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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点

2017/10/02

もくじ
<相場見通し>

     今月は前半は揉むも、後半は上げ基調か


<今週の推奨銘柄>
      
      日本トムソン
            
      ※6月推奨銘柄の評価
                        
<経済の動き>     
     ・財源不足で、実現が危ぶまれるトランプ減税案
     ・Tモバイルとの統合の動きからスプリント株価が急落
     
                                  
<株式投資のセオリー>
     
     第594回   半期末決算を前に仕込みたい銘柄の候補は?                                                     

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<相場見通し> 今月は前半は揉むも、後半は上げ基調か

相場は今日から10月相場入りする。2日新甫(シンポ)(月初の立ち会いが2日から始
まる)の月は相場が荒れると言う相場格言があるがはたしてどうだろう。

今月後半に本格化する決算発表では、好調な決算が相場を押し上げるのではないかという
期待もあるが、その前には朝鮮半島の緊張(特に10日の朝鮮労働党創立記念日に対する
警戒感が強い)や、22日が投票日となる衆議院選挙が控えている。

総選挙では、安倍首相の思惑とは違って野党が結集する動きも出てきているので、すんなり
自民党が勝てるのかどうかわからない。ただ、現時点の野党の混乱振りを見ると、新政党
「希望」を中心とする野党連合が勢いに乗って勝つと言うのも考えにくい。

自民党も森友・加計問題という、すねに大きな傷を持っているので、今回は政党の力では
なく、個々の候補者の地元での力(選挙区で評価されているか)が試される選挙となる
のではないかと見られている。

外国人投資家は安倍政権の存続を望んでいる。その最大の理由は、米国や中国の金融政策
が引き締めの方向に軸足を動かす中、世界の市場で波乱が起きないためには日銀による
金融緩和継続が必要だからだ。安倍政権が存続する限り、金融緩和の旗は降ろせないと
見ている。

黒田日銀総裁の任期は来年4月に切れるが、現時点の官邸の意向は黒田総裁の続投で
ほぼ固まっているようだ。黒田体制継続なら、今後日銀はマイナス金利を持続し、10年
国債金利をほぼゼロ%に維持するため国債購入を持続する可能性が高まったと見ることが
出来る。

例年10月は年末高に向けて相場が離陸を始める時期でもある。波乱要因はあるが、
月半ば以降、総選挙の情勢が見えてくる中で(自民党が敗れる予測がでない限り)、
相場は徐々に決算期待をてこに上げ基調になっていくのではないかと見ている。

ここからは、無理のない範囲で今度の決算で増額修正が期待できそうな銘柄へ少しずつ
種をまいていく戦法が有効だろう。増額修正期待の銘柄の選択方法については下記
「株式投資のセオリー」参照していただきたい。



<今週の推奨銘柄>

  6480 日本トムソン 615円

(選定理由等)
・設備投資関連。業績好調で新四季報で独自増額。
・横ばいの動き長いが、半期末決算発表を機に上放れ期待。


(6月推奨銘柄の評価)
・6月5日 5344 MARUWA 4100円(先週末株価 6350円) 評価◎

半導体関連の出遅れ好業績銘柄として推奨。
推奨後じり高基調だったが、4−6月決算発表が好調な結果だったことから上放れ。
さらに四季報予想が会社見通しをさらに上回ったことから上げ基調が続いている。

上昇波動が続いているいるうちは(押したときの安値がその前の安値を下回らない)
利食いせず付いていく。持続。

・6月12日 3549 くすりのアオキ 5200円(同6680円) 評価◎
 
新四季報の業績予測が増額修正されたのを四季報オンラインでいち早くキャッチし推奨。
新四季報の数字が市場に浸透するにつれ上昇開始。7000円台に乗せたが9月20日に
決算発表で市場の期待に届かなかったので大幅反落。

上昇波動は崩れてないが、増益ペースに鈍化傾向が出ている事や、今回の上昇は5000円
スタートで4割以上既に上げているので、6500円以上では無理せず利食い。

・6月19日 6890 フェローテック 1500円(同1897円) 評価◎

前3月決算で増額修正したのに次いで今期も大幅増益。PERの割安感もあったことから
推奨。

推奨後やや下げたが盛り返し上げ基調に。一時半導体関連の下げに連動して大きく下げる
場面もあったが、上昇波動崩れず先週末高値1939円を付ける。
半導体関連の人気退潮や、1200円近辺から上昇始めた事を考えればそろそろ一杯か。
上げ止まったら無理せず利食い。


