投資

投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

全て表示する >

投資の視点

2019/01/15

もくじ
<相場見通し>

     ・当面は揉み合うも、波乱の火種くすぶる



<今週の推奨銘柄>
            
        お休み

                       
<経済の動き> 
    
     ・ESG投資の圧力により石炭事業から撤退
    
             
                              
<株式投資のセオリー>
     
     第656回 底値からの反発のサイン、赤三兵

        
                                         
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し> 当面は揉み合うも、波乱の火種くすぶる

先週の日経平均は週初に2万円台を回復し、その後は2万円台前半での揉み合いとなった。
下値不安が薄れ、やや落ち着いた動きとなっている背景には、米国市場が戻り歩調となって
いることが大きい。

米政府機関の一部閉鎖長期化への懸念を抱えるなかでの米市場の上昇の動きは、ヘッジ
ファンド等の投機勢が、FRBが利上げペースについて再検討する姿勢を示したことを
好感し、それまで積み上がっていた売りポジションの縮小に(買い戻し)に動いている
ことが影響している。

ただ、投機勢の大規模な売りはこれで収まったかというとそうではなさそうだ。彼らは
相場の基調は弱いと見ており、機会さえあれば売り仕掛けのタイミングを狙っている。
当面、売り仕掛けのきっかけとされそうな材料は次の2つだ。

一つは米政府機関の閉鎖が長引いた場合だ。米景気への影響が懸念されるからだ。政府
機関閉鎖では最大で80万人の連邦職員への給与が停止されることになる。ただ、現状
では議会の予備費からの支出で、無給職員は42万人に留まっている。

この予備費も2月11日の次回給与日にはほぼ使い果たすことになるので、その後は
80万人が無給状態となる。これは現状の3.9%の失業率を見かけ上だが4.5%
まで上昇させることになり、ローン返済や消費に対する大きな影響は避けられない。

もう一つは米朝貿易摩擦の行方だ。2月末に中国への猶予期間(90日)の期限が到来
するが、3月5日開会の全人代を前に中国が米国に媚びるような回答を出してくるとは
考えにくいというのが、一般的な見方だ。

従って、米政府は中国に対して25%の追加関税の発動をすることになりそうである。
米中貿易の縮小は米国にも深刻な影響を与え、なだらかに減速し始めている米景気減速に
拍車を掛ける可能性がある

この2つの問題は2月には山場を迎える可能性がある。もし米政府機関の閉鎖が2月11日
までに解除決しなければ、2月末の米中貿易摩擦のデッドラインを控え、投機勢はトランプ
大統領のの何らかの対応を催促する大規模な「トランプ・プット(売り)」を仕掛ける
可能性が大きくなるからだ。

トランプ大統領としても、米政府機関の閉鎖と米中貿易摩擦の景気へのダブルインパクト
を避けるため、何らかのアクションを起こすことが想定される。今のところ、より解決
しやすい政府機関閉鎖除に動くと見られている。しかし、それで投機勢の売りが止まるか
どうかは予断を許さない。

相場はFRBの金利引上げペースの緩和検討と、米中摩擦緩和期待などから、現状はやや
小康状態の動きとなっているが、2月に入ると上記2つの問題に対する懸念から波乱含み
の動きが想定される。

日本市場は連動性の強い米国市場に追随する動きとなると見られるが、来週から12月末
決算の発表が本格化する。今回の決算では外需関連の主力企業が注目だ。想定以上の不振
ぶりが明らかとなれば相場の下押し要因となりかねない。


 *     *     *

<今週の推奨銘柄>

  お休み


<経済の動き>

◆ESG投資の圧力により石炭事業から撤退

三菱商事と三井物産は、発電に使う燃料用石炭の鉱山事業から2019年にも撤退する
方針を決め、それぞれオーストラリアに保有する燃料炭の鉱山権益をすべて売却すること
にしたようだ。

