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『メルマガFPS』

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映画フィルムを映像文化財として考える「映画保存協会」のメールマガジンです。当会の活動や催し情報などについてお伝えしていきます。映画は時代を映す貴重な文化財!観る/作る以外の映画の楽しみ方にご興味がある方はぜひ!



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メルマガ情報

最終発行日:
2016-11-30
発行部数:
89
総発行部数:
12384
創刊日:
2005-05-10
発行周期:
月刊
Score!:
-点

映画保存協会メールマガジン『メルマガFPS』 Vol.134

発行日: 11/30

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§1.【HMD通信 第28号】HMD弘前会場、開催決定!
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「ホームムービーの日」弘前会場は、5ケ月と3日遅れて開催します。雪が
降る前の開催は叶いませんでしたが、少し寒さが緩んだあたりにお会いしま
しょう。きっと世界で一番遅い、あるいは一番早い〈ホームムービーの日(
HMD)〉。どうぞお楽しみに。

日時:2017年3月18日(土)16:00〜17:30
会場:めん房たけや(http://m-takeya.com
主催:HMD弘前

さて、前回はHMD谷根千会場世話人で、小会の草の根ボランティア活動を
「寄付」というかたちでご支援してくださっている島啓一さん(根津映画倶
楽部)からお知らせが届きましたが、今回は同じく東京の神保町会場のお二
人(世話人が複数の会場もあるんです!)から掲載依頼がありましたので、
以下に。
--------------------------------------------------------------------
2016年も日本各地で、世界各地でHMDが開催されました。いくつかあ
る東京会場の中で、11月5日(土)に行われたHMD神保町は、今回が初
開催でした。世界一の本の街、神田神保町の名物行事「神田古本まつり」の
一部門として参加できたこと、古書店連盟の方々の宣伝協力による集客効果
で、50名以上、会場に入りきらないほどの方にお越しいただきました。

老舗喫茶店さぼうるのマスターが撮った陽気な社員旅行の1日、都営地下鉄
新宿線の開通を祝う「フェスティバル神田」の様子、古書店連盟の大御所が
一堂に会した豪華なパーティ、神田明神祭など、神保町ならではのフィルム
を上映することができました。フィルムの持ち主の方、昔をよく知る古書店
店主の方々にもお運びいただき、「これはあの人だ」「あのとき実はこうだ
った」と客席の会話が弾み、盛り上がりました。会場で交わされるこういっ
た会話はHMDの醍醐味でもあり、それらをオーラルヒストリーとして記録
し遺すところまで本当はやるべきだな、と至らなさを反省したりしました。

今回上映しきれなかったものも多く、「倉庫にたくさんあるよ」「整理すれ
ば出てくる」といった声も聞かれたので、来年以降2回、3回と続けられた
ら、と考えております。

HMD世話人有志で、各会場で今年最も話題になった1本を持ち寄り上映す
る「今年の1本上映会」の開催を、来年春を目指して準備中です。どうぞご
期待ください。

大橋さと子、三好大輔(HMD神保町世話人)
https://www.facebook.com/homemovieday.jinbocho/
==
ところで、小会では各開催地から開催資料を集めて保存、公開しています。
谷根千や神保町会場からも届くでしょうか。提出方法については、引き続き
以下をご覧ください。
http://filmpres.org/project/hmd/

- - - - - - -
ホームムービーの日(HMD)
お問合せ先 hmd@filmpres.org(担当:竹森)
twitter→ @hmd_japan
facebook→ https://www.facebook.com/hmdjapan

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§2. 『映画よ音楽と共にあれ』無声映画伴奏者、世界を行く(その25)
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2016年3月24日から4月4日にかけてイギリスとドイツでサイレント
映画を弾きました。
当メルマガの2016年6月号にイギリスの上映会についてご報告をしまし
たが、今回はドイツの報告です。

3月26日にイギリスを発ち、その足でミュンヘン映画博物館へ到着しまし
た。
空港ではシュテファン・ドレスラー館長自ら出迎えてくださり、『ベルリン
天使の歌』で有名なヴィム・ヴェンダース監督が通った学校などをご案内い
ただき、博物館に到着しました。

