投資

投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

全て表示する >

投資の視点

2017/07/31

もくじ
<相場見通し>

     ・ 膠着感強いも、個別物色は旺盛

<今週の推奨銘柄>
      
      高松機械工業
           
                  
<経済の動き>     
     ・高山市でホテル建設相次ぐ
     ・米シェアオフィス運営大手の米ウィーワークが日本に参入
                                       
<株式投資のセオリー>
     
    第586回  決算発表の評価の仕方
                                                                  
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し> 膠着感強いも、個別物色は旺盛

先週も日経平均2万円を挟んだ揉み合いが続いた。2万円近辺の膠着相場はこれで約3ヶ月
に渡り、長さでは昨年12月から3月まで4ヶ月近く続いた1万9000円台前半での
膠着相場にほぼ近づいてきた。

前回はその後1200円程度の下落に転じているが、いずれにしてもそろそろどちらかに
振れてもおかしくないタイミングとなってきた。

例年8月は年度間のパーフォーマンスが一番悪い月であることや、内外に控えている材料を
見ると好材料より悪材料が多いことを考慮すれば、下に行く可能性が高いと見ておいた方が
良さそうである。

救いは現在4−6月期の決算発表が行われているが、予想以上に好決算企業多いこと。輸出
関連企業を中心として今期見通しを大幅増額修正に動く企業が増えている。
   
今週は、月初の重要な経済指標の発表が相次ぐ。最大の注目は週末の米雇用統計だろう。
7月の非農業部門雇用者数が前月比18.3万人増と6月の22.2万人増から減速すると
予想されている。

また、賃金上昇率も前年比2.4%増と6月の2.5%増から低下するとの見方となっている。
やや弱気の見通しが前提となっているため、予想より少々上振れた数字が出たとしても金利
上昇要因とはなりずらく、逆に下振れた場合は金利が低下し円高が進む可能性がある。

また、国内では8月3日に予定されている内閣改造が大きな焦点になる。人事刷新で安倍内閣
の支持率の回復が出来るかどうかだが、国民に好感されるような人選が出来れば、株価に
とってプラス材料と働く可能性がある。市場の一部には、内閣改造が次の株価上昇の起点に
なるとの強気の見方もあるようだが果たしてどうだろうか。

ここは相場全体の動きに期待するよりは、好決算企業を中心とした個別物色の流れに乗るのが
ベターと見られる。好業績発表が続く機械セクターに注目したい。


<今週の推奨銘柄>

   6155 高松機械工業 970円


(選定理由等)
・工作機械業界は受注増加が続いており、収益増額期待(8月10日決算発表)。
・先週より動意付いており、PERが比較的低いので工作機械株の底上げ時には買われやすい
銘柄。


<経済の動き>

◆高山市でホテル建設相次ぐ

岐阜県高山市でホテル建設が相次いでいる。大手企業では同市で最大級の高山グリーンホテル
が京王電鉄と組み、2020年春の完成を目標に敷地内に新館を建てるほか、森トラストも
JR高山駅近くに4700平方メートルのホテル用地を取得し、高級ホテルを建設する計画。

高山市は奥飛騨や白川郷観光の拠点となるほか、春・秋の高山祭には数十万の観光客が訪れる。
外国人観光客に最も人気のある観光地の一つで、訪問客も年々増加している。それにもかか
わらず、大きな宿泊施設が少なく、かねてから不足が指摘されていた。


◆米シェアオフィス運営大手の米ウィーワークが日本に参入

米国のユニコーン企業の一つで、ソフトバンクも出資している米ウィーワークが日本市場に
参入する。2018年末までに東京都内で複数のベンチャー企業や小規模企業などが共同で
利用できる「コワーキングスペース」を10−20カ所開設する計画だ。

ただ、米国と日本のビジネス環境は異なる点もあるので、米国のように日本でもうまくいくか
どうかについては疑問もあるようだ。

 
    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第586回 決算発表の評価の仕方

先週から決算発表が本格化している。今週末から来週にかけてが決算発表のピークとなる。
今回の決算発表で特徴的なのは、予想を超える好決算から発表直後値を飛ばす銘柄が多い
ことだ。

このような収益を大幅増額修正するような動きは、景気が佳境期に入るとよく見られる現象
だが、今回の場合は景気はやや回復傾向だが、それほどよくなっているわけではない。
にもかかわらず、特に輸出関連で大幅増額修正企業が多いのは、4〜6月の為替が想定より
円安に推移したことに加え、設備投資関連を中心として中国からの需要が旺盛だったこと影響
していると思われる。

今後の決算発表でも、上記条件を満たしそうな企業についてはかなり期待が持てそうである。
ただ、当初見通しを上回る決算を発表したからと言って株価がすべて上げるわけではない。
上昇するにはさらにいくつかの条件を満たす必要がある。それらをあげてみると以下のように
なる。

1、増額修正幅が大きいこと。
数%の増額ではインパクトが少ない。やはり2桁の増額率がほしいところ。

2、第1四半期(4−6月)だけ増額修正されるだけでなく、半期、通期の予想も増額される
こと。

会社側は第1四半期の予想数字を発表してないので、発表された第1四半期の数字は、基本的
には会社側の半期予想に対する進捗率で評価される。一般的には半期予想の50%以上で
あれば好決算と評価される。

しかし、第1四半期が会社計画以上の業績推移となったとしても、当初の会社側の半期予想や
通期予想に変更がない場合はインパクトが弱い(ただし、明らかに会社側が保守的な立場から
増額修正しないような場合は除く)。

3、「会社四季報」見通しや「コンセンサス」見通しを上回ること

通期見通しで「会社四季報」や「コンセンサス」の数字が、会社計画を上回っている場合は、
少なくとも「会社四季報」を上回ることが必要となる。

「コンセンサス」も上回ることも望ましいがここはやや微妙。「コンセンサス」を下回った
からといって必ずしもネガティブな評価とはならないこともある。当該企業の株価水準や
その時の相場の地合いなどが多分に影響する。

決算発表後上げるためには以上のような条件が必要となるが、ただ、条件を十分満たしている
かどうか微妙なケースもある。

例えば、増額修正率が一桁と小幅にとどまった場合とか、半期・通期見通しを修正しなかった
のは会社側が保守的だったためなのかどうか不明の場合とか、「会社四季報」の数字は上回った
が「コンセンサス」は下回った場合などだ。

こういう時は発表後の投資家の感触を探ることだ。多くの場合、決算発表は15時以降行わ
れるので、翌日市場が開くまでの間に投資家の感触を探る方法としては以下の4つがある。

1、証券会社や株式関連サイトで、当日発表された決算に対して、すぐに評価やコメントを
掲載しているところがあるのでそれをのぞいてみる。

(例)「株探」、カブコム(ネット証券)等

2、「ヤフー掲示板」をのぞく

発表された決算に対する個人投資家の評価やコメントが寄せられる場合が多い。保有者の発言
にはややバイアスがかかっていることがあるので冷静に見る必要があるが、個人投資家サイド
の感触をある程度窺い知ることが出来る。

3、SBI証券のPTS(私設取引所)の気配や値動きを見る

夜間取引を行っているPTS市場の気配や動きを見ることによっても投資家サイドの決算評価
をある程度知ることが可能。

4、ADR市場の動きを見る

ADR銘柄であれば、当日夜に取引が始まるNY市場の値動きを見ることにより、投資家の
決算に対する評価がわかる。

これらを総合的にチェックして翌日の株価の動きを予想することになる。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。