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政治ジャーナリスト・花岡信昭が独自の視点で激動の政治を分析・考察します。ときにあちこち飛びます。

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花岡信昭メールマガジン669号

発行日:1/8

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★★花岡信昭メールマガジン★★669号[2009・1・8]
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<<「坂本発言」、野党の格好の攻撃材料に>>

 <民主、共産、社民、国民新の野党4党の国対委員長は7日、国会内で会談し、坂本哲志総務政務官が東京・日比谷公園の「年越し派遣村」で、「本当にまじめに働こうとしている人たちか」と発言し、陳謝・撤回した問題について、衆院予算委員会の審議を通し、坂本氏の解任を政府に要求する方針で一致した。>
 
 以上、産経のネット配信記事。
 
 
 本音と建前が交錯するのが政治だ。坂本氏はうっかりと本音を口にしてしまった。
 
 陳謝・撤回したのだから、もういいではないか、というのは一般の世間の感覚だが、政治の現場ではそういうわけにはいかない。野党としては「まことにおいしい話」が飛び込んできてくれたのだ。
 
 これによって、予算委員会での格好の攻撃材料ができた。政府与党とすれば、引っ張れるだけ引っ張って、最終的には坂本氏の辞任で収拾することにすればいい。おそらくはそういう流れになるだろう。
 
 もっといってしまえば、この問題で時間を使うことで、本筋の議論をしなくてすむことになる。野党側としても「定額給付金を切り離せ」といった主張しか展開できないのが実情だ。
 
 100年に1度の経済危機をどう乗り切るか。野党にこれだという妙案があるわけではない。あれば、すでに政府与党側が取り込んでいる。
 
 その時点になると、坂本氏は「国会運営に迷惑をかけた」という別次元の釈明ができることになる。うっかり発言はどこかへ飛んでしまう。
 
 派遣村の「うさんくささ」は、あちこちから伝えられている。裏側に左派系のプロが存在するのは間違いない。「しんぶん赤旗」の丁寧なフォローぶりを見ても、実態がよくわかる。
 
 何度も書くが、本当に困っている人たちには、行政が救済する手段がある。生活保護制度も完備されている。
 
 「まじめに働きたいという人たちばかりなのだろうか」という坂本氏の当初の発言は、政治家としてはいただけないのは確かだが、本質をついている。
 
 そこはそれ、さはさりながら・・・というのが政治だ。メディアが大々的に扱い、派遣切りの実態をこれぞとばかりに報じているのだから、「全力をあげて対応をはかる」と言明しなくては、政治の責任放棄となってしまう。
 
 多少、おかしなところがあっても、救済措置を取らなくてはいけない。政治というのはそういう世界だ。「1+1=2」とはいかないのが政治だ。
 
 麻生首相が派遣村に乗り込んで、車座になって話をすればいい。この映像だけで、麻生首相のイメージが多少は好転するはずだ。それもまた、政治の現実だ。
 
 定額給付金については、いま思えば、「3ヶ月か半年限定の金券」を全国民に一律支給すればよかった。どうせばらまき批判はついてまわるのだ。
 
 2兆円を全人口で割れば1万6000円ぐらいになる。子どもと高齢者に上乗せしたり、所得制限などはしないほうがよかった。
 
 事務的にもかなり楽になるし、消費刺激効果が一度に出る。麻生首相も堂々と受け取って、高級ホテルのバーに行く回数を増やせばいい。その分、消費を刺激することになる。
 
 
 
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<<読者から>>

★いつも楽しく拝読しております。
坂本発言について、批判の声ばかりが届いているとのことでしたので僭越ですが下記のブログを紹介します。
http://koramu2.blog59.fc2.com/blog-entry-322.html

ジャーナリストの方に2ch由来の記事をご紹介するのも…と躊躇したのですが、このブログで初めて内情の情報を読んだので。

記事には、件の派遣村について、派遣村に参加していた田中康夫氏がTBSラジオでその内情について暴露したという情報が掲載されており真偽は不明ですが真実であれば、坂本発言の懸念は真実の一端だということですね。
つまり、「本当に真面目に働こうとしている人たち」とともに「政治闘争に利用しようとする人たち」がいるという意味で。与太話でしたら、すみません。