博物館は街の中心にあって、隣には美術館、周りには市場が開かれたり、百
貨店があったりと賑やかな地域にあります。ただ、以前と大きく違っていた
ことは、映画博物館のゲストハウスが出来たことです。
歩いて30秒の歴史あるアパートの最上階の部屋がシャワー付きのゲストハ
ウスになっていました。出来たてということで、冷蔵庫が無く少し不便を感
じましたが、趣のある部屋が事務所や会議室に使われていて、休日はほぼ私
一人。夜は少し怖かったですが、1週間あまりの滞在にはもってこいの部屋
でした。

映画博物館はグランドピアノが常設され、いろいろな作品を上映している中、
小津安二郎レトロスペクティブを開催しており、私はサイレント映画後期の
担当。『青春の夢いまいづこ』(1932)、『非常線の女』(1933)
『東京の女』(1933)、『母を恋わずや』(1934)、『出来ごころ』
(1933)、『浮草物語』(1934)を弾きました。

すべてフィルム上映で、映写技師がたしか三人、うち一人は女性でした。
韓国映画資料院のオ・ソンチさんや、ミュンヘン在住の日本人のお客様もい
らして、国際色豊かな上映会、毎回通ってくださる方もいて、私の伴奏方法
などをご質問いただき、興味を持っていただけたのはありがたかったです。

『東京の女』は日本人でもなかなか分かりづらい内容で、1933年の日本
の時代背景や小津監督の社会批判など、つたない英語でドレスラー館長にメ
ールで送り、上映前にドイツ語で説明していただきました。

週の半ばにはお休みの日がありました。無計画だったのですが、ムルナウ村
が近いことがわかり、一泊旅行をしてきました。
列車で1時間も走ったアルプスを臨み湖や沼に囲まれた風光明媚な村で、ド
イツのサイレント映画期の重要な監督『ファウスト』のF・W・ムルナウが
この村を気に入って芸名にしたことで有名です。
といっても、観光客や地元の住民は画家のカンディンスキーが住んでいたこ
との方が馴染みがあるようで、ムルナウ監督のことを話してもあまりピンと
こないようでした。映画館も気持ちの良いカフェもあり、美味しい空気をた
っぷり吸って、休日を過ごしました。

ゲストハウスでは、朝になると教会の鐘の音が響きます。特に休日になると
ドイツはお店がお休みで、午前中は特に静か、ベンチでのんびりしている人
がチラホラ見えるだけです。これはまさに瑞々しいドイツ映画『日曜日の人
々』(1930)の風景そのもので、映画の追体験をしているようでした。

最終日はのんびりと街を散策して映画を見ました。といっても日曜日、ほと
んどのお店が閉まっています。
100年以上も前に建てられた映画館やシネコンではありませんが、映画館
がいくつもある所を地元に住む詩人の方に案内していただきました。ミュン
ヘンはアドルフ・ヒトラーが台頭するキッカケとなった闘争を起こした街だ
そうです。その反省もあってリベラルな考え方をする市民が多いと伺い、今
の世界の情勢を考えると複雑な気持ちを持ちながら帰国の途につきました。
(サイレント映画ピアニスト 柳下美恵)

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§3. 災害対策部 経過報告 Vol.52
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毎年10月、事務所のある谷中・根津・千駄木地域では各所で催しや地域の
お祭りが行われます。その一つ、芸工展は10月の2週間にわたり「まちじ
ゅうが展覧会場」と銘打ってさまざまな場所で展示やイベントが開催されて
います。

その芸工展の参加企画で、毎年行きたいと思いながらなかなか足を運べなか
った「修復のお仕事展’16」に初めて伺いました。
今年の展示は「しまう」がテーマになっていて、陶器を入れる箱の紐の掛け
方を教えてもらったり、さまざまな写真の技法や、箱と中身をどのようにひ
とつのものとして保管するかという解説があったり、普段の作業と引き付け
て見ることができて、とてもためになりました。

