トップ > エンターテイメント > 音楽 > クラシック > わかる!オペラ入門

わかる!オペラ入門

RSS

これさえ読めばオペラがわかる!3分で読める有名オペラのあらすじ。
初めてからのオペラの見かた、聴きかた、通いかた。
チケット前売り情報も。
クラシック音楽は好きでもオペラは苦手というあなたも大丈夫!



メルマガの登録・解除

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。


最新の記事リスト

  1. このメルマガは最新記事のみ表示されています

メルマガ情報

最終発行日:
2009-06-01
発行部数:
96
総発行部数:
3138
創刊日:
2005-05-28
発行周期:
不定期
Score!:
-点

「わかる!オペラ入門」2009年6月1日号

発行日: 06/01






                      (不定期配信、無料)
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●                            ●●
●●    「わかる!オペラ入門」 2009年6月1日号    ●●
●●                            ●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
     http://www.geocities.jp/wakaru_opera/index.html

【目次】

●特集「オペラのすすめ」パート3
   ・オペラ歌手の声は不自然?
●再掲『エウゲニ・オネーギン』(チャイコフスキー作曲)
   ・3分で読めるオペラのあらすじ
   ・ココが見どころ聴きどころ
   ・おすすめディスク
   ・『エウゲニ・オネーギン』のデータ



※今月は、ボリショイ・オペラが来日し、『エウゲニ・オネーギン』と
『スペードの女王』を公演する予定です。そこで今回は、『エウゲニ・
オネーギン』の3分で読めるオペラのあらすじを再掲載でお届けします。
なお、これまでメルマガ「わかる!オペラ入門」は毎月1日に配信して
きましたが、今後、不定期配信に変更となります。よろしくお願いいた
します。(神木)



●●特集「オペラのすすめ」パート3●●

■ オペラ歌手の声は不自然? ■━━━━━━━━━━━━━━━━

 オペラになかなか手を伸ばせないでいる人の中には、オペラ歌手の声
について抵抗感がある人もいるかもしれません。何だかビブラートが多
くて、でっかい口を広げて、なかなか受け入れられない・・・。例えば、
テレビ番組などで、歌謡曲を歌う歌手に混じって、たまにオペラ歌手が
歌っていることがあります。そういったとき、もしかしたら、他の歌手
と比べて、オペラ歌手の声は非常に特殊に聞こえるかもしれません。非
日常的な作られた声・・・つまり、それが不自然に感じられるのだと思
います。

 オペラ歌手の発声は、不自然なのでしょうか。

 確かに普通の人の常識を超えた声であるのは確かです。もちろん、そ
れは彼らが訓練を重ねて身につけた発声であるからです。

 ここでは、歌うということを離れて、「走る」という行為を例に考え
てみましょう。

 例えば、電車が発車しそうになっているとき、急いで乗ろうとして走
り込んでいる人を見かけますよね。よくある光景です。よくあるだけに、
もう私たちは特段注目することはないと思います。

 でも、もしその人が、短距離走の陸上選手のように走ったらどうでし
ょう。人にぶつかって危ないというのは置いておいて、はっきり言って
その走りは、私たちの日常からは特殊な光景となるはずです。滑稽であ
るとも言えます。

 ただし、この走る人を改めて見たとき、どちらが美しいでしょうか。
それは、バタバタと電車に走り込む人の方でしょうか。それとも、陸上
選手の走りの方でしょうか。

 短距離走の陸上選手は、100分の一秒を懸けて競っています。そのタ
イムを縮めるために日夜トレーニングに励んでいるわけです。そして、
フォームを整え、それを保ち、そして、鍛え上げた筋力を躍動させなが
らゴールへと走り抜けます。

 オリンピックなどで、こうした短距離走の陸上選手の走りを見て、美
しいと感じたことはありませんか。速さを競う走りが、いつしか美しさ
を醸し出している・・・そういうスポーツ競技の良さがあります。

 オペラ歌手の声もこれと同じです。彼らの鍛え抜かれた声は、日常的
には違和感を与えてしまう可能性もあります。しかし、陸上選手の走り
が競技場で輝くように、オペラ歌手の声もオペラハウスで映えるのです。

 もしオペラ歌手の声が、本当に不自然なものであるのなら、その声に
熱狂している人たちが多くいるという事実は、どのように考えればいい
のでしょうか。オペラ歌手の声は、時代を超え、場所を越え、普遍的に
認められ支持されているのです。

 オペラ歌手の声に抵抗を感じる人は、どうかそのことだけでオペラか
ら遠ざかってしまわずに、少し観点を変えて、じっくりと聴いてみてく
ださい。ホール・劇場で聴けばもっとわかりやすいと思います。オペラ
は声のすばらしさを追求している芸術です。その声は日常から考えれば
不自然なことでしょう。けれど、それは人類が生み出した最高の不自然
であるのです。