機関投資家の間では環境配慮などを企業に求める「ESG投資」拡大してきている。石炭
は温暖化ガス排出量が多く機関投資家から売却圧力が強まっている。既に資源メジャーで
始まっている撤退の波が日本にも本格的に押し寄せてきた。


         *     *     *

<株式投資のセオリー>

第656回 底値からの反発のサイン、赤三兵

株式相場は高値から大きく下げており、それとともに個別銘柄も大幅安に見舞われている。
高値から1/2や1/3となっているものもざらだ。ここまで来るとさすがに割安感が目立つ
もの散見される。

世界景気の鈍化や中国経済の落ち込み、現代版ココム規制の復活など悪材料が待ち構える
外需関連は依然手を出しにくい状態が続きそうだが、業績好調な内需関連の中には相場の
落ちつきとともに反発に転じるのも出てきそうだ。

底値付近からの反発の動きを捉えるサインとしてよく使われるものの一つに赤三兵がある。
赤三兵はローソク足で三本の陽線が連続したチャートをいう。江戸時代の米相場で活躍
した本間宗久によって編み出されたチャートの分析手法である酒田五法の一つである。

陽線が三本も続くとその勢いに押され、売り方は「そろそろ買い戻さなくてはならないか」
という心理状態となり、買い方は「そろそろ買った方がよさそうだ」という心理状態と
なることが背景にあるものと見られる。

ただ、赤三兵が出現したからといって、全て買いで成功するわけではない。一般的に赤三兵
の勝率は50%程度言われる。さらにその後上げても上昇力が弱く、たいして利幅がとれ
ないものもある。

従って、赤三兵で精度を上げ、それなりの成果を上げるためにはいくつか条件が揃わな
ければならない。その条件を挙げると以下のようになる。

1、底値圏で出現すること

赤三兵はあくまで底値圏での買いシグナルである。高値付近で仕掛けると失敗の確率が
高くなる。高値圏で出た赤三兵は過熱感を示すものとして、しばしば高値利食いのサイン
とさえされる。

問題は底値圏かどうかの判断だ。底値まで達したと思って仕掛けてみたら、まだ下げの
途中で、さらに下げられてしまうという事も起こりうる。

底値に達したかどうかの判断は、株価推移(上値下値を切り下げる動きが止まり、安値も
揉み合いになっているか)はどうか、PERやPBRで割安感が強まっているか、出来高
が十分に減少し(年初来の最低出来高水準)売り圧力が減っているか等で判断することに
なる。

2、長い上ひげが出ていないこと

上ひげが連発しているようなチャート(先詰まり型)の時は避けた方が良い。上値での
売り圧力が強いことを示しているからだ。また、三本目の陽線がコマのような形になる
ときも赤三兵思案星と言われ良くないパターンだ。

できるだけ柱の部分が大きく、3本の陽線がバランス良い形となっているもが良い。
チャートをいろいろ見て確認して頂きたい。

3、4本目以降調整に入り下げたら、3本目の高値を抜いた瞬間に再度仕掛ける方法も
あり

4本目以降も順調に上げればいいが、中には一旦調整に入り下げる場合もある。その場合
は、再度3本目の高値を抜いたのを確認してから仕掛けた方がリスクが少ない。

従って、調整懸念がありそうなケースでは、再投入時のために投入資金の半分は残して
おくことも一法だ。

4、物色の流れや業績に気を配ること

チャート上の条件がいくら揃ったといっても物色の流れに沿ってないものは避ける。
買いが集まりにくく、その後の騰勢力が弱いからだ。現時点で言えば、外需関連は避けた
方が無難だ。

また、出来るだけ業績良好の銘柄に絞ること。業績好調銘柄は一旦上げ出すと、次々に
買いを呼び込み人気化しやすい。

赤三兵は上昇相場の初動を捉える方法として有効な手法の一つだ。是非経験を積んで
使いこなせるようにして頂きたい。最後に、赤三兵が出現したかどうか毎日ェックが
可能なサイトを上げておく。参考として頂きたい。

・投資顧問比較サイト
・株価アルゴリズム
・株ドラゴン

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。