また、当日は受付にお願いして、災害対策部のチラシも置いていただきまし
た。つい嬉しくて少しこちらの宣伝をすると、逆に受付の方から近くの別の
展示もご紹介いただき、帰りにそちらにも伺ったり…作業ばかりしていると
段々外に出ることが少なくなるのですが、この日はチラシを通じて何となく
町とつながりが持てたような気持ちになりました。(N)

修復のお仕事展(伝世社ブログ内)
http://ameblo.jp/denseisya/entry-12201776356.html

※歴史資料ネットワークによる「鳥取県中部を震源とする地震」のアナウン
スでは、対象の歴史資料として以下の文言が付け加わっていますのでお知ら
せします。

「ホームムービーなどの映像記録(8ミリフィルムやビデオテープなど)」
http://siryo-net.jp/info/2016-tottori-eq-emergency/

●災害対策部ではボランティアを募集中!PCを使った作業です。
詳しくは以下をご覧ください。
http://filmpres.org/whatsnew/6017/

<災害対策部にご寄贈ください>
http://filmpres.org/project/sos/sos08/

<災害対策部>
http://filmpres.org/project/sos/

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§4.【映画保存見聞録 第30回】国分寺の「音響科学博物館」
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2016年度の映画保存協会第3回目の勉強会は、都内の施設見学でした。

年に二度、東京都国分寺市の日立製作所中央研究所の森林が一般公開されて
いるのをご存知でしょうか。武蔵野の自然を満喫しようと大勢の家族連れや
カップルで賑わいます。国分寺といえば「お鷹の道」もおすすめ。国分寺断
層(「ハケ」と呼ばれる)の湧水源周辺の美しい小道や公園を巡る散策路は、
駅から徒歩圏とは思えないほどの静けさです。そのような環境に恵まれたエ
リアに、今回の訪問先「音響科学博物館」はありました。

博物館といっても「音響科学博物館」の展示スペースは、一般財団法人小林
理学研究所の社屋の一室です。1940年設立と歴史ある研究所のお隣は、
研究所とルーツを同じくするリオン株式会社。主に補聴器を製造販売してい
ます。
本来の研究内容は音響科学ですから、展示品の主役はごく初期の騒音計測機
器をはじめ、専門性の高いモノ資料なのですが、より広く「音」をテーマに
収集した蓄音器なども並んでいるため、全体的には誰もが楽しめる内容にな
っています。

この日のお目当ては、磁気テープ録音機の祖先に当たる鋼線式録音機(ワイ
ヤーレコーダー)だったのですが、他にもリュミエール式蓄音機を使って実
際にSPレコードを再生していただいたり、短命に終わった家庭用「リオノ
コーダ」(レコード盤型の録音再生機)を拝見したり。貴重な経験となりま
した。

以前にも(5年ほど前になるでしょうか)、日本で最初に音を記録・再生し
た「蘇言機(そごんき)」の複製を見るためだけに国立科学博物館を訪れた
ことがありましたが、本格的な視聴覚博物館がない中で、時に類縁領域の研
究機関や企業の展示スペースが学びの場になることがあります。そのため、
こうした視聴覚機器の展示場所のリスト化を検討している会員もいます。

「音響科学博物館」はウェブサイトも充実していますが、いくらインターネ
ットで容易に情報が入手できる時代とはいえ、やはり現物を目にすることの
意義は大きい!そのことを再認識する機会でもありました。

見学を受け入れてくださり、また丁寧に解説してくださった小林理学研究所
の皆様に心より感謝いたします。(K)

※「音響科学博物館」の見学は事前予約が必要です。

一般財団法人小林理学研究所
http://www.kobayasi-riken.or.jp

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§5. 光影流年―中国映画保存報告 第30回 次のアン・リーを探せ!
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台湾を代表する映画監督、アン・リー(李安)。彼は台湾南部の街、台南市
で幼少期から高校時代までを過ごしました。彼が通い詰めていたという映画
館「全美戯院」は、手書きの映画看板が特徴的なレトロ映画館で、アン・リ
ーのファンなら一度は訪ねてみたい映画館です。
その映画館が、若き映画人を応援する企画を大学生らと共に実施しています。
歴史ある映画館と将来監督を目指す若者たち。次のアン・リーがもしかした
ら生まれるかも?(天野)
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次のアン・リーを探せ 新進気鋭の監督作品を寄付募集で上映(自由時報、
記者・劉婉君、2016年11月17日)

