ユース映像フェスティバル

2009/12/25

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  【1】 IOMプレス・ブリーフィング・ノート日本語版
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↓ウェブ記事はこちら↓
(1)http://www.iomjapan.org/news/press_208.cfm
(2)http://www.iomjapan.org/news/press_209.cfm
 
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■ (1)災害から3ヵ月〜フィリピン、インドネシア〜 ■
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IOMは世界各地で自然災害によって引き起こされる人の移動(非自発的移住)に対応する支援活動を実施しています。初期の緊急フェースでは、避難民の登録、援助物資の輸送や避難民の移送、医療機関への患者の移送、仮設住居の提供などが活動の中心です。復興への移行期には、避難民の帰還と生計手段の回復を中心に、紛争や災害の影響を受けた地域の再生と安定を支援します。また、IOMは機関間常設委員会(IASC)で定められた国連クラスター・アプローチ(国際機関等の支援調整メカニズム)により、自然災害時には避難キャンプ運営の主導・調整役を担っています。
 
■ 災害から3ヵ月 〜フィリピン台風被害〜 ■
 
フィリピンの首都マニラがあるルソン島は、9月末からわずか6週間の間に5回も台風被害に見舞われました。フィリピン国家災害調整委員会によると、9月26日に上陸した台風16号と、その1週間後に上陸した10月3日の台風17号だけでも、600万人が被害を受け、約35万人が洪水によって自宅からの避難を余儀なくされました。さらにラグーナ州北部では土砂災害により500名以上の命が失われました。
 
IOMは、国連中央緊急対応基金(CERF)、欧州委員会(ECHO)、米国国際開発庁(OFDA)から合計約225万米ドルの援助を受け、最も甚大な被害を受けたラグーナ州と首都圏マニラのモンテンルパ市において、プロジェクトを実行しています。この支援により、IOMは地元政府と連携し、6万1千家族に避難所、仮設住宅、救援物資を提供しています。
 
また、IOMは公設国際貢献大学校(岡山県新見市)が行う「ももたろう国際救援シャトル支援」の一環として、岡山県から携帯用貯水タンク給水容器340個の提供を受けました。綿密なニーズ調査に基づき、給水容器はラグーナ州マビタック(Mabitac)市にある8つのバランゲイ(フィリピンでの最小行政区)に住む300家族に配布され、生活の再建に役立っています。
 
■ 災害から3ヵ月 〜スマトラ島西部パダン沖地震〜 ■
 
9月30日にインドネシアのスマトラ島を襲った地震により、西スマトラ州の州都パダン近郊では1,100名が死亡し、20万世帯以上が影響を受けました。病院や学校、公共施設なども破損し、地元経済にも深刻な影響を及ぼしています。IOMはこれまでに国連中央緊急対応基金(CERF)、欧州委員会(ECHO)、ブラジル政府より資金提供を受け、復興支援活動を展開しています。
 
IOMはこれまでに3500世帯に対し、緊急シェルターを建設するための工具を配布したほか、現地で救援活動にあたる128団体に救援物資の輸送サービスを無料で提供し、食糧や医薬品、シェルター用資材など合計5,186トンにもおよぶ救援物資を被災者に届けました。
 
保健衛生分野でも様々な活動を行っています。治療を受けた負傷者の帰宅支援のほか、共有のトイレ、シャワー、洗濯場、貯水施設を配備した衛生施設を250箇所に設置し、25,000名の衛生環境の整備を行いました。また、IOMは国連クラスター・アプローチにおいて、インドネシアでは精神保健医療福祉(mental and psychosocial health services)分野の調整役を行っています。IOMはインドネシア保健省とともに、被災者のインタビュー調査を行い、被災者の心のリハビリにあたっています。
 
