法律

覚える!重要判例のツボ

司法試験、その他の法律系資格を勉強されている方に最適!重要判例の言い回しを穴埋め形式でおくります。
毎回新しい判例を掲載しますが、1つの判例は連続5回掲載されますので、読むだけで繰り返し学習となり、記憶する手助けになります。

全て表示する >

覚える!重要判例のツボ vol.8

2005/06/24

***おしらせ***

ホームページ更新情報
6.19 : 判例ナビのページ。判例追加しました
6.11 : 判例ナビのページ。判例追加、レイアウト見直し
6.5 : ブログを移転しました。古いほうも当分残してます。
         詳しくは下記参照
6.4 : 判例ナビのページに今回掲載分の判例までアップしました。
        復習または暇つぶしにどうぞ
6.2 : BBSにとりあえず「足あと」を残していただけるようになりました。
よろしかったらトップページの「とりあえず書いとくべきですよ?」からどう
ぞ!
Exercise! 重要判例 http://www.flip365.net/law
管理人の新オープンBlog「SIDE_FLIP」はこちら
                    http://www.flip365.net/blog
管理人の旧Blog「FLIP?YES,FLIP!」はこちら
                      http://blog.drecom.jp/flip/




*********************--------------------------*********************
                       覚える! 重要判例のツボ
                               憲法編
-----------------------______________________-----------------------
                                                  vol.8
                *誤字・脱字、おそらくあります
                *判例の文言は一部を抜粋したものです
                *六法引きながら勉強しましょう
    六法が手元にない方はhttp://list.room.ne.jp/~lawtext/1946C.html


こんにちは。FLIPです。
発行したものを自分で見てみると、まだまだ見にくい、というかわかりにくい
ところが目立ちます。徐々に修正できればと思っています。

ところで現在判例の事案をごくごく簡単に冒頭に書くようにしているのですが、
事案の独自性が判決に影響を与えていたり、議論する際のキーポイントになっ
ている場合もあるので、こんなに簡単にまとめちゃっていいのかな?と悩みな
がらかいてます。

もともと、このメルマガは判例の言い回しの中で重要なものをピックアップし
て覚えていくことを目的としていますので、その判例の本質的な問題に触れる
ことはできません。読者の皆さんは、このメルマガの判例を見て、改めて疑問
に思った点や、興味を引く部分があれば、迷わず自分で勉強しなおすか、もし
くはHPのフォーラムにでも書き込んでください。(まだHPは未完成で使い
づらいですが)

少しでもお役に立つことを願っています。

では、今回も最初から最後まで読んでくださいね〜







問1 : 掲載5回目
総論 外国人の人権
4 指紋押捺制度の合憲性
    最高裁 平成7年12月15日 百選 1-4

「指紋は・・・性質上万人不同性、終生不変性を持つので、採取された指紋の
利用方法しだいでは個人の(    1    )あるいは(    2    )が侵害される
危険性があ」り「指紋の押捺制度は、国民の私生活上の自由と密接な関連を持
つ」


憲法(   3   )条によって、「個人の私生活上の自由の1つとして、何人も
みだりに指紋の押捺を強制されない自由を有するものと言うべき」


「右の自由の保障はわが国に在留する外国人にも等しく及ぶと解される」
しかしながら、右の自由も
「公共の福祉のため必要がある場合には相当の制限を受ける」


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
何段階かの改正を経て、1999年に指紋押捺制度は廃止された

***コメント*****************
確かに強制的な指紋押捺というのは、日本に限らず犯罪者を連想させるもので
あると思うので、これが廃止されたというのは納得です。
ただ、最近のように外国人の犯罪が増加している、と言った報道が頻繁になさ
れるようになると、また外人登録制度を厳しくする方向の議論も起こりそうな
気がしてなりません。外国人がらみの残忍な事件などが今後も起こるようだと
危険です。このような問題は、単に日本人と外国人、という枠で考えるのでは
なく、外国人にも完全に日本に定住している立場の人もいれば、数年滞在予定
の人もいる(留学生なんかもそうですよね)し、もちろん短期間の一時滞在の
人もいることをもっと実質的にとらえて、制度を考えないといけないでしょう
ね。
たとえば家族ぐるみで生まれも育ちも日本ですっていう人なら、(多少の不便
はあっても)日本国民以上に管理を厳しくしなければならない理由はないと思
いますし、同等の管理であれば戸籍制度になぞらえたものを制定するのは難し
いことではないと思います。ん?難しいのかな?あまり突っ込んだ知識がない
ので、へんなこと言ってたらすみません。
1ついえるのは、日本人、外国人に関わりなく、犯罪や、その他の緊急性のあ
る事態の時には、指紋はもちろん、個人のいろんな情報を国が押さえているほ
うが役には立つが、それは住民が自分の自由をその分失うことと表裏一体であ
るということ。
最近の日本は安全のため!便利だから!という大義の下でどんどんそのような
自由が失われていく傾向にある、と思うのは私だけでしょうか。


----------------------------------------------------------------------




問2 掲載4回目
総論 外国人の人権
5 外国人の公務就任権
    東京高裁 平成9年11月26日 百選 1-6
>>>東京都の保健婦であった韓国籍の特別永住者が日本国籍を有しないことを

>>>由として、課長級への管理職選考試験の受験を拒否された

「憲法は、国民主権の原理を国家統治の基本原則として採用して」おり、
「わが国の統治作用の根本に関わる職務に従事する公務員は日本国民をもって
充てられるべきことを要請している。」