新進気鋭の映画監督の夢を支える、次のアン・リーを探せ!と、60年以上
営業を続ける全美戯院が国立成功大学等と手を組み、観客からの寄付方式で
市民と一緒に新進気鋭の映画監督の作品を上映する取り組みを始めた。
1万2500元(日本円で約4万4000円)が集まれば映画1本を上映す
ることができ、寄付金額が高くなればなるほど、映画を上映するチャンスが
増える。

全美戯院の呉イク(土へんに育)田マネジャーによると、多くの若き映画監
督は実力と資金不足から作品を上映するチャンスが少なく、大変惜しい思い
を感じていた。そこで、新たな機会を通じて更に多くの映画監督にチャンス
を与えようとこの寄付計画を立案した。
1回の映画上映のコストは約2万5000元(約8万8000円)だが、そ
の半分を全美戯院が支払い、観客が残り半分を寄付で負担する。寄付が成功
した場合、毎週土曜日の午前は「全美週末新進気鋭監督作品特別上映・座談
会」を行う。

また、全美戯院は現在も手書きの映画看板技術を有しており、寄付募集チー
ムが手書き看板師の顔振発さんを招いて限定の映画看板5枚を作成。寄付し
た観客にプレゼントすると共に、ハガキやジグソーパズル、キャンバス地バ
ッグ等も用意する。
他にも、350元(約1240円)以上を寄付した人には記念カードがプレ
ゼントされ、そのカードを使えば上映期間中は無料で入場できる。寄付しな
かった人は100元(約350円)で鑑賞可。すべてのチケット収入は映画
製作チームに与えられる。

この寄付募集計画は、台南市政府文化局とflyingクラウドファンディングが
行う3回目の「台南老店、創意愛現−文化創意提案クラウドファンディング」
の活動として行われ、文化局の周雅菁副局長は、台南市は現在、2つの映像
撮影基地を誘致中で、将来に必要な人材力を考えると現在こうした育成を始
めることが必要であり、この計画は正にちょうど良いタイミングだと述べた。
--------------------------------------------------------------------
※上記は http://news.ltn.com.tw/news/local/paper/1052952 から一部
抜粋、翻訳、編集したものです。

【ご参考】
全美戯院ホームページ(中国語)
http://www.cm-movie.com.tw/

台北ナビ「全美戯院(台南市)」
http://www.taipeinavi.com/play/489/

【光影流年―アジアの映画保存/ Film Archiving in ASIA】
http://filmpres.org/project/asia/

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§6. FPSからのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■長野相生座・ロキシーで『モダン怪談100,000,000円』上映!□■

2016年12月25日(日)、長野相生座・ロキシーにて、映画の里親第
1回作品『モダン怪談100,000,000円[松竹グラフ版]』がDVD上映さ
れます。柳下美恵さんのピアノの生演奏とともにお楽しみください。

長野相生座・ロキシー(会社創立) 100周年キックオフイベント
サイレント映画ピアノ生伴奏付き上映会
『日曜日の人々』+『モダン怪談100,000,000円』

・上映時間など、詳しくは以下をご覧ください。
http://www.naganoaioiza.com/article/15509971.html

・長野相生座・ロキシー
http://www.naganoaioiza.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
§7. その他お知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■女優・轟夕起子、生誕100年&没後50年を記念して□■

女優・轟夕起子さんの研究がライフワークの、大阪在住の映画史家・山口博
哉です。
これまで30年間、資料収集や取材を重ねてきて、豊富な情報、貴重な証言、
魅力ある資料を集めてきました。
2017年は轟さんの生誕100年と没後50年が一緒にくる、千載一遇の
年。轟さんの初の伝記となる「轟夕起子伝」(仮題)を刊行予定しているほ
か、いろいろな映画イベントを計画中です。
 