●●再掲『エウゲニ・オネーギン』(チャイコフスキー作曲)●●

■ 3分で読めるオペラのあらすじ ■━━━━━━━━━━━━━━

【時と場所】1820年代、ロシアの田舎とサンクトペテルブルク
【登場人物】エウゲニ・オネーギン(Br) =都会のインテリ青年
      タチヤーナ(S)      =大地主の娘
      オリガ(Ms)        =タチヤーナの妹
      レンスキー(T)      =オリガの婚約者
      グレーミン公爵(Bs)    =退役軍人
      ほか

【第1幕】
 時は1820年代、舞台はロシアの人里離れた片田舎。その土地の地主の
娘タチヤーナは物静かな性格で、淡い恋の物語を夢見る乙女でした。一
方、妹のオリガは、タチヤーナとは逆に明るく快活な娘で、このオリガ
にはすでにレンスキーという婚約者がいました。ある日、レンスキーは
友人のエウゲニ・オネーギンを連れて彼女たちの邸宅を訪問しました。
 都会で身につけた知的な雰囲気を持つオネーギンに出会ったタチヤー
ナは、一目で恋に落ちます。その夜、タチヤーナは自分の部屋の机に向
かい、一晩掛けてオネーギンへの手紙を書きました。そしてオネーギン
に届けましたが、彼は「今は結婚したくありません。あなたのことは妹
のように愛します。軽率な行為は慎みなさい」と、逆にタチヤーナのこ
とを上からの物言いでたしなめたのでした。

【第2幕】
 タチヤーナの邸宅で舞踏会が開かれた日。レンスキーに誘われたもの
のこの舞踏会で退屈したオネーギンは、その腹いせにレンスキーの婚約
者オリガに手を出そうとします。それを本気で怒ったレンスキーは、つ
いにオネーギンに決闘を申し込むまでに至ってしまったのです。
 どうしてこんな展開になってしまったのか。二人の友は、互いに苦し
みながらも果たし合い、レンスキーが命を落としてしまいました。

【第3幕】
 決闘の苦しみと憂いを晴らすため数年間放浪の旅を続けたオネーギン
は、サンクトペテルブルクに戻り、知り合いのグレーミン公爵が開いた
舞踏会にやってきました。そこで出会ったのが、なんとグレーミン公爵
の夫人となっていたタチヤーナ。しかも、あの田舎の乙女とはうって変
わって洗練された女性へと成長した姿だったのです。
 今度はオネーギンが求愛する番となりました。オネーギンの情熱的な
言葉にタチヤーナは一時は彼に惹かれます。しかし、彼女はきっぱりと
彼のことを拒絶し、去っていったのでした。



■ ココが見どころ聴きどころ ■━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント1】ロシア・オペラの代表作

※「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」という3大バレ
エや、オーケストラのコンサートでも人気の高い交響曲第5番、第6番
「悲愴」などの作曲者として知られるチャイコフスキー。彼のオペラで
の代表作がこの『エウゲニ・オネーギン』です。オペラ全体から眺めて
みても、この作品はオペラの代表作と言ってもいいくらいの傑作として
知られています。ロシアのリアリズム文学を築き上げたプーシキンの小
説を原作に、もちろんロシア色の強いロシア・オペラの代表作でもあり
ます。

【ポイント2】オペラではなく叙情的情景・・・

※チャイコフスキーは、このオペラの作曲に着手する前年、パリでビゼ
ーの『カルメン』を観て、そのリアリスティックな手法に影響を受けま
した。新作オペラのために台本を探していたチャイコフスキーは、ある
とき付き合いのあった女性オペラ歌手に『エウゲニ・オネーギン』の存
在を気付かされ、この題材に飛びついたのです。それまで大きな世界観
を描いてきたオペラに比べ、登場人物のリアルな感情の揺れ動きを中核
に据えたこの作品のことを、チャイコフスキーはオペラではなく「叙情
的情景」と呼んでいます。

【ポイント3】こてこてのロマンティック・オペラ

※テレビで女優の檀ふみさんが、好きな作曲家は?と問われて「それは
もうチャイコフスキーです」と、とろけるように答えていたのを覚えて
います。『エウゲニ・オネーギン』もロマンティックな音楽が折り重な
るように出てきて、特にタチヤーナの有名な「手紙の場」や、レンスキ
ーのアリアなど聴きどころが満載です。タイトルロールのオネーギンは
ロシアのエリートで厭世的でどこかニヒルな考え方を持っています。ど
ちらかというとチャイコフスキーはこうしたオネーギンよりも、夢見が
ちな乙女タチヤーナに親近感を持っていたようです。物語はオネーギン
的、しかし、音楽はタチヤーナ的と言えるのではないでしょうか。