■ IOMの自然災害被災者支援 ■
 
<ミャンマーサイクロン被災者支援>
IOMはミャンマーにおいて、2008年5月に大きな被害をもたらしたサイクロン・ナルギスの被災者のために、復興支援事業を多数行っています。その一環として、IOMは日本政府からの援助を受け、被災者に対する住宅再建支援を行ったほか、兵庫県からの寄付により、被害が特に大きかった地域の保健センターの再建と整備を行っています。
↓支援の概要はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_144.cfm
 
<パキスタン地震被災者支援>
IOMは2005年10月の地震の被害を受けたパキスタンにおいて、緊急シェルターの提供、援助物資の輸送・配布、医療を中心とした支援を災害直後より実施したほか、被災した女性や子どもたちが犠牲にならないように、人身取引対策の活動も行いました。
↓支援の概要はこちら↓
http://www.iomjapan.org/act/pakistan.cfm
 
<スマトラ沖地震・津波被災者支援>
IOMは2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震及び津波の際も、インドネシアとスリランカにおいて、災害の直後から迅速に支援活動を展開しました。災害発生から5年が経つ現在も、引き続き、現地で被災者の支援にあたっています。
↓支援の概要はこちら↓
http://www.iomjapan.org/act/tsunami.cfm
 
 
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■(2)「PURAL+」人の移動とアイデンティティに関するユース映像フェスティバル ■
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国際移民の日である12月18日、国連の「文明の同盟」(Alliance of Civilizations: AoC)およびIOMが共催するユース(青少年)映像フェスティバルにおいて、今年の優秀作品が発表された。
 
同映像フェスティバルは人の移動、アイデンティティおよび多様性をテーマとして開催され、ユースがそれぞれのコミュニティで向き合う社会統合、社会参加、アイデンティティ、多様性、人権等の課題を、世界に向けて発信する場を提供する。
 
今年は36カ国から150作品を超える応募があり、社会活動家や映画監督、各地の国際映画祭のディレクター等から構成された審査委員会により、下記の作品が最優秀作品として選ばれた。ニューヨークにて開催された授賞式では、赤阪国連広報担当事務次長による冒頭の挨拶が述べられた。
 
<9-12歳部門>
『Warda』 (5分、2008年、ベルギー/パレスチナ)
作者:Arab Educational Institute(エルサレム)に通うパレスチナ出身の子どもたち、Louise-Marie Colon、Delphine Hermans
内容:ワルダは毎日、おばあさんの家に食べ物を届けているが、ある日、通り道に巨大な壁が現れ・・・。
 
<13-17歳部門>
『Who am I?』 (4:52分、2009年、韓国)
作者:Youngmin Kim
内容:韓国人の父親とウズベキスタン人の母親を持つ主人公のユリ。ユリと母親が韓国社会で向き合う困難を描くクレイアニメ作品。
 
<18-25歳部門>
『Something to Exchange: a dialogue between old and new migrants』
(4:58分、2009年、イタリア)
作者:Veronica Owusu Kyei、Janira Incio Noe、Laura Bevione、Vesna Scepanovic、Gabriella Bordin、Francesca Portalupi、 Chaimaa Zouine
内容:ガーナ、モロッコ、ペルーから親とともにイタリアのとある街に移住した女の子たちと、街に昔から住んでいる高齢者との心の交流記録。
 
AoCおよびIOMのイニシアティブに基づく「PLURAL+」は、アナ・リンド財団、ヨルダン王立映画委員会、ユネスコ、その他16団体からの協力を得て、開催が実現した。
 
↓優秀作品全18作はユネスコのウェブサイトにて公開中↓
http://www.unaoc.org/pluralplus/  
 
↓PLURAL+公式ウェブサイト↓
http://www.unaoc.org/pluralplus/
 
 
 
 
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  【2】IOM メディア掲載情報
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<取材協力>
朝日新聞 2009年12月20日朝刊
「日本語学校 国費でスタート〜不況でブラジル人学校閉鎖相次ぐ」
*定住外国人の子どもの就学支援「架け橋教室」事業が紹介されています。