大阪、東京、京都、宇和島、宝塚などで、上映会、展示、トークショーなど
を開催します。
フェイスブックページ「轟夕起子ファン」を開設しましたので、進行状況や
予定を逐次、ニュースとして発信していきます。
https://www.facebook.com/todoroki.yukiko.fan
 
名女優であり、偉大なエンターテイナーだった轟夕起子さんの魅力を余すと
ころなくお伝えしていきます。
2017年にご期待ください。
 
山口博哉(映画史家)
〒557−0054 大阪府大阪市西成区千本中1−4−22
メール(PC):hiroyayamaguchi★bca.bai.ne.jp(★を@に変換して下さい)

□■「満洲の旅――ホームムービーから観光映画まで」12月1日に開催 □■

記録映画アーカイブ・プロジェクト 第7回ミニワークショップ
「満洲の旅――ホームムービーから観光映画まで」
定員:80名(当日先着順。定員になり次第、締め切り)
*参加無料・申し込み不要

開催日:2016年12月1日(木)18時〜20時30分
会 場:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館92B教室(安田講堂左側)
http://media-journalism.org/access

お話し:高 媛・駒沢大学准教授
主 催:東京大学大学院情報学環記録映画アーカイブプロジェクト
(丹羽研究室)
お問い合わせ:記録映画保存センター(運営窓口)03―3222−4249

一昨年から記録映画保存センターは日本の文化施設にある映画所蔵調査をして
います。
その調査過程で発見されたフィルムの中に、戦前の中国東北地方に存在した
「満洲国」(1932〜1945)を記録した映画がありました。この映画を
元に、満洲の「旅」「観光」をキーワードに関連作品を上映します。

満洲は日露戦争(1904〜1905)の結果、日本がロシアから遼東半島の
権益を継承し、その後、権益を拡大していく中で、観光映画も文化政策の一環
として製作されて来ました。
今回は「満洲」の文化領域、特に「観光」をテーマに研究されている高媛先生
の解説付きで「満洲の旅」を考えていきます。

上映:
「満鮮の旅・父銅像除幕式参列のため」(1930年、19分、後藤家)
「満洲の旅」(1937 年、5分、満鉄映画製作所)
「内鮮満周遊の旅 内地篇」(1937 年、10分、大阪商船株式会社)
「内鮮満周遊の旅 満洲篇」(1937年、29分、満鉄映画製作所)
「娘々廟会」(1940年、20分、満鉄映画製作所)

□■聖なる夜の上映会でバスター・キートンの喜劇『恋愛三代記』上映!□■

クリスマスシーズン恒例の聖なる夜の上映会を今年も開催します。
会場は日本で最初に日本映画を上映した本郷中央教会。10回目の今年はシリ
ーズ初のコメディ、バスター・キートン監督・主演の『恋愛三代記』を上映し
ます。
開場から開演まで蚤の市も開催、カフェや古本、雑貨屋さんが出店してにぎや
かにお送りします。是非お運びください。

日時:2016年12月2日(金)18時半開演(16時開場)
会場:本郷中央教会(東京メトロ、都営地下鉄 本郷三丁目駅すぐ)
会費:2000円
お問い合わせ:mieyanashita★gmail.com(★を@に変換して下さい)

詳しくは以下のサイトをご覧下さい。
https://www.facebook.com/events/173279363134595/

サイレント映画ピアニスト 柳下美恵yanahsita mie

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
§8. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
映画祭、上映会と多くの映画関連イベントが開かれる秋。今回はデジタル復
元作品を複数本、観ることが出来ました。インドネシアや中国、台湾と、最
近はアジア圏の古典映画の復元が増えてきたように思えます。

ただ、ちょっと残念だったのは、ただ復元作品を上映してお終いという上映
が多かったことです。古い映画が今の時代まで生き残ることは当然のことと
は言えず(名作とされる作品でも、フィルムが残っていない作品は数多くあ
ります)、多額の資金、多くのスタッフ、周囲の協力や理解を経てようやく
復元された1本です。
せっかく復元したのだから「修復前/修復後」のデモ映像をチラッとでも見
せる、そうすれば「あぁ、そうなのね」という映画保存への気付きが芽生え
るのではないかと思いました。(天野)

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