■ おすすめディスク ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CD】
ショルティ指揮
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、ジョン・オールディス合唱団
ヴァイクル(Br)クビアク(S) ハマリ(Ms) バロウズ(T) 
ギャウロフ(Bs)
(録音1974年、DECCA)

※歌手陣に少し物足りなさを感じることもありますが、指揮者のショル
ティがきちんとまとめてくれました。じっくりとした音楽づくりが、こ
のオペラのリアリスティックな面を浮き彫りにしています。

【CD】
ビシュコフ指揮
パリ管弦楽団、サンクトペテルブルク室内合唱団
ホロストフスキー(Br)フォチーレ(S) ボロディナ(Ms) シコフ(T) 
アニシモフ(Bs)
(録音1992年、PHILIPS)

※タイトルロールのホロストフスキーがやはり当たり役であり、それが
堪能できるうれしいディスク。対するシコフのレンスキー役もこれまた
彼の真骨頂で、かつ、女声陣も充実した歌唱を聴かせてくれます。



■ データ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
『エウゲニ・オネーギン』

【作  曲】1877〜78年
【初  演】1879年3月29日 モスクワ、マールイ劇場(アマ)
      1881年1月23日 モスクワ、ボリショイ劇場(プロ)
【台  本】作曲者本人、
      コンスタンティン・ステバノヴィチ・シロフスキー
      (ロシア語)
【原  作】アレクサンドル・セルゲエヴィチ・プーシキンの
      小説『エウゲニ・オネーギン』
【演奏時間】第1幕 70分
      第2幕 40分
      第3幕 40分  合計 約2時間30分



****************************************************************
■皆様の声をお聞かせください。できれば自己紹介とメルマガへのご意
 見、ご感想など下記のメールアドレスまでお送りください。お待ちし
 ております。
■タイトル: 「わかる!オペラ入門」
■サイト : http://www.geocities.jp/wakaru_opera/index.html
■メール : wakaru_opera@hotmail.co.jp
■発行者 : 神木勇介(かみき・ゆうすけ)
■配信解除: まぐまぐ  http://www.mag2.com/m/0000159380.html
       めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?011765
       メルマ!  http://www.melma.com/mag/52/m00140752/
■チケットをお求めの際は、主催者に十分お確かめください。
 またテレビ等の番組の録画の際は、当日の新聞でお確かめください。
■このメルマガの一部及び全てを転載、転送等をする場合は、事前にお
 知らせください。
****************************************************************
 
 





ブックマークに登録する

TwitterでつぶやくLismeトピックスに追加するはてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録
My Yahoo!に追加Add to Google

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

登録/解除

メルマ!のおすすめメルマガ

  1. Info Moon

    最終発行日:
    2015/07/30
    読者数:
    7323人

    月の総合サイト「The Moon Age Calendar」から様々な情報を毎日お届けしています。月を意識しながらの生活は、きっとあなたを変えて行くことでしょう。

  2. 毎日1分!英字新聞

    最終発行日:
    2016/12/08
    読者数:
    11511人

    TOEFL、TOEIC、英検、留学、GMAT、大学入試、高校入試対策に。英語、英会話系の定番です。毎日1分間、英字新聞を読もう!時事英語、ビジネス英語、日常会話、世界情勢、世界のニュースに強くなろう!

  3. クラシック音楽夜話

    最終発行日:
    2014/09/30
    読者数:
    502人

    クラシック音楽とのつきあい方に決まりはありません、人さまざまですね。エンタテインメントとして楽しみたい、作品・作曲家・演奏家にまつわるエピソードを知りたい、楽しみたい、四の五のいわずに音楽そのものの魅力を知りたい感じたい、等々。「クラシック音楽夜話」は発行人musikerが実体験を交え音楽の魅力を語る「お話」です。時々クラシック以外の音楽も語っていますから気楽に読んでください。

  4. ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

    最終発行日:
    2016/11/04
    読者数:
    48人

    皆さんオペラやオペレッタ見たことありますか?私も日本では見たことありませんでした。ドイツに住んで十数年、私が今までに観賞したオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエ、演劇の紹介です。

  5. シングルパパ熱意上げ郎の子育て泣き笑い奮闘記

    最終発行日:
    2016/12/08
    読者数:
    3455人

    シングルパパのイクメン熱意上げ郎がお贈りする、笑いあり涙ありのドタバタ子育て奮闘記!福岡県飯塚市で娘3人と暮らす上げパパが子供たちとの日々の面白出来事を綴るメールマガジンです。是非、覗き見登録しちゃってくださいね♪