 
 
 
☆‥…・☆‥…人身取引ポスター展のご案内(12/2-1/6)・…‥☆・・…‥☆ 
 
IOMが世界各地で実施した人身取引啓発キャンペーンのポスターがひょうご国際プラザにて展示されます。IOMの人身取引対策について知る貴重な展覧会です。神戸近郊にお住まいの方はぜひお立ち寄りください。
 
会期:2009年12月2日(水)〜 2010年1月6日(水)(日曜・祝日は除く)
   ※ただし、12月29日(火)〜1月3日(日)は休館
時間:9時〜20時 (土曜は17時まで)
入場料:無料
会場:ひょうご国際プラザ  交流ギャラリー
   神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号(国際健康開発センター2F)
主催:日本国際連合協会兵庫県本部(財)兵庫県国際交流協会
協力:国際移住機関(IOM)
URL:http://www.hyogo-ip.or.jp/nlist/news2009/12/
 
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☆‥…・☆‥…・IOM駐日事務所からのご案内・・…‥☆・・…‥☆
 
【IOM活動紹介ビデオ】
↓英語字幕↓
http://multimedia.iom.int/official_video/iom_official_video.html
 
【IOM機関誌 "Migration" 2009年秋号発行】
特集「気候変動と移住」
経済危機と移住、ネパール難民キャンプにおける第三国定住支援、スリランカ国内避難民支援 等
↓英文PDFはこちら↓
http://www.iomjapan.org/archives/migration_autumn_09.pdf
↓バックナンバー一覧↓
http://www.iomjapan.org/archives/iomhq.cfm
 
【ディスカバー・ニッケイ -日系人のためのコミュニティ・ウェブサイト-】
日系人のアイデンティティ、歴史、体験をテーマとした、コミュニティ・ウェブサイト。オンラインスペースを通して、日系人の多様な体験、文化、歴史などをお互いにシェアしあい、見聞を広め、互いにつながりを深めることを目的とします。 日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語の4カ国語で利用が可能です。
 
↓詳細はこちら(全米日系人博物館運営)↓
http://www.discovernikkei.org/ja/
 
【人身取引被害者のためのIOMハンドブック】
日本語版が日本政府の支援により発行されました。この冊子は、これまでのIOMの経験を要約・体系化し、人身取引被害者を支援する様々な団体とこれまでの経験を共有する目的で作成されました。包括的な被害者保護と支援に関する実務者向けの指針を提供しています。
 
↓詳細はこちら↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_012.cfm
 
【IOMオンライン・ブックストア】
英語、スペイン語、フランス語の450タイトルが注文できます。米ドルかユーロの通貨を選んでクレジット決済が可能。
ご注文いただく書籍の他にも、無料でダウンロードができる出版物も多数用意しています。
http://publications.iom.int/bookstore/
 
【多文化情報誌"Immigrants"(イミグランツ)創刊】
日本の人口が減少する中で、どのように在日外国人との共生をめざすかを考え、日本人と外国人の交流の輪を広げるために、多文化情報誌「Immigrants(イミグランツ)」が創刊されました。創刊号には、中山暁雄IOM駐日代表も「移民とニッポン〜国際移住機関(IOM)の視点から〜」と題して寄稿をしています。
 
↓詳細はこちら(株式会社 移民情報機構ウェブサイト)↓
http://www.imin.co.jp/
 
【2008年版 世界移住報告書 -World Migration Report】
今回の報告はとりわけ「労働移動」をテーマとしています。
↓World Migration Reportの概要・ダウンロード(英文PDF)はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_163.cfm
 
【人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」ワークショップ教材に最適】
主に東南アジア地域で、若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されているアニメーションです。
 
↓ハイライトシーンや日本語版DVDの入手方法など詳細はこちら↓
http://www.iomjapan.org/dream/index.cfm
 
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