・6月26日 6164 太陽工機 1365円(同2469円) 評価◎

設備投資関連でPERの割安感があったことから推奨。
4−6月決算発表が好調な内容だったことから動意付く。設備投資関連物色の流れに
乗って上昇中。

上昇波動が崩れないうちは付いていく。ただ、9月決算発表に留意。既に大きく上げて
いるので、増額修正がなければ反落する可能性も。


<経済の動き>

◆財源不足で、実現が危ぶまれるトランプ減税案

トランプ米大統領は27日、法人税率を35%から20%に下げるなどの税制改革案を
発表した。「歴史的な減税」、「革命的な変化だ」と自賛するが、野党・民主党は個人
所得税の最高税率引き下げなどを「富裕層優遇だ」と批判的だ。

特に問題となっているのは財源の問題。全てを実行すると150兆円ほどの財源不足と
なるが、不足分をどう穴埋めするのかはまったく不明だ。市場には失望感が強く、改革案
発表後は株式市場はかえって下落する場面が見られた。


◆Tモバイルとの統合の動きからスプリント株価が急落

25日、米株式市場でソフトバンクグループ傘下で米携帯電話4位のスプリントが急落
(約9%安)した。ソフトバンクの孫正義社長はまだ強気を崩してないが、スプリントの
価値は時価総額を大幅に下回ると見られており、それにさや寄せする形で動いている。
 
この結果、統合後ソフトバンクの株式保有分はこれまでの33%程度から30%程度に
下がる可能性が高くなってきた。統合の動きを巡っては、株式交換による統合に向けて
デューデリジェンス(資産査定)を始めたと米CNBCが報じている。


    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第594回 半期末決算を前に仕込みたい銘柄の候補は?

相場は日経平均2万円台のせを果たした後、物色にはやや手詰り感が見える。EV関連
などの材料株やIPO銘柄などが散発的に賑わっている感じだ。

物色に方向感がなくなってきているのは、4ー6期決算が良好な銘柄は一通り買われて
しまったことに加え、年初来から相場を引っ張ってきた半導体関連に変わる主役銘柄群が
はっきりしないことが影響している。

次なる主役候補としては、FA・ロボット関連などの産業機械関連が期待されていたが、
今のところ買われている銘柄にそれほどの広がりが見えず、全体を引っ張っていく力と
なってない。

もう一つ産業機械関連に勢いでない理由としては、いまだ受注が増えている段階で、
あまり実際の収益増加に結びついてとなっていないことがあると見られる。ロボット
関連などは、急増する受注をこなすため、急遽新工場建設等、増産体制を取り始めた
ところで、売上や収益に増加に結びつくのはまだ先の話だ。

ただこれらの銘柄は、決算の都度、増額修正するものが次第に増えてくると予想され、
それによって株価も勢いが付いてくるものと見られる。その点では今月後半から始まる
半期末決算に期待が集まる。特に決算発表の初陣を切る安川電機(10月20日)の
決算発表に注目。

FA・ロボット関連は既に買われてきているが、本格的に動意を示し始めたのは7月
以降で相場的にはまだ若い。一般的に主役銘柄群の買われる期間は8〜10ヶ月と
見るならば、少なくとも年明けまでは水準を上げていくとみてもおかしくない

4−6期決算発表時にも買いを勧めたが、今回も決算発表前にFA・ロボット関連に
再度網を張る戦法は有効と見られるので、安値があれば仕込んでおきたい。各社の決算
発表日を事前にチェックし動きをフォローしたい。

その他の業種でも、半期末決算で増額が期待できそうな銘柄が今後の買い候補となる。
候補銘柄となる条件を上げると以下のようになる。

1、4−6月期決算が好調で、通期決算数字を増額修正した先。
 今回も再度増額修正に動く可能性がある。

2、上記で通期決算数字の増額修正はしなかったが、進捗率から見て増額修正に動き
そうな先。
半期末は4−6月期末より、一般的に通期増額修正に動く企業が増える傾向がある。

※4−6月期の通期進捗率を調べるのは、四季報オンラインのスクーリング機能を使え
ば比較的簡単。

3、新四季報が独自増額した先
会社予想が保守的と見た四季報サイドが、独自増学修正した先。このような銘柄は収益
拡大に勢いがあるので、さらに増額修正する可能性がある。

ここで注意しておきたいことは、当該企業が増額修正を発表したとしても、発表した
数字が新四季報の数字を上回らないと好材料とはならいないことだ。市場のコンセンサス
は従前の会社発表数字ではなく、既に新四季報の数字となっている。

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創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
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