国の公務員はその職務内容によって

1 「国の統治作用である立法、行政、司法の権限を(    1    )公務員」

→ 「・・・(    2    )もってしても、外国人がこれに就任することを認め
ることは、国民主権の原理に反するものとして、憲法上許されない」

2 「公権力を行使し、または公の意思の形成に参画することによって(    3 
   )公務員」

→ 「・・・外国人に就任を認めることが許されないものと外国人に就任を認
めて差し支えのないものとを区別する必要がある」

3 「上司の命を受けて行う(    4    )事務またはもっぱら(    5    )に
従事する公務員」

→ 「外国人がこれに就任しても、国民主権の原理に反する恐れはほとんどな
い」

        とに大別することができる。
          このことは地方公務員についても「原則的に妥当する」

----------------------------------------------------------------------
問1 の解答

1 私生活
2 プライバシー
3 13


----------------------------------------------------------------------




問3 掲載3回目
総論 外国人の人権
6 外国人の社会保障_塩見訴訟
    最高裁 平成元年3月2日 百選 1-7
>>>日本で生まれた定住外国人(韓国籍)が国民年金法に基づく障害福祉年金
>>>受給権を否定された

「(    1    )はその支給対象者の決定について、もともと広範な(    2  
  )を有して」おり、「社会保障上の施策において在留外国人をどのように処
遇するかについては、国は(    3    )の存しない限り、・・・その政治的
判断によりこれを決定することができるのであり、その限られた財源の下で福
祉的給付を行うにあたり、自国民を在留外国人より優先的に扱うことも、許さ
れるべきことと解さ
れる」


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
現在はこのへんの制度は大分変わっています。
ただし、受給権のなかった時代に障害者となった人には引き続き受給が認めら
れていない、などの問題があり、現在も訴訟が行われているようです。


***コメント*****************
この上記のポイントだけを見れば、そんなにおかしくはないと思うんです。
今はそれなりに国が裕福だからそんな差別しなくても、と思えなくもないけれ
ど、いざとなったら最終的に自国民を優先することはやむをえないと思います。
ただ、日本で生まれ、日本で育っている外国人の方が多いわが国です。そのよ
うな方まで単純に「外国人」の枠に入れてはいけないでしょう。もっとも、国
もそれなりに区別を設けています。
結局問題の焦点は、上で述べたような在日定住外国人の方と日本国民との間に、
政治的権利はともかく、生活に直接関連する社会権の問題などで違いを設ける
必要が、そもそも本当にあるんだろうか?ということかなと思っています。
  


----------------------------------------------------------------------
問2 の解答

1 直接に行使する
2 法律を
3 間接的に国の統治作用に関わる
4 補佐的・補助的な
5 学術的・技術的な専門分野の事務


----------------------------------------------------------------------




問4 掲載2回目
総論 法人の人権
7 法人の人権享有主体性_八幡製鉄事件
    最高裁 昭和45年6月24日 百選 1-10
>>>法人の政治資金寄付行為をめぐる裁判。商法の判例としても重要であるが、
>>>ここでは争点のひとつであった法人の人権享有主体性に限る

「憲法第3章に定める国民の権利及び義務の各条項は、(    1    )、内国
の法人にも適用されるものと解すべき」

「会社は自然人たる国民と同様・・・(    2    )をなす自由を有する」

会社による政治資金の寄付がなされることによって「政治の動向に影響を与え
ることがあったしても、これを自然人たる国民による寄付と別異に扱う憲法上
の要請があるものではない」
----------------------------------------------------------------------


問3 の解答
1 立法府
2 裁量権
3 特別の条約


----------------------------------------------------------------------




問5 掲載1回目
総論 私人間効力
8 私法関係と基本的人権_三菱樹脂事件
    最高裁 昭和48年12月12日 百選 1-11
>>>企業に試用期間を設けて採用された原告が入社試験時に学生運動などの
>>>活動などを秘匿する虚偽の申告をしたことを理由に本採用拒否の告知を
>>>受けた。これが憲法14条、19条違反となるか

憲法19条、14条は「もっぱら国または公共団体と個人との関係を規律する
ものであり、私人相互の関係を直接規律することを予定するものではない」

「私人間の関係において・・・その対立の調整は、近代自由社会においては、
原則として(    1    )に委ねられ、ただ、一方の他方に対する侵害の態様、
程度が社会的に許容しうる一定の限界を超える場合にのみ、法がこれに介入し
その間の調整をはかるという建前が取られている」

「場合によっては、私的自治に対する一般的制限規定である(    2    )条、
(    3    )条や
不法行為に関する諸規定などの適切な運用によって、一面で私的自治の原則を
尊重しながら、多面で社会的許容性の限度を超える侵害に対し基本的な自由や
平等の利益を保護し、その間の適切な調整を図る方途も存する」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
この判決は結論として、企業が採用に際し、労働者の思想、信条を調査し、そ
れに関する申告を求め、その思想、信条ゆえに採用を拒否することも、当然に
「違法」とは言えない。としていますが、私人間効力について間接適用説を取
れば、ここは「違憲」とは言えないことにも注意しましょう


----------------------------------------------------------------------


問4 の解答
1 性質上可能な限り
2 政治的行為


----------------------------------------------------------------------
-


問5 の回答
1 私的自治
2 民法1
3 90



    おつかれさまでした!
      %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
        いかがでしたか
         明らかな誤りなどあればご指摘ください
         ご意見・ご要望は law@flip365.net まで
           もちろんご感想、激励等大歓迎です!!
         ホームページ http://www.flip365.net/law

                           written by FLIP
      %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2005-06-05  
最終発行日:  
発行周期:週5回くらい刊  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。