派遣村ニュースについて、政治闘争のにおいは大手メディアの報道を見ていても感じておりましたので、坂本発言については、「派遣労働者は働く気がない」という意味ではなく「政治利用している人が含まれている」という主旨だと受け取っていました。(はるさん)

[花岡コメント]
 情報、ありがとうございます。まさにそこが今回の一件の本質ですね。




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 主催     台湾独立建国連盟日本本部
 問い合わせ  03−3359−8475


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 拓殖大学大学院(東京・茗荷谷)に4月から地方政治行政研究科が新設されることになりました。小生、専任教授として就任予定です。「地方の時代」を担う人材育成、スキルアップを目的とし、一般学生のほか、社会人(現役の地方議員、自治体公務員、政治家秘書など地方政治行政に関心のある方ならだれでも)を対象とします。講義は平日夜間、ゼミが土曜昼の設定。入試は、あと2回行われる予定。詳細はこちらを。
http://www.takushoku-u.ac.jp/graduate/local_govt/index.html
☆大学卒でなくても、この大学院を受けられる資格付与システム(書類審査)があります。
☆お問い合わせは大学院事務課(電話03−3947−7854)へ。もしくはこのメルマガに返信していただければ、小生のもとに届きます。

【お知らせ】
<<産経新聞コラム>>
 花岡のコラム『政論探求』は原則火曜付ですが、紙面の都合でときどき水曜付に。
<<SAFETY JAPAN>>(日経BP社サイト)
<http://www.nikkeibp.co.jp/sj/>
花岡のコラム『我々の国家はどこに向かっているのか』連載中。毎週木曜更新。
<<Janet>>
 時事通信サイトJanetの花岡コラム『官邸ウオッチ・風測計』。月末に更新。
<http://janet.jw.jiji.com/apps/do/auth/login.html>

<<そのほか花岡の拙稿など>>
★正論(産経新聞社)2月号・1月号 「総力特集 田母神問題の本質」
★Voice(PHP)11月号 「決戦!総選挙」
★MAMOR(扶桑社)12月号 「だから、日本は補給支援活動をやめるわけにはいかない!」
★激論ムック(オークラ出版) 「反日マスコミの真実2009」「田母神論文問題」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/477551315X
★史(新しい歴史教科書をつくる会 電話03−5800−8552)1月号 「田母神論文が浮き彫りにした日本の病弊」
★JAPAN TAIWAN(日華文化協会)161号 「拓大の新大学院をご存じですか」
★リベラルタイム11月号 「ばらまきの民主党は第2の自民党」
★政経往来11月号 「『麻生vs小沢』歴史的決戦へ」
★時事評論(北潮社・658号) 「『田母神論文』が突き付けたもの」
★コメントライナー(時事通信)1月5日号 「首相、強行突破へ」
★季刊・現代警察(啓正社)122号 「セレクト情報・国内政治・『麻生vs小沢』の歴史的決戦へ」
★日本国際フォーラム東アジア共同体評議会 政策掲示板・百家争鳴
http://www.ceac.jp/cgi/m-bbs/index.php?title=&form[no]=840

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  1. >何度も書くが、本当に困っている人たちには、行政が救済する手段がある。生活保護制度も完備されている。

    失業者に生活保護を与えるだけでは、今回の一件の本質的な解決にはならない。
    今の派遣制度に問題がないかどうか、政治的な議論が必要だ

     2009/1/12

  2. 此れも政治・あれも政治・どれも政治・メルマガも、教授も、何もかも・・・?。

     2009/1/8

  3. 花岡さんの記事も結構ですが、読者のはるさんの情報も良かったです。こういうことたくさん教えて下さい。(ことこ)

     2009/1/8

  4. 田中康夫氏がTBSラジオで何を発言したかは「アクセス特集・田中康夫」で検索しダウンロードすれば聞くことができます。

    ぽこ 2009/1/8

  5. 坂本発言の不謹慎と、派遣村に存在する左翼プロの話は別次元で論じるべきだ。

     2009/1/8

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拓殖大学大学院教授、ジャーナリスト花岡信昭(元産経新聞論説副委員長、日本の新聞社で戦後生まれの政治部長第1号)が現代政治、メディア、世相などを独自の視点で分析・解読、この国のありようをさぐる。ときに、あちこち飛びはねます。

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