トップ > ライフスタイル > 住宅・不動産 > JJ/真実のエコ情報アラカルト!

JJ/真実のエコ情報アラカルト!

RSS

日本の住宅政策は、僕たちには生活上、何の恩恵もないものだった。せめて、楽しく健康な居住空間だけでも、僕たちは得る事ができないものなのか----そんな問いから、あまりマスメディアに出てこない人々の家づくり・建材づくりの情報をお届けしたいと思います。



メルマガの登録・解除

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。


最新の記事リスト

  1. このメルマガは最新記事のみ表示されています

メルマガ情報

最終発行日:
2005-10-26
発行部数:
13
総発行部数:
52
創刊日:
2005-05-19
発行周期:
月刊
Score!:
-点

斬/斜め読み 再起と乾燥革命「Jパネル」を追う第2回

発行日: 10/26





■□ 再起と乾燥革命「Jパネル」を追う 第2回 □■


★乾燥レベルの低さと業界体質の悪さ★

 森林と住環境は人にとって大切な環境であり、そこをガラス張りにして変革していかなければなりません。その改革の核心に木材乾燥があると大石さんは指摘します。

 というのも木材を伐る加工は目に見えるが、乾燥工程は目に見えないから問題が浮上します。日本のスギ乾燥レベルが低くいことから外材による集成管柱の波が訪れました。
 
 しかしそれも元を辿れば約10年前に大手ハウスメーカーが国産材を使おうとして試行錯誤したが使えず、欧州のホワイトウッド(WW)集成材を使い始めたことに起因しているといいます。


★クレームの8割が「木構造」
ホワイトウッドは「コスト<品質」が目的だったという皮肉★

 というのも、住宅コストを厳密に弾き、住宅クレームの出所を調べた大手ハウスメーカーは、クレームの8割が木構造によるものであることを突き止め、このクレームをなくせば急激なコストダウンに繋がることが判明したのだという。
 
 しかし、国産のスギは品質的に使えない。そこでそれまでは木材を立米=約5万円で仕入れていたものから、立米=約10万円でWWの集成材に切り替えた。大手は価格よりも品質重視で材を仕入れているのです。

 リーディングカンパニーである大手ハウスメーカーがWWの集成材を使い始めたことで他の企業も同じように使いだし、WWの価格も安くなっていった。それが一時は立米=約4万円にまで落ち、今は約5万円くらになっているが、よく考えると集成材製造加工には手間隙がかかりエネルギーもコストもかかるもの。それなに木造住宅の約7割が外材の集成材となるまでにどこの企業も当り前のように使っているのが現状です。


★ホワイトウッド再考の流れが最近また強く・・・★

 そこにまた落とし穴があると大石さんは話します。集成材の多くに使われ続けてきたWWは樹種として乾いた風土の欧州ならば問題はありませんが、日本の多湿条件では耐久性が低すぎます。先のリーディングカンパニーも昨今になって一部の使用木材をヒノキに替えてきているが、それは何故でしょうか。

 大石さんはWWの樹種としての弱さを何故黙っているのかと林野庁にも県庁にも聞いたといいます。何故公のパンフレットに載っていないのかと問うと、一般には配布していないパンフを持ってきたのだと。

 そこにはWWの危険性が書かれているが、一般の人は直接役所に問わない限り知ることは無いはずです。林野庁を抱える全木連が、外材メーカーによっても組織されていることから、公にはWWの危険性を言いにくいのではないかと大石さんは見ています。

★最後は、やっぱりコストで動くのか・・・★

 しかしWWの耐久性の弱さは既に広まりつつあり、レッドパインに切り替えていく業界の動向も窺えます。レッドパインは樹種的にも問題はなく、欧州でも多く使用されていることから価格的にも国産材と正当な勝負ともなる。

 WWの場合は欧州で使われないからこその安価であるとも言えるといいます。また先のリーディングカンパニーも、一部をヒノキに切り替えているその価格は立米=約10万円であり、10年前にWWを導入し始めたときと全く同じ動きです。

 大石さんは林野庁のパンフと同じように、未だにWWを使っているのかと問われた時のための、対処策としてのヒノキへの切り替えではないかとも見ています。
(この項おわり/猿渡)


----おまけ-----
★☆情報ディープインパクト☆★
「国産材はイチバからシジョウへ」

 ディープインパクトといっても、馬じゃありません。

 主筆・猿渡君に続き、当メルマガ初登場〜というわけで、私、桜がちょっと何かを記してみようと思います。

 気休め程度の話なので、お時間がない方は読み飛ばしてください〜

 何の話か。それは、「市場」という言葉が二つに別れ、それが「イチバ」と「シジョウ(市場)」になるんだという、なんだか当たり前のような話です。

 さて、話の入り口として、下記のホームページをご覧になったことがあるでしょうか。

http://list5.auctions.yahoo.co.jp/jp/2084062754-category-leaf.html

 そうです、ここはヤフーオークションの、木材関連の取引ページです。

 さて、ここをご覧になって、何を感じるでしょうか。今日はその話がポイントです。

★「良さが分からんのか、このド素人が!」★

 千葉県にある材木屋さんは、こう言っていました。
「木材をイチバで選別する目利きと、一般消費者の目は、ギャップが激しいのではないか」。

 イチバでどんなに良材とか稀少材とか言われていても、一般消費者がそれを見ても、さっぱり分からない。

 むしろ、イチバでは相手にされないゴミ材のようなものでも、一般消費者は「良いなあ」と言うかもしれない。
 というか、そもそも良材とそうでない材との区別が、つかないのですよ。
 これは、イチバとシジョウとのギャップという言い方が出来ますね。

「この材の良さが分からんのか、このド素人が!」っていう感覚。

 美術品と同じですね。

 言って見れば、国産材はイチバ的目利きの呪縛がまだある。そして、それが美術品的なコレクター経済になっているということが言えるのです。

★シジョウ価格がない、価格が分からない、値付けしたくても、相場が分からない・・・★

 コレクター経済の特徴は、

・シジョウ価格が分からない
・値付けが難しい
・相場が分からない

 というものです。
 
 国産材でも、テーブルを作って見ても、それは10万円という値も付けられれば、50万円という値も付けられる。
 ヘタをすると製造原価すら、把握できないケースもあるでしょう。特に手作りの場合、それを積算するのは難しいことです。人件費にしても、例えば1ヶ月掛かれば、その分が製造原価になってしまいます。


★オークションで商品のシジョウ価格を知る★

 さて、シジョウ価格を知るのに有効なのが、オークション(競り市)なのです。

 イチバでは分からない、シジョウのニーズがここにはあります。

 このオークションは、ヤフオクと呼ばれる代表的なものですが、このヤフオク市場は、現在500万人が利用し、一日なんと12億円もの売買がされている巨大市場です。

 ここ1〜2年、まさに「仮想店舗」というには狭すぎて、さらに巨大すぎる経済市場となっています。もはや、普通のお店ですよ、ここは。

 それだけに、数多くのヒントが転がって居ます。

まず、

!)市場価格が分かる。
!)どんな商品に入札が集まっているのかが分かる=人気商品が分かる。
!)その商品の落札金額で市場価値が分かる。
!)落札者の購買傾向が履歴で辿れる。=消費性向の分析が可能

 こうしたことが、このヤフオクからは知ることが出来ます。

 そこで、国産材の商品はどうなっているのか・・・ということになります。

★情報・物語補完でオリジナル商品が売れるかも★

 このヤフオクホームページの出品リストを見ると、木材・インテリア・内装関係の商品には、あまりストーリー性がないことがお分かりでしょうか。

 個人売買の他、メーカーの在庫品が載っているだけのような感じがします。写真・紹介文章ともに、凡庸です。それでいて、そこそこ入札が来てますね。

 そうなんです、実はそこがポイントなんです。

 国産材を使った家具を出品するとしましょう。その場合、何をアピールすれば良いのか。

!)森の美しい写真と、物語
!)一本の木から、それが家具になるまでの流れを、美しい写真と物語とともに辿っていく。
!)そして「メードインジャパン&オーガニック」というブランドを付ける。
 
例えば、こういうストーリーが、ひとつ出品モデルとして考えられるのではないか。

 単に、価格・国産材・希少価値・・そんな言葉と冴えない写真、さらに手垢の付いたメーカーブランドを出しているこの市場で、こうしたストーリー展開は結構有効なのではと確信しています。


★消費性向・入札性向のデータ取り★

 そして、このオークション利用の目的は、実は商品を売ることよりも、その売れ筋性向を分析することにあります。

 繰り返しですが、この市場はもはや500万人の市場です。ヘタな調査会社や広告宣伝を使うよりも、このオークションの値動きや商品特性をグラフ化して追い掛けて行く方が、商品開発のヒントになること請け合いです。

 ましてや商材は、コレクター市場にはウッテツケの国産材です。

 国産材という言葉を一般消費者が聞いて、何を連想するのか。

 それは、多分、「漠然とした森」ということではないでしょうか。

 そしてその「漠然とした森」は、「イチバ」の世界で完結しています。

 しかし、その完結を解き放つのが、「シジョウ」ではないのか。漠然とした森だけでは、

・価格は分からない
・だけど「プロが良いと言っている」(なぜ良いのか分からない)
・商品が出て来ない

 こういう流れはまだ続くでしょう。
 試しにイチバでダメになったゴミ材でテーブルを作ってみて、そこにストーリーを付けて、ヤフオクで売って見たらどうか。

 私が山を持っていたら、そんなことに人生の大半をつぎ込んでいるかも知れない・・・物語って、やっぱり夢があって面白いですしね!

ではまた。。(桜)







 

ブックマークに登録する

TwitterでつぶやくLismeトピックスに追加するはてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録
My Yahoo!に追加Add to Google

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

登録/解除

メルマ!のおすすめメルマガ

  1. 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会

    最終発行日:
    2016/12/04
    読者数:
    1365人

    フォト・ジャーナリスト、ビデオ・ジャーナリストが世界の戦場から今を伝える。

発行者プロフィール